■ 再開後は結果を出している名古屋一方の残留争いは、今年も熾烈である。12位の名古屋が勝ち点「21」で、13位の新潟が勝ち点「20」で、14位の甲府と15位の鳥栖が勝ち点「14」で、16位の磐田と17位の湘南が勝ち点「13」で、18位の大分が勝ち点「8」で最下位となっているが、やはり、名古屋と磐田の2チームの不振が目に付く。名古屋は5連敗を喫した時期があって、磐田はすでに森下監督が解任されて、関塚監督がチームを指揮するようになった。
ただ、両チームとも、再開後に勝ち点を伸ばしている。名古屋は3勝1敗で勝ち点「9」を積み上げて、磐田も1勝3分けで勝ち点「6」を上積みさせた。名古屋については、清水(H)・鳥栖(H)・大分(A)とやや対戦相手に恵まれたところもあるが、前半戦は低調だったDF闘莉王の状態が上向きで、「4-2-2-2」にシステムを変更したこともプラスに働いている。5連敗で中断期間に入って、危機的状況だったが、危機は脱したと言える。
とはいっても、内容が劇的に良くなったという感じはしない。清水戦も、鳥栖戦も、際どい試合であり、終了間際に勝ち越しゴールを奪っているので、ヒヤヒヤの展開だったが、「勝負強さ」というのは、名古屋の持ち味なので、良さを取り戻しつつある。上位チームに対抗できる力はあるかというと、「微妙。」と言わざる得ないが、降格圏で16位の磐田との差は「8」と広がったので、落ち着くことができた。
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