■ 1ゴール1アシスト東アジアカップに選ばれた23人の中で、もっとも注目を集めている選手と言えるのが、セレッソ大阪のFW柿谷である。J1では17試合で10ゴールを奪っていて、同じくらいのゴールを挙げている選手は他にも何人かいるが、FW柿谷という選手は、プレーに華があって、何かやってくれそうな雰囲気を持った選手である。停滞感の漂うザックジャパンに新風を巻き起こしてくれるのではないか?という期待感もある。
今回は、鹿島のFW大迫と鳥栖のFW豊田がメンバーに選ばれているので、中国戦はどちらかが1トップの先発になると思われたが、ザッケローニ監督はFW柿谷を1トップで起用してきた。これまで1トップで起用してきたFW前田やFWハーフナーやFW李忠成などとは全く違うタイプなので、FW柿谷を1トップで起用してきたことは意外だったが、1ゴール1アシストとフォワードの選手としては十分な結果を残した。
自身の得点シーンは左SBのDF槙野のクロスも良かったが、ニアに飛び込んで頭で合わせた。ヘディングシュートが得意な選手ではないが、こういう注目される試合でゴールという結果を出すことができる点が、彼の強みである。期待感はマックス付近まで高まっていたので、結果が出なかったら、ボロクソに言われてもおかしくない状況だったが、しっかりと結果を残した。こういうところは、スター性を感じるところである。
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