◆ セレッソ大阪-サガン鳥栖 → 7勝3敗6分けで6位のセレッソ大阪と、3勝8敗5分けの15位のサガン鳥栖の試合は、前半6分にFW柿谷のパスからMF山口螢が決めてホームのC大阪が先制する。さらに、後半24分にも右サイドのDF酒本のクロス性のシュートが決まって2対0とリードを広げる。しかし、鳥栖も後半27分に右サイドをキレイに崩すと、最後はDF丹羽のクロスをFW豊田が決めて1点差に迫る。日本代表に初召集されたFW豊田は12ゴール目となった。
しかし、後半33分にC大阪がDF丸橋の左CKからMF横山が決めて3点目を挙げると、後半41分にもMFエジノのフリーキックのこぼれ球をDF山下が押し込んで4点目を挙げる。DF山下はプロ初ゴールとなった。結局、試合はホームのC大阪が4対1で勝利して、今シーズン8勝目。5位と好位置で前半戦を終えることになった。一方の鳥栖は2連敗で15位とギリギリのところで中断期間に入ることになった。
C大阪はMFシンプリシオを出場停止で欠いたが、代わりに先発で起用されたボランチのMF横山が奮闘して、MOM級の働きを見せた。3点目のゴールも見事だったが、とにかく中盤の守備でチームに貢献して、MF扇原とMF横山のダブルボランチがサイドしてFW豊田に自由を与えなかった。MF横山とMF扇原はともに184センチの長身で、ダブルボランチにこれだけ大きな選手がいて、ハイボールを跳ね返してくれるとCBは楽になる。
ここ最近は、MFシンプリシオが2列目に入ることが多かったので、ここにMF楠神であったり、FW杉本であったり、MF枝村であったり、攻撃的な選手を起用するアイディアもあったと思うが、MF山口螢をトップ下に上げて、MF横山をボランチで起用したことは大成功だった。MF横山はテクニックがあって、ボールコントロールも上手なので、攻撃でも貢献して、MFシンプリシオの不在の穴を感じさせない働きを見せた。
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