■ やや期待外れのFC東京ポポヴィッチ監督が就任して2年目となるFC東京は8勝7敗2分けで勝ち点「26」で8位に付けている。悪くない成績であるが、スタメンのほとんどが日本代表クラスで、控えにも、FW平山がいて、FW李忠成がいて、MF石川がいて、MFヴチチェヴィッチがいるなど、選手層の厚さではリーグ屈指である。ハマったときのサッカーは魅力的なので、「やや期待外れ」、「もっと出来るのではないか?」という印象もある。
ここ数年のFC東京の課題となっているが、チームを引っ張っていくリーダータイプの選手がおらず、流れが悪くなったときにズルズル行ってしまって、勝ち点を取りこぼす試合が少なくない。そのあたりに歯がゆさを感じている人は多いと思うが、結果と内容を両立させるのは難しいことなので、もう少し時間が必要なのかもしれない。8位で満足してはいけない戦力だと思うので、後半戦の巻き返しが期待される。
期待したいのは、MF東とMF長谷川の2人である。ポポヴィッチ監督のサッカーのキーマンになっており、MF東はトップ下、MF長谷川は左サイドハーフで起用されることが多くなっているが、MF東が2ゴールで、MF長谷川が3ゴールだけ。「これはちょっと少ない。」と言わざる得ない。チャンスにはたくさん絡んでいるので、FW渡邉千だけでなく、MF東やMF長谷川のゴール数が伸びていくことが、後半戦のカギとなるだろう。
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