■ 広島が首位で折り返しJ1はちょうど半分となる17節が終了したが、ここ8試合で7勝1分けと快進撃を見せているリーグ王者の広島が勝ち点「36」で大宮と並んで、さらには、得失点差で大宮を上回ったため首位で折り返すことになった。3月・4月は怪我人が多くて、ACLとリーグ戦の両立で苦労したが、5月以降に持ち直してきた。ずっと大宮が首位で突っ走っており、大宮が首位で折り返す可能性が高まっていたので、予想外の結果となった。
今シーズンの広島は、ACLとリーグ戦を並行して戦うことになったので、ACLのあった3月・4月はリーグ戦でも結果を出すことができなかった。10節を終えた段階で4勝3敗2分けと普通の成績だったが、11節以降は7勝1分けと勝ち点を積み上げた。11節から大分(H)、湘南(H)、甲府(A)と戦力で劣っている昇格組との対戦が続いたという幸運もあったが、ここできっちりと3連勝したことで波に乗ることができた。
スタメンは大きく変わっておらず、DF森脇が抜けたところにDF塩谷が入った程度であるが、彼がしっかりと穴を埋めている。守備的なポジションはDFファン・ソッコが開幕から離脱していたこともあって、極端に層が薄くなった。そのため、GK西川、DF塩谷、DF千葉、DF水本の4人はフル回転することになったので、DF塩谷もACLでは失点に絡むシーンが目立ったが、J1に慣れてきてからは、持ち味である攻撃力も披露している。
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