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2026-05-09

チン騎士くんは女さんのことなんてどうでもいい

チン騎士くんの面白いやりとりを見かけた

チン騎士痴漢を無くせば痴漢誤認逮捕はなくなるんじゃね? 」

最初から目的冤罪をふっかける人が存在するのでなくなりません

チン騎士痴漢がなくなれば冤罪が起きないよ?痴漢という犯罪がなくなったのにどうやって痴漢冤罪をふっかけるの?」

まあ普通常識がある人間からすれば「バカかこいつ」でしかないんですよね

痴漢という犯罪概念が消えることなんてありえないんだから

痴漢ゼロ状態キープするためには人類全員が絶え間ない努力永久に維持しないといけない

何十億という人間全員ですよ?24時間365日絶え間なくですよ?それを永久にですよ?

まずこの時点でチン騎士って底抜けバカなんだなってお分かりいただけると思います

そんな達成不可能目標を平気で掲げる底抜けバカであるところのチン騎士くんですが

一部の先鋭化したフェミ女さんも底抜けバカなので平気でこれを支持しちゃいます

普通ならこんなバカげた絵空事掲げた時点で「こいつひょっとしてバカなのでは?」って不信感が生まれるんですよ

でも底抜けバカなので「こんな素晴らしい理想を掲げてくれるんだ・・・」ってかえって好感持っちゃうんですよね本当にバカって怖いです

翻ってチン騎士くん、バカバカなりに考えてます

この実現不可能なクソ理想論、これに対して素直に「バカじゃねーの?」と非難すると

「この素晴らしい理想否定しやがったな!おまえは痴漢肯定するエロ野郎だ!」と返すんですよね

いや普通常識からみれば不可能なことをこれは無理だよねって反論するのは当たり前です

第三者から見てもそりゃもっともだよねって話です

でもガンギマった先鋭化フェミ界隈からすると

理想否定された!こいつは敵だ!悪だ!!」って構図が完成しちゃうんですよね

チン騎士くんからたらこの構図さえ完成すれば自分はガンギマった先鋭化フェミ界隈にとっての聖人君子ポジション確立できる寸法です

ぶっちゃけ痴漢という概念が消えようが消えまいがチン騎士くんにとってはどうでもいいんです

大事なのは自分聖人君子ポジションに収まること

そのためには掲げる理想荒唐無稽であるほど常識的な反論が呼び込めます

まぁこのせいでチン騎士くんが常識外れの底無しバカという定評ができてしまったんですが

チン騎士くんは後先考えられないバカなんでどうでもいいんでしょう

2026-05-05

プーチンイリヤ・レメスロ氏が、精神科病院から退院していた

今年の3月18日プーチン氏に反旗を翻した後、精神科病院収容されてしまったと話題になったイリヤ・レメスロ氏(anond:20260321192723)が、なんと無事に退院して元気に情報発信を続けているということで、その投稿をいくつか紹介しておきたい。いやー、窓から落ちることなく、永遠に閉じ込められることもなく、本当に精神病にさせられてしまうこともなく退院できるとは、ロシアも捨てたもんじゃないですね。

なお、ところどころ文末に 。 の替わりに ) が使われているが、欧米顔文字 :) の一種で、笑顔の口を表しているらしい。

https://t.me/ilya_remeslaw/11157 - 日本時間 4月18日(土) 1:26

皆さん、こんばんは、親愛なる友人の皆さん!

今日、30日間入院していたスクヴォロツォフ・ステパノフ病院の第20病棟退院しました。

医療上の秘密家族事情を明かさずに言えることは以下の通りです:

  1. インサイド・フォンタンカ」の報道裏付けますが、入院時点では薬物もアルコールも完全に陰性でした。まあ、「診断」も軽いものだったので、気まずくならないように)
  2. 政府高官に対する厳しい批判には代償が伴う――そのことを忘れないでください。
    病院での生活環境はかなり過酷で、刑務所と比べても遜色ありません――例えば、散歩時間などありません。
  3. やったこ自体は後悔していないが、もし今やるなら、個人攻撃に走らず、より慎重でバランスの取れた表現を使うだろう。この不備は今後改善していくつもりだ。
  4. 面白い話:医療関係者が私のところに来た時、真っ先に私の投稿による「大きな社会的騒動」について言及し、なぜかクセニア・ソブチャク(※訳注: 著名な反体制派)の名前を出してきました。そして、批判には節度を保つ必要があると、ずっと繰り返していました。まあ、お分かりでしょうが、みんな事情を把握していたようです)
  5. 今後の予定:2〜3日中に、なぜこれらを行ったのか、そして今後の計画についてお伝えします。

様々な協力提案を歓迎します。また、見逃さないようぜひフォローしてください。

https://t.me/ilya_remeslaw/11158 - 日本時間 4月18日(土) 1:37

そして、この30日間、私のことを熱心に議論していた「理解はしているが沈黙を守る」メディア関係者の皆さんにも、もう一度お答えしておきます

私をネタにしたジョークには異存はありません。むしろ楽しく読ませていただきました。それなら、ついでに上層部の人たちについてもジョーク飛ばしてみたらどうでしょう? ああ、怖いですか、皆さん?

臆病さは、間違いなく最も恐ろしい悪徳の一つだ(c)。このことを忘れないでほしい、友よ。(※訳注: 小節巨匠とマルガリータから引用)

https://t.me/ilya_remeslaw/11160 - 日本時間 4月18日(土) 16:47

ここ30日間のニュースをチェックした。

全体的に暗い内容ばかりで、特にウクライナでの戦争欧州での緊張の高まり都市への攻撃を呼びかける声や、国境沿いの国々など)が気にかかる。これは非常に危険事態であり、私たちにとって決して勝利電撃戦とはならない結末を迎える可能性もある。

ここで重要なのは、「誰が先に始めたか」ということではない。私は欧州諸国や、彼らがロシアに対して抱く態度について、幻想を抱いてはいない。それは明白だ。今さらその点にこだわる意味はない。

重要なのは誰が賢明、誰が敵に向かって最初の一歩を踏み出し、この不利益で血なまぐさい事態に終止符を打つかだ。そうでなければ、団結した世界から極めて予期せぬ打撃を受け、大惨事を招くことになる。

また、トランプ氏の仲介による戦争終結という絶好の機会も、95%の確率で失われた。プーチンとの関係の明らかな冷え込み、軍事的エスカレーションの激化……すべてはどのように始まったのか……

現在体制を一日も早く破滅へと追い込むために、すべてが意図的に仕組まれているとは思いませんか?そして、あらゆる脅威となるプロセスは、すでに不可逆的な段階に入っているのではないでしょうか?

https://t.me/ilya_remeslaw/11165 - 日本時間 4月19日(日) 1:21

病院で30日間の「隔離生活を送っている間、医師たちを含め、周囲の人々から多くの励ましの言葉いただきました。「みんな理解しているよ、君は勇敢な人だ」といった具合に。

しかし、ある日、ある異例の出来事が起こりました。窓の下に、12~13歳くらいの少女プラカード手紙を持ってやって来たのです。

その手紙の内容はここでは紹介できません。そこには非常に過激反戦スローガンが書かれており、まさに過激ものでした。しかし、大まかな趣旨は、「仲間よ、頑張れ。狂っているのは君ではなく、戦争を起こす連中だ」というものでした。

それは非常に予想外で、胸を打つ、そして珍しい出来事だった。また、99歳の第二次世界大戦退役軍人ボリスセルゲイヴィチ・オレホフ氏も訪ねてきてくれた。

私を支えてくれたすべての方々に、心から感謝を伝えたい!

https://t.me/ilya_remeslaw/11166 - 日本時間 4月19日(日) 19:47

もう一つよく聞かれる非難は、「ほら、前はプーチンを支持していたくせに、今は180度態度を変えた」というものです。

これについて、私はこう言えます

  1. 国家や国が変われば、人の反応、つまり信念も変わるものだ。ただ、ある種の「特別な才能」を持つ人々だけは事情が異なる。この20年間、国はひどい目に遭っているのに、彼らは何があっても「偉大なる地政学者」(※訳注: プーチン)を支持し続けている。
  2. 私は、現在起きている事態には賛同していない。
    2014年から2021年にかけては、戦争インターネット遮断もなかった。多少なりとも政治的競争存在した。ナワリヌイは13年以上投獄されていなかった。経済は、物価の急騰もなく、何とか機能していた。
    まり、私はとっくに存在しなくなった国家を守っていたのだ。したがって、今、大統領を支持する義務など私にはない。

    これは過去のことだ。過去に対して文句を言うのではなく、その人物が恐れず、自由と命に多大なリスクを冒して公然立場を変えたことを喜ぶべきだ。

  3. 私の見解では、「なんで態度を変えたんだ」という問いかけそのものが、しばしばクレムリン工作であるしかも、この工作はいわゆるリベラルオピニオンリーダーたちも加担している。

権力とつながりのある多くの迷っている人々もまた、自らの立場を表明し、体制と決別したいと願っている。しかし、彼らは、恐れずに立ち上がった人々がどう扱われているかいか中傷され、過去を突きつけられているかを見て、「そんなことする意味なんてあるのか?投獄されるだけじゃなく、さらに糞をぶっかけられるだけだ」と考えているのだ。

から、こうした活動をしている者(※訳注: 「なんで態度を変えたんだ」と問いかけてくる者)全員をリストアップし、大統領府との契約書を持っていないか尋ねてみるといい)

https://t.me/ilya_remeslaw/11199 - 日本時間 4月26日(日) 22:41

大統領府が情報戦において行っている膨大な取り組みに関する、約束していた内部情報です。

皆さんの多くも、ゼレンスキー氏や欧州各国の指導者たちに関する、このような大量のフェイクニュースを目にしたことがあると思います

https://t.me/BILD_Russian/29519?single (※訳注: リンク先は、ゼレンスキー3月イタリアで盗まれたばかりのセザンヌ絵画マフィアから購入して執務室に飾っていたとするBBC報道ロシアからばらまかれたが、執務室の映像フェイクで、BBC報道のもの存在しないフェイクだったという一件)

フェイクは完全に荒唐無稽で、すべて同じパターンで作られています――偽の動画写真が生成され、ソーシャルネットワークX上で同じネットワークによって拡散されているのです。

その背後にいるのは誰か? もちろん、大統領府です。国内問題はすべて解決済みですから、少しふざけてみてもいいでしょう?しかし、これを単なる冗談だと思っているなら大間違いだ。大統領府の報告書では、これらすべてが「高レベル心理作戦」として扱われている。プロジェクトの全期間を通じて、数十億ルーブル(※訳注: 1ルーブル約2円)もの予算が投じられているのだ。私は個人的に、リーチ数やその他の関連数値が記載された報告書草案を目にしたことがある。

この「フェイク」プロジェクトの経緯も非常に興味深い。当初は大統領府の請負業者の一人の趣味のようなものとして始まったが、やがて予算を伴う本格的なプロジェクトへと発展した。

同様の活動に携わった人物は様々で、非営利組織ダイアログ」の名が挙がったり、それ以前にはクリスティーナ・ポトゥプチク(※訳注: プロパガンダメディア戦略女帝)が関与していたとされていた。現在、同様の活動を行っているのは、大統領府の部門の一つである戦略的パートナーシップ・協力担当大統領事務局」だ。同局は「対外」分野の業務担当している。


大統領府の全員がフェイ情報の利用を好んでいたわけではない。なぜなら、それは他の、より実質的クレムリンプロパガンダに悪影響を及ぼしていたからだ。大まかに言えば、ゼレンスキーNATO諸国首脳に関するより妥当暴露記事が標的となった。欧州の人々はそれらを「クレムリンフェイクニュース」と即座に決めつけ、そもそも読もうとしなかったのだ。明らかに有害プロジェクトとして中止するのが論理的だったはずだ。(※訳注: 妥当暴露記事までフェイク扱いされてしまうようになったのは損失であったという、オオカミ少年の教訓的な主旨の主張)

しかし、プロジェクト受益者の一人が持つコネのため、プロジェクトは中止されず、むしろ追加の資金が投入された。また、イーロン・マスクやその他の著名人プロジェクトフェイ情報をリポストしたことも一因となった。こうして、戦略は目先の政治的便宜と資金横領犠牲となったのである

DeepL.com(無料版)で翻訳しました。太字は原文を反映しています

ところで、後から気付いたことだけど、前回紹介した際の登録者2600人のアカウント https://t.me/remeslaw は本人のサブアカウントのようで、まったく同じ内容が今回リンクを貼っている登録者11万人の本アカウント https://t.me/ilya_remeslaw にも投稿されていた。少なくともプーチン反旗を翻して以降の一連の投稿ほとんど両方に投稿されているので、本当に何かあった時のためのバックアップ的なアカウントなのだろう。(別人のなりすましアカウントなどでもなさそうだ)

本人の安否確認のためにも、時折投稿される興味深い投稿のためにも、しばらく追い続けていきたい。

2026-04-27

dorawii@新刊発売(予定)

結局雑にまとめると、景気が下がって一般的生き方してる人は貧しくなるが空売り投資家はホクホクってことで、ようは投資家じゃない人の方が多数派って前提の論理な気がする。

どんなに不景気なろうがその不景気という波にのって利ザヤを得ていく投資家だけは対岸の火事といわんばかりに豊かに消費できる。一人勝ち

とはいえみんな投資家になればいいじゃんとするのはそれこそ机上の空論荒唐無稽な話か。この手の投資家ってあくま無頼(景気が悪くなりゃいいなんて思想には反社属性も見出されてそう)とみられてる気がするし。

dorawiiより


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2026-04-21

anond:20260421162137

そんな荒唐無稽な状況がどうやったら発生するのか逆に聞きたい

2026-04-20

anond:20260420104820

ネタコピペかしらんが、どういう風に生きればそうなるのか不思議な輩って本当に居るんだよな

ただ所定の窓口に金持ってくだけでそうなるなら配達中の寿司つまみ食いするとかいう筋書きも荒唐無稽じゃないよな

2026-04-08

日本にも忍び寄る陰謀論政治 剝奪感の受け皿になれなかった既成政党 2026年4月8日 6時30分

 陰謀論バカげている。そう笑っていられた時代は終わった。

 

 米国では「不正選挙」という虚構群衆議事堂襲撃へと向かわせ、民主政治を内側から掘り崩しつつある。日本は違う――本当にそう言い切れるのか。慶応義塾大の烏谷昌幸教授は、私たちの隣にも「陰謀論政治」が忍び寄っていると指摘する。

 

 人々はなぜ荒唐無稽な「物語」に熱狂するのか。民衆の怒りと敵意をたき付ける「剝奪(はくだつ)感」とは。民主主義腐食させかねない陰謀論という劇物への、有効な解毒剤はあるのか。烏谷教授に尋ねた。


日本大丈夫だろう」 甘かった

 ――なぜ今、陰謀論政治関係に注目するのでしょうか。

 

 「陰謀論に強い問題意識を持つ直接のきっかけは、2021年1月6日米国で起きた連邦議会議事堂襲撃事件です。直前の大統領選での本当の勝者はトランプ氏だったのに民主党バイデン陣営が不当に勝利を盗んだ、という不正選挙陰謀論を信じた人々が、民主主義象徴である議会乱入した。暴力のもの以上に衝撃だったのは、この陰謀論を最も熱心にあおったのが当のトランプ氏だったことです」

 

 「自らの政治的影響力を高めるために、政治家にとって致命的になりかねないウソを平然とつき、支持者を扇動する――この事件は、陰謀論政治的に利用し武器化する『陰謀論政治』が民主主義の基盤そのもの破壊しかねない威力を持つことを、まざまざと見せつけました」

 

 「とはいえ日本では同じことは起きないだろうと思っていました。米国のように社会の分極化が極端に進んでいるとは言えず、強固な政治支持層間の深い対立があるわけでもない。陰謀論政治は生まれにくいだろう、と。しかしその見立ては甘かった」

 

 「昨年の参院選や今年の衆院選で飛び交ったスローガン日本ファースト』や、スパイ防止法国旗損壊罪の成立を熱烈に支持する人々の言説を追っていくと、そこで共有されていたのは『誰かが日本を内側から壊そうとしている』『見えない敵存在する』という典型的陰謀論世界観でした。対岸の火事だと思っていた現象が、気づけば私たちのすぐ隣で生まれていたのです」

 

 

陰謀論と無縁の人はほぼいない

 ――そもそも陰謀論とは何でしょう?

 

 「過去現在未来の世の出来事の原因を、十分な根拠もなく特定の誰かの陰謀と決めつける思考様式のことです。陰謀論本質は、複雑で不確実な世界を単純な図式に物語化する点にあります。内容が荒唐無稽かどうかは重要指標ではありません。強調したいのは、陰謀論の影響を受けていない人はほとんどいないということ。私自身、若い頃は、ケネディ米大統領暗殺単独犯ではなく背後に巨大な陰謀があると、心のどこかで信じていました」

 

 「また、陰謀論右派専売特許でもありません。例えばかつての反原発運動の中にも、『ユダヤ資本世界原発を牛耳っている』『原子力ムラナチスよりひどい』といった根拠薄弱な言説が紛れ込んでいました」

 

 「ただ、陰謀論はこれまでも研究者ジャーナリストの視界に入っていたにもかかわらず、大衆の非合理性を示す一指標に過ぎないと軽視されてきた面があります。私も社会運動研究するにあたって、そうした非合理な主張を本筋とは関係のないノイズと捉え、思考の外側に隔離してしまっていた。しかし今振り返れば、それは陰謀論の持つ力の過小評価につながっていたと、反省しています

 

 「右であれ左であれ、草の根運動情熱や力は、悪い勢力善良な市民生活を脅かしている、という怒りからしかまれ得ない。福島原発事故後の脱原発運動は、『日本エネルギー政策原子力ムラによって支配されてきた』という陰謀論的言説が広く浸透しなければ、あそこまで力強いものにはならなかったはずです」

 

 ――考えてみれば、陰謀論政治運動の結びつきは新しいものではありませんね。

 

 「はいナチス荒唐無稽ユダヤ陰謀論を用いて大衆反ユダヤ主義へと扇動しました。ハンナ・アーレントドイツ全体主義分析する中で『虚構一貫性を持って現実を上書きしていく過程』を見いだしましたが、現在視点から見れば、陰謀論政治研究として捉え直すことも可能でしょう」


常識的政策論の裏の「物語

 ――ただ、自らの政治目的のために陰謀論意図的武器化する「陰謀論政治」が、日本にも広がりつつあるとまで言えるのでしょうか?

 

 「陰謀論政治の特徴は、陰謀論一般的政策論と表裏一体で拡散する点です。議事堂襲撃に直結した米国不正選挙陰謀論も、きっかけは公正な投票制度のあり方をめぐる真っ当な政策論争でした。ただ、トランプ氏の『郵便投票不正が起きやすい』という一見まともな主張は、文字通りの表向きの意味だけでなく、陰謀論を共有する者だけに通じる特殊意味はらんでいました。熱烈な支持者にとっては『民主党選挙を盗んでいる』という裏の物語を共有するための犬笛として機能したのです」

  

 「日本でも直近の参院選衆院選では、国籍取得要件厳格化外国人不動産買収規制スパイ行為を取り締まる法整備必要性をめぐる政策論が飛び交いました。しかし、こうした一般的な訴えの裏で、参政党や日本保守党日本誠真会などの一部支持者の間では『国会議員の65%は帰化人だ』『中国が大量の人間を送り込んで帰化させ、移民受け入れ法を制定し、日本中国の一部にしようとしている』といった陰謀論が熱心に共有されていました」

 

 「参政党の神谷宗幣代表は、選挙ではあからさまな陰謀論過激表現を控えています日本ユダヤ系国際金融資本支配下にあるとか、コロナワクチン接種を『人体実験』と断じた過去発言や主張も修正参院選で『極端な思想公務員を洗い出し辞めさせる』と発言した後にも、言葉足らずだったと釈明しました。ただ、党員や支持者向けの場や動画では相変わらず『(日本で)目立つところにいる人の半分くらいはスパイ』『各分野にディープステート(影の政府)がいる。メディア医療界、農業界、霞が関にも』と語ったり、編著書でマスコミは国際金融資本家によってコントロールされていると主張したりするなど、持論を滑り込ませています政策論と陰謀論言葉を巧みに使い分けているのです」

 

 「確かに日本ではまだ、陰謀論政治資源として大々的に運用したり、敵・味方の線引きや忠誠心の測定に用いたりといったことは起きていません。トランプ氏は22年の中間選挙で、大統領選での不正選挙陰謀論を信じるか否かの踏み絵候補者に迫り、共和党内の反トランプ派を洗い出しました。しか陰謀論は使い方を誤れば、極端な言説が可視化され、かえって政治生命を脅かす両刃の剣です。日本で広い層に訴えるためには、露骨陰謀論は今のところ有効ではない。内向きには陰謀論的なメッセージ動機付けを行い、外部に対しては前向きな国家論と政策論を語る。この使い分けこそ、日本における陰謀論政治スタイルと言えます荒唐無稽な話が飛び交い全面的活用されている米国とは異なりますが、陰謀論政治の動員力として機能している点は同じ。日本は既に陰謀論政治に足を踏み入れつつあると言えると思います


募る剝奪感、進む感情的分極化

 ――陰謀論活性化する要因として、世界シンプルに把握したいという欲求と共に、「剝奪(はくだつ)感」を挙げていますね。

 「陰謀論は、世界を善と悪の二項対立として捉え、様々な出来事を分かりやす勧善懲悪物語として解釈します。『中国日本工作員を大量に送り込んでいる』『野党国会議員スパイばかり』という言説は、『悪事をたくらむ者』と『隠された真実を知り正す者』の対立図式として物語化されています

 「もっとも、勧善懲悪のものは古くからある枠組みです。近年、陰謀論が急速に暴走した背景には、ソーシャルメディアの爆発的な普及に加えて、何か大事ものが奪われるという剝奪感の増加があります

 「剝奪感は、困窮といった客観的な負の境遇だけでなく、期待値とのギャップからまれます。それまで保持していた財産地位などを失いかける時に、人は強い剝奪感を抱く。『失われた30年』で日本国際的地位は否(いや)応(おう)なく低下しました。親世代と同じように、いやそれ以上に働いても、期待していたような人生未来が見えない。人口が減り経済が落ち込み国の借金も膨れあがり、国力がどんどん低下する。一方で隣国中国大国としての存在感を揺るぎないものにしている――。そこに『自分たちは悪くない。姿を見せない敵のせいで日本は弱体化している』という物語が登場し、不安と不満を肯定してくれたのです」

 「『国会議員の6割超が帰化議員』という言説は、もちろん許しがたいデマです。しか国権の最高機関メンバーの大半を『代表』どころか『同胞』とすら感じなくなった層の声が力を持ち始めていることは、憂慮すべきです」


募る剝奪感、進む感情的分極化

 ――陰謀論活性化する要因として、世界シンプルに把握したいという欲求と共に、「剝奪(はくだつ)感」を挙げていますね。

 

 「陰謀論は、世界を善と悪の二項対立として捉え、様々な出来事を分かりやす勧善懲悪物語として解釈します。『中国日本工作員を大量に送り込んでいる』『野党国会議員スパイばかり』という言説は、『悪事をたくらむ者』と『隠された真実を知り正す者』の対立図式として物語化されています

 

 「もっとも、勧善懲悪のものは古くからある枠組みです。近年、陰謀論が急速に暴走した背景には、ソーシャルメディアの爆発的な普及に加えて、何か大事ものが奪われるという剝奪感の増加があります

 

 「剝奪感は、困窮といった客観的な負の境遇だけでなく、期待値とのギャップからまれます。それまで保持していた財産地位などを失いかける時に、人は強い剝奪感を抱く。『失われた30年』で日本国際的地位は否(いや)応(おう)なく低下しました。親世代と同じように、いやそれ以上に働いても、期待していたような人生未来が見えない。人口が減り経済が落ち込み国の借金も膨れあがり、国力がどんどん低下する。一方で隣国中国大国としての存在感を揺るぎないものにしている――。そこに『自分たちは悪くない。姿を見せない敵のせいで日本は弱体化している』という物語が登場し、不安と不満を肯定してくれたのです」

 

 「『国会議員の6割超が帰化議員』という言説は、もちろん許しがたいデマです。しか国権の最高機関メンバーの大半を『代表』どころか『同胞』とすら感じなくなった層の声が力を持ち始めていることは、憂慮すべきです」

 

 ――陰謀論武器化される重要な背景として「政治的分極化」があるとも指摘しています

 

 「ええ。とりわけ重要なのが『感情的分極化』だと思います米国では、自分の子どもが対立政党の支持者と結婚することを『不愉快』と思う人が50%ほどに達しています60年代には数%でした。2020年大統領選をめぐるNBC調査では、異なる候補投票した人とは結婚しないと回答した大学生が6割を超えています

 

 「政策や利害、イデオロギーの違い以上に『相手が嫌いだ』という感情が先鋭化し、政治対立妥協困難なものにしてしまっている。この分極化が進んだ環境では、『敵』である相手陣営悪魔化する陰謀論が極めて有効になりますトランプ氏が陰謀論武器化できた大きな条件でした」

 

 「日本では、まだそこまでの分極化は進んでいないでしょう。ただ、兆しは見え始めています。『リベラル』『エリート』『主要メディア』といった言葉が、単なる立場の違いではなく感情的な敵を指すラベルとして使われるようになってきている。この変化を軽く見るべきではありません」




デマ除去し「民意」を翻訳するのが政党

 ――陰謀論の広がりにどう対処すればよいのでしょう。

 

 「残念ながら特効薬はありません。公共情報空間においてウソは許されない、と粘り強く指摘し続けることは不可欠です。ただ、ネットの偽情報対策メディアリテラシー教育だけで解決できる問題でもありません。米国不正選挙陰謀論は、反証材料が多く示され公的否定されたのに、2年以上経っても共和党支持者の7割がなお信じていました」

 

 「日本でも昨夏、国際協力機構JICA)が進めていたアフリカとの交流事業めぐり政府アフリカから移民の大量受け入れをもくろんでいるとの声がSNS拡散し、JICA解体デモまで起きました。早い段階で誤情報否定されたものの、騒動は1カ月ほど続きました」

 

 「善悪二項対立図式の中で陰謀論を強く信じる人は、自らの正義を疑わず危機に瀕(ひん)した国を救おうとする愛国者を自任しています。米連邦議会議事堂を襲撃した人たちもそうでした。彼らにとっては、政府や主要メディアによる否定情報ファクトチェックこそが、敵対勢力による『偽情報』なのです。事実と虚偽情報をより分け、陰謀論の除去装置として機能してきた既存メディアを、トランプ氏も参政党も敵視しています

 

 「自分たちから奪われたものを取り返すために闘っている政治家の言葉けが信じられる。そう疑いなく考えている人たちを『陰謀論から信じるな』と説得することは容易ではありません。『陰謀論者』とレッテル貼りすることも、逆効果になりかねません」

 

 ――陰謀論政治危機を克服するには、人々の剝奪感を手当てするしかないということでしょうか?

 

 「陰謀論は、政治的に疎外されたと感じる人々にとって、希望と元気を与える物語として機能してしまっています。それに替わる、より建設的で希望の持てる物語私たち社会提示できるか。まずはそれが大きなカギです」

 

 「もう一つ重要処方箋(せん)は、政党政治をきちんと機能させることです。有権者が寄せる陳情や訴えには元来、被害妄想誇大妄想、怪しいデマが含まれているものです。議員たちはそれを丁寧に除去しつつ、言葉の先にある『民意』をうまく翻訳、集約してきました。しか現在政界は全体的に議員世襲化とエリート化が進み、民意から隔たることで、そうした広範な民衆の利害集約機能を低下させてしまった感があります

 

 「グローバリズムによって日本の国力が低下し続ける中、蓄積する剝奪感の受け皿がなくなった。その政治真空に登場したのが参政党でした。ただ、民意の中にある誤謬(ごびゅう)や偏見もそのまま丸ごと受け止めてしまっている。それが日本右派ポピュリズム政党としての参政党の強みであり、危険な面でもあります陰謀論抜きにはいかなる問題意識も語れない集団になっていないか心配です」

 

 「さらPermalink | 記事への反応(1) | 21:19

2026-04-05

林檎が地面に向かって落下するのは、林檎の木がそこにあるから」っていうのは、まあわかるよ、うん。

けどさあ、お悩み相談してる場面で「そもそもまれてこなければよかったんだ。子宮からやり直したい」という話が出てくるのは、まあ、なんだ……

問題解決のために因果関係を推論してるって前提がぶっ飛んでる点、愚痴りたいだけなんだなって点に目を瞑れば、わからんでも

いや、やっぱりわからんわ。アホか。

荒唐無稽な原因設定する前に、やれる努力しろ努力

2026-04-04

クラシックを古臭いという意味で使ったのは誰だ

もともとラテン語の「クラシクス(classicus)」から来ていて、これは古代ローマにおいて、市民資産に応じて分けた「階級class)」のうち、「第一級(最上位)の納税者」を指す言葉だったと。

転じて「最高クラスの」「一流の」「模範となるべき」という意味になったんだから、まさに最上級の褒め言葉なわけ。

からこの言葉を「古臭い」とか「堅苦しい」みたいな意味で使うのは、むしろスラングですらある。

一方で、もともと蔑称というか悪口だったゴシック(野蛮な、粗野な)、バロック(いびつな、大げさな)、ロマネスク(奇妙な、荒唐無稽な)は、今や悪い意味で使われる機会がほとんどないのだから、なんとも真っ逆さまな話。

今も昔も悪口なのはグロテスクくらいか

2026-03-28

dorawii@新刊発売(予定)

顔も出さな人間経営について何か言っていても当てにはならない。

かに今日誰でも経営者になれる。いま日本には100万社とかあるんだっけか。

そんなやつらの全員が経営本質の一端でも理解できるに至っているとは到底考えられないだろう。

から相続した会社社会にどんな影響を与えるかもわからず漫然と毎年の確定申告を経てついぞよくわからないまま酔生夢死に一生を終えてしまうという人が大半だろう。

だいたいにして、自分事業ユーザー著名人がいることを認識したとして、それはたとえば高市早苗や昔なら安倍晋三もありえるわけだが、何も感じないと断言できるろしたらそいつはもはや不感症、感情がない、人間ではないだろう。

高市早苗増田に書きこんでもはてなは何もその存在を強く意識しないというのは荒唐無稽戯言にもほどがあるといえよう。

dorawiiより


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2026-03-15

anond:20260315093525

そもそも一民は

共産党と深い繋がりがある!からスタートした暇空の荒唐無稽な主張をほとんど鵜呑みにしてcolabo叩きのブコメしまくってたのに

ぼくは唯一ゴネられそうな住民監査のところの話だけを中立的擁護してるんです!みたいな顔してるのがダサすぎるんだよな

暇空やcolaboの正しさがどうこうじゃなくてお前が暇空関連で今までしてきたブコメを一民として一つ一つ総括しろ

2026-03-10

火の鳥で、雨乞いを見守りながら「祈りが通じたんじゃなくくて、単に焚き火上昇気流が生まれただけなのに……」みたいな事をぼやくシーンがあった

科学的」でござい、と言わんばかりだけど、子供ながらにその程度の火力で雨が降るなら世話ないだろと思った

その理屈で言ったら、それこそ山火事なんてすぐに収まっちゃうだろうし

宗教的行事荒唐無稽なようで、過程理解説明おかしくとも結果的には求める効果を得ている場合もある

なんて機能主義めいた話はキャッチーだけど、それは当人達を理解する事に繋がらないし、土人にも土人なりの勘はあるんだな、割とやれてるじゃん

的な話以上のものにはなり辛いナンセンスさはある

イエスの復活は死亡確認ガバガバだったからだろ、とかいった所でクリスチャン価値規範をより深く理解出来る訳でもないし

2026-03-09

かぐや姫評価感性の衰えは関係無いのでは

流石に見ないとなと思って見てきた感想ちょっと思わされた事


点数

加点減点両方できる点はあったし67点といったところ


基本的評価

ネットでよく言われている程ストーリー破綻はないと感じた

ストーリーラインは概ねボーイミーツガール王道的な「出会い」「別れ」「再会に際してのトラブル」「再会」の流れで構成されていて、そこに関して特に大きな破綻はない

しかし、言ってしまえばストーリーは実質それだけであり、ネットで言われている程内容に深みはなかった

また、必要のない情報が非常に多く、その影響か構成時間配分に大きく問題があったと思う


評価要素

作画:これはネットでも声高らかに言われている部分だと思う。かわいらしいキャラクター作画は安定していてよく動くし、mobaっぽいゲーム戦闘シーンやライブシーンの迫力は作画の良さが存分に表れていた

楽曲:作中でいくつか流れるオリジナル楽曲はその時々の登場人物状態作品テーマをよく表した楽曲で、聞いていて作品理解する一助になる


評価できなかった要素

必要のない要素が多い:母との確執は1人暮らしの為の理由付けとして有効だが、兄との確執及びBlack onyXとの対決は少なくともこの映画単体では必要のない要素だった

          また、友人2名に関しても同様の事が言える

ライブ楽曲     :かぐや性格に合わせた楽曲選択なのだろうとは思うが、ワールドイズマインをそのまま流すのは少々文脈がなく、オリジナル楽曲ではなく既存曲を使用した理由に乏しい

時間配分     :前述のストーリー構成における「再会に際してのトラブル」「再会」である宇宙船トラブル義体作成に割り当てられた時間がおよそ10分のダイジェスト形式で、作中で途中からしばしば語られるハッピーエンドへと向かうカタルシスが弱い


総評

ネットでよく言われるストーリー破綻というのは、根幹に必要のない部分がメインとして存在するストーリーの中に挟まってくる事でストーリーとしての繋がりに違和感を覚えた事による勘違いかなと思う

ただ、反論として使われるストーリーの深みというのも視聴者妄想で付け足されている要素が多分に含まれているとも感じた。ストーリー上記基本的評価記述した以上でも以下でもなかった

戦闘シーンやライブシーン等、良かったシーン1010分の映像作品としての質は高いと言えるが、1本の2時間20分の映画としてはどうしてもただただ質が低く、バズりそうな流行ものを縫い合わせて作ったパッチワークと言わざるをえないというのが自分評価である

前述の通り映像としての質が良かったシーンは少なからずあるので、そこにハマるのは別に良いだろう。しかし、そこにハマれなかった・評価できなかった人間に対して感性が衰えているという評価を下すのは違う問題である

ハマれなかった貴方は恐らく超かぐや姫を、現代SFとしてかぐや姫を扱うストーリー映画だと思って見に来たのでしょう

ハマった貴方は出来の良いMV戦闘シーンを見に来たのでしょう

好きと評価は別の軸であることを理解しないといけない

自分サメ映画が好きだが、幽霊サメを幽体になって止めたり三又首のサメが地上に走りこんできたりする荒唐無稽さを愛しているのであり、ストーリーのある映画として評価するならそれらは普通にカスである

変なサメ映画ストーリーが良いとか言って勧めてくる人が居たら怖いと思いませんか?自分は怖いと思います

        

2026-03-01

映画Mr.ノーバディ2 を見た

びっくりするくらいすがすがしいほどの2で草。ただ偉大な1は超えられなかったかな。70点。

 

前作で燃やしたロシアンマフィア年金の返済をかつて自分所属していた組織に肩代わりしてもらった結果、殺し屋に逆戻りした主人公は忙しさのあまり家族と再び距離ができてしまう。そんな彼は一念発起、夏休み家族みんなでバカンスに行く計画を立てる。そしてたどり着いたアドベンチャーパークのゲームセンター地元チンピラとうっかり息子が喧嘩をしてしまい、店員に娘の頭をはたかたこから主人公はブチ切れてゲームセンターに戻り大暴れ。ちゃっかり逮捕され保安官死ぬほど脅され釈放。なぜか保安官チンピラを引き連れ襲い掛かってくることに。なんとそのパークは裏組織物流拠点だったのだ。そこを仕切る極悪シャロン・ストーンとの戦いが幕を開ける。

 

もう冒頭から取調室に傷だらけの主人公が座っていて目の前には男女コンビ捜査官。そして主人公の隣には今度はクソデカ狼犬とかい完璧な1のオマージュ(1では子猫だった)で草。そして庇護されるものだった猫から狼犬にパワーアップしていて、これ以降、同じように少しずつ1より進んだ1の繰り返し演出が次々と登場する。

前作でも印象的に使われていたジャンプカットボロボロになりながら殺し屋仕事を続ける主人公主人公に会えずに寂しがってる妻という現在日常。そして1では毎日「家のドアを開けるところ」の繰り返しだったのが、今作では車が出発するところの繰り返しに代わっており、ついに主人公休みを取ることを決意したシーンではゴミ捨てについに成功する。

前作では強盗に果敢にとびかかり顔面パンチされて目の周りにあざを作っていた息子はバスケ試合で同じようにあざを作っているし、同じように妹のためにチンピラガキにとびかかりそれが火種に発展する。そして最後には今度こそ侵入してきた敵にチョークネックを成功させる。ゲームセンターからうまく脱出できた主人公はやっぱり自分の足で中に戻って暴力世界に足を踏み入れるし、ロシアンマフィアと同じようにシャロン・ストーン楽しい楽しいお仕事パートも用意されてる。今作では保安官中間管理職役を担っており、その上にストーンがいるというのもちょっとパワーアップ要素。今作でもストーンの金を燃やします。

バスでのアクションが今回は水上バスになってるし、バスでのアクションと同じように水上バスでも主人公バーに頭をぶつける。最終決戦は前回は工場内だったけど、今回はパーク全部を使っていて尚且つ、ジジイとRAZに加えて改心した方の保安官が加わって1人増えてるし、最後最後で守られるだけだった妻が戦力に加わる。

上記のように徹底的に1を下敷きにしたうえで、それをちょっとずつ上回る形に変換しているのは何気にすごい。

あと前作ではスナイパーだったRZAが今作は大阪での仕事帰りでニンジャサムライかぶれててブレードアクション披露。こいつ好き放題やってるな。

 

そして前作ではミドルエイクライシステーマになっていたけど今作ではワーカーホリック仕事と家庭がテーマになっている。

ウキウキ暴力世界に戻った主人公だが今度は毎日のように殺しの仕事漬けになって家族と疎遠ですぐに仕事が嫌になっちゃう。趣味仕事にすべきではないな。ウン。となんだか切なくなってしまう。妻は自分をもう愛してないかしらと思い詰めてるし子供バスケ試合も見に行けないし嫌になって休みを取るも、趣味仕事にしたもんだから、旅先でもついつい仕事に精を出して家族危険さらしてしまう。

一方で主人公の息子と喧嘩したチンピラガキの親の保安官パワハラ上司ストーンに嫌気がさしていて「もう借金返せたやろ」とたてついた結果、息子を殺されそうになりそれを主人公に救われ仲間に加わる。彼も息子も嫌な奴として登場するけど、互いに絆は感じていて非常に人間臭い親子として描かれているし、その借金も親から引き継いだものだったんだよなぁ。

一方でクソパワハラ上司ストーンはどう見てもひとり身で周囲を女性ボディガードで固めていて他人との絆なんて一切信じていない非常に対照的な悪役として描かれている、ちなみにその下っ端の保安官もどう見てもひとり身。

そして追い詰められた主人公を妻が仕事(野生動物保全活動)で培った麻酔スキルで救出するという展開の美しさ。そして1と同じようにドタバタの後に再び取調室に戻るんだけど1では主人公と猫だけだったのが、今回は主人公、狼犬、そして妻が一緒に座っているのもよいし、エンドロール前には家族みんなで娘が撮ったチェキプロジェクターで流すのを眺めているシーンからシームレスで「あんなこともあったけど楽しいバカンスだったね」という家族物語の〆として完璧だと思いましたよ。

 

ただ、この手の作品で最も大事な「普通おっさんがキレて殺人マシーンになる瞬間」が今作では当然ないので、そのカタルシスの薄さはどうしても出てしまう。そういう意味で今作では冒頭から暴力全開なのでメリハリに欠ける部分は否めないのは正直マイナス。そして前作で主人公はやりたい放題やる奴だってわかってるので、今作での金焼きも「前作をなぞってるなぁ」感はあっても「そこまでやっちゃうの~」感はなくてやっぱ盛り上がりに欠ける。

そしてアクションだけど今作でもきっちり長回しアクションを見せてくれるし、前作にはあんまなかったアクションでやられた被写体カメラを固定してぐりっと回転させるダイナミックなカメラワークが追加されていて楽しませてくれる。でも、前作がかなりもう上位まで行っちゃってたのでそこを超えるほどの衝撃はあんまなかったのも残念。

最終アクション工場からパークに規模が上がったのはいいけど、結果的により荒唐無稽でド派手方向に振れちゃっててそこを良しとするか悪しとするかは人によって評価は分かれそう。俺は正直ちょっと微妙だった。

 

そんなわけで1を見た人には大満足だとは思うんだけど1を見てると逆にちょっとやりに行き過ぎてるなぁって感じもするし、1の偉大さを再確認させられる結果になりそう。とはいえアクション映画として十二分な強度はあるし、90分しかない上質なアクション映画を見たいならオススメ

2026-02-26

考察垢と成り切り垢は創作たかった人間の成れの果てである

SNS存在する考察垢と成り切り垢は創作たかった人間の成れの果てだと思う。



◼︎考察垢とは何なのか

まずは、考察垢だ。

世は大考察時代---というくらい考察ブームになっている。

考察とは「物事を明らかにするためによく調べて考えること」という行為のことだ。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が大ヒットした文芸評論家三宅香帆は

著書「考察する若者たち」の中で批評には正解がないが、考察には正解がある、と論じ

その「正解探し」=「報われること」こそ若者考察に傾倒する理由の一端だと述べている。

考察に正解がある、という論に私は素直に頷くことはできない。

考察には正解はいらない。必要なのは正解ではなく、正解っぽい結論だと思う。

もちろん、三宅香帆の論じる「考察には正解がある」という論拠は

近年ヒットしたテレビドラマあなたの番です』や小説『変な家』など

作品の中に最終的な結末があり、その謎に対しての考察を行うことには正解がある、という意味なのも理解している。

私が考える考察とはコンテンツの中に明確な答えや、結論が描かれていない(または現時点では描かれていない)作品についての考察だ。

小説の結末や1クールドラマに対しては、明確な答えはあるかも知れないが、

連載中の人漫画や、過去の名作には答えがない、もしくは答えが示されていないものも多々ある。

よくある例で言えば、大人漫画ONE PIECE』において主人公ルフィの最終的な目的の一つであるひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の正体などだろう。

一読者として、尾田栄一郎先生健康とご多幸を願ってやまないが、『ONE PIECE』の結末が示されるのは早くても数年後、下手をすると数十年後になるかも知れない。

その他には、直近新シリーズ制作が発表された『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめとする『エヴァンゲリオンシリーズ』も

作中に哲学的抽象的な表現が多く、一旦は作品として完結した今も多くの考察が作られている。

(主人公碇シンジとあるサブキャラクター関係性を考察したnoteがバズっていたのは記憶に新しい)

考察すること自体を全て否定するつもりはない。

私自身も好きな作品の展開を考察したり、キャラ言動考察し、時には友人と盛り上がることは大好きだ。

SNSで気軽に考察論を発信し、顔も知らない不特定多数自身考察論を発表し、

反応を見ることができるこの時代考察はもはやエンタメコンテンツの一部だろう。

しかし、考察を専門に発信している考察垢の存在を私はあまり好ましく思っていない。

考察垢はコンテンツ作品世界観や魅力の一部を切り取り、行間を読み、擬似的に創作活動の真似事をしているに過ぎないと思う。

考察必要なのは「納得性」と「発見性」だ。

考察の元々の意味が「よく調べて考える」ということからも、考察垢のほとんどは対象コンテンツをよく調べ、観察している。

かいセリフや設定を洗い出し、時には時系列を精査し、漫画であればコマの中のほんのわずかに描かれた絵や描写を見逃さない。

そして、これらの調べあげた情報が「納得性」に繋がる。







調べあげた情報というファクトを積み上げ、編纂し、データとしての価値を高めていくことで納得性がともすれば信頼や確からしさに繋がる。

そして、それらの情報を元に独自の「発見性」のある論拠や結論を示していく。

発見性」は「納得性」ともやや地続きなのだが、調べあげたデータ根拠に「納得性」があり、

その上に意外性や驚きがありながら「確かにわかる」「あり得そう」「そこには気づかなかった」と思わせる要素があることで考察は見る人の興味を唆る。

あるコンテンツ作品の設定や世界観を活かして新たな作品創造する二次創作考察は似ているし、考察二次創作一種であると言えるかも知れない。

二次創作については色々とグレーゾーンな部分もあり、二次創作という行為コンテンツを広めるに少なから寄与しているという考えもある一方で、

作品毀損してしまうような二次創作存在するのも事実だ。

考察寄与毀損の両面があると思う。

何なら毀損の面が結構大きいのではとすら思う。

特にドラマのような比較短期間で終わるものや、映画など単発で終わるものはまだいい。

一番酷いと思うのは長期的に継続しており、まだ終わりが見えないような漫画などのコンテンツ考察だ。

考察には「納得性」と「発見性」が大事だと述べたが、結論だけ見れば荒唐無稽しか思えない考察も多い。

明確な結果や回答が存在しないコンテンツ考察はどこまでいっても妄想なのだ

そこに「正解」である必要はなく「正解っぽい結論」があれば考察は盛り上がる。

そして、仮に考察が外れたとしても考察者は何のリスクもなく、

当たったとしても考察者の自己満足しか過ぎずコンテンツ側に特にメリットはない。

あ、この展開、考察者の〇〇さんが言ってたのと同じだ、などとなったら終わりだ。

ここでいうのは広く自身考察を発信している場合を想定しており、個人レベルならいくらでも考察しても良いと思う。

しかし、考察垢はダメだ。

考察垢は、誰かが魂を削って作ったコンテンツ世界観や設定をなぞり、わかりやす結論というトロの部分しか触っていない。

ふざけるな。ちゃんと米を炊いて、シャリを作り、10年くらい修行してから寿司を握れ。

そもそも考察垢が本質的にやりたかたことは、自ら何かを作りだし、それで人に反応されたり感動することではないのか?

それが出来ないから、誰かが作ったコンテンツという神輿に載っているという考えは本当に1mmもないのか?

いくら膨大な資料を読み込み、情報を整理し、納得性や発見性の高い考察をしたとしても本質的に何も生み出してはいない。

優れたコンテンツのあり得そうな可能性という魂の代謝を拾い集めて形にしているだけの存在考察なのだ

ONE PIECE』を考察するな。お前が次の『ONE PIECE』を作れ。

小説でも、イラストでも、歌でもなんでもいい。

下手でも、人に見られなくても、賞賛されなくても、時にはちょっと叩かれても、創作するという行為はとても尊い行為だ。

仮に考察賞賛や、注目を集めたとしても決して奢るべきではない。

考察本質的二次創作なのだ

一次創作こそが神であり、王であり、二次創作はその遥か下にいる下々の民だ。

神がいなければそもそも世界存在しない。そこを一瞬でも忘れるな。

文化必要であったら敬意を忘れない、とでも心の辞書に刻んでおけ。

クリエイター面を決してするな。

考察家さん、それは面白い考察だなぁ、探偵にでもなったらどうですか?

ご自慢の考察力で、嵐で孤立した別荘で起こる凄惨連続殺人事件でも鮮やかに解決したらどうか?



◼︎成り切り垢とは大喜利である

成り切り垢はもっと単純で、あれは着ぐるみを着て大喜利をしているだけだ。

大喜利のお題で「こんな〇〇ってどんなの?」というタイプのお題がある。

例えば「ギャル忍者ってどんなの?」というようなものだ。

このお題を考える時、最もオーソドックスな考え方は

ギャルの要素」と「忍者の要素」をそれぞれ抽出し、それを掛け合わせることだ。

ギャル→派手なものが好き

忍者手裏剣を使う

と考えれば「ギャル忍者手裏剣デコってある」とかになるだろう。

この要素のどんな部分を抜き出したり、組み合わせの妙や、要素の距離感の妙などがこのタイプ大喜利ポイントだと思っている。

成り切り垢とは特定キャラクター人物に成り切って発信をしている。

そして、ほとんどの場合対象にしているキャラクターが言わなそうなことやギャップのあることも発信している。

これこそが大喜利なのだ

しかも、特定キャラクター像というものは要素やトンマナ抽出やすいので

2つある変数のうち、1つが固定化しほぼ確定しており

残りの要素1つだけを考えれば大喜利は完成する。

代表的もので言うならビジネスシーンでのあるあるTIPSを発信するアニメキャラクターアカウントがあるだろう。

あれらは、キャラクターという外側の着ぐるみキャラクター性や、口調のフォーマットや構文を活用しながら発信し、

しかも発信内容が本来キャラクターから距離の遠いビジネス話題ということで違和感があり、一定面白さが担保されている。

発信の内容/テーマが「伝えたいこと」だとした時に

キャラクターというガワは「どう伝えるか」という手法だ。

しかし、この大喜利はだいぶヌルゲーだ。

夏目漱石相手好意を伝える際に「月が綺麗ですね」と言ったという、史実的には大分存在が疑われているエピソードがあるが、

これは「好き」という「伝えたいメッセージ」の伝え方を「月が綺麗ですね」というオリジナリティある伝え方にしているのだ。

ダウ90000の蓮見翔も言っていたが「好きという言葉いかに使わずに、好きということを伝えるかが面白い」のだ。

成り切り垢の話に戻れば、これらのアカウントは、キャラクターという発信手法は固定されている。

からこそ発信を考えやすい。

しかし、お前たちは本当にやりたかったのはこんなヌルゲーな大喜利なのか?

本当は0から考えた、人が唸るような回答を出したかったのではないか

特に、どう伝えるか/表現するか、という部分が最もやりたかったんじゃないのか?

あなたならどう告白しますか?というお題に「ジャイアンが言いそうな告白セリフ」ばかり考えていて楽しいのか?

「俺のリサイタルを一生そばで聴いてくれ」とでも言うのか?お断りです。

滑っても面白くなくても、お前にしか出せない大喜利の答えを作れ。

かに成り切るんじゃなくて、お前自身が誰かに認知されるキャラクターになれ。

ウケたとしてもそれはお前がウケたのではない。

大衆認知され、バックボーンがわかりやすキャラクターがあるからこそ伝達のスピードが早く、

時にはギャップを生むことでウケているのだ。



◼︎ショボい作れ手たれ

考察垢も、成り切り垢も根本にあるのは自らの創作や発信で人に賞賛されたり、褒められたいと言う欲求だと思う。

その欲求否定しないし、誰でも持つものだ。

だが、今の欲求の満たし方は、本当に創作しているのか?

誰かが作った世界観キャラクターインスタント活用して、創作っぽいことをしているだけではないか

シンガーソングライターキタタツヤは「物知りな批評家」より「ショボい(ショボくとも)作り手」であってほしいと発信していた。

考察垢も成り切り垢も反応されなくても、誰にも見られなくてもショボい作り手であるべきなのではないかと私も思う。

よしんばそういった発信をするとしても、驕るな、勘違いをするな、謙虚であれ。

金儲けをするな。元のコンテンツに敬意を一瞬たりとも忘れるな。そういうことを切に願う。

そして、こんなことを、何かをゼロから生み出すわけでもなく、

考察垢や成り切り垢という他人が作ったコンテンツベースに話している私も大概ろくなものではない。

みんなでショボい作り手になろう。

2026-02-22

消費税減税の「国民会議」 参政党が“排除”され神谷代表が猛反発 国民・玉木代表も高市総理の姿勢に苦言

消費税廃止への機運が高まっている。「財源」などというものは幻で、国には無限資金力があり、それを下々民に解放することで豊かな社会が実現するという話だ。

参政党の支持者は、財務省国民を虐めて悦びに浸るためだけに消費税を作ったと主張している。それなら所得税廃止して、社会保険料も無料化した方がいいかもしれない。

これは荒唐無稽な話ではない。ソシャゲのように無料いくらでも遊べて、一部の重課金者が収益を支えるモデルは既に確立されている。コンシューマ全盛期なら鼻で笑われるようなアイデアだ。

実際、参政党が大勝して消費税廃止したところで日本財政が急に破綻することはないだろう。世界日本に対する信用が失われて多少円安になるかも知れないが、まあ、たぶん、その程度だ。

そして、更にインフレが進んで消費税以上の物価高が進んだとしてもだ、参政党の支持者たちは「自民党だったらここに消費税10%が追加されてもっと大変だったろう、参政バンザイ」となる訳で何の問題もない。

民主主義は最高だ。信じる者は救われるし、利用する者は実利を得る。だが個人的には、消えるかも知れない幻よりも、手元に残る物がいい。

2026-02-19

チームみらいの代表の妻は出版社勤務か…。

#ママ戦争止めてくるわの清繭子さんも元出版社勤務。

やっぱりここ、繋がってない(妄想)?

そしてチームみらい側も、この「風」を読む力を持っていた。党首・安野貴博氏の妻であり、チームみらいの事務本部長を務める黒岩里奈氏は、株式会社文藝春秋文芸編集者だ。

文藝春秋――この社名にピンと来る人も多いだろう。月刊「文藝春秋」は創刊100年を超える日本最大級総合雑誌であり、政治家官僚経済人学者寄稿する「論壇の中心地」だ。そして同社が発行する「週刊文春」は、いわゆる「文春砲」 で知られる日本最大の週刊誌であり、実売部数20連続1位を誇る。政治家スキャンダルから政策論争まで、「文春が報じたら世論が動く」と言われるほどの影響力を持つ。

https://note.com/figure_skate_it/n/nb39a796add64

まぁ、高齢者が「減税ポピュリズム」なるレッテルに踊らされて、消費税減税に反対し、チームみらいに入れたというのはあまり荒唐無稽だと思う。

そんな馬鹿人間がこの世にいるとは到底信じ難い。

何故なら普通に生活していれば、消費税生活を苦しくしており、一刻も早くなくすべきである事は簡単に分かるだろうに。

普通思考力を持っている人間であれば、新聞に言われたからと言って消費税減税に反対するなどありえないだろう。

老人ホーム職員勝手投票したという陰謀論の方がまだ説得力があると思う。

2026-02-16

映画コンタクト を見た

科学宗教信仰実証、そして人間と愛と荒唐無稽SF設定が入り乱れた傑作SF映画だと思った81点。

 

宇宙科学者のジョディ・フォスター宇宙人との交信を専門に頑張ってるんだけど嫌な上司には予算を打ち切られ、個人スポンサー探しに奔走してようやく予算を得て研究を再開するも「なんか不気味だからヤだ」と予算打ち切り危機に。するとついに宇宙からメッセージを受信し、また上司に手柄を横取りされたり、メッセージを解読したらそれは宇宙船みたいな感じのやつでとんでもないことになったりする。

そんな話。

 

極端な実証主義者であるとされている科学者の主人公だが途中、宗教家のパーマーとの対話の中で「科学で神の存在証明できないから神はいない」「じゃあ君はパパのことを愛していた?」「心から」「その証拠は?」と問われるシーンがあるように彼女は常に科学証明できないものは「ない」と言いながらも、実際には常に様々なものを"信じて"行動している。

典型的な嫌な上司に「国家プロジェクトから宇宙人みたいないるかいないかわからんもんのために税金垂れ流しにできんのよ」と言われた時にはブチ切れていたが、実証主義的な立場から考えれば彼の言うことのほうがよっぽど正しい。その後、ニューメチャシコで研究を再開した際には彼女は周囲から砂漠巫女」と呼ばれる不気味がられるようになる。

彼女父親から教わった無線で「未知の相手通信する」こと、「宇宙地球人しかいないとスペース(場所宇宙ダブルミーニング)がもったいない」という教えを純粋に"信じて"それを原動力に生きている。中盤までの彼女は認めないだろうがそれこそが「信仰」ということだが、彼女他人の「信仰」は平気で踏みにじる。

印象的だったのはパーマーとの会話中に「科学は神の不在を"証明しただけ"では?」と挑発的に語るシーンと、幼少期に父が死に落ち込む主人公を励まそうと神父様が「理不尽な死はあるが神の救いはある」と語った際に「1階に薬が置いてあれば助かった」と突き放すシーン。でもたぶん、この神父への反発がより彼女を意固地にさせてたんだろうな。

その結果としてパーマーの愛と怒りで彼女は「地球人の95%は何らかの神を信じているのにそれを認めない君は人間代表にふさわしくない」という理由で、宇宙人とコンタクトする役を降ろされてしまうのはある種当然と言える。

選考会もよくてさぁ。その前にパーマーと2人で話してる時に危険じゃないかと話すパーマーに「なぜ人類はこうなっているのかの謎を解き明かすために生きてきた。もしそれが叶うなら死んでもいい」と語る主人公ってのがまずあって、選考会でほぼ主人公に決まりやなってなったときパーマーが「あなた敬虔ですか?」と問うんだよね。「貴方は髪を信じていますか」と。パーマーは神を信じている立場で、でも主人公が信じていないと答えると思っていたし、そう応えれば落選する可能性が高いのもわかっていた。でも危険任務から主人公を降ろしたいという気持ちと同時に、ここで永遠の別れになるなら自分と同じ世界を見ていてほしいとも思ってたと思うんだよなぁ。

そしてその後、口先だけで信仰を語る上司がその役に選ばれるも宗教過激派自爆テロによって宇宙船ごと爆死するのは非常に皮肉めいているし、ある意味胸のすく思いもするし、もの悲しい気持ちにもなる。

そしていろいろあって主人公見出しスポンサードしていた富豪北海道建築していた宇宙船2号機によって主人公は謎宇宙に旅立ち、そこで父親の形をした宇宙人と交信し戻ってくるも地球では宇宙船は単純に落下していただけで何の証拠もない。

選考会に似た、今度は聴聞会で「ホンマにあったんや!」と訴える主人公に対して「でも証拠ないじゃん」と詰められ「何の証拠もないのに信じろっていうのは科学的な態度なん?」と問われたときに「確かに幻覚を見ていた可能性はある」と素直に認めるの科学者としての矜持があっていいなぁと思ったし、それを認めた上で「私は証拠がないものを信じてこなかったけど今はわかる。信じてほしい」と涙ながらに訴えるのには正直胸を打たれた。そして宗教家のパーマーが「宗教科学世界の真理を解き明かすためにある。僕は彼女を信じる」といったのもよかった。

科学にわか宗教馬鹿にしがちだし、宗教科学忌避しがちだけどそういうことじゃないよな。そこにあるのは人なんだよなぁってメッセージはかなりよかった。

そして「落ちただけ」の彼女ポッドの内部の記録時間が「18時間」あったことが明かされ、科学彼女を見捨てていなかったことが分かり、彼女はまた研究に戻り、彼女の父と同じように次世代科学の種を植える作業を行うというエンドもよかった。

 

と言うわけで全体的にメッセージはよかったんだけど、SFパートはう~んご都合主義的っていうかエンタメやりに行き過ぎてるなぁと感じる部分が多かった気はする。最初ノイズみたいだったけど周波数理解したら映像になって、その映像ヒトラーの初のテレビ放送だった!とか、実はその映像秘密文書が隠されていた!とか、秘密文書3Dで組み合わせると宇宙船の設計図が出てきた!とか、完全に組み合わせると中に人類が描かれていた!とか。

さすがにわかやすくしすぎじゃないか?ここまで整合性を取られると逆に陰謀論めいてくるというか。

宇宙船が起動してからCG盛りだくさんパートは正直、ノイズだったなって。あそこで彼女がとても信じられないような思想根本的に揺るがすような超常的な現象に遭遇して変わる必要があるという映画的な要請理解できるんだけど、宇宙人が父親の形(主人公意識を読み取ってということだろうけど)しているのもそうだし、そこで彼が語る内容も正直、ナンダカナーって感じだった。

モロSFパートに関しては正直あんま乗り切れない感じだった。

 

地球上でいろんな通信が行きかってて騒がしいところからどんどんズームアウトして無音の宇宙に行ってそこから星雲に行ってその星雲もまた宇宙の一部でと無音でどんどん宇宙の規模が広がっていって最後に幼い日の主人公の瞳になるっていうオープニングシークエンスめっちゃよかったのでそこだけでも見て。

 

この映画、もう30年くらい前の映画インターネット研究所でちょっと出てくるだけなので、今だったらどうなっちゃうのかっていうのはすごく考えさせられたし、逆にそういうのがない非常にフィジカル時代だったからこその研究所を囲んでフェスちゃう感じもなんかよかった。映画化までは全然してほしくないけど脚本家の人まだ生きてたら現代に同じ設定で書いてほしい。

そんなこんなで科学宗教人間、愛が好きな人類にオススメ

戦争止めてくるわってハッシュタグというか運動あった

政党が広く訴えないといけないのって一般の人だけど、「あれみて戦争おこるんだ、投票やめよう」って人と、「それどこ情報?」って考える人どっちが多いって思ったんだろ

情報の出どころはともかく、間近になってたらそれこそ広く一般に知れ渡っているはずだし、界隈の人だけが情報知ってたとしたらそれを順序立てて話さないと荒唐無稽で片付けられるんだよね

2026-02-15

anond:20260215213638

この投稿者が最も言いたいのは、最後の一文でしょう。

陰謀論をすべて一緒くたにさせることで情報信用性を低下させる」事自体陰謀だ。

これは「毒入りチョコレート戦略」のようなものです。

1. 本当の情報CIA不祥事など)

2. 荒唐無稽デタラメ宇宙人が云々など)

これらを同じ「陰謀論」というバケツに一緒に入れてしまえば、世間は「あいつは陰謀論者だ」とレッテルを貼り、1の不都合な真実まで無視してくれるようになる、という構造を指摘しています

2026-02-13

anond:20260213151358

そもそも荒唐無稽しょうもない話なのにチマチマ計算して考え方が間違ってるだの言ってる時点でセンスがない。

2026-02-12

anond:20260212000439

処理ってなんだよ

介護の人が何かするんでも「ごめんね」は発生するだろ

なんだこの荒唐無稽な話は

2026-02-09

で、誰が高市さんの尻拭いするの?

誰もやりたくないから今の状況がある。

安倍さんの尻拭いだって結局誰もやってない。

この道しかないと主張して始まったリフレ施策が行き過ぎて物価高で庶民を苦しめた事の尻拭いを誰か出来るのか?

誰も出来ない。

から消費減税なんて自滅策をほとんどの政党が掲げた。

どん詰まりにハマってるから荒唐無稽な策を掲げて誤魔化すしかない。

逃げ切れるのは今議員の重鎮やってるような老い先短い老人だけだなぁ。

2026-02-07

氷河期世代徴兵されたい?

戦争が起きるんじゃないか日本がやる気満々で参戦するんじゃないかとも噂になっているけども

このままだと割を食うのは氷河期世代になるんじゃないか

血を流していただく

どこかの議員が「血を流していただく」と発言し物議をかもしてるけど

「汗を流していただく」とわざわざ別に分けて特筆して「血を流す」と述べている点から

普通考えられる国民の痛みを意味する「汗」とは別の「血を流す」事態を予定しているのがわかる

氷河期世代は要らないという世論

お笑い芸人Youtubeコメント欄を閉じると同時に謝罪動画を削除してちょっと前に炎上してたけど

見限ったときに「決別」「断絶」をするんだよね

以前はある程度掲げられていた「氷河期世代支援」はすっかり消え失せてしまって

氷河期世代を見限り切り捨てる「断絶」が始まっているということがわかる

考えられること

徴兵はあると思ってても若いから取るんでしょと高をくくってる氷河期世代いる?

若者は死なせたくない、若者は守りたい、若者だけは、という今の社会が出す結論

× 若者から徴兵

△ 若者氷河期世代徴兵

○ 氷河期世代だけを徴兵

これで世論の反対も少なく徴兵できるし(氷河期世代に味方してくれる人間存在しないのは嫌というほどわかってるはず)

口減らしにもなるといってゆとりやZなんて支持すらしそう

荒唐無稽妄想と思うだろうけど氷河期世代の切り捨てが始まっている事実は考えるべきじゃないか

氷河期世代

何も悪いことはしていないし努力はきちんとしてきたのに「昭和○○年生まれから何の価値も無い存在だよ、若い価値ある人たちのために弾除けになってね」なんて言われて納得できる?

自分らを散々バカにして汚物のように扱ってきたゆとりやZを守るために命を懸けろと言われてわかりました!って言える?

なにもどこかの特定の党は悪だから金輪際支持すること無かれなんて言ってないのよ

またいずれアメリカ世界の警察をやってくれるかもしれないし

今このとき特定の党が大勝することについてちょっと考えてもいいんじゃないのって話です

右だの左だの以前に死ぬの嫌でしょ?

2026-02-06

anond:20260206161919

一夫一妻で配偶者を得られないって重度の障害者とかそういうレベルだろ

そんなに人数がいるわけないしインターネット活動してない

団塊世代は95%は結婚してたんだし一夫一妻の皆婚社会荒唐無稽でもない

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