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はてなキーワード: 円安とは

2025-06-02

anond:20250602083156

戦後日本は、「加工貿易モデル」と「円安武器にした輸出競争力」を武器に、世界製造業の中心になりました。特に1980〜1990年代は、トヨタソニーなどのハードウェア製造業黄金時代でした。

ところが、次のような変化が起こりました:

1. グローバルサプライチェーン最適化生産東南アジア中国へ移り、日本製造業相対的コスト高に。

2. 円高圧力特に1985年プラザ合意以降)→ 輸出競争力の低下。

3. IT革命ソフトウェア主導経済の台頭 → ハードより「ソフト」「サービス」が稼ぐ時代へ。

アメリカの強さ:ソフトウェアデジタル資産覇者

米国企業(GAFAM)は、以下の点で現代経済における「高収益体質」を実現しています

なぜ日本ソフトウェア出遅れたのか?

これは構造的な問題です。

教育人材育成理工系離れ、プログラミング教育の遅れ
ベンチャー生態系起業しにくい、資金調達が弱い
企業文化終身雇用年功序列創造性を抑制
英語力の壁 海外市場へのアクセス限定的
国内市場志向日本市場が大きすぎて、内向き思考

日本経済がよかったのは輸出の時代円安だったか

今はもう輸出の時代は終わってIT時代

アメリカ経済がずっと良いのは、ソフトウェアで儲けてるから

GoogleMicrosoftNetflix、Meta、AmazonといったIT企業が、ソフトウェアインターネットサービスを通じて莫大な利益を生み出している

これらの企業は、製品製造・輸出に頼るのではなく、デジタルプラットフォームクラウドサービスコンテンツ配信Eコマースといった「ソフトウェア」「サービス」を基盤としたビジネスモデル成功している

経済の重心が「モノ」から「コト」へ、あるいは「物理的な製品からデジタルサービス」へとシフトしている

現代においては、ソフトウェアデータ知的財産が新たな価値創造の源泉となり、国際競争力を左右する重要な要素となっている

ただ、日本ソフトウェアサービス海外に向けて売れているという印象はない

2025-06-01

anond:20250526075725

リフレの主目的の一つは円高是正円安誘導であり(黒田日銀で実現)、拡張財政政策マンデルレミング円高圧力でありリフレ効果を減弱するから慎むべし、というのがリフレ派の主張の一つだったので、歴史を知らないニワカなんだよな

2025-05-30

anond:20250529140433

米なんて

月に5kgも食わない米

5kg5000円が2000円になるっていう

3000円安くなるだけの話で

そんなんエクストラ貧乏しか関係ないしな…

2025-05-29

anond:20250529211630

だいじゃぶ。

飼料ほとんど全部は輸入だから

円安しか影響されない。

2025-05-28

はてなリフレ派が多かったなんて、歴史改竄もいいところだ

そりゃ十年以上前の話だから知らない人もいるだろうし嘘を刷り込むチャンスはあるだろうけどさ、そういうことやってて人として恥ずかしくない?

はてななんて、所謂はてサ揶揄されるような人たちが跋扈していた場所だよ?特に十数年前なんてまだはてサも今より元気だったし、しっかりサヨクだった。欧米左翼経済への政府介入を是とするものだけど、はてサに限らず日本左翼は単なる政府嫌いだから積極的金融政策なんて大嫌いもいいところだったぞ。バブルになるだの何だのって。円安もそれで日本国内での設備投資や付随した雇用が増えるとかのマクロな話より単に目の前の輸入品海外旅行価格が上昇するってことを重視して嫌いだし、エダノン始めむしろ利上げすれば利息収入が増えて消費が活性化して景気回復するって言っている奴も少なからずいた。

そして何よりはてサ安倍元首相が大嫌い。アベノミクス、その中身のリフレなんて敵扱いされるのが常道だった。リフレ推進系の記事ブクマには「りふれは」みたいな揶揄系のタグが付けられもしていた。酷いのになるとリフレ派とみなされたid人格攻撃するブクマブログまであったような状況。


はてなってリフレ派が多かったからね

大嘘


anond:20250524135742

2025-05-27

円安日本企業無双すると思う?

一応過去最高益だけどさ、そんなに明るい未来見えないんだよなぁ。

2025-05-26

ところで資源高は一時的円安一時的インフレ一時的って言ってたやつらどこ行った?

無責任にでたらめ吹かした責任取った?

anond:20250524135742

いわゆるリフレ派が主張していたのは、デマンドプルインフレで、円安原材料高によるコストプッシュインフレではないのだけど。リフレ派に賛成するつもりはないが、不当な汚名もっとダメだろう。

2025/05/25 リンク

anond:20250524135742

労使交渉労働運動も嫌がる陰キャの癖に円安になれば口開けてるだけでデマンドプルインフレなんて幻想には都合よく縋ってた連中にお似合いの結果になったじゃねぇか。

2025/05/25 リンク

anond:20250524135742

俺もはてな投資家が多いと思ってる。そりゃ円安を望むわな 彼らは円高になると為替目的金利操作は良くないって主張するが、彼らが支持してたアベノミクスがまさにそれなんで矛盾してるんだよな

2025/05/26 リンク

anond:20250524135742

個人と国じゃ違うんでしょ。個人賃金上がらなくて困るが、国レベルでは失業率下がり年金足りない分は働いて補填餓死しない方が優先。賃金上昇遅れる分は投資推進で補填。輸出増は米国に怒られるので円安観光推進

2025/05/26 リンク

2025-05-25

anond:20250525073454

リフレ山形浩生(がリフレであるかここでは議論しない)は「デフレマインドを吹き消すために消費税増税しろ」と言ってたよ

 

https://cruel.org/hotwired/hotwired01.html

山形浩生の『ケイザイ2.0

〜天下のまわりもの高座〜

 

 

第1回 連載開始記念大盤振る舞い (1998年7月)

スーパー・アクロバチック・不景気脱出策——

So Crazy It Just Might Work.

 

山形浩生の『ケイザイ2.0

〜天下のまわりもの高座〜

 

 

第1回 連載開始記念大盤振る舞い (1998年7月)

スーパー・アクロバチック・不景気脱出策——

So Crazy It Just Might Work.

 

 

 

 

 

 日本はいま、とってもとっても不景気だ、なんてことはぼくがいまさら言うまでもあるまい。企業倒産就職氷河期銀行もばたばたつぶれ、もうお先真っ暗なのに、いつまでたっても出口が見えない。わーん、どうしたらい? もはや矢弾も兵糧もつきた。あの戦争からはや50年、この神国日本もはやこれまでか! かくなるうえは……

 「いやいや殿。おそれながらあきらめるのは早いですぞ。聞き入れられるはずもないがゆえこれまでは黙っておりましたが、実はこの風来坊めに、景気回復の奇策がおじゃりまするのじゃ。かの匹楠導師が戯れに編み出したる外道邪法ではございまして、よもやこれを使う日がくるとは思うておりませんでしたが……」

「ええい、茶坊主どもめが控えおろう、このお国の一大事に身の程をわきまえるがよいぞっ!」

あい家老、しばし待たれよ。ほほう、奇策とな。句留愚庵に日和庵とかもうしたか、このたわけどもめが、おもしろいことをぬかしよる。よし、言うてみぃ。ただしふざけた代物であれば、即刻斬って捨てるぞ! してその奇策とは?」

 「はあ、それは……」というまえにそもそもお殿様、不景気ってなんだかおわかりでしょうか? 今回はそこからはじめよう。

 

1 そもそも不景気ってなに?

 不景気ってなに? みんなもちろんわかってるつもりでいる。でも聞いてみると、ちゃん説明できる人はほとんどいない。株価が下がってるとか、失業が増えてるとか、倒産が増えたとか経済成長率が低いとか、すぐそういう話をしたがる。でもそれは、結果として生じる現象しかない。不景気のものではないんだ。不景気が何か知らなければ、不景気対策の話もできないだろう。

 世の中には、ものを作る人と、それを買う人がいる。つくるほうが供給で、買うほうが需要だ。これはいいね。

 さて、その両者がものを売買するのが、市場ってところだ。両者はおたがいに相手の足下と自分在庫をみつつ、お値段の交渉をする。人気が高いブツは値段があがる。売れないブツは、売れるまで値段が下がる。いい、今の分をもう一回読んで頭に叩き込んでね。売れなければ、売れるまで値段が下がる。そしてブツがはける。それが市場なの。

 ところが、何かのきっかけで、これが機能しなくなることがある。たとえば、ブツが売れないときに、売り手が値段を下げようとせずに、いっせいに「もうちょっと様子を見ようか」と思ったら? そのブツはいつまでたってもはけずに売れ残ることになる。

 そしてもう一つ。この世では、極端なガキと年寄り以外はみんな働いてる。つまり、みんな働いてるときはつくる人で、働いてないときは買って使う人になる。そしてある人が買えばそれはつくった人の儲けになって、その人はその儲けをもって、こんどは買う人になるわけだ。

 さてここで、世の中の人がみんないっせいにちょっと多めに貯金しようと思ったら? 「山一拓銀が潰れるようじゃ、将来がちょっと不安だな」とか言って、みんな使うのを控えたりするわけだ。ところがみんなが同時にそれをやると、だれもモノを買ってくれなくなるので、売り上げが減る。すると思ったように貯金が増えない。これはまずいと思ってみんなもっと買い物を控える。するとさら収入が減って・・・こうしてモノがどんどん売れなくなる。

 不景気ってのはそういう現象だ。経済全体としての需用がいっせいに下がって、供給がだぶついちゃうことなんだ。そしてそれを市場価格メカニズムちゃんと調整してくれない。それが不景気ってことなんだよ。人は失業し(つまり労働力っていうブツが余ってる状態だ)、店には売れない商品がならび、工場開店休業オフィスビルは空室まみれで住宅売れ残り。株も売れずにどんどん値下がり。ね。まさにいまの日本状態

 

2 不景気退治の定番手口とその失敗

 すると、不景気はどうすれば回復する? 供給いくらいじってもだめだよね。みんながお金を使おう、買い物しようと思わなきゃいけない。

 じゃあまず、ものの値段を下げたら? でも自由主義経済では、値段を下げろと命令するわけにはいかない。

 それ以外の方法は? まず、金利を下げることだ。するとみんな、貯金しても大して利息がつかないし、じゃあ買い物しようという気になって、需要がふえる。ローンとかも気軽に組めるようになるしね。

 次に、公共投資ってのがある。政府が、道路をつくろうとか学校をつくろうとか、とにかくでかい事業借金してまでやらかす。すると工事を請け負った建設屋さんがリッチになって買い物して、はずみがついてみんな買い物するようになる。

 減税してもいい。税金が減ったら、その分みんな使うかもしれない。

 そしてもう一つ、お金をいっぱい刷るという手がある。そうすると、そのお金がまわりまわって(ここの仕組みは面倒なのでまたいずれ)みんなの懐に入り、みんな太っ腹になっていろいろ買い物をするようになる。

 さて、じゃあいまの日本でこれをやらないんだろうか。

 

 いや、全部やってるんだ。まず金利。これまでも金利はどんどん下げてきている。こないだも、日銀金利を0.25%下げた。でも、もう金利ゼロに近いんだ。だからもうあとがない。でも効果なし。

 減税。これもそこそこやってる。恒久減税だの一時減税だの、流派はあるんだけどさ、でもまあやってる。効果なし。じゃあ公共投資。これもあわてていっぱいやってる。それなのに効果がない。財政赤字ばかりがふくれあがって、「きみたち借金返せるの?」と信用もなくなりだしてる(格付けが下がるってそういうことね)。

 そしてお金を刷ることだけど、日銀お金をいっぱい増やしてるんだ。

 つまり手は尽くしてるのに、効果がぜんぜんない。それぞれの手口にはそれぞれシンパがいて、みんな「いやまだ公共投資/減税/資金供給が足りない」と叫ぶんだけど、じゃああとどれだけあれば十分なのか、だれもわかってない。みんな、現状をちゃん説明できるモデルがなくて困ってるんだ。でも、そう認めるのが恥ずかしいから、わかったような口をきいてるだけなの。

 さて、ここで新聞をよく読んでいる人は、首を傾げるだろう。景気対策という話で、構造改革とか不良債権処理とか出てくるじゃん。あれはどこいった?

 うん、どっちも必要だしどんどんやってほしいんだけど、でもどっちも景気対策とはあまり関係ないんだ。構造改革ってのは、つくる人がものをつくりやすしましょうって話でしょ。需要を増やす役にはたたないもの不良債権処理も、まったく無関係じゃないけど、あまり歯切れのいい理屈じゃない。「風が吹けば桶屋が」式のずいぶんまわりくどい話で、やたらに「かもしれない」が多い議論だったりする。それで景気が回復するかどうか、実はぜんぜん怪しいんだよ。とりあえず他にすることがないので騒いでる、というのが実状に近いんだ。

 もううつ手はないんだろうか。なんとか需要回復する手はないんだろうか。もうあとは神頼みしかないのか……

 

3 打つ手はある! 句留愚庵のとんでもない奇策

 ところが1998年5月、何のまえぶれもなく変な論文インターネット上にあらわれた。いいや日本くん、うつ手はある。金利もっと下げよう。いまの金利ゼロなら、金利マイナスにしよう。そして実質的金利マイナスにするには、インフレ期待をつくれ! 政府日銀が、これからインフレを起こすと宣言しろ! そう論じたのがMITポール・クルーグマン日本のはまった罠」(原文はココ、邦訳はココ)だった。

 インフレ期待があると、なぜ需要が増えるのか? インフレだと、手持ちのお金価値はどんどん下がる。だからはやくモノに変えたほうが得なんだ。昔のインフレ年率40000%なんていう南米ドイツだと、一日でお金価値が半分になったりするから、もうみんな金を手にした瞬間にモノを買おうとした。つまりインフレが長く続くと思ったら、みんなどんどんお金を使うようになる。だったら、インフレが長く続くと思わせようよ。そうやって需要を増やせばいいじゃないかクルーグマン議論は、基本的にはそういうことだ。そしてかれは、この方法がよくてそれ以外の方法がなぜダメかを、とってもきちんとしたモデルを使って理論的に説明している。いまの日本不景気まがりなりにも説明した、数少ないモデルだ。

 

 さて、かれの議論はどう受け取られただろうか。

みんなひっくり返った。怒る人さえいたくらい。インフレというのはこれまで、とっても悪いものだというのが常識だったからだ。インフレ物価高→生活圧迫。よってインフレ地獄の使い。それを政府日銀が旗振って起こせ? ふざけるな! というのがほとんどの人の反応だった。

 でも批判は山ほど出てきたけれど、不思議なことにかれの理論のものに対する反論は一つも出ていない。少なくともぼくは見たことがない。これまで出ている反論はすべて「でも、インフレには副作用もある」と言っているにすぎない。「円安銀行が困る」とか「インフレ劇薬だ」とかね。でもそういう連中も、かわりの理論は出せていない。「不良債権処理」とか「土地流動化」とか繰り返してるだけ。なぜか?それは、クルーグマン理論基本的には正しいからなんだ。理論的な可能性としては、インフレ期待ってのが効くかもってことをだれも否定できないからなんだ。ただ、前例がない。インフレは悪いものだとさんざん叩き込まれてるし、失敗して収拾つかなくなったら何言われるかわからない。まして、そうでなくても付和雷同の好きな日本人。だから政府日銀がこの政策をためすことは、当分ないだろう、と考えられてる。バカだな、小渕政権なんてどうせ何も失うものはないんだからばーんとやっちゃえばいいのにぃ、とぼくは思う。それに、クルーグマンは各種の副作用批判に対して反論を行ってて(原文はココ、邦訳はココ)、これまたかなりの説得力なんだ。

 

4 そして世界初公開! 日和庵の外道邪法

 よろしい。インフレ期待ってのがあまりに無茶だと思うんなら、もしだれもやったことがなくて怖いっていうんなら、ぼくに別の案がある。需要回復できて、みんなが経験済みで、さらにとってもすぐれた副作用もおまけでついてくる妙案だ。耳の穴かっぽじってよくききやがれ。

 

 消費税を7%にあげよう。

 

 さっきぼくの景気対策説明を読んだ人は、アレ、と思っただろう。景気対策には減税してみんなの手持ちのお金を増やすんじゃないの?

 そしてそこで爆笑してるか絶句してるあなた。うん、あなたはわかってる人だ。あなたが考えてるのは、こういう話だろう。1996年には、景気が上向いてきてた。なのに、1997年消費税が導入されたので消費者が買い控えに走って景気がまた冷え込んだんじゃなかったっけ? だから共産党は、消費税を3%に戻して景気回復、なんて口走る。それなのに、そこで消費税をまたあげたら、さらに景気が悪化するに決まってる!

 でもそれはちがうと思う。それは因果関係が逆じゃないだろうか。1996年当時、あなたのまわりで家や車を買おうとしていた人はいなかった? 思い出してよ。みんなもう、9月までに買えば消費税が3%というので必死こいて駆け込みで買ったでしょう。だから消費が上向いたんだ。このケチなぼくですら、3月コンピュータを(中古だけど)買い換えたもの。だから景気が上向いたんだよ。増税したせいで景気が下がったんじゃない。増税期待のせいで景気があがったんだ。

 だったら、それをもう一回やろうよ。いますぐに税金を引き上げるって話じゃない。将来それがあがるという期待をつくるんだ。「2000年元旦消費税を7%に上げまーす」とアナウンス。するとかけ込み需要がたくさん発生して、景気は盛り上がるだろう。さらにそのままだと、増税した時点で1997年4月みたいに消費が冷えこむので、そうならないように、あげたその日にもう一発増税アナウンスしておけばいい。来年には10%にするよ、と。

 これはある意味で、クルーグマン議論と似ている。ぼくたち消費者からすれば、インフレ消費税アップも同じこと。いずれにしても、いまの手持ち現金の使いでが減るってわけだ。だから、はやく金を使おうとする。それで需要は上向く。

 さて、クルーグマンインフレ期待を盛り上げろとは言ったけど、じゃあどのくらい盛り上げればいいかはまだ詰めていない。でも、ぼくの案はなにせ前例があるもので、効果が試算できるのだ。1996年日本の実質経済成長は3.6%。このすべてが消費税効果ではないにしても、たぶん2%くらいの押し上げ効果はあったはず。1998年日本マイナス成長だよ。GDP成長率が2%アップっていったら御の字だ。

 そしてこの案のすばらしいところ。まず、やりやすいってこと。これからインフレしまーす、といって国民を納得させるのは、こりゃ至難の技だ。それが景気対策だってことを納得させるのは不可能といっていい。しか消費税アップは経験があるから、やりかたはわかる。そしてそれを国民に納得させるのも簡単だ。やっぱり景気回復には財政再建必要なんです、と言えばいい。「ごらんなさい。財政出動ばっかして赤字国債しまくったら、格付けが下がってジャパンプレミアムで、ボロボロでしょう。やっぱ国の財政がしっかりしてなきゃ景気なんか戻りませんや」とキャンペーンを張るんだ。

 もう一ついいこと。インフレは、手におえなくなる可能性はある。目標どおりにおさめるのはむずかしいかもしれない。でも、税金は7%と決めたらその率で決まりだ。さらにとってもすばらしい副作用財政再建方便にしても、これをやれば税収は確実にアップする。万が一需要が上向かなくても、とりあえず財政赤字は減る。それはそれで悪いことじゃない。なーに、どうせいつか消費税はあげようと思ってたんでしょ、みんな。それを来年やって何が悪い

 

 さて、このアイデアを友だちに話したところ「でもそれって、1回2回は使えても、3回目あたりからみんなひっかからなくなるでしょう」と言われた。ぼくも一瞬そう思ったんだが……そうか? 「ひっかかる」ってどういう意味? 別にますわけじゃない。税金をあげるよ、といってあげるだけだ。待てば待つほど税金は高くなる。なんのひっかけも隠し事もない。なんなら「今後10年で消費税を15%まで上げます」と宣言しておけばいい。

 そしてこれは、需要を前倒しにすることになる。消費税があがるぞ、とおもって、来年家を買う予定だった人が無理して今年ローンを組むわけね。だからだんだん後がなくなるような気もするんだが、一方でその一時的にしても上向いた分の需要がどっかでまわってくるから、また新しい需要も出てくるはずだ。1997年だって住宅需要1995年並に戻っただけで、それを割り込むようなことはなかったんだよ。

anond:20250525143442

お前は「ジムロジャーズの教え」を叩き込め

2013/12/16

https://president.jp/articles/-/11570

日本はいわゆるアベノミクスにより急激な円安・株高が続いていました。

多くの人がこの政策をもてはやしていますが、はっきりいって災厄以外の何ものでもありません。

傍目にはとても感じがよさそうに見えるこの政策によって、安倍首相率いる自民党のお仲間とごく一部の人々、たとえばトヨタ自動車などに関わる日本人の懐だけは一時的に潤うでしょう。

名古屋の人にとってはいいかもしれません。でも1億2000万もいる日本人の多くの生活水準は下がっていく。

何兆円ものお金を人工的に市場に送り込めば、人々は一時的に心地よく感じるものです。

しか最後には必ず苦しくなっていく。

日本資源から食品まで、多くのものを輸入に頼っています

円が安くなれば生活必需品の値段が上がる。

なぜ2%のインフレを目指すのですか?

ただし、別にデフレいいわけではありません。

インフレでもデフレでもなく、自国通貨を安定させ、健全状態現実的な成長を目指すべきなのです。

私は常に、投資成功したければ哲学歴史を学ぶべきだといってきました。

つの時代根本的な部分で世界には何も新しいことなど起こっていません。

過去成功しえなかった政策というものは、時をおいてもうまくいった試しがないのです。

大昔から経済的に行き詰まると政治家たちはお金を刷るという手段に走ってきました。

けれど歴史を紐解くと、この手の政策が長期的に、いや中期的にさえよい結果をもたらしたことはありません。

自国通貨価値を下げるということは、結局、不健全インフレ引き起こし自国民を苦しめることになるのです。

おそらく近い将来、日本は大変なことになるでしょう。

子供はいない、労働力もない、債務はどんどん膨らむ、そして通貨価値が下がり国力は落ちる。


日本の大きな問題は3つあると私は見ています

人口が減っていること、債務天井知らずに増えていること、そして、安倍晋三首相がまだいることです。

安倍首相は、株式マーケットにはよいことをしてくれています

日本株に投資している私も、メリットを得られています。今後も日本株への投資は続けると思います

でも、それが日本経済日本国民にとってよいことかというと、それは別の話です。

安倍首相が今やっていること、つまり紙幣増刷によって自国通貨価値を下げるということは、非常にお粗末だと私は思います

10年後、20年後になってみて、「あのとき日本は終わっていたんだな」と気がつくでしょう。

anond:20250524135742

"インフレはね、コロナショックとね、ウクライナ戦争とね、超円安で実現されちゃったのね"

 

円安リフレによって実現したんだから3分の1はリフレのおかげ。ハイ論破

anond:20250525132915

物価だけ上がり、賃金は戻らず —— 実質賃金悪化

名目平均賃金2002年より4万円低いまま。

そのうえ CPIは4 ポイント上昇。

物価上昇率を差し引けば、実質賃金は明確にマイナス家計購買力は縮んだ。

② 総給与額の膨張は“人数 × インフレ”の合成 — 質的改善を示さな

99 万人増えた正社員の内訳は、年収300万円台の非管理層・短時間正社員比率が増えただけ。

インフレ名目額がかさ上げされても、平均給与が伸びていない以上「一人当たりの取り分」は減ったも同然。

③ “雇用が増えた”のトリック

2013〜21年の雇用増は高齢者再雇用枠と女性パートからの転換が大半。

完全失業率はほぼ底打ち状態だった12年時点ですでに低位。リフレが特段に「職を作った」エビデンスは薄い。

家計側の悪化企業市場側の好調と表裏

史上空前の金融緩和株価不動産価格は上昇。

同期に 実質賃金が沈んだ のは、緩和マネー資産価格へ偏在し人件費へ波及しなかった証拠

結果、資産を持つ層と持たざる層の格差が拡大。

⑤ 「デフレ脱却」未達のまま副作用だけ残存

政府日銀が掲げた 2%物価目標は持続的に達成できず、追加緩和で国債残高と日銀バランスシートけが膨張。

金融正常化へ舵を切るとき副作用コスト長期金利円安年金運用リスク)の清算 が待つ。


物価が先に上がり賃金が追い付かない 典型的“悪いインフレ”を招いた。

賃上げを伴わないリフレーションは、家計を直接痛め、格差を拡大し、日銀の出口コストだけ積み上げた。

以上の 2002→2021統計ストレートに読めば、「リフレはむしろ家計マイナスだった」という帰結を避けがたい。

anond:20250525073932

地域によるけど、もう最初スマホAndroidでも普通らしい

中学生スマホ買う時代

下手すると小学6年生の春休みに買い与える時代になってきた。低年齢化。

・親の経済的意向が勝つ年齢。高校生ならバイトして返すとかいう子もいるだろうが中学生は無理。

12歳に買うか、15歳に買うかの違いは大きい。

iPhone円安あおりバカ高い。10数万するもの子ども側がねだっても、3年後に買い替えるかもしれんのに、まだ早いって意識が親には出るし、安めのスマホ妥当感がある。

・サブスクの普及、コスパ

子ども側も、お年玉とかお小遣いとかの貯めたお金の使い先は、スマホ機種のハードより、音楽のサブスク大事

 ほかにも有料エンタメサービス動画サービス漫画アプリかにお金使えるかの方が大事ハードよりソフトになってきてる。

 iPhoneバカ高くなければiPhone買った上での話になったろうけど、さすがに性能差ほぼ無いのに高いだけになってきてるからね。

あと、学校タブレット支給が当たり前の世代か、それ以前の世代かでも感性結構違うらしい。

地域学校支給されてる端末に違いがあるから、何に慣れ親しんでいるか日本全国一律に語れないと思う。

Chrome book使ってた小学の子最初スマホiPhoneじゃなきゃヤダにどこまで影響するかは結構あると思う。

2000年2010年まれの子世代iPhone偏重期は一昔前の話になりつつあるよねと言う事

何に影響するかと言うと、スマホアプリでのサービス開発ね。

4〜5年前のコロナ禍ごろまではスマホアプリサービス提供側は、10の子を取り込むなら、初めてスマホ持つ=iPhone最適化してれば必要十分だったんだよ。

そんな話も、ひと世代入れ替わって、今年とかから状況が変わった。

最適化するベンチマークしとく機種にAndroidのどこまでの範囲サクサク動くように見ておくのか話になってきてる。

iPhoneの最新機種は常にベンチマークしてたけど、大人既存層もそんなすぐに機種変なんてしない世の中になった。

業界人よろしく新機種買い替えてた様な人でもここ数年はiPhone新機種買い換えてないから、iPhone12とか13でも十分なんだよね〜とか言ってるしな。

あと、グローバルで見るとiPhoneってシェア少ないから、グローバルも見据えてるとiPhone偏重日本ガラパゴス事情なんだよね。

ここ1年とかのトレンドから、またiPhone偏重に戻るかもしれないし来年にかけてどうなるかわからないけどな。

まあ、今年はもう2025年なんで若者トレンド語るのなら、2020年データでも5年前のデータだってこと気をつけた方が良い

anond:20250524081707

不思議なのが日本全国に張り巡らされたJAがここまで力持ってるのになんで日本農家は儲からないし、世界で戦えないんだ?普通な自動車過去家電みたいに世界を席巻してもおかしくないのに

まぁ品質に関して言えば世界トップレベルのもの作れてると思うけど、値段とかも競争力つけられそうだし、いくらでも自動化とか生産性あげられそうだけどな

現に今は円安で輸出も盛んだろ

anond:20250525115612

単純に金が足りていない

日本2022年に決まった防衛力整備計画に従って軍拡をしている

しか最近円安予算が足りなくなった

岩屋は何も関係ない

また防衛費GDP比2%に上げるための増税も決め切れていない

そもそものところ防衛費GDP比3%以上に上げる必要がある

anond:20250525095005

防衛費が足りないんだ

日本を守るために防衛増税必要なんだ

現在日本防衛力整備計画というのは、2022年12月国家安全保障戦略国家防衛戦略と合わせて発表された戦略3文書から成り立っている

この防衛力整備計画というのは、むこう5年間の2027年度までの防衛計画というのを書き込んだもの自衛隊の戦力を何を買って増強させるということが書いてる

現在のように円安が進んでしまうと予定していた分は買えない

おそらく2027年度時点で若干経済成長するのを加味しても、当時の予定通りに物を買っていくと日本防衛費GDP水準ってのは2%を超えてくる

日本台湾有事にどう備えるべきか】台湾有事シナリオ地上戦勝利に不可欠/ミサイルの数が重要台湾有事は長期化するか?/日本核戦略知識を高めよ/台湾中国併合されたら/人口減少下の自衛隊

https://www.youtube.com/watch?v=u8TbJRhUtTc

そもそも物価高つったって

円安による輸入品価格の上昇は輸出産業プラス相殺できるかもしれんが

人件費上昇→労働人口減による人手不足

エネルギー価格上昇→ウクライナ侵攻の影響

魚介類円安に加えて資源枯渇に加えて日本食ブームによる海外との争奪戦

その他食品気候変動による不作等

景気が良くなったか物価が上昇してるわけじゃないよね

2025-05-24

anond:20250524204133

金だ、金が足りていない、現時点でさえ金が足りていない

現在日本防衛力整備計画というのは、2022年12月国家安全保障戦略国家防衛戦略と合わせて発表された戦略3文書から成り立っている

この防衛力整備計画というのは、むこう5年間の2027年度までの防衛計画というのを書き込んだもの自衛隊の戦力を何を買って増強させるということが書いてる

現在のように円安が進んでしまうと予定していた分は買えない

おそらく2027年度時点で若干経済成長するのを加味しても、当時の予定通りに物を買っていくと日本防衛費GDP水準ってのは2%を超えてくる

日本台湾有事にどう備えるべきか】台湾有事シナリオ地上戦勝利に不可欠/ミサイルの数が重要台湾有事は長期化するか?/日本核戦略知識を高めよ/台湾中国併合されたら/人口減少下の自衛隊

https://www.youtube.com/watch?v=u8TbJRhUtTc


はやく消費増税必要

anond:20250524132735

まあね、もともとね、はてなってリフレ派が多かったからね

デフレは悪、インフレは善、物価こそがKPIってね

日銀無能白川総裁無能リフレ派こそ真の経済学ってね

でもね、やってみたらね、結局インフレにできなかったんだね、10年かけても出来なかったんだね

そんでね、皮肉なことにね、インフレはね、コロナショックとね、ウクライナ戦争とね、超円安で実現されちゃったのね

ついにね、インフレになったのね、だからリフレ派は誇ればいいのにね、だけど国民生活めっちゃ圧迫してるからそんなこと言えないのね


デマンドプルとコストプッシュ、こんなインフレは真のインフレじゃないって言ってるの、だいたい元リフレ派ね


そんなこんなでね、金融政策じゃどうにもならなかったからね、今度は減税積極財政に縋ろうとしてるのね

2025-05-23

anond:20250523194539

消費税廃止なんてしたらその分以上にインフレしてその上円安になって実質的購買力はめちゃくちゃ下がるだろうなあ

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