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はてなキーワード: 不可侵とは

2026-05-13

リベラルオタク差別など存在しない」

オタク迫害史観」というどう考えても捏造されているオタクたちへの違和感地雷

https://note.com/jiraygyo/n/nf00b167468aa

Xで「オタク迫害」が話題になっているが

左翼サブカルフェミニスト界隈は「そんな事実はない」「むしろオタク加害者だ」と反論を続けている。

 

これは今に始まったことではなく

大昔にLGBTへの差別について話題になった時も、はてサ界隈の連中は

LGBTの方々が性的指向いじめられるのと、お前らオタクがその趣味いじめられるのを一緒にするな。

お前らのはただの趣味なんだから、お前らがオタク辞めればいいだけじゃん(笑)」と言っていた。

 

彼らの言動を見ていると、逆説的に彼らが「被害者」という属性神聖不可侵な錦の御旗と考えていることがよくわかる。

その属性を名乗ってよいのは、彼らのイデオロギー合致した、被害者としての見栄えが良い人だけなのである

彼らの言うところの「オタク」のように、自らに賛同せず、見栄えの悪い「汚れた」連中は、錦の御旗を触ることは許されないのである

2026-05-10

日本人倫理観言語化してみる

日本人倫理観特殊性を一番表しているのは、線引きの極端さだと思う。

 

日本人は、ある線の「慎みのなさ」を越えると途端に「死んでも良い命」になるという、極端な生命倫理を持っている。

例えば、親の目を盗んで深夜に外出し、コンビニの前でたむろしてる中学生

こんな程度のことでも、たとえどのような理不尽な死に巻き込まれても(例えば、たまたま通りかかった薬中に刺されても)「そんなところに近づいたから仕方ないね」と、さらもっと無惨な殺され方をしてもよかったくらいにはネットで叩かれる。

これ、異常だって気づいてる?

 

ホラー映画でも見てる感覚だろうか。主人公を作中で軽くけなしてたり(恒常的にいじめているわけでもない)、隠れていちゃついてるカップルくらいの「慎みのなさ」が、死んでもかわいそうに思わなくて良いフラグになり、当たり前のように死をエンターテインメントとして喜ぶノリを、現実でも同じ程度に内面化している。

 

これは本当に、一瞬たりとも越えたら戻れない線だ。

たとえばホームレスを、とにかくまず家を見つけられるように、仕事を探せるように、監督つきで金を借りやすくするくらいに支援するシステムでも作ったら、日本人の大半は怒るだろう。

一度ホームレスなんかになった、線の向こう側に足を踏み入れた「異物」を、こちら側に戻すことは侮辱だと感じるからだ。

日本人ホームレスを、戻るということを想定しない、戻ってきてはいけない「もう終わった存在」としてしか認識できない価値観を当たり前に日常言葉遣いとして持っている。

 

日本人にとって「まともな人間」の線引きは、一度でも越えてはいけない、一度でも越えたら命を平等に扱ってはいけない、いわば宗教的な穢れとして不可侵のものになっている。

 

これが結局のところ、日本人の「真面目さ」の根源でもあるのだろう。日本人自分でも明確に意識せず、この線に一瞬でも近づいたら終わりだと恐れている。

から、ただルールを守るという以上に、線から可能な限り遠ざかるという努力をする。

それをしない、気の緩い人間が憎くて仕方ない。

から、やはりそんな慎みのない存在は、一瞬でも気を抜いた瞬間に死んでも仕方ない、天罰だ、嬉しい、と心から思う。

 

本当に、なんでこんな精神病みたいなループに、一億人が捉えられるものかね。

不思議な話だ。

2026-05-02

戦争賛成派て左翼のことじゃね?

やってること大日本帝国時代といっしょじゃん。

まず敵か味方をはっきり分けて話し合いの余地はなし。

戦時非国民みたいにすぐネトウヨ判定。

糸井重里とか菊池成孔ですらネトウヨにしてて笑う。

どんどん先鋭化してるよな。

天皇陛下にあたるのは「憲法9条」。

絶対不可侵改憲しようなら憲法違反死刑の勢い。

またキリストが神の使いのように神は別にいてそれは中国様。

下民は口に出してはいけないほどの存在

誰も見たことあるはいない神。

彼らのやる事なすことは全て合法

違法でも合法治安維持法で無理矢理取り締まった戦時中みたい。

デモの人たちはそのうちゲバ棒を持ち出すだろう。

暴力革命必要と言った左翼を誰も批判してなかったからね。

選民思想イスラエルに近い。

自分たちこそ高貴な存在で選ばれた人たち。

ちょい左翼的なことをつぶやけばすぐにいいねが100くらい、RPも2桁いく。(だいたいここら辺が限界

周りも同じようなこと言ってるから間違ってない!

さあ憲法9条皇民よ、悪しきネトウヨを焼き払え!

これは正義の戦いだ!ジハードだ!

戦争反対のためなら戦争したって構わない!

2026-04-27

[][]ニュージーランドの教育制度が崩壊する

ニュージーランド教育個性尊重日本のような全体主義的な性質もなく、子どもたちにとって最高の教育システム提供されていると信じてやまない日本人がどうもいるようだが全くそんなことがない話をする。

ニュージーランド義務教育日本とほぼ同じだが、高校課程までが義務教育、と言ってもやめても構わないがやりたければ無条件で受けられる、となっている。

小学校中学校まではおそらくだ勉強が嫌いにならないことや、ニュージーランド社会で生きていくために最低限の教育だけをしているのだろうが、日本教育とは質も量もかけ離れている。

ニュージーランドに来た日本人の多くが子供に対して与えられる教育の内容と質に愕然としているか、「そんなことはないこれこそが子どもたちを真の意味で伸ばす教育だ」とイデオロギー的に信じ込んでいるかどちらかだろう。

ニュージーランド教育は家庭の経済によって格差露骨なほどに現れる。金持ちの集まる学校ほど潤沢な資金で優秀な教師を雇って質の高い教育を施すことができ、貧乏人の学校ほど最低限(必要十分ではまったくない)の教育しか施されないため、貧困が凄まじい勢いで固定化されている。

事実大学に進学する子供殆ど富裕層の子供だ。

などという話はもうかなり昔から言われていることだが、国はもうどうすることもできない現状なのでもうどうしようもない。

いずれにせよ、ニュージーランド教育は、教師子供の間に不可侵の壁が出来上がり、突っ込んだ教育が一切できないために放置せざるを得ない、というのが個性尊重や進んだ教育の正体でもある。

今回したい話は、子どもたちの出席率が90%を下回ると親が国から罰金告訴を受けるかもしれない制度2026年から始まるというものだ。

https://www.nzherald.co.nz/nz/parents-face-fines-for-school-absences-as-families-choose-early-holiday-for-savings/RJHQ74G5FBDMFL2CPPVVG37WA4/

ニュージーランドではスクールホリデー中の渡航費が高いため、少し早めに学校を休んで海外旅行に行く、という人がそれなりにいるのだが、これをやったら罰金になる制度が始まる。

罰金を払って安い航空チケットを買うか、罰金を払わずに高い航空チケットを買うという選択肢になる。

https://www.nzherald.co.nz/nz/politics/david-seymour-says-parents-could-face-prosecution-for-kids-truancy-teacher-only-days-to-end/6BXPJBBQMZGZ7DGPJJ5PTCMAUA/

たこの他にも、学校を15日以上休むと両親が国から訴追を受ける可能性が発生する。これも法律として制定されるので、回避しようがない。

日本から来た親が感じているこの国の教育の素晴らしさの一つに出席しようが欠席しようがあまりとやかく言わない、教育以外の大事なこと(笑)子どもたちに経験させることができるというのがあるのか無いのか私は知らないが、今後こういったことはできなくなる可能性が高い。

これらの制度を作っている政治家デビッド・シーモアというニュージーランド極右政党ACT党首だ。

極右政党と言っても軍国主義者というわけではなく、超保守とでも言えばいいと思うが、この政治家ニュージーランドアンタッチャブルでもあるワイタン条約の破棄も目指していることでマオリから蛇蝎のごとくに嫌われている。

そんな彼が目指しているのは、子どもたちの学校出席率90%だ。そしてマオリ以外からも嫌われることを目指していると言っても過言ではないだろう。

学校に行きさえすればいいのかというとそんなことはないが、この国の問題の一つに半数以上の子どもたちの出席率がかなり低いというものがある。

要は公教育をしっかり受けている子供が少ないというものだ。

そこで親には訴訟罰金をちらつかせることで子どもたちの出席率を上げようと言うのが今回の法律の要点でもある。

とても民主的とは思えないこの制度に対してマスコミはなにかしているかというと特に何もしていない。

おそらく今後ニュージーランド日本よりもいい教育を期待して来る人はいなくなるか、いたとしたら温かい目で残念だったなと言うようになるのかもしれない。

今回のナショナル政権ははっきり言ってひどいの一言であり、全く何もできていない。

しかするとジャシンダ・アーダーン率いるレイバー負の遺産があまりにもひどくてそれどころではないのかもしれないが、レイバーは今の政権いか無能かを騒ぎ立てている。何いってんだと思わなくもないが、実際ダメだと思う。

デビッド・シーモアのせいで私の宿敵でもあるウィンストンピータースが全く目立たなくなってしまったが、彼はやばいときはどんどんと影になっていくので、彼なりの政治センス可能性もある。

デビッド・シーモアはちなみに言うと国民が次の首相になってほしい政治家の一人でもあった。この国の人々のセンスのなさが凄まじい。

そういうわけでニュージーランドに来ることはおすすめしない。

2026-04-24

日本国憲法宗教

・唯一無二、不可侵である

世界中の人が崇め称えてる

・よってこちらに戦いをふっかけるものなどいない

第9条毎日唱えれば平和になる

他にある?

2026-04-21

腐女子っていっつもダブスタしてる

商業BL公式カップルを男女カップルに改変する二次創作ヘテロ化)」を巡る議論について、主要な論点を整理して解説します。

1. 実態と希少性:商業BLにおけるヘテロ改変は存在するのか

商業BLなどで描写された公式ゲイカップル異性愛に改変する二次創作非常に稀であるという意見大勢を占めています

2. 二次創作における「ダブルスタンダード」の是非

少年漫画主人公×ヒロイン乙女ゲーム攻略対象イケメン×女主人公などの公式男女カップルBL化することは一般的である一方、その逆(BLヘテロ化)が「腐女子への嫌がらせ」「セクシャルマイノリティ否定」と見なされることへの是非が議論されています

3. 社会的倫理的視点マイノリティ表象保護

この論点では、同性愛というマイノリティ属性異性愛へ回収することの政治的な危うさが語られています

4. ジャンル間の比較BL百合GL)の違い

BLにおけるヘテロ化の少なさを、他のジャンルとの比較分析する論点です。

2026-03-28

anond:20260328210841

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大庭三枝

神奈川大学教授国際関係論)

2026年3月28日16時20投稿

視点】これは当然に謝罪する事案だと考えます謝罪をすることで中国交渉カードに使われるといった議論もあるようですが、むしろ謝罪しないことのほうが、日本在外公館を犯す行為国家公務員が行ったにも関わらず謝罪をしない、という形で、日本レピュテーションコストを損なうようなカードに使われかねない。そして、こうした行為政府として非常に甘く対応することが、「日本右傾化している」などという言説に信憑性を与えかねません。これは、中国との二国間関係のみならず、世界における日本の評判や信頼に関わることです。

在外公館不可侵性は国際法上で定められていることで、ルールベース国際秩序を支持・強化することを謳うのであれば、ここまで表面化したそれを犯す国家公務員行為について謝罪しないことはあり得ないでしょう。相手中国であるかどうかに関係くそれを行うことが、ルールベース国際秩序を担う国としての当然のふるまいではないでしょうか。

中国大使館への自衛官侵入 「遺憾」にとどめる日本対応に強まる批判 2026年3月28日 8時00分

 日中関係が険悪化する中、中国大使館東京都港区)に自衛官侵入し、刃物を持ち込んだとみられる事件日本政府内では、大使館などの公館不可侵とする国際ルールに反する「あってはならない事件」(外務省幹部)との受け止めもある一方、政府からは「遺憾」の意と再発防止の表明にとどまる。中国国内では日本側の謝罪がないことに反発も広がり、日中関係さらなる悪化懸念も広がる。

中国大使館への侵入容疑、陸自隊員逮捕 刃物も所持「大使意見を」

 「法と規律を順守すべき自衛官在京中国大使館敷地内に侵入し、建造物侵入の容疑で逮捕されたことは誠に遺憾だ」。小泉進次郎防衛相は27日の記者会見で、初めて事件言及した。

 

 建造物侵入容疑で24日に逮捕されたのは、陸上自衛隊えびの駐屯地宮崎県)勤務の3等陸尉の男。防衛省によると一般大学卒業後、2025年一般幹部候補生として陸自に入隊した。

 

 大使館敷地内では刃渡り約18センチ刃物1本が発見された。中国側は、男が「中国外交官殺害すると脅迫した」とする。一方、警視庁によると、男は「大使意見を伝えて受け入れられなかった場合自決して相手を驚かせようとした」と説明し、「中国強硬発言を控えてほしかった」という趣旨の話をしているという。

 

レアアース磁石新規注文「断らざるを得ず」中国から輸入3分の1に

中国にとって「良い政治カード」か

 日本も含めた各国が締結しているウィーン条約では、接受国(外交官などの受け入れ国)は大使館など公館への侵入損壊を防止する措置をとる義務を負っている。中国外務省によると、中国側は日本側に強く抗議。ただ、日本側は中国側の抗議を「申し入れ」としてとらえており、事件について「遺憾の意」を伝達。「法令に従って、再発防止を含め適切に対応していく旨を説明した」(木原稔官房長官)という。政府内では「大事になるような性質事件ではない」(官邸幹部)と事件をことさら問題化させないようにする雰囲気が強い一方、中国の出方をはかりかねている。一部には「中国にとって良い政治カードとして使われる可能性がある」(防衛省幹部)との懸念も出ている。

 

 一方の中国側。中国外務省の林剣副報道局長は27日の定例会見で事件後の日本対応について問われ、「遺憾の意を表明しているが、到底不十分である」と批判。25日の会見でも「自衛隊員管理教育を怠り、中国大使館外交官に対する警備責任を果たせなかった」と述べ、日本ウィーン条約義務を履行できなかったと批判した。

 

 事件を「遺憾」とする日本政府姿勢中国国内批判を高めている。共産党機関紙人民日報系の環球時報は27日、事件から2日を経ても最低限の謝罪がないとする社説掲載問題個人行為矮小(わいしょう)化していると指摘し、「責任拒否する国家国際的信用は根本から揺らぐことになる」と論じた。

 

エスカレート回避真摯対応を」

 日中関係に詳しい中国清華大学の劉江永教授は、事件が現役自衛官による明白な政治的目的をもった犯罪行為であると指摘したうえで、「日本政府国際世論をみているのかもしれないが、遺憾で済ませる対応逆効果だ」と疑問を投げかける。中国では事件の背景に日本教育右傾化が指摘されており、「自衛隊内部でどのような教育が行われてきたのか検証されるべきで、中国は今後の対応をみている」と語る。

 

 東洋学園大学朱建栄客員教授は、1964年3月駐日大使ライシャワー氏が日本人に襲撃された事件比較国家公安委員長が辞任し、池田勇人首相衛星中継で米国民に説明したことに比べ、「外交的表現がかなり軽く、ことの重大性を認めようとしていない」と指摘。「中国敵対的社会的雰囲気事件に影響した可能性もある。それを個別問題として済ませるのは、中国に対抗する政府姿勢の表れではないか」と語る。「中国国民世論に反発が広がり、エスカレートする事態をさけるためにも日本政府真摯(しんし)な対応必要ではないか」と話す。

http://digital.asahi.com/articles/ASV3W41TKV3WUTFK00FM.html

2026-03-25

anond:20260325081435

中国日本に対してデュアルユース品の輸出規制をしている理由日本中国侵略意図があるということなのだが、今回の事件はその言い分に日本から説得力を与えてしまった

国際法の基礎である外交関係に関するウィーン条約」(第22条)により、大使館敷地不可侵であるとされるのだが、そこに自衛隊幹部が襲撃の意図をもって侵入すれば広義の侵略行為という解釈が成り立ってしま

2026-02-09

選挙に負けた後の「リベラル界隈」特有ムーブまとめ

有権者が分かってない論

日本人政治リテラシーが低い

説明しても理解しない層が多すぎる

• 本当の争点が伝わらなかった

有権者対象から外した瞬間に詰む

差別排外主義が勝った論

レイシズムミソジニーが原因

憎悪を煽る選挙に負けた

社会劣化している

政策敗北を道徳闘争に変換

ポピュリズム敗北論

感情論迎合した側が勝った

大衆迎合民主主義の衰退

→ 負けた途端に「大衆」を見下す

メディア不信論

大手メディア右寄り

報道量・扱いが不公平

資本権力共謀

自分たちの発信力不足不可侵

中道化が敗因論

中道に寄せたのが間違い

妥協たから負けた

もっと純化すべきだった

敗戦後にさらに先鋭化

■ 正しさは票数では測れない論

• 少数派でも正しい

歴史証明する

勝敗価値は別

政治倫理サークル

■ 実は勝つ気なかった論

• 今回は問題提起

社会に一石投じた

• 次につながる選挙

選挙運動発表会扱い

批判=分断論

• 今は団結が必要

• 敗因分析は後で

• 内部批判は敵利

→ 都合の悪い指摘を封殺

左派インフルエンサー定型反応

• 当日:怒り・絶望ポスト

• 翌日:差別構造の長文解説

• 数日後:精神勝利宣言

フォロワー内で完結

■ 結果

支持層さらに狭まる

無党派中間層が視界から消える

• 「なぜ負けたか」が永遠にからない

まとめ

リベラル界隈は、

敗北を「外部要因」と「道徳」の話に変換することで、

次も同じ負け方を再生産する。

2026-02-04

anond:20260204124856

わかる

萌えキャラはもう欲望の捌け口みたいなスタンスになってるけど好きキャラはもう神聖不可侵すぎていかがわしい事考えるなど万死みたいな心持ちでいる 考えるけど

2026-01-18

「I」を言えない日本語――性差別を内蔵した欠陥言語という現実

日本語には、英語の “I” に相当する、性や年齢、立場から自由一人称存在しない。この事実は、単なる言語的特徴ではなく、日本社会が長年温存してきた性差別構造如実に映し出している。むしろ日本語は、「誰が、どの立場で、自分をどう位置づけるか」を強制的に選ばせることで、話し手社会規範従属させる欠陥言語だと言ってよい。

一人称本来、「私が私である」ことを示す最も基本的記号であるしか日本語では、「わたし」「ぼく」「おれ」「うち」など、どれを選ぶかによって、性別、年齢、成熟度、さらには性的役割までもが読み取られてしまう。話し手は、発話のたびに「どんな人間として振る舞うか」を選択させられ、選択を誤れば「間違っている」「直される」「からかわれる」という社会的制裁を受ける。

とりわけ問題なのは女子にだけ突きつけられるこの圧力の強さだ。男子には「ぼく」という〈少年性〉に印づけられた中間的な一人称が用意されているのに対し、女子幼児期名前呼びから、いきなり〈大人の女性〉を意味する「わたし」へと飛躍させられる。〈少女性〉を表現する正規言語資源が、日本語には制度的に欠落しているのである

その結果として現れるのが、小中学生女子による「うち・ぼく・おれ」の使用だ。これは乱れでも、一過性の反抗でもない。言語が与えてくれないアイデンティティを、少女たちが自力で補っている創造行為にほかならない。それにもかかわらず、教師大人は「女の子は『わたし』」という規範を振りかざし、矯正し、沈黙を強いる。これは教育ではなく抑圧である

さらに深刻なのは、「わたし」を使うことが、女性セクシュアリティの受容と結びついている点だ。「正しい日本語」を話せと言われることは、「異性愛規範の中で、性的に見られる存在になれ」と言われることと表裏一体になっている。少女たちが「わたし」を避けるのは、幼さへの執着ではなく、危険を孕んだ社会的役割への抵抗なのだ

英語の “I” は、性別も年齢も性的成熟も語らない。だからこそ、話し手はまず「人間」として立ち上がることができる。対して日本語は、「女か男か」「子ども大人か」を言語入口でふるいにかける。その構造自体が、差別的であり、時代遅れであり、欠陥的だ。

日本語が豊かな表現力を持つことと、その内部に不平等規範を埋め込んでいることは両立する。問題は、それを「文化」や「美しさ」の名のもとに不可侵のものとしてきた態度だろう。「正しい日本語」を守るという言説の裏で、どれほど多くの人が「正しくない自分」を押しつけられてきたのか。

「I」自由に言えない言語は、自由自己を想定していない。日本語がこの欠陥を自覚しない限り、「自分らしさ」は常に規範への抵抗としてしか現れないだろう。社会が変わるべきだと言う前に、まず私たちは、この言語のものを疑う必要がある。

2026-01-15

独裁者転覆するには、独裁者象徴攻撃するとよい」

独裁者転覆するには、独裁者象徴攻撃するとよい」と言われる理由は、主に権力の正体が“物理的な力”だけでなく、“意味正統性・信念”に支えられているからです。もう少し噛み砕くと、次の点が挙げられます

1. 独裁体制は「正統性物語」で成り立っている

独裁者はしばしば

• 国父

• 救国の英雄

不可侵存在

といった象徴イメージを通じて支配正当化します。

この象徴が揺らぐと、「この人は本当に従うべき存在なのか?」という疑念社会に広がります

👉 権力は“信じられている間”だけ強い。

2. 象徴は「恐怖」を凝縮した装置から

銅像肖像画、巨大な宮殿国名に刻まれ指導者名などは、

• 常に見せつけることで

抵抗無意味さを感じさせ

• 人々を萎縮させる

役割を持ちます

それが崩れたり否定されたりすると、

「恐れていたのは幻想だったのでは?」

という心理的転換が起こりやすくなります

3. 象徴は人々を動かす「合図(フォーカルポイント)」になる

多くの人は内心では不満を持っていても、

• 他の人も動くのか分からない

• 一人で立ち上がるのは怖い

ため沈黙します。

象徴への挑戦は、

「もう恐れなくていい」という合図

として機能し、集団行動のきっかけになります

4. 実務能力より先に「無敵神話」を壊せる

軍や警察官僚機構を一気に無力化するのは困難ですが、

象徴比較的少ないコスト神話崩壊引き起こします

• 「あの像が倒れた」

• 「あの名前が消された」

という出来事は、体制の内部(官僚・軍)にも

「もはや永続しないのでは?」

という疑念を生み、忠誠心を弱めます

5. 国外歴史へのメッセージになる

象徴否定は、国内向けだけでなく

国際社会

未来国民

に対して

「この体制は終わった/正当ではなかった」

という意味を明確に伝える効果があります

まとめると

独裁体制

暴力+恐怖+象徴物語

で支えられています

象徴攻撃することは、

• 恐怖を相対化し

正統性を崩し

• 人々の心理を変え

体制内部の忠誠を揺るがす

という、物理的以上に心理的社会的に大きな影響を持つため、そう言われるのです。

2025-11-22

anond:20251121091947

日本国憲法文言通りに守ってたら生きていけない(生存権返上し、へーわを愛する諸国民に委ねてる)ので、本来ならまともな内容に改正しなければならない。

しか日本国憲法クルアーンの如く不可侵だそうなので、屁理屈をつけてでも適宜読み替えなければならない。

しかしみんながどうとでも読み替えていいならそもそも憲法がないのと同じなので、どう屁理屈つけてどう読み替えるのか共有しなければならないし、それ自体政治闘争対象になった。

そこまではまあ、バカバカしいけど仕方ないとしよう。

だがつくづくアホらしいことに、サヨク「読み替え」のたびに「そんな読み替えをしたら終わりだ!」と騒ぎ、その後何も終わらないとなると、しれっとその読み替えを追認する。

自衛隊日米安保も認めたのに「集団的自衛権を認めたら終わりだ」それも通ったら「集団的自衛権はいいが台湾有事存立危機事態と認めるのはダメだ」

どこで線引するかがご都合主義すぎ、自由すぎる。

そんなんだったらそもそも憲法改正すればいいだけなのに。

2025-10-24

anond:20251024095459

鯖の味噌煮やほうれん草おひたし消費量より、ほうれん草パスタ消費量の方が多そう。

だいたい日本人が米100%食事をするようになったのは江戸の一部町民を除けば昭和後期で、昭和40年代までは麦飯が主流、時期によって割合差はあれど麦飯も麦の割合の方が多かったんだよ。

主食=米、という観念自体が、高度経済成長期の刷り込みに過ぎず、絶対不変神聖不可侵ものでは無い。

2025-10-22

anond:20251022063527

左派現実的合理的正論をぶつける増田こそ無能だな

彼らの正論は『基準』が違う、

理性より彼らなりの道徳的正義被害意識が優先され、

体制批判のもの信仰化し、論破対象ではないんだよ

相手のことも知らずに文句たれてるなんて、増田こそ左かぶれしてるんじゃないか

不可侵境界線を明確にする分断は必要なんだよ

2025-09-23

anond:20250923110053

相互尊重義務を負うてもええどって宣誓を伴わないで始まる権利の主張が求めてるのは権利ではなく特権というやつなんだよ ヴェイユ場合誰にも尊重されてない状態仮定したらそこには権利なんて存在できてないだろという理屈やが 基本的人権義務から権利が生じるもの人権は誰かが守ろうと思って初めて意味がある みんなが守ろうと思っているために強大な力をもつわけやが、守ろうとするやつがひとりだけでも意味自体はある ところがこの人数がゼロになった場合権利存在してないものと見做せる。誰も認めていない権利権利としての効力がない 権利は認められて初めて権利足り得る よって認めろ、という義務がいるわけや 義務権利に先立って存在するなんてのはとくに目新しい理論ではない いちばん名前が通っているのはカントかな 義務権利のためにあるのでさえなくて義務として独立して存在する。権利義務を果たした場合論理的帰結としてしか存在しないんやカントのなかでは シモーヌ・ヴェイユはご覧の通りやし、ハンナ・アーレント迫害を受けた実体から存在するだけの権利には権利としての性質がなく「共同体に属する義務」が権利行使できる権利)の前提だと主張しとる 果たすべき義務はひとによりマチマチやけどな 権利として存在するだけの権利には権利としての性質行使でき、主張でき、保護され、尊重されることbyワシ)がないんじゃないか? というのはだいたい共通しとる 権利は効力を得たその時に生じる、という権利観や カント倫理学ハイパー難しくてよくわからんが、権利義務からまれ副産物であり、しか義務権利を生じさせるためにあるわけではないという修行僧みたいな義務観で喋るのはわかる が、天賦人権論よりは権利の生成過程を論じるにつきよほど科学的に説明しているといえよう 義務権利を生むという世界観においては誰かから与えられないかぎりはあらゆる権利を人は持たない 世の中のほとんどの国はこの義務先行説、おれが保証して初めておまえら人権あり、という制度人権保証システムで回っとる 明示的に人権とは神から与えられし恩寵認定してるのは合衆国憲法くらいのもんや。あとはみな不可侵性の強調などで人権の由来をボカしているが、憲法以前、あるいは憲法より上位の規範人権存在しない以上は国家が法により権利を具体的に保護するまで権利存在し得ないわけや 天賦人権論ってワシにはオカルトトークしか見えんのよね 概念は法により定義されてはじめて存在するようになるというケルゼン法学的な考えのほうが好きじゃわ

2025-09-11

Wikipediaの「テック右翼」の項目が完全にリベラル左翼によるITテック系に対する恨み節になってる

リベサヨ記者やらリベサヨ人文学者がメディア(あと書籍)で有る事無い事言ってテック系を批判→たとえ妄言や間違った事言っててもその記事書籍が「まともな出典」としてWikipediaソースとして使われる→それを鵜呑みにしたバカリベサヨ達が同じ事を繰り返すバカ無限ループ(Wikipedia編集者見てりゃ分かるがネームドのリベサヨは割と多い)



Wikipediaって左翼には甘いかリベサヨエネミーを揶揄するスラングや反リベサヨ勢力への中傷まがいの記事ガンガン立つし、左翼メディア学者書籍発言神聖不可侵聖典ソースとして扱われるから腐ってるわ。なーにがITテック系は文系を見下してるだ。まずはテメーらが殴るのを止めろや



記録として魚拓https://archive.md/moluc

2025-07-31

結婚式なんてもはや一般的にはオワコンから

それでもあえてやる連中はかなりカルト化してるんだよな

一昔前はただ世間体的に必要からやるだけの面倒な儀式だったのに

今やあえてやる連中にとっては神聖にして不可侵人生をかけた自己表現の場になってる

2025-07-28

極右とか呼ばれてる政党ですら「産んでも産まなくてもいいですよ^_^」みたいな態度という事実

女こそが神聖不可侵たる上級国民であることを示しているね

2025-07-24

アメリカ社会を見てると、個人権利を拡大しても、個人権利を守る頭や力がないから結局権力者に利用されて養分にされる

それでいて表面上は個人権利を持ってるから末端は末端で歯止めが利かない

個人権利を拡大するならセットで制限も拡大しないとだめなんだろうな

国民に埋め込んだ測定器で何かを観測して一定値を超えれば強制収容とか

それだと管理側が強くなるのか

ディストピアだな

じゃあ管理側もAIにするか

シビュラシステムだな

ようこそ「PSYCHO-PASS」の世界へか

絶対公平で不可侵な「神」が欲しくなるな

から昔の政は神を最上位に置いてたのか

なるほど便利だな

車輪の再発明してるだけだなこれ

2025-07-02

anond:20250630154546

↑は、この匿名日記の2個前の匿名日記 anond:20250628235025 に着想を得て、Gemini 2.5 Flashと会話しながら作ったエッセイのようなものだったのだけど、これをさらチャットAIに読ませてみたら、各AIサービスごとに見事に差が出てビックリした。

それぞれで Deep Research をさせた結果を載せるね。

ぼくの主観的順位は、

  1. Gemini 2.5 Pro
  2. ChatGPT 4o
  3. Claud Opus 4

第3位 Claud Opus 4 でのディープリサーチによるファクトチェック

日本語エッセイ民主主義という『壮大な実験』」ファクトチェック報告書

8つの主要主張について、原典学術資料に基づく厳密な事実確認実施しました。古代ギリシャ政治哲学から現代アメリカ世論調査まで、幅広い分野の主張を検証した結果、大部分は正確である一方、重要不正確性も発見されました。

検証結果概要
正確な主張: 6件 不正確な主張: 1件 検証不能: 1件

古代政治哲学に関する主張は全て正確で、現代統計データも概ね正確でした。しかし、アメリカ独立宣言引用において重要な欠落が発見されました。

古代政治哲学の正確性が確認された記述
プラトンの『国家』における民主政批判

検証結果: 正確

プラトンは確実に民主政理想国家堕落過程における最終段階として位置づけ、僭主政への移行を警告しています。『国家』第8-9巻の原典から、「民主政自然僭主政を生み出し、最も極端な自由から最も極悪な形の僭主政が生まれる」との記述確認されました。

プラトン政体堕落論は、貴族政→名誉政→寡頭政→民主政僭主政の順序で展開され、民主政の「際限のない自由への欲求」が秩序を破壊し、デマゴーグを生み出すことで僭主政に至ると分析しています

アリストテレス政治学における民主政分析

検証結果: 正確

アリストテレスの『政治学』第5巻は、民主政不安定化と崩壊について詳細な分析提供しています原典では「民主政デマゴーグ支配されるとき最も転覆やすく、デマゴーグが富者に対する十字軍を率いるとき」との記述確認され、実際にアテネ等の具体例も挙げられています

ポリュビオス政体循環論

検証結果: 正確

ポリュビオスの『歴史』第6巻に記述されたアナキュクロシス政体循環論)は、主張通り王政僭主政→貴族政→寡頭政→民主政衆愚政の循環を提示しています。この理論は数百のギリシャ都市国家の観察に基づいており、後のアメリカ建国思想にも大きな影響を与えました。

歴史事実検証結果
古代ローマ共和制崩壊

検証結果: 正確

学術コンセンサスと一致する内容です。紀元前133年のティベリウスグラックス暗殺から27年のアウグストゥス即位までの危機過程における政治的暴力軍事的強者による内戦経済格差の拡大、制度破綻などの要因分析は、現代歴史学の標準的見解合致しています

重要不正確性: 独立宣言引用

検証結果: 不正

最も重要発見は、アメリカ独立宣言引用における重大な欠落です。

主張された引用文:

「全ての人間平等につくられ、創造主によって、生命自由幸福の追求という、ある種の不可侵権利を与えられている」

国立公文書館による正確な原文:

「我々は、これらの真理を自明のものとして受け入れる:すべての人間平等につくられており、創造主によって、生命自由幸福の追求を含む、ある種の不可侵権利を与えられている」

この欠落により、独立宣言哲学的基盤である自明の真理」という概念が失われ、文脈的意味が大きく変化しています

現代データ検証結果
CIA冷戦活動

検証結果: 正確

機密解除されたCIA文書と1975-76年の教会委員会報告書により、イラン1953年)、グアテマラ1954年)での政権転覆工作プロパガンダ活動心理作戦実施確認されていますモッキンバード作戦による報道機関への浸透、MKウルトラによる心理実験なども含まれます

ピュー・リサーチセンター調査

検証結果: 正確(軽微な数値差異

2022年4月実施調査(n=10,156)で、アメリカ成人の39%が「人類は終末の時代に生きている」と信じていることが確認されました。主張の「約4割」は統計的に正確です。調査は全国代表性を持つ手法実施され、宗教的人種的背景による大きな差異も記録されています

ブライヤー最高裁判事発言

検証結果: 検証不能YouTubeアクセス制限

指定されたYouTube動画へのアクセスができないため、具体的な主張を検証できませんでした。ただし、2022年1月の退任発表では、アメリカを「進行中の実験」と表現し、民主主義制度への楽観的な信念を表明していることが複数の信頼できる報道確認されています

結論と推奨事項

このエッセイ古代政治哲学引用現代統計データにおいて高い正確性を示しています特にプラトンアリストテレスポリュビオス古典的政治理論記述は、原典学術コンセンサスに忠実です。

ただし、独立宣言引用における重要な欠落は修正必要です。この修正により、アメリカ建国思想哲学的基盤がより正確に伝わるでしょう。

推奨修正:

独立宣言引用部分に「我々は、これらの真理を自明のものとして受け入れる:」を追加し、思想文脈を完全に保持することを推奨します。

全体として、このエッセイ学術的に信頼性の高い内容を提供していますが、一次資料から引用については、より慎重な検証必要です。

第2位 ChatGPT 4o でのディープリサーチによるファクトチェック

承知しました。このエッセイ全体を対象に、歴史的・政治的主張や引用事実誤認がないか、またその解釈や論拠に不正確さや誤解を招く表現がないかを、批判視点から検証します。

確認が済み次第、主要ポイントごとに整理した上でご報告いたします。少々お待ちください。

1. エッセイ全体の事実検証

このエッセイに述べられている歴史的・社会的論点は、概ね史実資料に基づいており、大筋で正確です。古代ギリシア哲学者による民主政への批判プラトンアリストテレス)やポリュビオス政体循環論、ローマ共和政崩壊原因、アメリカ独立宣言理念冷戦期のCIA秘密工作現代アメリカの「ディープステート陰謀論福音派終末論世界観イスラエル支持、さら第二次大戦期のファシズム台頭の教訓など、多岐にわたる主張が展開されています。**これらの主張のそれぞれについて、史実との照合を行った結果、エッセイに明らかな虚偽は見当たりませんでした**。以下に、各ポイントごとに根拠となる事実関係検証します。

2. 論拠ごとの詳細な検証解釈

エッセイ説明はこのポリュビオス理論と一致しており、\*\*「民主政衆愚政へと堕落する過程」\*\*についての記述個人自由公共利益を損ない無秩序暴力に陥る)は、ポリュビオスが説いた民主政から無政府状態への移行と同じ現象を指摘しています。したがって、この点も史実に沿った主張です。

以上の歴史は、**どれほど堅固に見える政治体制でも、極端な経済格差権力闘争(安定した政権交代の仕組みがないこと)が内部矛盾となって崩壊しうる**ことを示していますエッセイ記述はこの歴史的経緯と一致しています

2025-06-30

anond:20250629000545

民主主義という「壮大な実験」の光と影古代の教訓から現代の試練、そして未来への託宣

人類歴史において、民主主義は常に理想現実狭間で揺れ動く「壮大な実験」であり続けてきた。古代ギリシアの賢人たちは、その脆さと可能性を早くも見抜いていた。

古代ギリシアデモクラシー批判政体の循環

プラトンは、その著書『国家』において、理想国家堕落の最終段階として「民主政」を挙げ、それが「僭主政」へと移行する危険性を指摘した。彼は、自由を過度に追求する民主政が、最終的には無秩序放縦を生み出し、大衆感情に訴えかける扇動家僭主)の台頭を許すと警告した。アリストテレスもまた、『政治学』第5巻で、民主政が貧富の対立扇動政治家による民衆操作によって不安定化し、崩壊に至る多くの実例を詳述している。

そして、ポリュビオスは、政体が「王政僭主政→貴族政→寡頭政→民主政衆愚政」というサイクルを繰り返す「政体循環論」を提唱した。民主政衆愚政へと堕落する過程は、個人自由が過度に尊重されるあまり公共利益が見失われ、最終的に無秩序暴力支配する衆愚政治に陥るというものであり、古代の知見が現代にも通じる普遍性を持つことを示している。

古代ローマ共和制は、これらのギリシア哲学者懸念現実のものとする一例だった。その成果は、法の支配市民権利抑制と均衡のシステムに見られたが、広大な領土の獲得に伴う経済格差の拡大、軍人政治家の台頭、そして内乱の激化は、最終的に共和制帝政へと移行させる原因となった。これは、いかに強固な体制であっても、内部の矛盾と「安定した政権交代ができない」という弱点を抱えることで、崩壊の道を辿ることを示している。

米国リベラルデモクラシー二律背反

長く続いた暗黒のヨーロッパを経て、米国リベラルデモクラシー旗手として世界舞台に登場した。その理念は、自由平等人権、そして民主主義の普及にあった。米国独立宣言は、まさにその理念の表明であり、「全ての人間平等につくられ、創造主によって、生命自由幸福の追求という、ある種の不可侵権利を与えられている」という、新しい世代へと夢を託す壮大なビジョンを示している。

しかし、冷戦という特殊な国際情勢下において、米国理想現実の厳しい矛盾に直面した。ソ連とのイデオロギー対立の中で、米国は「リベラル」な信条と相反する「リアリスト」な態度を国際社会外交)において求められることになった。その結果、CIAなどの諜報機関は、他国政権転覆心理作戦プロパガンダといった秘密情報活動を大規模に展開した。これらの活動は、当時の米国国益を守るためとされたが、介入を受けた国々に米国に対する根深猜疑心と不信感を植え付けた。リベラルデモクラシー標榜する国家が、その理想とは裏腹に、他国の内政に干渉し、世論操作する行動に出たことは、その後の国際社会における米国信頼性にも影を落とすことになった。

皮肉なことに、この「他国貶める」ために行われた情報操作の「刃」は、時を経て米国自身に向けられることになる。米国社会で広がる「ディープステート」論は、かつてCIAなどが他国で行ってきたような「見えない権力による操作」への根深い不信感が、今や自国エスタブリッシュメントに向けられている現象と見ることができる。 リベラルデモクラシー擁護であるはずの米国が、自らの行いが原因で、その理念自体に疑いの目を向けられている現状は、まさに過去の行動の「しっぺ返し」と言えるだろう。

現代社会心理民主主義の脆さ

現代世界特に米国の影響を色濃く受ける日本西ヨーロッパの人々も、同様の「終末観」にとらわれているかもしれない。ピュー・リサーチセンター調査によれば、米国では成人のおよそ4割が「人類は終末の時代に生きている」と信じている。特に福音派の多くは、この信念が強く、キリスト再臨を心待ちにする彼らがイスラエルを強く支持する姿勢は、その信仰地政学的な問題にまで影響を与えていることを示している。 https://www.pewresearch.org/short-reads/2022/12/08/about-four-in-ten-u-s-adults-believe-humanity-is-living-in-the-end-times/

一見、これまでの古代デモクラシー批判戦後情報活動議論と、現代終末論心理は繋がりがないように見えるかもしれない。しかし、リベラルデモクラシーにおける社会心理社会不安は密接に結びついている。

第二次世界大戦経験した我々は、過去生活苦経済から排外主義などを煽られ、ファッショを生み出した経験を持つ。ファシズムは、大衆の不満と不安を吸収し、明確な「敵」を提示し、感情的に扇動することで、個人自由を奪い、国家肥大化させていった。 この歴史は、民主主義いかに容易に大衆操作によって変質し、その結果がどれほど悲劇的になりうるかを示す重要な教訓である

安易リアリズムに引き込まれない為に

私たちは、民主主義の脆さ、そしてリベラル理想が時に傲慢さや矛盾はらむことを知っている。知っていてなお、前向きに新しい世代へと夢を託していかねばならないのだろう。

なぜなら、人類はこれまでも、数々の困難な時代を乗り越えてきたからだ。古代政体循環や、近代ファシズムの台頭、冷戦期の情報戦といった過去経験は、私たち民主主義が直面する試練の本質を教えてくれる。それは、生活苦経済から生じる不満が、社会構造や外部の敵ではなく、「内なる敵」へと転嫁され、徒党化することで、自身体制を内側から破壊するという、デモクラシーの最も脆い側面である

しかし、その脆さを知ることは、同時に「同じ目には遭わない」ための知恵となる。私たち過去の過ちを繰り返し、民主主義理想を失ってはならない。それは人類の英知であり、私たちに課せられた「壮大な実験」の継続成功への責任である

最高裁判事を退任するブライヤー判事が、アメリカを「自由とすべての人間平等であるという命題に捧げられた国」であり、その理念が長く続くかどうかは「実験であると述べ、その成否を若い世代に託した表明は、私たち勇気を与えるものであるhttps://www.youtube.com/watch?v=Lv7WkW7z4hQ

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こんな感じでどうでしょうか?(Gemini 2.5 Flash より生成)

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