「べらぼう」は欠かさず観ていたというわけではなくて、
始めの頃はお兄ちゃんが観ているからちょこちょこ観る感じだったのが
小芝風花さんの花の井(後の瀬川)に惹かれていって
毎回観たくなって
もう昨日の瀬川は本当に素敵すぎて、
その女心が悲しくて泣けてきた。
それを小芝風花さんが本当に見事に演じていて素晴らしかった。
瀬川さん、カッコいい女性でしたね。
小芝さんの瀬川をずっと見ていたいくらい。
あ〜なんて素敵でいじらしく悲しい人。
GREEN TEA
やはり夕方からちょっと行ってみました。
ほとんど人がいなかったので思わず入ったところにあるMIJ FACTORY HARAJUKUで今日がラストのコラボTシャツを見つけて買ってしまった。
エスカレーター横にはアルタに関係の深い方々の写真とコメントが並んで貼られていました。
タモリさんを集めました(^^)
4階のオカダヤで裏地を買おうと思ってカット台のところに並んだのですが時間がかかりそうだったので戻しましたm(_ _)m
また本店ででも買おうと思います。
地上出口から外を見たら、目の前の新宿駅前にはカメラを構えた人がたくさん。
昔は確か「ぴあ」のチケットもここで受け取ったりしていた気がします。
「笑っていいとも!」をやっていた時に朝、隣のお店の開店をお兄ちゃんと待っていたら、アルタ前にすごい人が集まってきていたので誰がゲストなのかな?と思って見ていると
「こちらに並んでくださーい」と係の方が、整理を始めて
「他のところまで広がらないようにしてくださーい」と
どうも私達にも言っているような・・
いえ、違います・・・と目で訴えてお店の方にググっと寄っていたところ
ゲストはジャスティン・ビーバーだった、ということもありました。
以前、スタジオアルタに行った時の記事を→スタジオアルタにて
夜はきっとすごい人になると思い、すぐに帰ってきました。
そして閉店時間はYouTubeのライブ中継を観ていました。
東京がまたどんどん変わっていく。
おまけ
GREEN TEA
水曜日、新宿ピカデリーで「あの歌を憶えている」を観てきました。
観ようと思ったのはプロコル・ハルムの「青い影」がテーマソングだということだったので他にも懐かしい音楽が色々出てくるのかな?と思ったからでした。
(「ゆきてかへらぬ」と同日上映開始だったのでどちらを先に観るか迷って「ゆきてかへらぬ」を先に観ました)
2023年 アメリカ・メキシコ 103分
原題「MEMORY」
監督・脚本:ミシェル・フランコ
高校の同窓会で周りが賑やかに盛り上がっている中、ひとり浮いた感じで座っていたソーシャルワーカーのシルヴィア(ジェシカ・チャステイン)のところにやってきて隣に座り、黙って彼女を見ていたソール(ピーター・サースガード)。
すぐにシルヴィアは席を立ち会場をあとにするもソールが後をつけてくる。
ブルックリンの地下鉄に乗って家までついてきた。
怖くなってシルヴィアは家の中に逃げ込むが窓から外を見ると降り出した雨の中、ずぶ濡れのソールは朝までそこに座ったまま動かない。
心配になって連絡先を聞き電話で家の人に迎えに来てもらう。
ソールは若年性認知症を患っていた。
認知症といっても症状は様々で、ソールの場合はまだ親しい人の顔はわかるし、道がわからなくなることはあるようで連絡先を書いたカードを首から下げているがそこまでひどくはなさそうだ。
なぜソールがシルヴィアのところに来て後をつけてきたのかはわからないまま。
亡くなった妻にシルヴィアが似ていたからか。
シルヴィアは実は高校時代の忌まわしい記憶の中にソールの姿があったと思い込んでいたが、それはシルヴィアの記憶違いだった。
ソールは弟アイザック(ジョシュ・チャールズ)と弟の娘サラ(エルシー・フィッシャー)と生活をしていた。
アイザックもサラも家にいないとソールを見ている人がいなくなるため、アイザックに頼まれてソーシャルワーカーとして働いているシルヴィアがその時間だけ副業としてソールの家にいることになった。
「青い影」が流れる。
「青い影」はソールの亡くなった妻とソールが好きな曲だった。
この映画の中では「青い影」以外の劇伴が一切流れない。
ごく自然な日常の音のみ。
そして「青い影」も流れてきたのはほんの数回だったと思う。
いつしかシルヴィアとソールはお互いに惹かれ合っていた。
シルヴィアには深い心の傷があり、そのためかアルコール依存症だったことがあり、断酒会に参加してそれを克服していた。
今では1滴もアルコールを飲まないようにしている。
シルヴィアは13歳の娘アナ(ブルック・ティンバー)と2人暮らしで、生活は楽ではないけれど母子の関係は良好。
ただ、自分の経験からどうしても厳しいというか過保護気味になってしまっていた。
シルヴィアにはオリヴィア(メリット・ウェヴァー)という妹がいて彼女の家族とはとても仲が良く、アナと従兄弟たちも仲が良くアナは時々泊まりに行っている。
そこにアナが来ていることを知らずにシルヴィアの母サマンサ(ジェシカ・ハーパー)がオリヴィア家の孫達に会いに来るとアナを見てぎこちなくなる。
シルヴィアはこの母を嫌って疎遠になっていたため会うのが初めてだったからだ。
アナはサマンサにどうしてシルヴィアと疎遠なのかを聞く。
サマンサが言うにはシルヴィアが嘘ばかりつく問題児で手を焼いていたと話す。
そこへアナを迎えに来たシルヴィアとサマンサは顔を合わせてしまう。
ついに本当に辛い真実がそこにいた全ての人の前に明かされることになる。
アナはシルヴィアに思いを寄せる。
本当にいい子。
シルヴィアにアナという娘がいてくれて本当に良かった。
私が思わず涙が溢れてきた瞬間が2度あった。
深く傷ついてバスタブの中でずっと泣いているシルヴィアを慰めようとしてソールもバスタブに落ちてしまいふたりが笑いあうシーン。
あとはラスト。
アナがソールを訪ねるとアイザックに家に閉じ込められてキッチンにも行かせてもらえなくて監獄のようだと嘆く。
アナは一緒に出よう、とソールを家から連れ出し自分の家に連れて行く。
そして掃除機をかけているシルヴィアが振り向いてソールに気づいてふたりがゆっくり抱き合い「青い影」が流れ、それをアナが嬉しそうに見ているシーン。
なぜ「青い影」なのか?
もしかすると歌詞の中のファンダンゴを同窓会にあてはめたのか?とか
そこからいろいろな真実が明かされて来るからか?とか考えたりしたが、
パンフレットを読んだら監督はまずこの曲が好きだからということと、歌詞の意味がよくわからないところがよかったらしい。
映画の内容をわかりやすく説明したような歌だと安っぽくなって観客に失礼だとか。
辛い経験をしながらアルコール依存症にも打ち勝つ努力をし、
ただ一生懸命にソーシャルワーカーとして働きながら娘をしっかり育て、
愛を失わない。
でも心の奥底に忘れようにも忘れられないMEMORYを持つシルヴィアが
逆に言葉少なにただ思いやる心を持ち記憶を失っていくソールに癒されている。
この先のことはどうなるかわからないけれど。
母親としてはどんな時も子どもを信じることがどれだけ大切かをあらためて感じた。
GREEN TEA
お兄ちゃんが先週の土曜日、仕事から帰ってきてすぐその夜に経ち、
JR九州の「或る列車」の個室で博多から由布院に行き、熊本の黒川温泉に行ったり、「ゆふいんの森」の先頭車両に乗ったりして火曜日の夜帰ってきました。
「或る列車」、たまたま席が空いていたからポチッとしたらしいですが運がいいですね。
大きなスーツケースの外国の方ばかりだったそうです。
3年前の動画なので値段等も違うと思いますが個室のご参考に。
コース料理も良かったと言っていました。
そして「ゆふいんの森」。
お兄ちゃんが物心ついた頃から毎日毎日何度も観ていたビデオで私は初めて知ったのですが、あの緑色がとても気に入っていた列車です。(お兄ちゃんが乗るのは初めてではなかったと思いますが)
もっと深い緑色だったイメージですが
九州の列車って個性的でおもしろいですよね。
「或る列車」車内限定販売の八女和製紅茶「星の紅茶」を美味しくいただきながら書きました。
GREEN TEA
1月、TOHOシネマズ六本木ヒルズでの完成披露舞台挨拶付き上映会の抽選に漏れてしまったのですが
それではkino cinéma新宿で見ようと思っていたところ、明日、そこで舞台挨拶つきが決まったことがわかり、
早いもの勝ちということでその発売時間を待っていたのに、ちょっと違うことに気を取られていて2分くらいでしたか過ぎてしまったんです。
そうしたらもうダメだったので今日行ってきました。
kino cinéma新宿は2023年11月にオープンした比較的新しいところで私は初めて行きました。
ここはシアター1が292席、シアター2が52席のこじんまりとしたところです(シアター2は通路が片側だけ)。
ドリンクは450円でおかわり自由のドリンクバー形式。
(見ている途中ではなかなかおかわりをしに行けないと思うので待っている時用かな・・・)
本日はシアター1でしたが観客は20人位だったのではないでしょうか。
私の好きな中原中也と小林秀雄と長谷川泰子の3人の複雑な愛の物語で、
これは見なくてはと思っていたのです。
中原中也の過去記事(中也に関する記事は他にも書いています。古いのでレイアウトがおかしくなっていますがお許しください)
→中原中也 (詩人)
→中原中也 その2
→中原中也 その3
2025年
監督:根岸吉太郎(「探偵物語」「遠雷」)
長谷川泰子(広瀬すず)
中原中也(木戸大聖)
小林秀雄(岡田将生)
中也が17歳、泰子が20歳の時、京都で出会う。
一緒に暮らしながら、惹かれ合いながら、ぶつかり合いながら。
やがて東京に出て一緒に暮らすことになる。
中也の天才的詩の才能を認めている小林秀雄と泰子は恋に落ちる。
この3人の関係は複雑な感情がずっと絡み合ったまま、ずっと3人で1人のような感じで年月を重ねていく。
中也は泰子のことも秀雄のことも好きなのだ。
泰子は中也のことも秀雄のことも好きなのだ。
秀雄は泰子のことも中也のことも好きなのだ。
この映画は背景がいい。
この時代がいい。
余談ですが、これは神保町の「さぼうる」だと思う喫茶店の場面がありました。
撮影協力に出てこなかったから違うかな・・
過去記事の1つ→さぼうる
広瀬すずさんの泰子はどんな感じだろうと思いながら観に行きました。
本で読んでいる3人のエピソードが映像になって再現されて
広瀬さんの泰子も良かったと思う。
昔のことなのでもっと大人のイメージではあったけれど年齢を考えれば確かにこんな感じだったかもしれない。
中也の木戸大聖さんも良かった。
小林秀雄さんはちょっと頭の中のイメージとは違うかもしれないけれど、うん、これでいい(^^)
中也の奥さんの印象も多分そんな感じ。
本で読んでいた長男文也を幼くして亡くし、精神的におかしくなってしまう中也のエピソードも最後の方に出てくるが、こういう感じだったのでしょう。
中原中也に興味が無い人はこの映画をどう思うだろうか。
実は個人的に今の感情に刺さりすぎて、
エピソードのひとつひとつ、台詞のひとつひとつが・・
「あの頃は楽しかったわ」
「子どもの時代(世界?)だったんだ」
という場面では思わず涙が出てしまいました(多分観客の中で私だけ)その後の台詞を少し聞き逃してしまうほどにグッと来てしまったのでした。
やはり観て良かったです。
私は。