「オイルショック」を含む日記 RSS

はてなキーワード: オイルショックとは

2026-01-16

女子トイレ問題は女の回転率が悪いに尽きるよな

スマホいじってるとか個室で化粧してるとかそういうアホに啓蒙してけよって感じなのに

なんか女同士でムラハチされたくなくて外に敵を作ろうとしてる

アホが多くて回転率悪い→並ぶから早めに行く→余計混む

っていうオイルショックトイレットペーパー買い占めてるパターン

2026-01-09

現在イラン情勢について

現在イラン情勢は、1979年イスラム革命以来、最も政権存続が危ぶまれる「体制崩壊瀬戸際」にあると言えます

現状:全土に広がる未曾有の抗議活動

2025年から始まった経済崩壊と電力不足が引き金となり、抗議活動は単なるデモの域を超え、「革命」の様相を呈しています

規模: 全31州で340件以上の抗議が確認されており、テヘランなどの主要都市では治安部隊との激しい衝突が発生しています

直接のトリガー: 慢性的インフレ汚職に加え、深刻な電力不足国民の忍耐を限界に達させました。

政権の亀裂: 治安維持の柱である軍の一部(3万5千人規模)が離反したとの報告があり、これは政権の「暴力による統制」が機能不全に陥り始めていることを示唆しています

政治構造神権政治から王政復古」への渇望

現在イランは、亡くなったホメイニ師が築いた「ヴァラーヤテ・ファギーフ(法学者統治)」という神権政治体制ですが、民衆はこれを明確に拒絶し始めています

宗教指導者: 現最高指導者ハメネイ師による独裁的な抑圧体制に対し、民衆は「イスラム共和国終焉」を求めています

王政復古の台頭: 驚くべきことに、1979年追放されたパーレビ王朝の復活を望む声が主流となっています

スローガン: 「国王万歳(ジャヴィド・シャー)」という叫びは、宗教的な縛りのない「世俗的で安定していた時代」への回帰願望の象徴です。

レザ・パーレビ王子役割: 米国在住の王子が、民主化への移行を主導する「象徴リーダー」として期待を集めています

3. 地政学的・経済的背景の変化

これまでのイラン政権を支えてきた外部要因も、急速に剥落しています

後ろ盾喪失: ロシア中国支援が以前ほど機能しておらず、外交的孤立が深まっています

イスラエル圧力: 外部から軍事的政治圧力が、内政の混乱に拍車をかけています

革命防衛隊(IRGC)の窮地: 政権守護神であるIRGCの本部攻撃対象となるなど、物理的な支配力が低下しています

分析のまとめ:これが意味すること

現在起きていることは、単なる「暴動」ではなく、1979年に始まったイスラム共和国という「実験」の終焉プロセスである可能性が高いです。

民衆自発的王政を「招く」という形での体制転換は、中東全体のパワーバランス根底から覆すイベントです。

リスク管理者の視点で見れば、これは原油市場供給体制や、中東における「反欧米」の軸が消滅することを意味し、極めて大きなマーケットインパクト(テールリスク、あるいは巨大なチャンス)を孕んでいます

現在イラン情勢が日本市場特にエネルギー関連株と為替(円)に与える影響

2026年1月現在の混乱は、短期的には「供給途絶リスク」によるボラティリティの上昇を招きますが、中長期的には「制裁解除と供給拡大」という劇的なパラダイムシフトを予感させます

原油価格エネルギー市場)へのインパクト

市場現在体制崩壊前の断末魔地政学リスク)」と「新体制による供給正常化デフレ圧力)」の板挟み状態にあります

短期シナリオホルムズ海峡の封鎖リスク

革命防衛隊生存をかけてホルムズ海峡妨害に動く場合原油価格には一時的20〜30ドルの「地政学リスクプレミアム」が上乗せされ、WTI原油は100ドル突破する可能性があります。これは日本にとって最悪のコストプッシュ要因となります

*中長期シナリオ王政復古による制裁解除

親米的な王政復古し、西側諸国との関係正常化すれば、イラン生産能力(日量約400万バレル規模)が世界市場に再統合されます。これは原油価格の長期的な下押し圧力となり、エネルギー価格の安定化に寄与します。

2. 為替(円)への影響:貿易収支観点から

円の為替レートは、日本の「エネルギー輸入依存度」に強く規定されます

円安圧力短期的):

原油価格が急騰すれば、日本貿易赤字が拡大し、実需の円売り・ドル買いが加速します。地政学リスクによる「有事ドル買い」も相まって、一時的に160円台を伺う急激な円安リスクを警戒すべきです。

円高要因(構造的):

イラン情勢が落ち着き、原油価格が60〜70ドル台に安定すれば、日本交易条件が改善します。エネルギーコストの低下はインフレ圧力を和らげ、実質金利観点から円が買い戻される「正常化円高」のシナリオが浮上

1979年革命が「オイルショック」を引き起こしたのに対し、2026年革命は「オイルアバンダンス石油の充足)」をもたらす可能性があります。これは日本経済にとって、失われた30年を脱却する強力なマクロ追い風になり得ます

2025-11-23

俺は2029年は大恐慌になると思うよ

世界恐慌から100年、第二次オイルショックから50年

50年で景気が循環するというコンドラチェフを信じるならもう不景気はすぐそこにあるだろう

逃げ遅れるなよ

スマホは新しくしてるか?

偉い人が戦争したがったら逃げ場はないけどな

2025-11-19

anond:20251119171823

ウオシュレットがあるから、ペーパーが無くても困らないやん。

1970年代オイルショックとは時代が違うんやで

2025-11-13

円安誘導コストアップインフレ誘導してる高市首相の目論見がさっぱり分からん

スタグフレーションが起きていて、どうすんの?って感じ。

1970年代スタグフレーションオイルショックと呼ばれたけど、

今回は何と呼ばれるのだろう。

高市ショック?

とりあえず、トイレットペーパーは買っとくか。

2025-11-08

コストプッシュという名の集団妄想

また出たな、「コストプッシュインフレが原因だから〜」論者ども。

お前ら、自分が言ってることの論理構造を一度でも精査したことがあるのか?

原材料が上がったか物価が上がる」「供給能力が足りない」この説明をした瞬間に、もうお前は自己放尿している。

物価水準というのは常に貨幣現象だ。

マクロ物価を押し上げるのは、需給ギャップマネー量の関係であって、一企業、一産業コスト上昇ではない。

エネルギー輸入品が値上がりしても、それが全体の物価に波及するかどうかは、需要がそれを吸収できる余地があるか、つまり金融環境がどれだけ緩んでいるかで決まる。

しかもこのコストプッシュ信仰は、政策怠慢の言い訳として最も都合がいい。

政府は「世界的要因」、中央銀行は「供給制約」と言い、どちらも責任転嫁して何もしない。

結果、通貨価値の下落という純然たる金融現象を、「輸入価格のせい」にして自分たちの自己放尿を正当化している。

思い出せ、1970年代オイルショック後、日本インフレ収束させたのは「原油価格が下がったから」ではなく、金融引き締めと歳出抑制を徹底したからだ。

現実政策判断を支えたのはコストプッシュではなく通貨の信認だった。

インフレとは物価が上がる現象ではなく、通貨が信頼を失う現象だ。

まり供給要因などというのは表層であって、根底にあるのは政策当局通貨管理能力崩壊である

から俺は言う。「コストプッシュ」とは、分析ではなく自己放尿だ。

現実を見ようとしない経済官僚評論家たちが唱える集団妄想に過ぎない。

為替安を放置し、財政を膨張させ、金融を緩めたまま、「これはコストプッシュだから仕方ない」と言い訳している間にも、国民の実質購買力は削がれ、貯蓄は目減りし、企業投資を萎縮させる。

要するに、コストプッシュというワード責任回避プロパガンダだ。

そしてその言葉を使って「政策では止められない」と言い張る連中こそ、通貨の信認を蝕む本当の原因だ。

インフレとは、貨幣価値劣化するという一点に尽きる。

原油も食料も為替も、すべてはその副産物にすぎない。

それを忘れて「コストプッシュが~」と唱える奴は、経済学を理解しているのではなく、ただ自分妄想自己放尿しているだけだ。

2025-08-09

anond:20250809151608

現在インフレ海外発のインフレであり、それに円安拍車をかけてきた。海外発のインフレは輸入物価を上昇させ、海外製品を購入のための支払いが多くなること(所得海外漏出)は避けられない。企業価格転嫁とは、この所得海外漏出を企業部門負担するか、あるいは家計部門負担するかの問題である

インフレ待望論は、この際利益であるマージンを増加させることを提言するが、それが賃上げ製品の高付加価値化などを伴わない限り、負担家計に転化するだけで消費抑制を招きかねない。

70年代後半の第2次オイルショック時には、日銀は輸入物価価格転嫁によるホームメードインフレ抑制する早期の金融引き締め実施し景気を安定させることに成功した。

海外発のインフレ企業家計でどのように負担すべきかについては難しい問題だが、インフレ待望論では価格転嫁により負担を超えたプラスの何かが生まれることが求められることになる。

2025-06-24

anond:20250624102851

いや確実に困る。すべての商品サービス価格バク上がりする。

仕事が無くなってクビになる確率が跳ね上がる。

オイルショックとき何があったか知らないだろ

2025-06-18

anond:20250618195721

アメリカベトナム戦争あいだは、イランを超優遇して、教育も普及させ西洋化させて原油を買っていたが

戦争が終わったらオイルショック破綻して、次の戦争ネタにされただろ

 

戦前富士電機外国人社長みたいのがいたんだろうなぁ…

anond:20250618154324

1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

西側資源を売り渡し国を貧窮の底に突き落とした国賊から国体を取り戻す流れと

取り戻したからこそ西側(ユダヤ系)メジャーから憎悪される構図はなんとなくロシアと重なるな

イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開すると予想される。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を促していく他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

イランの「民主化」について

現行のイラン・イスラーム共和国1979年イラン革命によって樹立されたが、遡ればペルシア民族人類史上で初めて「帝国」を樹立( *1)した民族でもあり、以降はずっと帝政王政が続いてきた。

19世紀以降は英仏露の干渉に対抗する形で民族意識興隆(*2)し、立憲革命を経て王政はなおも続くのだが、1951年に「アバダン危機」が起こる。当時の首相であるモハンマド・モサッデクが、英国石油メジャー管理していたアバダン油田国有化を図ったのだが、結局は果たせず、モサッデクは逮捕・投獄された(*3)。

これによりパフラヴィー(パーレビ)朝の第2代であるモハンマド・レザー・シャーが復権し、米国後ろ盾を得て白色革命を進めていく。しかしこの人物が、自らイデオロギーとして打ち出した「イランナショナリズム」のための各種イベントをはじめ濫費が甚だしく、またシーア派宗教指導者蔑ろにする施策を採ったこともあり、民衆からの反発を招く。さらには第1次オイルショック後に石油価格が下落して国家財政が窮乏したことも重なり、政情が不安定化していた折、シャーがエジプト出国した(*4)タイミングルーホッラー・ホメイニーが帰国し、革命評議会組織する。これがいわゆる「イラン革命」であり、ペルシア民族は史上初めて共和政を営むこととなった。

革命後のイランで特徴的なのは「ヴェラーヤテ・ファギーフ(法学者による統治)」で、これは要するに、宗教指導者(*5)が立法行政司法および軍の上に立つ指導体制である。この点を指して「非民主的」「神権国家」と批判されることが多い。だがそもそもイランとは、民族的には多様性がある一方、宗教的には国民の約9割がシーア派十二イマーム派(*6))イスラーム教徒であり、宗教国民統合の重要理念となっている以上、統治理論としては一定正統性合理性が認められるべきだろう(*7)。

これにより、イラン大統領選国会議員選では、宗教指導者による資格審査を通過した立候補者選挙戦を展開する。一定範囲内で民意が反映される制度と言える。

イラン大統領選に関する報道ではしばしば対米姿勢の硬軟に注目されるが、民意がそれなりの幅で動いていることは結果にも反映され、それを受けて路線転換が試みられているのも事実である(*8)。むしろ米国イスラエル意向を重視しすぎており、イラン改革派政権である時期にも関係改善を進められずにいる方が、世界秩序の観点からは非合理的批判されるべきだろう。

背景説明が長くなりすぎたが、ここからが本題である

イスラエル(*9)、というかベンヤミンネタニヤフは、「ハーメネイー師の斬首作戦によりイラン民主化する」と主張している。だが、そもそもイラン民衆革命によって王政を打倒した共和政国家であり、その経緯を踏まえてそれなりに民主的体制となっていることは、ここまで説明した通りである

スカーフ強制」が抑圧の象徴とされることも多いが、世の中はブルジョアインテリだけで回っているわけではなく、ファッションに使う金に事欠く一般市民にとっては「イスラームに従って生きていくことの、いったい何が不満なのか」となる。長期にわたる経済制裁の下でも着実に科学教育軍事技術進歩させ、世界でもトップクラスの水準に達している(*10)ことは事実であり、「表面的な『自由』のために民族の誇りを売り渡すのか」という意識も根強いことは論を待たない。

仮に「法学者による統治」を廃して「民主政」を導入したとしても、それで米欧イスラエル従順政権が生まれるのか?という点は、大いに疑問である

それが目的なら、あらかじめ亡命指導者などを「子飼い」にしておくものだが、現状そんな人物は見当たらない(*11)。さりとて、誰を据えようがシーア派信仰に基づく民族意識が基盤になる以上、宗教指導者意向無視した政権運営は不可能だろう。

また、現在イラン指導である革命第1世代は、イランイラク戦争前線に立った世代でもあり、武力行使には慎重な傾向があるとされる。しかも現体制トップのハーメネイー師は、「イスラーム教義に反する」との理由から核兵器開発に否定的である。こうした人々が一掃された場合、かえって好戦的な層が台頭してくる可能性は、決して小さくない(*12)。

付言すれば、(下記の注にも記したが)シーア派の特徴として「殉教精神」が挙げられることがある。殉教攻撃自爆テロ)も元々はシーア派特有戦術(*13)だった。仮に米国傀儡と見なされるような政権が立つなら、かつてサッダーム・フセインが放逐された後のイラク殉教攻撃が頻発したことをご記憶の向きも多かろうが、おそらくそれより酷い事態が展開するだろう。

イランに「民主化」を求めるならば、粘り強い対話によって漸進的な改革を目指す他ないだろう。武力行使による強要は、かえって地域情勢の不安定化を助長する蓋然性が非常に高く、米欧イスラエルが「民主化」のために支払うコストは、想定よりも桁違いに高く付くのではなかろうか。

1:アケメネス朝紀元前550年。

2:高校世界史の範囲ではタバコボイコット運動(当時はガージャール朝)などが有名。これが20世紀初頭のイラン立憲革命に繋がっていく。

3:英米対立したためソ連邦への接近を試みたものの、モサッデク自身王政打倒までは考えておらず、イ-ソ間の溝は埋まらなかった。志半ばに終わったとはいえ現在でもなおイラン国民から敬愛されている人物である

4:妻がエジプト出身だったためだが、これ以降シャーはイラン帰国できなくなり、実質的亡命生活が始まる。途中で米国滞在していた際、イラン大学生たちはシャーの拘束と身柄引き渡しを米国要求し、これが「テヘラン大使館占拠事件」に繋がる。

5:宗教指導者ウラマー)といっても、イスラーム場合ファトワー(教令/宗教的見解)を下すことが重要職務であり、イスラーム法学を修めていることが必須要件となる。日本教育制度で言えば「法学士の取得が最低条件」のようなものか。なおシーア派では、ウラマーの中でも相応の学識・人望の持ち主がアーヤトッラーアヤトラ)と呼ばれ(スンナ派ムフティーに相当)、ファトワーを発出できるようになる。

6:第4代カリフアリーを初代イマームとし、その血筋を引く者が正統な指導であると奉ずる。特徴的なのはアリーや第3代イマームフサインの生涯から殉教を一つの理想像としていること。フサインに関しては「カルバラーの悲劇」が伝承されており、現在でもアーシューラー儀式が行われている。また、第12イマームの「お隠れ(ガイバ)」は今なお続いており、いずれ救世主として再臨する、とされている。「高野山では空海が今なお禅定を続けている」という信仰と似た面がある。

7:中華人民共和国では共産党トップ国家を率いる統治構造になっていることを踏まえると、理解やすいのではないか

8:改革派とされたモハンマド・ハータミー大統領の時期に対米関係改善せず、2005年大統領選では対米強硬派のマフムード・アフマディーネジャードが選出された例などを想起されたい。なお現職大統領のマスウード・ペゼシュキヤーンは、改革派とされる。

9:そもそもイランから見れば、「キュロス2世(=アケメネス朝建国者)によりバビロン捕囚を解かれ、エルサレム神殿を再建させてもらった大恩を忘れたのか」という話でもある。ネタニヤフが歴史断罪されるべきであることは間違いない。

10特に高速度ミサイル制御技術に関しては、現状だと世界最高度の水準だろう。

11パフラヴィー朝の元皇太子米国に在住しているものの、米国イラン断交したままなので、母国への影響力はほぼ無い人物である。それ以前に、今なおイランではパフラヴィー朝イメージが非常に悪いため、新体制指導者として歓迎されるとは少々考えにくい。

12パレスチナでは、2006年評議会選挙ハマース(対イスラエル強硬派)が単独過半数を得るも、米欧イスラエルは「選挙結果を黙殺する」という暴挙に出た。しかイラン人口は9000万人であり、さすがに黙殺するには大きすぎるだろう。

13:1983年ベイルート米海兵隊兵舎が爆破された事件は、イスラエルおよび米国レバノン内戦から撤退する契機となった。なお、パレスチナ住民の多くはスンナ派イスラームだが、抵抗運動指導者がレバノン追放されていた際にヒズブッラーシーア派)と接触して戦術を学び、殉教攻撃を行うようになった。これとは別の流れで、後にアル・カーイダスンナ派)も戦術として採用することになる。

2025-05-30

anond:20250530190319

結局オイルショックとかマスク売り切れとかみたいな買い込みを業者独自にやっちゃった集団心理みたいなもんじゃないんかな

2025-05-29

anond:20250529181904

弱者男性擁護したい訳ではないが、弱者男性はもともとジャンクな物しか食べないからな

オイルショック世代のジジババをどうにかしないと

2025-04-26

過去就職世代のその後

就職氷河期世代への支援話題になっているのを聞いて、そういえばそれ以前の就職世代ってどうなったんだろう?と思って調べてみたけど、世界恐慌後には太平洋戦争に向けた動員、オイルショック後にはバル経済が来てて、どっちも30歳くらいまでにはなんとかなってたっぽい。50歳前後まで放置された就職氷河期世代は未曽有。

あとは海外の事例を探すほかないのかな。イギリスパンク世代とか?

2025-04-19

anond:20250419091332

経団連前身ができる前、近衛内閣で商工大臣が5回も交代してる

しか阪急トップ小林一三とか、海軍軍人まで辞めてる 

軍医族の伍堂卓雄が、開戦前戦争経済制度を言い出し、3年たって、戦争中に東條内閣岸信介経団連を完成した

戦後米軍物資提供して高度成長することも、初めから伍堂と岸で決めてたまである

第38軍はベトミンを育てて、経団連は、米軍に繊維やタイヤ合板を売った(ただしオイルショックで終了)

経産大臣トランプ会談で何か言われなかったかね…

2025-03-30

共和党政権の時に重大なリセッションが起きやすい?

詳細は会話ログを読め

https://grok.com/share/bGVnYWN5_533be1bc-77aa-4fe9-98bc-bd8a6940e60f

redditのStocksかStockMarketで見たけど共和党政権の時には重大な不景気になりやすいらしい。

フーバー世界恐慌ニクソンニクソン・ショック。ブッシュJrITバブル崩壊リーマン・ショックトランプ1期目でコロナショックとか。

過去10回の不景気の7-8回ぐらいは共和党政権の時に起きているらしい。

たぶん、共和党小さな政府が好きだから財政引き締めと減税を重視して、景気後退への対応が後手に回ってしまって、大きな景気後退を起こしやすいのかもしれん。

逆に言えば民主党政権大きな政府で、財政緩和で不景気を起こしづらいがバブルを起こす可能性もあるのかもと。

と、いうデータと仮説を基に、反証データを調べたりといろいろやりました。

共和党大統領下の重大なリセッション
次に、共和党大統領下での「重大なリセッション」をチェックするよ。

ハーバート・フーバー (1929-1933)
世界恐慌 (1929-1933): 1929年10月の株価暴落から開始。
GDPは約30%減、失業率は25%超。間違いなく「重大」。
リチャード・ニクソン (1969-1974)
1973-1975不況: 1973年11月開始、1975年3月終了(16ヶ月)。
オイルショック引き起こしGDP成長率はマイナス2%超、失業率は9%に。結構「重大」な部類。
ロナルド・レーガン (1981-1989)
1981-1982不況: 1981年7月開始、1982年11月終了(16ヶ月)。
失業率10.8%まで跳ね上がり、GDPも大幅低下。十分「重大」だね。
ジョージ・W・ブッシュ (2001-2009)
ITバブル崩壊 (2001): 2001年3月開始、2001年11月終了(8ヶ月)。
比較的短いが、IT業界への影響が大きく、失業率は6%超に。
リーマン・ショック (2007-2009): 2007年12月開始、2009年6月終了(18ヶ月)。
GDPは4.3%減、失業率10%に迫る。超「重大」。
ドナルド・トランプ (2017-2021)
コロナショック (2020): 2020年2月開始、2020年4月終了(2ヶ月)。
GDPは年率換算で31.4%減と記録的だったけど、短期間で回復。外部要因(パンデミック)が主因だから「重大さ」の評価微妙かも。

念のため逆の証拠も探してみる

民主党大統領下の重大なリセッション
まず、第二次世界大戦後(1945年以降)を基準に、民主党大統領の在任中に始まったリセッションを見てみる。リセッションの開始は通常、National Bureau of Economic Research (NBER) の定義に基づくよ。

ハリー・S・トルーマン (1945-1953)
1948-1949不況: 1948年11月開始、1949年10月終了(11ヶ月)。
GDP成長率は低下したが、戦後調整期の影響が大きく、失業率は5.9%程度で「重大」と呼ぶほど深刻ではなかった。
ジミー・カーター (1977-1981)
1980年不況: 1980年1月開始、1980年7月終了(6ヶ月)。
短期間だったが、インフレエネルギー危機(第二次オイルショック)の影響で失業率が7.8%まで上昇。とはいえ、規模的にはそこまで「重大」とは言えないかもしれない。
その他:
ジョン・F・ケネディ (1961-1963)、リンドン・B・ジョンソン (1963-1969)、ビル・クリントン (1993-2001)、バラク・オバマ (2009-2017)、ジョー・バイデン (2021-現在) の在任中には、リセッションは始まっていない。オバマ2007年12月開始のリーマン・ショックを引き継いだけど、これはブッシュJr.時代に始まったものから除外ね。
結論: 民主党大統領下で始まった「重大なリセッション」は、戦後で見るとほとんどない。1948-49は軽度で、1980年短期間かつ中規模。歴史的民主党政権リセッションの開始を避けてきた傾向があるみたいだ。


たとえるなら、風邪放置して寝込むまで悪化させてから薬を打ち込むか、

風邪の初期に大量の薬を投入して、やや過剰に投与するが早めに直すかみたいなものなんだろうな。

したがって、寝込むほどの風邪(リセッション)は、対策が後手に回りやす共和党政権で起きやすい。

と、いうことは、投資家としては、以下の戦略が使えるように思う。

共和党政権リセッション兆候をつかんだら、警戒して早めにポジを減らして現金比率を上げる。

彼らは対策が後手に回りやすいので、寝込むような風邪(リセッション)になりやすい。

そして、市場暴落して恐怖に包まれた時に少しずつ買っていくと。

民主党政権リセッション兆候をつかんだら押し目として強気でいいのかもしれない。

なぜなら彼らは過剰に薬を投与してくるから




SP500の株価共和党でも民主党でも上がることがほとんどだ。

後手に回ることはあっても、彼らも対策をしないわけではないので、必ず何かの対策をするし、それが不十分だと選挙で負けるから

共和党政権であっても、暴落して恐怖と悲観に市場が包まれた時は買い時といえる。

2025-03-15

エネルギー供給国と戦争

三行まとめ


石油やガスを世界供給できる国と、そうでない国。この差が世界勢力図をどう塗り替えてきたか世界資源エネルギー入門』をきっかけに調べてみた。

エネルギー資源を持つ国は、ただ経済的に優位ってだけじゃなくて、地政学的にもめちゃくちゃ強い力を持つようになる。実際、石油天然ガスの輸出に依存するペトロ国家は、そうでない国に比べて2倍も高い頻度で国家戦争に関わるって研究結果もあるらしい。

ウクライナ侵攻でもこの構図がはっきり出てた。ロシアは長年、欧州向けのガスパイプラインを握ることで影響力を強めてきた。欧州は侵攻前、天然ガス輸入の4割以上をロシア依存してて、ドイツなど一部の国では8割超だった。だからこそプーチン欧州の結束を分断できると踏んだんだろうね。

2022年5月以降、ロシアは非友好国にルーブル建て支払いを要求して、応じなかったポーランドフィンランドへのパイプライン供給を停止。9月には欧州最大の供給路だったノルドストリーム1も停止に追い込んだ。冬場にウクライナエネルギーインフラ攻撃しながら欧州向けガスも絞るエネルギー戦争を仕掛けて、ウクライナ政府の戦意欧州の結束を挫こうとした。

でもロシアの想定通りにはいかなかったんだよね。欧州各国は代替となるLNG調達や再エネ促進に走った。ロシアエネルギー供給恫喝欧州エネルギー安全保障の教訓を残して、結局ロシア自身市場シェア喪失と影響力低下を招きつつある感じ。

中東産油国も同じく、エネルギー資源外交戦略上の強力な武器として使ってきた。1973年第4次中東戦争ではアラブ産油国イスラエル支援国に対し石油禁輸を実施原油価格は急騰して、西側諸国では深刻な経済混乱(オイルショック)が起きた。

最近でもサウジアラビアOPECプラス事実上リーダーとして原油増産・減産の主導権を握って、世界石油価格を左右してる。2022-2023年にはサウジロシアが組んで原油生産削減を決めて、インフレに苦しむ米欧にとってガソリン価格上昇要因になった。こんな感じで中東産油国生産調整で世界経済に影響与えて、エネルギー市場コントロール地政学上の発言力を維持してるわけ。

歴史を見ると、エネルギー資源戦争に直結した例は他にもいっぱいある。第二次世界大戦前、米国日本に対して石油禁輸措置を取った結果、日本は輸入石油の88%を失って、これが太平洋戦争の引き金の一つになったとも言われてる。

イラクフセイン政権石油収入軍事力を増強して、イランイラク戦争クウェート侵攻という侵略戦争を起こした。リビアカダフィ政権石油収入たっぷり周辺国への軍事干渉やりながら、長期独裁体制を維持した。エネルギー資源金持ちになった指導者権力基盤がガッチリして、軍事的冒険が失敗しても政権崩壊しないケースが多いんだよね。

エネルギー供給国の地政学的優位性はどこから来るのか。三つあると思う。

1.他国エネルギー依存をテコに影響力を行使できる点。エネルギー供給を減らすぞって脅しや実行で相手国の経済に打撃与えて、政治的譲歩を引き出せる。

2.莫大な資源収入による軍事力外交力の強化。国家予算の大部分を石油・ガス収入が占める国では、指導者国内支持を買収しやすくて政治的に安定しやすいから、大胆な外交軍事行動に出やすい傾向がある。

3.国際協調カルテルによる市場支配力。OPECみたいな資源カルテル供給国が団結して、生産量調整で市場価格を左右する。これで消費国に対する交渉力を高めて、自分に有利な外交関係を作れる。

でもさ、エネルギー武器化する戦略にはリスクもある。やりすぎると相手国がエネルギー自立化に動いて、長期的には供給国が市場や影響力を失う自滅パターンになりかねない。1973年石油危機後、先進国省エネ供給源多角化に走ったことや、ロシアのガス供給削減で欧州代替調達先を探した事実は、このエネルギー兵器逆効果をよく示してる。

エネルギー資源現代戦略物資として国家関係ですごい力を持つ。エネルギー供給を握る国は相手国の生殺与奪の鍵を握る一方で、その力の使い方を間違えると自分の影響力低下を招く両刃の剣でもある。とは言え、再生可能エネルギーの普及や脱炭素化が進んでも、しばらくはエネルギーを制する者が世界を制するって図式は変わらないと思うんだよね。

2025-03-07

原発電力足りないかアルミ製錬出来ないというのはデマ

棘のまとめにのせられてる人が結構居るが、商用電力でアルミ製錬していた工場なんで日本には40年間無かったぞ!

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2521158

当然、原発時代に商用電力で製錬してた事もない。それは何故か?

 

アルミ電気缶詰

ボーキサイトという鉱物から製錬するんだが、途中でアルミナ(酸化アルミから酸素を奪い取る(還元必要がある。この為に電解を行う。ボル電池とかでやったアレだよ。電解液に電気流すと陰極に析出するってやつ。

ところがアルミ場合はこの電解にもの凄い電気を使うのだ。1tの製錬に15,000kwh使う。

 

ちょっと計算してみた。

なんか最近、「電気代が12万円と家賃並みで困ってる」って言いながら4人家族で4000kwh使ってる人がニュースに出てネットツッコミ食らってたが1tの製錬でその4倍くらいですのよ奥様。

工場用の電力はもっと格段に安いので電力会社サイト計算すると15,000kwhの使用料は30万円強ぐらい。

アルミ価格は今400円/kgなんで1tだと40万円だ。原料費など合せると赤字になってまう。

こういう訳でアルミは「電気缶詰」とよく言われるんだ。

 

唯一の国内製錬所

から日本では一か所を除いてボーキサイトからの製錬って行われてなかったのね。

その一か所というのは日本金属蒲原工場日本唯一のアルミ製錬所として有名だった。

何故ここだけは国内製錬が出来ていたかというと、ここは専用の水力発電所を持っているのだ。つまりはいくら電気使ってもタダってわけ。

映像で見た方がいいと思うので古い科学フィルムURL置いておくよ。

https://youtu.be/OmzOg0Golrs?si=amRMpAjZZ8Oa6UlV

 

他はオイルショック撤退

日本でも昔は国内で製錬していた。そこに直撃したのがオイルショック原油値上げだ。これで電気料金が跳ね上がり、地金価格釣り合わなくなって輸入するようになった。それで専用の水力発電所を作っていた日本金属蒲原工場以外は全部撤退

 

中国からは輸入してない

棘でロシア中国からのみ地金輸入していると書かれていて鵜呑みにする人が多いが、中国からは輸入していない。

理由簡単で、アルミを一番必要としているのは世界工場中国からだ。輸出する余裕がない、っていうか輸出するなら国内で売った方が高い。輸送コストも少ない。

今の日本の地金輸入元はニュージーランドオーストラリアUAEサウジロシアなどだ。

これらの国が安く製錬できる秘訣は、やっぱり水力発電なのだUAEサウジは違うかな?天然ガスとかかもしれない。

資源関係では昔からNJと豪州は縁があるのだ。そしてボーキサイトアルミも昔からソ連/ロシアから輸入している。

でも、もう一つ大事調達元があるのだ。

 

スクラップ

それは国内で出たアルミ製品スクラップだ。アルミだけじゃない、金属は全てスクラップ重要なのだ

アルミ場合供給元の半分くらいがスクラップになっている。

しかスクラップ場合は製錬工程が要らないのだ。溶かすだけ。アルミの溶ける温度は600℃程度だから楽勝だ。つまりは省電力だ。

から国内で出たアルミゴミちゃんスクラップとして回収されるというのは貿易収支改善する上に、国内省エネ鉱山があるのと同じなので国力ともなるのだ。

そういう訳で皆さん金属ごみは混ぜずにちゃんと分類して捨てて下さるようにお願いします。自治体収入にも成りますんで。 

 

製錬と精錬

製錬:鉱石から金属を得る事を言うよ

精錬:不純物を除去して金属を得る事を言うよ

 

調べよう

から原発を増やしてもアルミ製錬を商用電力で行うというのは全く無理な話なのだ電気代値下げしても絶対にペイしない。

日本送電は高品質で、他国に比べても電力が高いというのはある。でもそれを加味しても商用電力でアルミ製錬はどうやってもペイしないのだ。

 

アメリカの様子見て怖くならないだろうか?私は怖いよ。

だってアレ自分の国ぶっ壊してるのに全く気が付いてない。不老不死にしてやろうと水銀呑ませてるみたいな事をやってる。カルト宗教儀式みたいだ。

ネット扇動しまくり扇動されまくりの果てがアレだ。妥当情報以外をシャットアウトする能力を磨かないと先人が何十年も積み上げた自分社会国家をぶっ壊してしまう。しか外国に操縦されている疑いが濃厚だ。

 

妥当情報」かどうか判断する勘も重要だ。この時に「アルミ 中国」と検索するとSNSの偽情報が引っかかってしまう。

そこで「アルミ 製錬」とするとメーカー商社説明が掛かるのだ。だから「製錬」という言葉を知っていないと難しいのだ。ちょっとだけ知ってる者には中を見せてくれるが、知らないと扉の壁画現実だと思ってしまうのだね。

そしてその壁画は悪意のある外国が描いたものかも知れないのだ。ヤバい世の中だ。

2025-02-03

anond:20250203130345

オイルショックがあって、石油の枯渇こそが人類滅亡の原因とまで思われていた時代だもんね・・・

2025-01-25

なんで非婚化が少子化の原因だという話が「女性高望みをしてるからだ」になるの?

結婚は両性の合意あって初めて成り立つものなのに、どうして「女性高望みをしてるからだ」になるんだ?

男性は「高望み」していないというソースでもあるのか?ないだろ。

まりにも論理破綻している…。

こいつみたいに知能に問題のある男を拒否したら、「高望み」になるというのなら、その「高望み」の定義おかしいんだよ。

仮に「高望み」せずにこいつみたいな男と結婚したとしても、子供に劣った知能を遺伝したくないか絶対に産まないと思う。

女性高望みしてるんじゃなくて、男の知能が低すぎるんだよ。

hunglysheep1

hunglysheep1 物価高というがオイルショックの時は年20%近い上昇をしたが合計特殊出生率2.0程度ある。非婚化の影響だよ https://crossacross.org/ky/Tradeoffs+among+gender+equality+and+birth+rate だが政府は「女性高望みをしてるからだ」とは言えない

https://b.hatena.ne.jp/entry/4765285449073804960/comment/hunglysheep1

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん