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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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ネットフリックス映画 『ミッドナイト・スカイ』



担当者の地元の映画館は県内最古のシネコンのイオンシネマ県央となりスクリーン数は7。
某シネコンと違ってレイトショー割引があるので、お仕事帰りに重宝してるものの、
最近のラインナップは先日、紹介した『佐々木、イン、マイマイン』に『真・鮫島事件』『プロム』『ミッドナイト・スカイ』と
メジャーでも、ミニシアター系でもない、どっちつかずの作品が不意打ちにのように公開されてて、
なんだか目が離せなくなってます。

以前に『人生フルーツ』も公開していたのでミニシアター系の大ヒット作もきちんと目配せしているようですが。

振り返れば開館当初は物珍しさもあってかトミー・リー・ジョーンズの『ボルケーノ』やジェット・リーの『ロミオ・マスト・ダイ』でさえ、満席の中で観た記憶があるものの、その後のシネコンの乱立、特にT・ジョイ長岡が開館してからは、例え宮崎駿監督作でさえ満席の観客に交じって観た覚えがないので、なかなか大変なんだろうなぁ、と想像します。
でも『鬼滅の刃』は平日夕方でも満席だったので、本当に大ヒットなんだと驚いてましたが。

それでこの前観たのがジョージ・クルーニー監督・主演作『ミッドナイト・スカイ』
破滅を迎えた地球に残った科学者と任務を終えて地球の帰還する宇宙船を交互に描きながら、
行間を読むような静かな映画でグイグイと観せてくれるSF。
ジョージ・クルーニーが出てるので『ソラリス』や『ゼロ・グラビティ』をどうしても想起する場面がありましたが、
たぶん現場で学んだことを今回の監督作で活かしたんでしょうが、
これがやはりスクリーンで観て良かったと思わせる作品でした。
特に宇宙飛行士達が船外で活動しながら目の当たりにする息を飲んで陶酔するような美しさに、
思えば『月世界旅行』から映画人は宇宙に魅せられてきたと。

で、本作はネットフリックス映画で当然配信に力を置き、
イオンシネマ県央での公開も始まったばかりなのに配信前の12月24日に終了とのこと。
この日はレイトショーの1回のみの上映で観客は自分含め2人。
これは口コミで広がる映画だと思うんで、そんなネットフリックスの宣伝で劇場を使うのはどうなのかと。
メリル・ストリープの『プラム』やアダム・ドライバーの『マリッジ・ストーリー』とネットフリックス映画を公開してきたので、
それを売りにする劇場にしてもイイのではと思いましたが。

今年は『シカゴ7裁判』やデビッド・フィンチャー監督の『Mank/マンク』等、去年だったら『アイリッシュマン』と、
昨今の映画界はネットフリックスが席巻しているので、スクリーンで観たいという人も多いハズ。
それが『ミッドナイト・スカイ』ならチラシの表はポスターと同じデザインで裏側は解説文は全くない白紙なので、
これじゃぁ、本当に一部のスキモノにしか届かない、せっかく良い機会を作ってるのに実に勿体ないと。

あと『ミッドナイト・スカイ』はなぜ地球が破滅するのか、
わざと思わせぶって理由を明かさずにいて、
これがけしからんという御仁がいることに驚きました。
あからさまにはしないとはいえ映画を観てれば
環境破壊のツケがとうとう回ってきた、と感じられると思うんですが。
あとコロナ禍の今を容赦なく照らしているとも。

https://www.netflix.com/jp/title/80244645

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