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はてなキーワード: 黒帯とは

2025-10-01

祖父から電話に出たくない

私には事実上、2人祖父がいる。

1人は私が生まれた時からずっと一緒に実家暮らしてる祖父。(じぃじと呼びます)

じぃじは祖母文通を通して遠距離交際を始めて、父親専門学校学費を払ってくれたり生活の面倒を結婚する前から見てくれていたらしい。

父が高校卒業して親元を離れるまで結婚を待ってくれたり、生まれた血の繋がりのない孫の私にとても良くしてくれた。頭が上がらない程に。

私にとって祖父は生まれた時から一緒のじぃじだけだと思っている。

しかし私にはもう1人祖父がいる。

それは九州に住んでる祖父

祖母や幼い父にDVを繰り返し離婚されてから養育費も払わずに逃げた人だと祖母から聞いてる。

父が幼い時の離婚なので祖母からしか話を聞いたことはないのでどこまで本当なのかは分からないが、じぃじが生活を助けたのは事実だし祖母を疑う理由がないので事実だと思う。

父が何故そんな人と関わりを再開したのかは分からないが、酷いやつでも実の親だから交流したいという気持ちはまぁ分かる。

ただ、父は離婚して寂しい暮らしだった弊害

理想の『家族』という形に凄くこだわっている。

親に孝行するのは当たり前という感情が強いので、孫に会いたい話したいという祖父の願いを叶えて親孝行してやりたい!と思っている節がある。

実家を出る前に父に九州に連れられて、何年かぶり祖父に会わされた。

何年も会ってない18になった女の孫を抱きしめて手を繋ぎたがった。

声が可愛い顔が可愛い連呼した。

とても気持ち悪かった。

父にすらそんな嫌悪感を抱いたことなかったのに。

そもそも父はそんなスキンシップ小学校3年生以降したことは1度もない。

でも嫌がったり素っ気ない態度は父に怒られるので仕方なくよそ行きの笑顔対応した。

帰りに卒業祝いだからと袋いっぱいのお菓子10万円をくれた。

有難いとは思ったけど、今更そんなことするならちゃん養育費払えよと思った。

そのお金は持ってるの嫌で全部ゲーセンで使った。

家を出てから2~3回祖父から電話に出た。

何度もかかる不在着信に罪悪感があったかタイミングがあった時にだけ。

最後に出た電話は去年の終わりごろ。

家にあるギターを送るから住所を教えろと言われて置き場所がないからとやんわり断った。

ギター欲しいなんて1度も言ったことがないのに。

そして、彼氏と住んでるなら望まぬ妊娠をしないよう気をつけろと言われた。キモかった。

若いうちに結婚して子供10人産まないとダメだと言われた。

私は子供は欲しくない。

継母から虐待と守ってくれない父に心を病んで毎晩自分そっくりの子供を殴りまくる悪夢を見るようになって子供を諦めた。

最後に家にゴキブリネズミが出るが餌をあげて子供のように可愛がってる話をされ電話は終わった。

血縁祖父ながら気持ち悪いやらなんやらの感情でいっぱいになり、何十回かの着信を無視している。

から時々、

祖父電話に出ないと心配している。不審者に襲われたのかもしれないかスタンガンを送った方がいいかと言っている。親孝行だと思って電話に出てやれ」と言われる。

その度に、電話来てないけどな〜と誤魔化しているが限界は近いだろうなと思う。

今日も朝8時に電話がきて、出るか悩んでる間に切れた。

自分の話したいことだけ話して、余計な説教をして私に話したいことないかも聞かない人の電話に出るのは正直キツイ。あと訛りで聞き取りづらい。

あと何回電話がないで通せるかな。

履歴見られたら分かっちゃうし。

祖父無責任な行動やDVは心の底から軽蔑するし、その結果私が産まれて、継母から虐待された。

父は『家族仲良く』の理想にこだわって助けてくれなかった。

空手黒帯の父に叩かれるのは痛かった。

18年我慢してようやく逃げたのに、まだ苦しいのに子供を産めとか親に感謝とか、あんクズ説教されて言い返せないのが辛い。

無視する度に罪悪感がある。

ブロックするのもバレたら怖いしで躊躇ってる。

優柔不断で嫌になる。

早く楽になりたい。

2025-08-21

anond:20250821111528

俺は自炊男だけど、そうめん冷凍うどんチンより重労働かつそこまでおいしくないからできれば避けたいと思ってるよ

ぶっちゃけ労働に見合った味はしていないと思う

揖保乃糸黒帯でも年1で良いレベルだわ

2025-05-08

逆説の殉教者

影山という男がいた。彼はかつて、巷に溢れる「ポジティブシンキング」という名の薄っぺら信仰を、公衆面前完膚なきまでに論破することを生き甲斐にしていた。朝礼で朗らかに今日も一日、前向きに!」と宣う上司がいれば、「前向きとは具体的にどのような精神状態を指し、それが業務効率にどう統計的有意差をもって貢献するのかご教示願いたい」と真顔で詰め寄る。SNSでは自己啓発的な名言を垂れ流すアカウントを見つけては、その論理的矛盾現実逃避的側面を、鋭利言葉執拗に、粘着質に指摘し続けた。周囲からは「また始まった」と生暖かい目で見られ、やがて煙たがられる存在になったが、影山はどこ吹く風。彼は自らを、甘ったるい幻想にまどろむ大衆警鐘を鳴らす、孤高の現実主義者だと信じて疑わなかった。

しかし、いつのからだろうか。影山の熱心な「ポジティブ叩き」は、徐々にその様相を変えていった。彼が執拗監視し、批判の的としていたポジティブな言説や人物、それらに対する彼の情熱は、憎悪というよりは、もはや執着と呼ぶ方がふさわしいものへと変貌していたのだ。気がつけば、彼は「ネガティブこそが真実であり、世界を覆う欺瞞の光を打ち破る唯一の聖剣なのだ!」と、今度はネガティブという教義黒帯レベル信者と化していた。

彼の日常は、ポジティブものを探し出し、それを打ち砕くための聖戦に捧げられていた。朝一番にチェックするのは、昨日彼が論破したはずのポジティブインフルエンサーが、今日も元気に「小さな幸せを見つけよう!」などと投稿していないか電車中吊り広告に踊る「夢を諦めないあなたへ」というキャッチコピーを見れば、舌打ちと共にその欺瞞性を脳内で反芻し、帰宅後には長文の批判ブログを書き上げる。スーパーで「元気が出るビタミンカラー!」と銘打たれた野菜を見れば、「色彩心理学安易商業利用するな」と心の中で毒づく。

彼は、ポジティブものを叩き潰すことに夢中になりすぎるあまり、逆にいつもポジティブのことばかり考えていた。それはまるで、憎いはずの相手SNSを隅々までチェックし、その一挙手一投足に心をかき乱され、相手思考や行動パターンを誰よりも熟知してしまうという、屈折した片思いの構図そのものだった。ポジティブ言葉ポジティブ笑顔ポジティブ物語。それらは彼にとって、否定し、論破し、解体すべき敵であったはずなのに、いつしか彼の思考の中心を占め、彼の行動を規定する原動力となっていた。

ある雨の日の午後、影山は古本屋の隅で、なぜか自己啓発書のコーナーにいた。彼は無意識のうちに、鮮やかなオレンジ色背表紙金文字で『人生が輝く!魔法ポジティブ習慣』と書かれた本を手に取っていた。ページをめくり、そこに並ぶ安直な励ましの言葉や、根拠の薄弱な成功譚に目を通しながら、彼はいものように「くだらん」「欺瞞だ」と心の中で呟いた。しかし、その時、ふと奇妙な感覚に襲われた。それは、獲物を見つけた狩人のような、微かな高揚感。この陳腐言葉の群れの中から、新たな否定材料を見つけ出し、それを完膚なきまでに論破する未来想像し、ほんの少しだけ、口角が上がったような気がしたのだ。

彼はハッとして本を棚に戻した。そして、雨に濡れた街を眺めながら、自問した。自分は一体、何と戦っているのだろうか? ポジティブという概念否定するために、誰よりもポジティブものアンテナを張り、その情報収集し、分析し、それについて思考を巡らせる。これほどまでにポジティブもの時間情熱を捧げている人間が、他にいるだろうか。

「もはや、俺はポジティブに取り憑かれているのかもしれないな」

自嘲めいた呟きが、雨音に混じって消えた。

彼が憎み、否定し続けたポジティブという名の亡霊は、いつしか彼の影そのものとなり、彼の内なる芯を形作っていた。それは、否定という行為を通じてしか他者世界と繋がれない、影山の哀しいまでの純粋さが生み出した、皮肉殉教者の姿だったのかもしれない。そして彼は、明日もまた、新たなポジティブを探しに出かけるのだろう。それを否定するために。そして、それによってしか自身存在を確かめられないかのように。

2025-05-05

知的障害者を雇って失敗した話

老人ホーム万年人手不足積極的精神知的障害者を雇っていた。

介護はさせられないが、清掃やベッドメイキング洗濯等を頼める。

なにより障害者最低賃金相場なので財布にも優しい。


今までも何人も障害者採用して、皆仕事をしっかりやってくれているし、介護士ともうまくやっていた。


そんな折、知的男子支援学校の実習ということで1か月ほど働いてもらった。

小柄な体格ながらハキハキとした返事も爽やかで、キビキビと動いてくれた。わりと早い段階で採用が決まった。


しかし、ここから地獄の始まりだった。


採用からサボり癖が出始めた。遅刻常習犯だし、勤務中も目を離すとどこかへ消えてしまう。

施設じゅうを探したらトイレの個室で眠りこけてるなんてことがしょっちゅうあった。

注意してもヘラヘラするだけで、怒られていることが分かってない様子だった。


採用後も学校先生就労支援職員さんが時々見に来てするのだが、その時に限って採用前のようにきっちりするのだ。

どうも彼の中で怒らせてはいけない人とそうでない人という区別をしているようだった。


介護スタッフも通常の業務を抱えているので、彼をつきっきりで監視することはできない。

ある時はケアステで洗濯物を畳むように指示したが、5分後ケアステに戻ると

洗濯物に頭を突っ込んでいびきかいてやがった。


男性職員が注意するとなんか神妙そうな表情を浮かべるのだが、女性職員の注意はヘラヘラとして一向に入らない。

……そうか、分かってないんじゃなくて女性を舐め腐ってるだけじゃないか


後々判明するのだが、彼の実家空手道場で、彼も黒帯持ちだった。

動物本能とでもいうのだろうか、女がナンボのもんじゃいという感じでヘラヘラ言うことを聞かないのだろう。

そんな時は体格のいい男性職員説教役になるのだが、入居者さんたちがいる手前、そんなきつい注意の仕方も出来ない。


マネージャーから就労支援経由で、彼にはそういう悪い所がありますよと彼のご両親に伝えても

「ウチの子はできる子です!そんなはずはありません!」の一点張りで取り付く島もなかったという。


じゃあそれだけで彼をクビにできるかと言えば、それはなかなか難しい。

そうして彼は

仕事しない、注意聞かない、周りのモチベを下げていない方がマシ、でも切れない」という存在になってしまった。


そろそろ彼がウチに来てから5年を迎えようとしている。

5年である

5年ということは無期雇用に切り替え可能ということである

ますます切れなくなる。


なんとかして辞めてくれないかなあ

2025-02-14

ワイは英検黒帯、三段や!かかってきなさい!

2025-02-08

トランス女性スポーツ進出スポーツのあり方変わるんじゃないか

スポーツって基本的上位者けが注目される構図になってるじゃん

けど、それが変わっていくんじゃないか

例えば、岡田准一黒帯とって話題になったブラジリアン柔術って競技では、カテゴリーがめちゃくちゃあるんだよ

性別はもちろん白青紫茶黒と帯によるランクけがある

そこに更に年齢によるクラスけがあるんだよ

から岡田准一黒帯とったといっても、実は岡田准一が出てる年齢別でのクラスでの実力として黒帯が与えられてるんだよな

これは感想だけど、一番厳しい29歳までのクラスでは多分紫帯に届くかどうかって競争力なんじゃないかと思う

けど、ある程度公平な競争をするなら年齢も重要な要素だから、そこを問題にする必要はないだろうってのが、現代スポーツ的な価値観になってるんだと思う

しかも、帯によるランク分けも実は黒帯を持ってる人の判断による認定制だから、確実な基準じゃなかったりすんだよな

からもともと柔道とか他競技の実力者が、実際の実力よりも下の帯で無双するってことも起きてるんだけども

まあ、そこは競争力が高いところ以外で活躍の場を用意されてるってことであんまりみんな不平不満を今のところ言ってないイメージ

ここでトランス女性の話に戻るんだけどさ

ブラジリアン柔術で言うなら、トランス女性は男女のクラスに横断的に出れるようにすればいいと思うんだよ

基本的には女性側で出てさ、そこで実力がついてきて生まれ持った骨格や筋肉女性凌駕するような立場になってきたら、男性カテゴリーに移行するみたいな感じ

例えば女性茶帯を得たら男性の青帯に移行するみたいなさ

そうやって実力に応じた活躍の場を提供するのが、あらゆるスポーツで当たり前になるんじゃないか

2025-02-04

ハメ撮り

元カレが、ハメ撮りしようとしたか

ぶん殴って

スマホを折り

右手の関節を外して

泣きながら土下座させた

空手黒帯彼女


この武勇伝を聞いてから

逆らうのは止めようと思った。

2025-01-29

ぼくの考えた最強のオタク

友達が少なく基本パソコンの前で自由時間を過ごす

絵が上手い

二次創作はしない

アニメを片っ端から見るが容赦無く視聴を切る。完走するアニメは1季節平均0から作品

SNSでは誰ともコミュニケーションを取らない。黙々と絵をあげる。好きな作家からフォローされてもフォローバックしない。好きなのはその作家ではなく作品から

テレビを見ない

芸能人に興味がない。だって人間だぜ?と思っている

特撮は見るがニチアサは見ない。シンゴジラとかを見る

邦画感情過多な演技プランが嫌い

ハリウッド映画は見る。人間だけど人種が違うから過剰演技がわかりにくくなっておりだって人間だぜ感が薄いから見れる

最近スターウォーズアメコミ作品に不満がある

ゲームニンテンドーカプコンで十分だと思っている

スクエニソニーは見た目がいいだけで中身がないと思っているし広報がダサくて距離を置いている

ゲームキャラステータスあげるなら自分のステタータスを上げたいと思ってしまうのでシミュレーションゲームはやらない。アクションゲームだけやる

ゲーム実況は見ない

コテンテンツ提供者の人格キャラクター)は評価しない。したがってバラエティ番組Vチューバー実況動画とは距離をとっている

童貞

オナホを使うのは甘えと思っている

女体は好きだが女は嫌いと思い込むことで童貞である自分を許容している

ソシャゲはやらない

ギャンブルと酒とタバコもやらない

自炊する

エロ漫画エロコンテツのなかで最も芸術性が高いと思っている

抜く時は二次創作同人も見るが原作は知らないことが多い

ぶっちゃけアニメ顔の美少女コンテンツキャラデザってどれも似たり寄ったりだと思っている。キャラクターデザイナーって所詮コンパチ作業してるだけじゃんと思っている

ポケモンモンスターデザインくらい幅広くしてくれよと思っている

空手黒帯

推し活という言葉欺瞞を感じている

コミュニケーション手段としてオタクコンテンツが使われ始めてこの界隈も末期だと思い始めているが次の戦場を見つけられないでいる

絵師としてAIは嫌いだが適応できなければ淘汰されるだけなので反AI活動してる者を見下している

政治宗教話題を出した時点でつまらない人間だと判断する

漫画文化が全体的に好き

巻数が10巻を超えるものテーマを絞った方が良いのではないかと思っている。漫画長期連載とアメリカドラマの際限ない長期シーズンもの資本主義の悪い面が出ており作品ファーストになっていないと考えている

個人事業主在宅ワークのみで生計を立てている

フィギュアを大量に買って全て並べてるコレクターはアホだと思っている。自分の器を超えた際限のない欲望を展示してるし一つ一つを愛でることもできない見る目のないアホだと思っている

本当は彼女が欲しい

メガネをしている

家族仲が良い

性器が大きい

身長170cm〜175cm

痩せ型

ゲイではないが男の娘同人で抜く

男の娘AVを見ると男じゃん…となる

猫が好き

音楽は興味ないのでYOUTUBE適当に流すだけだが演奏するならやっぱベースでしょと思っておりギターボーカルを見下している。ドラムキーボードは許してやってもいい

メガネセルフレームの黒縁

2024-12-29

anond:20241229133832

逆に強者側が弱すぎるというのが世の真実なんだよな

強者はしっかりと自分の身を守らなければなるまいて、年収に伴った強さが必要になるのだ…!!黒帯以上じゃないと年収一億もらえないとかにしておかないと強者弱者の一撃に倒れ伏すことになるのだ…!

2024-11-16

恋愛のデバガメをしたことがある


これまでの人生で、何度かデバガメをしたことがある。

※デバガメというのは恋愛的な意味である性的な意味ではない。

これらを見てしまった経験を通じて、若かりし頃の自分不器用さを思い出した。

今の自分も「成長できた」といえるにはほど遠い。若い人たちを見て、まだまだ成長できる部分がたくさんあることに気づかされた。

もうアラフォーに入ろうとしている。その前に、ちょっとだけ記念的碑に増田投稿してみようと思った。

常連投稿者のように面白くはないかもしれないが、一生懸命書いてみる。



【1組目】同じ会社の若手社員

 一般企業アパレル事務仕事をしている。あと数年以内にはAIに置き換わってしまうだろう。風前の灯火みたいな事務仕事だ。平成初期だったら、私もバリバリ評価を得ていたのかもしれない。令和時代だと、明らかに若い人、時代の変化に適応できる人の方がこの仕事に適性がある。

 社屋3階で働いているのだけど、ある夕方~夜の時間だった。社内に人が残ってない時間帯に、私は4階にあるトイレに行こうとしていた。

 そうしたら、上の階の方で男女の声が聞こえた。一瞬「!?」となって、踊り場の前で留まった。会話は始まったばかりで、男性の方は隣の部署の30才くらいの人だった。女性の方は別の階で働いている子。

 一応、最初から声を拾ってみる。彼を増田君とする。まだ先月のことだ、頑張って思い出してみる。

「○○さん、お疲れ様です」

お疲れ様です増田さん」

「どうしたの、今日は?」

「え……?」

パンダじゃん!」

パンダ……」

「服が白黒だね」

※白黒のボーダーの服だったから?

「え、そうですね」

「白は、初めて見たかも」

「……いっつも白いです♪」

「そう、ええっと、あとは」

※私が踊り場から身を乗り出すと、彼が両手でジェスチャーしてるのが見えた

「○○さん。髪、切った?」

はい、切りました。……どうですか?」

「似合ってるね」

「ほんとですか?」

「うん、似合ってる。ねえ、ねえ。もっと仲良くなれたらご飯いこうよ」

「え、いいんですか?」

「いいよ」

「いきたいです。~~さんとご飯

「じゃ、携帯の番号教えて。メッセージしたい」

「わかりました」

私も、若い頃はあんなだったかもしれない。

意中の男性に声をかけられると、縮こまってしまって、うまく喋れなかったりする。

相手リードしてくれて、それでどうにか話ができる。子どもの頃に聞いた曲に、「大人階段昇る 君はまだシンデレラさ」というのがあったけど、まさにあんな感じだった。

恋愛は、全部相手リードしてくれると思っていた。自分はただ、意中の人がいたら「お疲れ様です」と声をかける。自分からアタックするのは、それくらいでいいと思ってた。

本当に、相手相手だと何もできない。それどころか、廊下ですれ違ったときに「お疲れ様です」と挨拶されても、顔(^^)を背けながら「お疲れ様ですっ!!」って投げやりな感じの挨拶になる。

髪を切った時も、好きな人と話してて「気付いてくれるかな……」と思うとドキドキして硬直したし「髪切った?」って言われそうな時は、事務所内なのに走って逃げだしていた。

そんな、若かりし頃の記憶が蘇ってきて懐かしかった。

トイレの話だけど、はてな匿名ダイアリーだと女性でも漏らしてしまうのが基本らしい。

私はこの時漏らさなかったので、3階にある修理中のトイレ飛ばして、急いで2階のトイレに入った。




【2組目】柔道合宿中学生

 こう見えても、高校まで柔道をしていた。初段しか取れなかったけど。

 柔道って、野球サッカーと違って、やってる子がとても少ない。柔道部のある学校の方が少ないくらいだ。特に女子柔道場合は、本当に過疎である

 柔道部員がちょうど3人しかいない高校だったので、夏休みになると、同じ市内にある高校合宿にお邪魔していた。期間は一週間。そこは工業高校で、立派な柔道場がある。

 市内のいろんな中学高校の生徒が集まって練習していた。男子は泊まり込みのようだった。

 そこで、珍しい組み合わせの男女がいた。ふたりとも中学生だった。凸凹な見た目だったのを覚えている。

 その時は8月初旬だったかな。私が合宿に参加した初日乱取りの時に女子小中学生に胸を貸していたところ、物凄い声が響いた。

「ああ、もおおおっ!!!」

みたいな声だった。

 見ると、小太りの体形の男の子が、その女の子寝技で抑え込んでいた。見るからガッチリ入っていて、逃げられそうにない。女の子は、バイオレンスな感じにグイグイって動いて、男の子お腹をグーで殴り続けて脱出成功した。

 それから女の子は血相を変えて、小太りの男の子寝技で抑え込みに行っていた。女の子黒帯で、男の子白帯だった。それにしても寝技が上手な男の子だった。体の幹が強いのもあるし、女の子が上から乗って行っても、軟体動物みたいにスルリと躱してしまう。

 決着がつかずに、乱取り終了のタイマーが鳴った。次の日も、また次の日も私は合宿に参加していた。他校の女子練習ができる希少な機会だった。

 いいかげん、筋肉痛がひどかった。女子中学生が打ち込みでも乱取りでも、私のところにばかり来るからだ。多い時だと、1日に30本近く(ほぼ90分)も乱取りをしていた。

 本当に貴重な時間だった。母校では、こんなに多くの女子選手練習することはできない。政令市にある名門校はともかく、田舎公立高校女子柔道環境は非常に厳しい。

 あの男の子女の子だけど、それから毎日見ることになった。私がいる練習スペースの近くで、あのふたりが一緒に練習している(組み合っている)ことがよくあった。

 男の子は、誰に対してもマジメな練習態度だった。手を抜かないし、女子選手小学生と組み合っても配慮していた。

 でも、あの女の子乱取りをする段になると、ビビっている様子だった。彼女乱取りになるとモードが変わる。真剣ガツガツやりあうのだけど、恐怖を感じながらやってるというか。

 男の子はさておき、中学生の"女の子"の方だけど、どう見ても強い子だった。普通中学生男子だったら普通に投げ飛ばすし、相手高校男子でも、白帯だったらフツーに力で圧倒していた。

 男子相手でも、引き手と釣り手を上下ブンブン振り回して、相手払い腰で投げ飛ばすと……『進撃の巨人』の冒頭あたりで、エレンミカサに投げ飛ばされたような感じで、相手柔道場の壁にぶつかって倒れた。

 私も彼女乱取りしたけど、一度だけ綺麗に背負いで投げられた。柔道が強い子は、基礎的な体力からして違う。あの男の子とも乱取りしたけど、体幹が物凄くて投げれる気がしなかった。どれだけ足を引っかけても動かせる気がしない。

 ただ、彼はボヤっとした柔道をする子だった。動きが明らかに鈍い。子どもにはあることだけど、スポーツやってるからには相手に勝つ!! という自覚が明らかにない……そういう子は、やっぱりボテボテとした柔道になりがちだ。

 

 結局、3,4日だったかな。その男の子がいたのは。合宿の最終日より前にいなくなった。市外の中学からの参加で、学校から距離があるので、予めそういう日程だったんだと思う。私もそうである

 夕方だった。私が工業高校から家に帰ろうとしてると、あの"女の子"が入口の柱のところでまごまごしていた。すぐ近くには、あの小太りの中学生男子がいる。引率の先生と話している様子だった。

 女の子は、彼のことをチラッと見ることがあった。視線真下にある畳に行ったり、彼の方に行ったり、安定してない。やがて、中学生男子が話を終えると、なんと……なんと……!!

 彼は女の子の方を向いて、一瞬立ち止まった。私は耳をそばだてていた。あまり内容は覚えてないけど、再現してみる。

「あ、これは、これは~~さんじゃないですか。お疲れ様です」

「お疲れさま」

「疲れんかった? 今日で終わりでよかったね。いい修行になった」

「うち、今日で終わりじゃない。まだあと2日あるんよ」

「まだあと2日も? しんどいやん。なあなあ自分銀河学院だっけ?」

「うん」

「俺、学校遠くにあるから尾道学校

「知っとるよ」

「ぜんぶ参加したかったな~」

しょうがないよ」

(ごめん……この間は覚えてない)

「なあなあ。もう会えんよ多分。うちら

「そうかな?」

「そ~よ~」

「残念かも」

あんた、家までどうやって帰るん? 先生の車?」

「いや。駅まで歩く。あとは電車

「うちも歩く!! 一緒に帰ろ」

 眩しいな~と思って眺めていた。かくいう私は、恋愛経験が少ない女子だった。

 あのふたりは、本当に一緒に帰っていた。私は親が工業高校まで迎えに来てくれる約束だった。校門付近まで行くと、あのふたりが一緒に並んで歩いていた。女の子の方は自転車で、男の子は徒歩だった。

 いや、懐かしい。ほんとに懐かしいなぁ。それでいて眩しかった……



【3組目】任天堂公式ショップにて

 去年の冬だった。タワレコの近くに任天堂公式ショップがある。仕事帰りに立ち寄ることがあって、昔懐かしいマリオカービィぬいぐるみを眺めていた。職場はこの近くだけど、存在を知りつつ入ったことはなかった。そういうお店ってあるよね。鶏白湯ラーメン専門店とか。

 お洒落ショップだった。店内レイアウト無駄がないというか、導線を綺麗に描けている。右回りの人でも左回りの人でも、混雑しないようになっている。こういうのは気になる。

 店内をウロウロしてると、私が知らないゲームのグッズ売り場に行きついた。私の隣には女性がいた。40才くらいかなと思ったけど……見た目がすごく若かった。20代後半に見える。

 私は同性なので、顔のしわの感じでわかった。男性でも見抜ける人はいるのかな? いいや、私でなきゃ見逃しちゃうねと思ったところで、その女性キーホルダーを手に取った。

 キャラ名は知らないけど、イカみたいなキャラクターだった。イカ琥珀色の球形に入っていた。高級なカブトムシクワガタ琥珀色の何かに漬かってるのを見たことがある。あんな風だった。

 その女性イカを手に取って眺めると、顔がぱあっと明るくなった。気に入ったのだろう。ずっとイカをまじまじと眺めていた。すると。

 

「それ、いいですよね」

 向こう側にいた若人男性が、彼女に声をかけた。純朴そうな見た目の青年だった。私の勘(年齢センサー)だとおそらく20代後半である

 その子は、一瞬こわばった感じだったけど。

「えー。そうですよね、可愛いですよねぇ」

と返事をしていた。

 それから、とりとめのない会話が始まった。イカが出てくるゲームの話をしていたはず。私はしばらくカゴの中のキーホルダーを手に取りつつ、ふたりの話を聞いていた。

 やがて、もういいかなと思って、その場を離れてレジに向かった。私が買ったのは、手のひらサイズ1UPキノコだった。高校生の時、幕末志士の動画ファンだった頃を思い出して懐かしくなった。

 その次の週も任天堂ショップが気になった。本当になんとなくだった。まだ見れてないものがある気がして。

 ところで、あのイカが出てくるゲームスプラトゥーンだった。名前は聞いたことがあった。中味はほとんど知らない。

 私のはてなブログ歴は約7年だけど、あのイカサムネイル画像しかたことがない。有名タイトルのはずなのに……そういうコンテンツってあるよね。野獣先輩とか。

 それで、任天堂ショップに入ろうとした時に見てしまった。レジ付近を見ると、あの男女がいた。一緒に買い物をしたようだった。ショップの袋を抱えている。

 なんか、ぎこちない感じだった。両方とも会話の雰囲気がぎこちない。声は聞こえないけど、雰囲気オーラで伝わってくる。ふたり入口付近に立って、何かをずっと話していた。緊張してるように見えた。

 私はそれから店内をグルグルと廻って、スプラトゥーンのコーナーを一通りチェックして、ゲーム体験してる人達を後ろから眺めて、あとはどうしたっけ……ゼルダの伝説ピンバッジ? が恰好よかったのと、あとはどぶ森のコーナーを新発見して、子ども時代の思い出に耽った。

 今年の春だった。再び、任天堂公式ショップ(※正式名称Nintendo TOKYOです)に行ってみたのは。この時を最後に行ってない。お店に入る前の歩道で、あのふたりが一緒に歩いてるのを見た。

 ここまでくると、もはや必然だと感じていた。あの時とは違って、リラックスした雰囲気だった。手を繋いで、歩道の端っこの方をゆっくり歩いていた。仲睦まじいという言葉が似合っている。そんなふたりだった。

 水面を一緒に泳いでいるオシドリみたいだった。オシドリは、子どもができると♂の方が♀から離れてまた嫁探しをするらしいけど、そんなことはどうでもいい。ふいに、あの昔のAAを思い出した。

 ※スマホの人には見えないか



 _人人人人人人人人人人人人_

 >   わりとどうでもいい  <

  ̄^^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

     ヘ(^o^)ヘ 

        |∧   

       /



 あの時の私は、幸せそうなふたりを観れてよかったって思えた。

 全く知らないふたりだけど、自分幸せになったように感じた。



最後に~

今年の八月頃から恋愛結婚関係増田日記がよく投稿されていた。こちらを書き始めたのは11月になってからだ。もうブームは去ってるけど、気になったことを書いてみた。

よければコメント等いただけるとうれしい。ブログの方だとコメントもらえるけど、増田だとブクマコメントをもらえることは少ない。

2024-09-05

anond:20240828002410

記事を読みました。うちも似たような感じです。つーか、常日頃から「なんにもしなかったよね」「父親じゃないもんね」と言われています

本当になんにもしなかったかというと、そんなことはなくて、幼稚園ときに奧さんの希望で始めさせた空手は毎週僕がクルマで連れて行って、自分も一緒にやって子供たちが2人とも黒帯を取るまで頑張ったのだけど、それでも奧さん的には「なんにもしなかった」と。

まあ、他は確かに何もしなかったので、そういうもんかなと思っていましたが、先日、「息子とキャッチボールしなかった」ことをやたらと責められて、そこはさすがにムカつきました。なぜか、彼女の中では、正しい父親は息子とキャッチボールするものだったのです。

2024-07-08

anond:20240708154206

それ見たけど、一緒に上げられてる美人写真の隣の画像に箇条書きされてるスペックも申し分ないし何で叩かれているのか理解できん

底辺収入な20歳保育士ではないから?

でもこの番組ハイスペックな異性を巡って争う内容なんだよね見たことないけど。

東京大学卒業

経済産業省の元官僚

現在フリーランスとして宇通関連のプロジェクトに関わる

ミス・ユニバース

空手黒帯の腕前

anond:20240708153043

これがバズった

チェロレッテ3の武井亜樹さんの見た目、経歴何一つ刺さらんやろこれ、、、

誰が学歴を求めた?

誰が職歴を求めた?

誰が黒帯を求めた?

こんなん短大卒の見た目普通レベル20歳保育士に秒で負けるやろ😇

女性下方婚したくても

男性は頑ななに上方婚を嫌がりますよね

27歳東大卒起業家空手黒帯女子「好きv結婚しよv」

男「ムリムリムリムリ一生童貞の方がマシ」

これが現実

2024-07-02

井上康生さんと室伏さん、どこで差がついたんや・・・

髪型からしてイケイケになってなにか違和感を感じていたが、

JOC会長スポーツ庁長官も確実視されていただけに、いったい何が起きたんや・・・

バスローブ黒帯締めて…」柔道メダリスト東京五輪代表監督井上康生 30代人妻と“ホテル密会”写真

https://bunshun.jp/articles/-/62475

2024-04-22

セックス道」みたいな競技が欲しい

そして指導されたり採点されたりしたい

そして「セックス三段」「黒帯」みたいになりたい

セックス道」を極めたい

でもそんなのはない

おかし

なぜ?

セックスを極めたいんだ

戦いたいんだ

セックス王に俺はなりたいんだ

頼む!

合法にしてくれ!

2024-01-16

スナックバス江の遅さに文句があるなら倍速視聴すればいいだけじゃない?

アニメを倍速視聴してはいけない」みたいな思い込みがあるの?

まるで異世界のやられ役モブが「詠唱神聖なので破棄したらそもそも魔法が成立しないはずだろwww」と勘違いしているかのごとくか?

等速で見なければいけない規則なんてない。

倍速視聴をコスパ最強とイキる奴はアホだが、等速だけが正しい視聴だと信じて「遅すぎてつまらん」と文句を言うのは人生下手くそ検定黒帯

濃すぎる酒は薄めればいい。

薄すぎる酒は足せばいい。

その自由自覚して、自分意志で調整した濃度に対して「やり過ぎたかな……でも今日の気分にはこれが丁度いいのさ」なんて強がって見せる。

大人ってのはそういうものなのよ森田ちゃん

2023-12-30

IT経験34歳無職だけどIT業界就職しま

スペック

身長180cm

体重88kg

【所有資格

極真空手極真会館)2段

ボクサーライセンスB級(あと3年で失効)

ブラジリアン柔術茶帯黒帯目指して日々勉強中です!)

得意分野は徒手格闘ですが、パワハラモラハラ威圧だけで圧殺することも得意です!現場であったら仲良くしてください!よろしくお願いします!

2023-09-19

anond:20230919005421

おや?

本当にどこの会社でも1年目に営業をやるのなら

営業職就くなら当たり前に知ってる話よ

ではなく

1年目に習う話よ

とだけ、「最初から」書くはずなんですけど…

ゴールポストがズレた跡がありますねぇ

あ、俺レス黒帯なんで

レベルだとこの調子で可愛がられるだけだから

もう泣きながら寝た方がいいよ

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