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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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原発さえなければ



「原発さえなければ、みんな平和に暮らせる
国会議員はボランティアでいいんだよ」

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-468.html
↑未来の生活を考える会・主催の「遺言 原発さえなければ」上映会に映画祭チラシ配りを兼ねてお手伝いに参加しました。

映画の中、堆肥小屋の壁に「原発さえなければ」と書き残して自殺した酪農家はニュース等で知っていましたが、
この方は担当者と読み方は違うとはいえ同じ苗字なこと、
そして原発事故によって心の支えである家族とも離れ借金が重なり、
追い詰められての自殺と知って一層、「原発さえなければ」という悲痛な思いを抱きました。
冒頭の言葉はこの方の姉が弱者を救えない政治家に向けて放つ強烈な言葉でした。

上映後にフォトジャーナリストである豊田直巳監督の講演が開かれ、
チェルノブイリ、イラク、パレスチナなどの豊富な取材体験の中から、
中越沖地震後に火を噴いた柏崎・刈羽原発の内部取材で目にした、
あまりにも杜撰な原発内部の惨状を目にしながら、
声を出せずにいて3,11の福島原発事故を防げなかった自身の反省から、
映画になるかわからないながら記録したのが今回の映像と話してました。

結局、何が原因なのかいまだにわからない福島原発事故を反省せずに、
もう、次の事故は許せない、
それは先の戦争も反省せずにきた現状を憂慮し、
もう、次の戦争も許せない
と声高に話してたのが印象的でした。

画像は会場での豊田直巳監督。
「遺言 原発さえなければ」の編集者・安岡卓司氏は今回の映画祭で上映する
「山古志が浮かび上がる」で日本映画大学の学生を教えてます。

「遺言 原発さえなければ」
http://yuigon-fukushima.com/

「長岡アジア映画祭’14」では原発事故で翻弄される家族を描いた
「朝日のあたる家」を上映します。

太田隆文監督が福島の取材を通してあえてフィクションとして、
タブーと呼ばれてる原発事故に切り込んだ力作です。
柏崎・刈羽原発から30キロの長岡で決して他人事には見えない作品です。

『朝日のあたる家』   11月3日15時~ 上映後・太田隆文監督トーク

2013年/日本/118分/日本語/BD/カラー/英題 “The House of Rising Sun”
監督・原作・脚本・編集・プロデューサー:太田隆文
出演:並樹史朗、斉藤とも子、平沢いずみ、橋本わかな、いしだ壱成、山本太郎
製作:映画「朝日のあたる家」を支援する会 制作:青空映画舎 (c)朝日のあたる家


静岡県の自然に囲まれた美しい町でイチゴ栽培を経営する家族。ごく平凡な一家の長女は都会へ行くことを夢見ていたある日、大地震が発生。60キロ離れた原子力発電所は事故を起こし避難勧告を受ける。一日で帰れると思ったが避難所から何か月も帰れず、家族それぞれに深い悲しみが襲う。福島原発事故後、フィクションの分野で果敢に原発問題に切り込み、問いかけながら家族の絆を主題にした感動作。

http://asahinoataruie.jp/index.html

太田隆文

1961年和歌山県田辺市生まれ。南カルフォルニア大学・映画科に学ぶ。2004年大林宣彦監督の映画『理由』のメイキングを担当。2006年、故郷・和歌山県田辺市を舞台に青春ファンタジー映画『ストロベリーフィールズ』を監督。カンヌ映画祭でも上映。和歌山県から「きのくに芸術新人賞」を受賞。2010年、浜松市を舞台にした『青い青い空』を監督。地元では2万人を動員し、その年1番の大ヒット。ロサンゼルスの映画祭でも上映。いずれも原作のないオリジナル脚本を自ら執筆。地方の美しい自然が描かれた作品で、「親子に伝える大切なこと」がテーマ。「毎回、涙が止まらない爽やかな感動作を作る」と多くの映画ファンから注目されている。

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