ブラックアウト

全交流電源喪失=ブラックアウトしてしまったので大事故が起きた福島第一原発。
「東電テレビ会議 49時間の記録」では、
そんな大事態に直面した福島第一原発の緊迫した姿とどこか他人事に見える本店の姿の温度差に、
何度かクラクラしてしまうのですが、
原子力資料情報室の澤井正子さんは上映後の解説の中で、
「現在サイトには電気があり重機もある。
東電がやってることはひたすら水で冷やすこと。
しかし線量が高くて近づけない、
こんな状態で収束はおこがましい」
力を込めて話していました。
その後にロビーでもっと澤井さんの話を聞きたい方が集まった中で、
質問者から中越沖地震後の柏崎刈羽原発の損傷について聞かれて、
2,3,4号機が故障し再稼動を申請してるのが7号機。
ただし泉田新潟県知事は事故の解明が先と伝えてる状況を話し、
「東電テレビ会議」の中で出てきた3号機のみならず、
水素爆発を起こした原因でさえまだわからないこと。
爆発するには着火しなければならないのに、
当時は停電してるので着火できるものがなく原因がわからないこと、
なぜなら線量が高すぎて近づけず現場検証ができてない、
これでは解明調査もできないと。
手荷物ひとつかふたつ持って、自宅を出なさいといわれて
それっきり故郷に帰れない人たちを想像してください。
こんな旨を話し防災計画も立ってない再稼動申請は恥ずかしいと。
とてもわかりやすく話していただき聞いてて頷いてました。
原子力資料情報室の名前は311の翌日にどうも原発がおかしいと、
緊急でネット放送にて後藤政志氏ができる限り資料を集めて解説した
記者会見を流していたところとして深く刻まれてましたが、
澤井正子さんはあの時に司会をしてた方だと当時のyoutubeを見つけて思い出してました。
あの方だったのかと、もっと話を聞きたかったと悔やみました。
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