樹木希林さんを追悼 「きっと、いいことがありますよ」

昨日の樹木希林さんの訃報を知り、ナレーションを担当した北村皆雄監督『ほかいびと 伊那の井月』、伏原健之監督『人生フルーツ』の上映会を開催したこと、いづれも慈悲深い語りで、作品の幅を広げ、厚みを加えてたことを即座に思い出してました。
お疲れ様でした。
担当者は『林檎殺人事件』の郷ひろみの隣のおかしな女のひとから入りましたが、最近は各世代で最も愛されてる女優さんの一人ではなかろうか、あんまりヒットとは無縁(失礼)な印象を持つ河瀬直美監督作の『あん』の大ヒットは樹木希林さん主演が一番の理由が大きいように思い、今年も山崎努と共演した『モリのいる場所』が大ヒットと聞いて確信したりしてました。
そして『万引き家族』にて万引き家族の面々が海水浴に行く幸福な場面を見つめながら声にならない言葉をつぶやくシーン。
たぶん是枝監督はここは樹木希林さんに台詞を任せたと思うのですが、それが無声なのが余計に印象強く、何を呟いたのか最後に大きな謎を残して逝ったのは、ある意味らしいなとさえ思います。
『人生フルーツ』の中で津端修一さんの残した手紙を朗読する樹木希林さんの声。
「きっと、いいことがありますよ」
いろいろめげたりする時にあの声を思い出してました。
画像は伏原監督が演出し東海テレビで放映されたドキュメンタリー『樹木希林の居酒屋ばぁば』
『人生フルーツ』のその後の話だそうで見てみたいです。
改めてお疲れ様でした。
映画『ほかいびと〜伊那の井月』予告編
https://vimeo.com/272490976
『人生フルーツ』劇場予告編
https://www.youtube.com/watch?v=Y6geEC5-p44
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