沖縄から羽ばたいて
大崩のご主人は大の読書家を自認し、
田んぼ仕事の手伝いのついでに家にお邪魔すると、部屋中が本に支配されてるような印象を持ち、
ここで農作業の合間は思う存分、読書に更けており、
それもただ読むだけでなく付箋やメモや傍線を引いて、思索を深めながら自身の血となり肉となるよう試みてるような印象です。
先回、行ったときに目が行き借りてきたのが
「現代思想」の特集号「辺野古から問う 現場のリアル」という硬派な一冊。
やはり『標的の村』『戦場ぬ止み』の上映会を開いたからには無視できずにいましたが、
ここでも三上智恵監督のエッセイ「沖縄から羽ばたいて」はズシリと響きました。
「沖縄は炭鉱のカナリアではない。この国の病巣の深さを声の限りに叫びながら死んでいくわけにはいかないのだ。」
ほかに石川文洋氏、想田和弘監督、木村草太氏、布施裕仁氏、そして山城博治氏など各々の立場から発言しています。
何もこれ一冊を読んでわかった気になるわけではありませんが、
もし『標的の島』を上映するのであれば、その前に沖縄を目にしたいと思ったりしました。
恥ずかしながら一度も行ったことがないので。
ちなみに大崩のご主人は『戦場ぬ止み』上映会も観に来てくださったので感想を尋ねたら、
「俺は前のほう(標的の島)が良かったな」
ちょっとずっこけましたが、まぁ人それぞれなので観に来ていただいただけでもありがたいです。
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