津田沼 鉄道連隊跡を巡る②
津田沼駅の北東側、藤崎地区へ徒歩で向かってみます。
藤崎森林公園に森林つながりの木曽の森林鉄道が保存されているとのこと。津田沼で木曽とはにわかに信じがたいですが、百聞は一見に如かずです。
藤崎森林公園は住宅地の中に残された湿地帯にある静かな池のある公園でした。バスで通勤時に通っている場所ですがこんな場所があるとは知りませんでした。すべて5月3日撮影。
おおっ!本当に森林鉄道の編成が保存されています。
編成は木曽王滝森林鉄道の酒井工作所GB4L形5t機(№92)+運材台車王営№7+運材台車王営№6+B大客車王営№4助六の4両編成。屋根付きの場所で保存されています。
田島停車場の看板も!
木曽の鉄道を思わぬ近場で見ることができてこれは良かった。
藤崎森林公園からは再度鉄道連隊跡を歩いてみます。
現在はハミングロードという名前のウォーキング、ジョギングの道になっています。
砂利道が演習線跡と思われます。大久保から三山~高津~犢橋~宮ノ木~園生~千葉まで約16.7キロ、軌間600mmの軽便鉄道だった。今の日大生産工学部、東邦大学付近にも支線があり連隊施設があったようだ。
ここにも分かりやすい説明の看板があった。
身近な場所にも鉄道の歴史があったことを知ることは楽しいですね。
最後は京成大久保駅から京成電車に乗って帰りました。
ちょうど先日の宗吾車両基地見学ツアーで出会った3400形がやってきてラッキーでした。帰りは初代スカイライナーの走行機器の歴史を感じつつ帰宅しました。
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津田沼 鉄道連隊跡を巡る ①
平日は毎日利用している津田沼駅界隈には旧陸軍の鉄道連隊の遺構が残っています。
前から散歩がてら歩いてみたいと思っていたので出かけてみました。
鉄道連隊の津田沼-松戸間の演習線は新京成電鉄の線路に一部流用され現在もくねくねとカーブが続く路線を体感することができます。また津田沼-千葉間にも演習線が敷かれていたようです。旧陸軍の鉄道連隊は第二次世界大戦中、中国・東南アジア各地に派遣され、タイとミャンマー間に敷設された泰緬鉄道の建設の作戦も行った部隊となります。
まずは津田沼駅南口にある千葉工業大学の通用門へ。
このレンガ造りの通用門は、第二大隊の表門となります。ちょうど今の千葉工業大学やバスターミナル、モリシアの商業施設があるところが第二大隊の施設があった場所となります。すべて5月3日撮影。
文化庁の登録有形文化財になっています。鉄道連隊に関する分かりやすい看板も隣にありました。
つぎに総武線の線路を渡り津田沼駅の北側に行ってみます。
イトーヨーカドーの向かいの津田沼1丁目公園には保存車両があります。
K2形 機関車 134号
第二連隊が現新京成電鉄になっている演習線で使用していた蒸気機関車。
西武鉄道のユネスコ村で保存されていたのを連隊があった津田沼に移設したとのこと。
小型の機関車が良い雰囲気です。
補足
以前に「鉄道遺産」の書庫でもアップしていますが、鎌ケ谷市には鉄道連隊の橋脚跡がいまも公園に残っています。この区間は新京成電鉄に流用されず、二和向台→初富間は鎌ヶ谷大仏を経由するショートカットの線路が敷設されたため谷に橋脚だけが残ってしまっています。詳しくは書庫の「鉄道遺産」をご覧ください。
さて鉄道連隊跡から少し離れて、津田沼駅界隈にあるもう一つの保存車両を見学しに向かってみます。
続く。
新鋭E131系
B.B.BASE 外房
どうしてもついで撮影になってしまいがちな、B.B.BASE 車両。
コロナ禍での乗車実績はどうなんでしょうか?
白い車体と大胆なロゴデザインは写真映えします。
外房線 安房天津-安房鴨川 4月11日撮影
255系では叶わなかった綺麗な水鏡が・・・
勝浦までの疎開回送は・・・
外房線 安房鴨川-安房天津 4月11日撮影
雲配給にやられてしまいました。景色の発色がガクンと落ちますね。。。
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御宿ストレート
急いで安房鴨川駅に戻り、255系のわかしお12号に乗車する予定でしたが、先行の普通電車(3232M)に間に合いそうでこの列車に乗車することにします。終点の上総一ノ宮までこの普通電車はわかしお12号より早着します。
YouTubeの前面展望で予習した限りでは途中の御宿駅で255系わかしお12号の場内進入の撮影が出来そうな感じです。御宿駅で普通電車を降り、あとからくるわかしお12号を撮影後すぐに乗車するという算段です。さてうまくいくのでしょうか?
外房線 勝浦-御宿 1062M わかしお12号 4月11日撮影
この辺りは複線区間も存在します。イメージとしては奥のトンネル付近から直線に向かう姿を撮影したかったのですが、気温が上がると陽炎がひどいですね、ぼやぼやでダメでした。
御宿駅の駅名標。千葉県の地図と位置が書いてあるので今のどのあたりにいるか分かりやすい。
前回は南総軒の「あさりめし」を頂きましたが今回は南総軒の「さんが焼きおにぎりサンド」を頂きました。自由席特急券は朝に安房鴨川からで購入していました。
この日は雲も出てきたのでこれでプチ遠征は終了となりました。ダイヤ改正後、蘇我からの接続が悪く、モノサクとの掛け持ちが出来なくなりました。。。
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水鏡狙いで・・・
わかしお3号は水鏡狙い。田んぼの水は浅く微妙でしたが・・・
外房線 安房天津-安房小湊 1053M わかしお3号 4月11日撮影
ちょっと微風が吹いてしまいました。ポコポコ雲が良い具合に入りました。
さて、わかしお3号の返しになる、わかしお12号も狙えますが、段々雲が増えてきたので安房鴨川駅に戻りまたこの列車に乗車することにしました。
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田んぼに水が入る
南房総を走る!
4月の中旬、そろそろ季節の花が咲いているかなぁと思い今年2回目の安房鴨川へプチ遠征。
今回も千葉駅から高速バスのカピーナ号に乗り一路安房鴨川へ。前回は途中爆睡していましたが、今回は車窓を見ているとバスの経路の久留里線沿線は既に田んぼに水が入り、田植えを行っている田んぼもちらほら。
今回は場所を転々とせず、安房鴨川の水田地帯で上下の255系わかしお号を狙ってみます。
前回訪問できなかった田んぼに行くと既に水が入り始めています。
まずは手堅く房総丘陵の山バックの編成写真から。
外房線 安房天津-安房鴨川 9053M 新宿わかしお 4月11日撮影
山バックの撮影はモノサク界隈だと出来ないので良かったです。9両は迫力があります。
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熊本電鉄 北熊本駅にて ②
北熊本駅には車庫が併設されています。2016年2月まで活躍していた元東急5000系(青ガエル)がレールの上に乗ったまま保存されています。
熊本電鉄5000形(5101A)。青ガエルの愛称の元東急5000系がレールの上に乗っているのがうれしい。今にも走りだしそうな良好な保管状態。側面ドアの形が特徴的ですね。見られる場所に留置されていて本当によかった。スマホだとこの距離が画質で限界。
元都営三田線(6000形)と顔を合わせる。横から見ると前面形状がよく分かりますね。
さて北熊本の車庫にはもう1両気になる車両があります。かなり遠くに留置されていて撮影は厳しそうでしたが、同行氏が裏から撮影できそうですよとのことで車庫裏手の公道へ廻ってみます。
モハ71形電車。広浜鉄道(可部線の前身)で活躍をした車両。昭和3年製造(製造時はモハ90形)。昭和20年に広島に原子爆弾が投下された際、たまたま幡生工機部に入場していた2両を除く全車が横川駅構内で被災してしまった。写真の71形電車(90005)は幡生工機部にいた2両のうちの1両。
TV放送時には綺麗な状態で中井精也氏が撮影をしていましたが、いまはもうボロボロ。。。
構内入れ替え用としてたまに使用されているのでしょうか?貴重な車両なのでまた何かの折に綺麗に修繕して欲しいですね。
誰もいないがらーんとしていた北熊本駅のホームが急に慌ただしい様子に。北熊本駅は菊池線と藤崎線との分岐のジャンクション駅。菊池線の上下列車と藤崎線の車両が一気に入線してきて乗り換え客が構内踏切を行ったり来たり。
車庫に留置中の車両含めて現在の主力の4車両が一堂に会しました。
御代志方面行きの6000形電車から発車していきます。近くにあった踏切も電子音ではなく鐘を叩くタイプでいい音を出していました。動画で撮影しておけば良かった。ホームの賑わいはつかの間で電車が発車していくとまた静けさが戻ります。
地方私鉄へ訪問した際は鉄道グッズを買ってお金を落とすようにしたいです。駅併設のショップにて色々購入してきました。
おまけ。
熊本空港から市内に向かう途中。Twitterで閉店の話題をみかけていたホットドッグ四ッ葉さんをたまたま見かけました。残念ながらすでに閉店済みでしたが、車の持つ雰囲気がよく、見たかったなぁと思っていたところでの遭遇となりました。
コロナでなければ、美味しい食べ物も鉄道(路面電車も走っています)もいろいろとプライベート旅行で楽しめそうな熊本でした。仕事だと点と線の移動になるので全然ですね。それでも熊本電鉄の北熊本駅に立ち寄れて良かったです。
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熊本電鉄 北熊本駅にて①
この駅、中井精也氏のにっぽん鉄道写真の旅のTV番組で紹介されたことがあり、前から訪問してみたかった場所の一つです。滞在僅かな時間でしたが立ち寄り出来て良かったです。すべてiPhoneにて4/23撮影。
熊本といえばくまモン。これは銀座線01系として活躍した車両。熊本電鉄では01形。集電方式も第三軌条方式からパンタグラフ集電に変更。北熊本駅には車庫が併設されていて留置車両を見ることができる。よーく見ると架線柱が木の細い棒。令和の時代にこれはかなり珍しい。
木の架線柱が並ぶ北熊本駅構内。鉄道模型のシーナリーにぴったりだ。
線路横断は本来駄目ですが、地元の方々は普通に反対側の土手へ行くのに線路を跨いで歩いていた。ひょろひょろの架線柱がすごい。
ホーム上にあった小さなY字屋根の待合室。
東京メトロの車両がならぶ北熊本駅。奥の車両は日比谷線で活躍したメトロ03系だった03形電車。
北熊本駅の車庫には伝説のあの2形式がいるはずです。
そちらを見に行ってみます。続く。
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