現役? 横浜市電1156号
先日、横浜市電保存館内で屋内で静態保存されている横浜市電の車両のレポートをUPしましたが、少し離れた場所にある久良岐公園の電停にて、ちょうどやって来た1156号を撮影しました。
というのは冗談で、磯子にある久良岐公園には屋外で横浜市電1156号保存されており、ついでに見学して帰りました。
屋外保存は痛みが心配ですが、定期的にボランティアさんにて丁寧に修繕管理されていました。
横浜市電1156号 現存している唯一の1150型だ。昭和27年 ナニワ機工製造。
敷かれているレールの一部は1927年ドイツ製のレール。実際に横浜市電で使用されていた。
秋空の下、1156号は余生を過ごす。
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横浜市電保存館へ
今年の途中からどっぷりはまってしまった路面電車の世界。
色々と調べているとかつて横浜では市電が走っており、なんと珍しい路面電車の保存館があるとのことで訪問してきました。日中は子供連れが多いと思い、朝一番で訪問してきましたが、思った以上に賑わっていて驚きました。
手前1100型、奥1000型。市電標準色をまとう。1000型は昭和3年、1100型は昭和11年製造。1100型は横浜市電全廃まで使用されたそうだ。
手前から1300型、1600型、そして1500型。
1300型は登場時のツートンカラーとのこと。
1600型と1300型。1600型は登場時の塗装で側面はバスっぽい窓配置だ。
1500型。一部の車両に塗装されていたというクリーム色と薄い茶色のモノトーン塗装だ。
側面サボが味わい深い。
古い500型。1928年に3工場で60両製造された横浜市電を代表する大型単車。登場時の塗装だ。
車内関係はどの型を撮影したかわからなくなってしまった。。。どれも木製で味わい深い。
昭和35年当時の運転系統図。横浜駅前、高島町を中心に東は生麦、西は杉田まで横浜市内に路線が張り巡らされていたことが分かる。
黄色と赤のかわいらしいサボ。
約68年間運転されていた横浜市電。路線の多くはバス、市営地下鉄へ移行した。市電を走っていた車両は、地方の路面電車事業者に1両も譲渡されることは無かった。この横浜市電保存館でしか当時の車両に合うことはできないのだ。
保存館でみた1000型、1100型が纏っていた市電標準色は、現在も横浜市営バスに受け継がれている。
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