旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアー 最終
今回のツアーの目玉の1つであった3400形現存4編成の並びの撮影会の順番が回ってきました。
3400形は初代AE形の走行機器類を利用し鋼製車体を新造し通勤電車にした車両です。羊の皮をかぶった狼とまではいきませんが、初代AE形の走りを楽しむことが出来そうです。
色々撮影しましたが、同じような写真なので抜粋で。。。
よく見ると車番順に並んでいます。行き先は・・・すべて京成線以外の行先表示。
アクティブシルバーといわれるライトグレーの車体色が特徴。今はもうステンレス車ばかりの京成電車の中で貴重な鋼製車体車両です。廃車されている編成も出始めているので記録するなら今ですね。被写体として追いかけたいところですが、車が無いと総武本線の225系と京成本線を掛け持ちして撮影するのは厳しそうです。。。
これだけ同じ車両が並ぶと壮観ですね。ローアングルの最後の写真はスマホで。地面すれすれの構図はスマホで撮影するといい感じに撮影できるのです。
さて、宗吾車両基地には昔の通勤電車も保存されています。
京成3000形。昭和33年製造。現・都営浅草線乗り入れ用に新造した車両。高性能車として唯一改軌を経験した車両とのこと。この塗装は「赤電」といわれていたそうだ。確か都営浅草線の5000形も同じような塗装だった気がします。京急の旧1000系にも何となく似ている気がします。行先表示のパタパタが良い感じです。
当時の英語略称はK.D.K。「ケイセイ デンキ キドー」の略。
京成電車といえばこの一枚ドア。
モハ200形。昭和6年、青砥-日暮里間の開通に伴い新造された車両。青電の愛称で呼ばれた。新京成の旧型電車に似ているなと思ったら、やはり新京成電鉄に譲渡されていたとのこと。新京成電鉄ではクリームとえんじ色のツートンカラーでこのようなお古の京成電車が小学生の頃運転されていたことを思い出しました。
こちらの車両は、留置されていたのか展示されていたのか・・
芝山鉄道にリース中?の3500形。先ほど東成田駅で同社のトートバックを購入しましたが、この車両がプリントされていました。ここでまさか出会うとは。
最後に保守点検車両群をざっと。
最後のスカイライナーカラーのはマルタイかな?粋な塗装です。
3400形の撮影時間終了後、流れで現地解散。13時ごろにはお開きとなりました。
コロナ禍にも関わらずこのような自社施設内を開放するツアーを組んでいただいた京成電鉄、京成トラベルさんには感謝します。短い時間でしたが、前から訪問したかった場所に行けて良かったです。
普段は身近な路線でありながら・・・京成電車に乗車したり撮影することはほとんどありませんが、機会があれば乗車や撮影をしてみたいなと思いました。
これで旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアーのレポートはおしまいです。
撮影した写真枚数が多く、RAW現像してブログ用にリサイズして、さらに記事を書くのが思いのほか大変でした。。。長文お付き合いありがとうございました。
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旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアー ④
この宗吾車両基地には、歴代のスカイライナー車両が保存されており一度見てみたいと思っていました。密を避けるため、メインである3400形の4編成並びの撮影会が班単位の行動となっており、一番最後の順番でしたので、まずは保存車両を見学することにします。
まずは初代スカイライナーAE形から。子供の頃はこの電車が地元船橋を走っていました。久しぶりの再会です。
塗色変更後の姿で展示。半流線形の姿がかっこいい。床下機器は3400形通勤電車へ流用された。
子供頃のイメージは雌ライオン。猫顔のようでありHM部分が大きく開けた口に見えていました。
寄り目ですが、ヘッドマーク部分が大きいので挑発的な顔です。
AE形はAirport Expressの略称。空港アクセス特急としてのskylinerの名前は秀逸ですね。
この車両を見れただけで大満足です。
続いてはAE100形。2代目スカイライナー。平成22年のスカイライナーの運用撤退後も、平成27年までシティーライナーの運用をこなしていました。当ブログでも京成電鉄の書庫で現役時代の姿が登場しています。
流線形のデザイン。息子が小さかった頃、一緒に見に行くとカバさんの特急列車と呼んでいました。
ズドーンとした外観がカバのような印象を受けたみたいです。
ぐるっと見学して戻ってくるとリトラクタブル式の前照灯がでていました。ライトが出ると印象が変わりますね。
最後は現役の2代目AE形。本日京成上野駅からお世話になった車両です。
三代目スカイライナーとなったAE形(2代目)。山本寛斎氏がデザインした外観は歴代スカイライナーから大きく変貌を遂げ現代風のデザインインテリアになっています。海外からのお客様を一番初めに乗せる列車にふさわしい車両だと思います。走っているところを撮影するとかっこいいんですよね。
通勤車両と比べてこの違い。limitedexpressにふさわしい外観。
余談ですが、宗吾車両基地までの行先LED表示は、シティライナー宗吾参道でした。旧・成田空港駅のホームに停車中にLEDがコロコロ変わっていてレアな行先も多数あったみたいです。一部で盛り上がっていました。
長くなりましたが、次の記事がメインの3400形4編成並びとなります。よろしければお付き合いください。
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旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアー ③
成田空港駅として活用されていた頃は、広大なコンコースがあったようですが、現在はほんの一部しか使われておらず、大半は当時の遺構の資材置き場のようになっていました。
ここでも当時を想起させる看板などが豊富にあり楽しい時間を過ごすことができました。
当時はオレンジ主体の案内表示だったようだ。現在のリムジンバスとリンクしているみたいで面白い。初代スカイライナーのアイコン、笑う電車みたいでとても良いです。この広いコンコースが大勢の訪日客で賑わっていたと思うと感慨深い。
改札口や駅名標、時刻表などが無造作に置かれている。
切符を受け取ったり、入鋏するこのボックス。本当に懐かしい。
現在使われている東成田駅のコンコースでは、ツアー限定の物販出店やパネルの提示、プレゼントでもらった船車券へのダッチングマシーンでの日付印字、入鋏体験が出来た。
コンコース跡地にも当時の広告や掲示物がそのまま残されていました。
さて、見学時間もあっという間に終わり。
前から見学したかった旧・成田空港駅に滞在出来て本当に良かったです。細かく見たつもりでしたが、意外と見逃していた物もあるみたいで。。。行動範囲は制約されていますが、色々探してみるのも面白いと思います。
出発時間も近くなったので階段を下りて特急ホームに戻ります。
次は宗吾車両基地へ乗車してきたAE形の団体臨時列車で向かいます。
続く。
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旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアー ②
この特急ホームは普段は立ち入り禁止ですが、本日は特別公開。規制線以外は自由に見学して良いとのことで薄暗いホームやコンコースを探索してみます。
旧・成田空港駅は1878年(昭和53年)開業。成田空港ターミナルには直結しておらず、連絡バスや徒歩で向かっていたようです。1991年(平成3年)に成田空港高速鉄道の開業により本線から外れ東成田線の盲腸線となり、駅名が東成田に改称されました。
旧特急ホームは東成田駅に改称後使用されなくなり、当時の駅名標や広告がそのまま残る鉄道遺産となっています。
特急ホームに滑り込んだ新型AE形の団体臨時列車。駅名標は東成田ではなく当時のまま成田空港。
屋根を支える真っ白な円柱の柱がかつて日本の玄関だった重要な駅だったことを物語る。ピーク時には一日2万人強が利用していた主要駅であった。
1992年から2020年代に一気にタイムスリップしたような錯覚に陥る。この車両を選択した京成トラベルさんは素晴らしい。
駅構内には当時の駅の設備がそのまま残る。駅構内は薄暗くフラッシュをたかないとうまく撮影できなかった。
現在は東成田駅から先は芝山鉄道の芝山千代田駅まで延伸されているが、特急ホームは終点の車止めがあった。
駅構内の広告も当時のまま。平成初期の企業広告が残る。今はもうない企業の名前も・・・
国際空港の窓口らしいWelcome&See you againボード。各国のあいさつ文が記されている。右下には初代スカイライナーのイラストが。。。
ホームの見学が大体終わったので、階上のコンコースへ移動してみます。今回のツアーの為に、鉄道グッズの売店や硬券へのダッチングマシーン/入鋏体験ができるようです。
ネタバレになってしまいますが、写真で見るのと現地で見学するのでは大違いです。不定期に特急ホームの公開をしているみたいなので機会があれば是非。
続く。
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旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアー ①
また今回の目玉の一つである現存3400形の並びの撮影会については、折しもYouTuberのスーツ氏が最近京成3400形の詳細な動画をUPしており、初代skylinerの機器を流用していることを最近知った次第。この撮影会も楽しみの一つになりました。
お昼までのツアーでしたが見どころも多く、今回は何回かに分けて、「旧・成田空港駅と宗吾車両基地見学ツアー」の模様をUPします。お付き合い下さい。
集合は京成上野駅。コロナ対策もあり団体列車発車の1時間前から受け付け開始。時間が余ってしまったので不忍池をウォーキングして時間を潰しました。。。上野公園の下にある京成上野駅は木々がこんもり茂りいい雰囲気ですね。久しぶりに京成上野駅に行きました。
出発までの時間、普通電車のホームに入線してきたのが3600形(3688編成)。当時の帯色、ファイヤーオレンジに復刻した編成です。高校時代京成電車で通学していたのでお世話になった車両です。その頃段々と塗色変更が進んでいたのではと思います。
今改めて見ると昭和っぽい外観と内装ですね。なかなか渋い車両です。
東成田駅までの団体臨時列車はskyliner車両。TOKYO2020のオリンピックラッピング車両でした。コロナ対策で乗車前のアルコール消毒、席も2人掛けに1人となっておりゆったりと乗車できました。
車両端部のモニターにはリアルタイムの前面展望が映し出されていました。このツアーならではの演出です。
ツアーのパンフなどのプレゼント。AE形のソフトパスケースや、京成線ワンデーパス、京成上野-空港ターミナルの復刻船車券(硬券)など。成田スカイアクセス線10周年記念のクリアファイルもついていました。東成田駅でも物販コーナーがあり、芝山鉄道のトートバックと3400形の缶バッチを購入しました。
京成上野からはノンストップ。日暮里にも止まりません。ユーカリが丘駅をすぎると田園風景が広がってきます。
大佐倉駅付近では既に田んぼに水が入っていました。この区間はまた写真を撮りに行きたい。週間予想に反して晴天となり良かったです。
成田駅を過ぎると現・成田空港駅と分岐して東成田駅へ進みます。高速度を維持したまま分岐していきます。
今はもう使われていない東成田駅の旧特急ホームへ入線します。
東成田駅の旧特急ホームに入線した今回の団体臨時列車。
色々と1990年代の広告などがそのまま残っているようなので、こちらを約1時間程度自由見学します。
続く。
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夜の高松駅訪問
高松駅構内に入場するのは初めてです。
乗車してきた7200系は高徳線の2700系気動車「特急うずしお」と並びました。派手なデザインでカッコいいです。前回UPのアンパンマン列車と同じ形式ですが、塗装でかなり印象が異なります。
以下すべて高松駅にて 4月13日 スマホ撮影
高松駅は四国起点のターミナル駅らしい頭単式ホームとなります。人もまばらな夜21時台ですが車両が並ぶ姿は圧巻です。
こちらはデザインがかっこいい瀬戸大橋線を走る快速マリンライナー。高松よりの先頭車はダブルデッカー車。2階部分がG車扱いとのこと。瀬戸大橋からの眺めも良いことでしょう。天気の良い日に乗車してみたい。
サンライズ瀬戸が発車待ちをしていました。四国の地で「東京」行き先を見るのは感慨深い。次回訪問時はぜひともサンライズ瀬戸で四国入りしたい。しかし飛行機の方が圧倒的に早いですね。高松空港で機内に入ってから自宅に着くまで2時間かかりませんでした。飛行機は社用向きですね。ゆっくり旅する時は列車の旅に限ります。
奇抜な電車が入線。特急「いしづち」として運転されてきた8600系。パンタグラフがあるので電車かな。四国の車両はJRらしさがない車両が多く楽しいです。
快速マリンライナーの車両。左がJR西日本の223系5000番台車。右がJR四国の5000系。ほぼ同じに見えますが、JRのコーポレートカラーが違うとのこと。本当だぁ。
四国といえば、なぜかアンパンマン。作者のやなせたかしさんの出身が高知なんですね。なるほど。
帰りは7000系の快速サンポートで丸亀に戻りました。前1両が7000系、後ろ2両が7200系の併結運転の列車でした。22時過ぎでしたがなぜか途中駅で学生がたくさん乗ってきました。
高松駅前もコロナ対策で真っ暗。お店は全く営業していません。唯一土産店併設のセブンイレブンのみ営業。夜の肴の戦利品はこちら。おがたのじゃこ天は本当においしく、帰りも空港で購入しました。
仕事でなくプライベートで四国はまた行きたいですね。
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夜の丸亀駅にて
JR四国は早くから独自の形式を付番しておりユニークな車両も多く少しでも見学できれば・・・
いきなりやって来た8000系。JRらしかぬデザインですね。特急「電車」です。JR四国は電化路線と非電化路線があるので特急車両もバラエティ豊かです。特急しおかぜの停車入線を狙いましたが、スピードが速くスマホではブレますね。すべて丸亀駅にて4月13日撮影。
通過時刻記載の電光案内版。よく見ると「貨物列車にご注意 通過」と掲示されています。
貨物の通過が掲示されるのは初めて見ました。
貨物は何が来るかな?と思っていると押し桃のEF210 300番台車が登場。
特急南風が到着。この列車は瀬戸大橋を渡って岡山まで。四国ならではのアンパンマンラッピング車両です。こちらは2700系気動車特急。重厚なエンジン音を響かせて発車していきました。国鉄色のカラーリングも似合いそうなキハ181系を彷彿とさせる前面窓配置です。
まだ時間があったので、7200系快速サンポートで高松まで向かってみることにします。
形式が国鉄時代の番号方式と違うので戸惑います。
丸亀市は骨付鳥が有名で、「とり奉行骨付じゅうじゅう」のマスコットキャラクターがあります。
骨付鳥は食べましたが美味しかったですよ。
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葉桜とともに去る・・・
前回UPしたモノサクの桜の木のカットの1週間後の写真です。
前週に満開になっていない木もあったのでもうワンチャンいけるのでは?と思い再訪問。
車窓から見た感じだとまだ撮影できそうでしたが、現地に行ってみると既に葉桜。
やはり天候なども影響すると桜の花期は短いですね。
総武本線 佐倉-物井 4010M しおさい10号 4月3日撮影
先行電で構図確認をしていましたが、手持ちや風があると枝抜きの場所が定まりませんね。
新緑が始まった里山と菜の花、葉桜と3つ巴になりました。
慌ただしく撮影した関東地方の桜。来年も255系と一緒に撮影できることを期待します。
本日もご覧頂きありがとうございます。
桜の木の向こうを・・・
モノサクで14時台のしおさい号上下を鹿島川の菜の花と絡めて撮影したのち、帰ろうとすると線路から離れた場所に桜の木があったことを思い出しました。近づくと満開で花見頃の木もあります。
初めからこの場所で撮影すれば良かったと後悔。。。次のしおさい号まで2時間あります。諦めて帰ろうとしましたが、次に桜と撮影できるのは1年後。
意を決して2時間待つことにしました。幸い文庫本を持ってきていたので桜の木の下で本を読みつつ列車を待ちました。
総武本線 物井-佐倉 4007M しおさい7号 3月27日撮影
花曇りでしたが、夕方に近づくにつれ青空が少し見えたので良かった。
構図に悩みに悩み結局1本桜まるまる入れて撮影することにしました。
色々悩んだ構図は・・・
もっと255系の本数が多ければ色々な構図で撮影できたのですが、こればかりは仕方がない。14時台のしおさいも桜の木と撮ればバリエーションが増えたのですが・・・色々歩き回らないと駄目ですね。
撮影した桜の木の場所は、総武本線の旧線跡の築堤でした。レンガ造りの橋脚の跡もありいい場所です。2時間もいたのでいいお花見になりました。
本日もご覧頂きありがとうございます。
また来年も撮れるかな?
3月27日訪問した市ヶ谷の桜ですが、翌日もまた訪問。自宅からだと市ヶ谷まで電車で1本、30分程度で着きます。朝から天気が悪く心配しましたが、何とかもちそうです。
まずは新宿わかしおの送り込み回送から。
中央本線 御茶ノ水-四ツ谷 回XXXXM 新宿わかしお送り込み回送 3月28日撮影
結局前日と同じ桜の樹で撮影してしまいました。サイド狙いもしたかったのですが、枝ぶりが悪かったり花つきが悪かったり・・・。今回は土塁の上の桜を入れてみました。曇天だと空と同化してしまいますね。。。
総武緩行線 飯田橋-市ヶ谷 3月28日撮影
立派な樹でしたので根元から入れるか迷いました。
さて、また本運転の新宿わかしおを狙います。すでに昨日と比べると花が散ってきているのでおそらくこれが最後の機会になりそうです。去年梅雨時に撮影した俯瞰ポイントに狙いを絞り列車を待ちます。しかし・・・待ち時間があったのでスマホで中央快速線と総武緩行線の離合、千葉あずさなどの動画を夢中で撮っているうちに255系が来てしまい、なんとピンボケに。。。
こんな感じで撮影する予定でしたが・・・肝心な時にピンをまた外してしまいました。結構長い時間待っていただけにがっかりしました。集中して列車を待たないと駄目ですね。。。
がっかりしながら歩いた帰り道。すでに桜が散り始めていました。また来年も撮影できますように。
255系と桜シリーズはまだ続きます。
本日もご覧頂きありがとうございます。