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2019.05.30
北陸・山陰旅行記4 20190514(火) 糸魚川~親不知~黒部~滑川
4時半覚醒の、5時半起床。耳栓が効果的で、音をほぼシャットアウトしている。ネットカフェはフラットなところで眠れるうれしさがある。パソコンの排出熱のためか睡眠時は暖かかったが、深夜は備え付けのブランケット1枚では不足。もっとも、半袖のままで眠っているわけなので。荷物になるけど持参のタオルケットが威力を発揮する。
6時台にネカフェを退店。昨日の夜のうちに「ガスト上越店」が7時から開いているのをチェックしていて、そこへ。ピザトーストとサラダにドリンク・スープバーで538円。旅人にうれしい読売新聞付き。
飲み物をたっぷりとりながら考え、昨日行けなかった高田の「前島密記念館」は、また高田に戻るのも面倒だし、休館だった「上越市立歴史博物館」とセットで可能であれば帰路に寄ることにして、糸魚川方面へと進むことにする。
ガスト上越店のモーニングセット新聞付き
糸魚川は上越からけっこう離れていることを知る。ドリンクを飲み過ぎて、「うみてらす名立」にて早くもトイレ休憩。
「フォッサマグナミュージアム」。6つの常設展示室によって、糸魚川を代表する「ヒスイ」や「フォッサマグナ」などについて詳しく解説。鉱物にはほとんど興味がないが、展示物が面白いので1時間余り滞留してしまう。入館料500円の価値はある。
フォッサマグナミュージアム
展示室内
糸魚川ではもう一つ、2016年12月に発生した糸魚川大火の現場の復興状況を見てみたい。国道8号に隣接している「糸魚川地区公民館」に車を停めて、140軒以上が延焼したという現場を横切るようにして糸魚川駅方面へと歩く。
ここまでが燃えてここから先は大丈夫だったということが、建物や道路の形状などからはっきりわかる。延焼地域は新しい家々と空き地とが混在していて、きれいにはなったけれどもまだ元気とまでは言えないようだった。
糸魚川駅前
被災しなかった通り
再開発が進む被災エリア
正午前だけどここで昼食。駅前を歩いていてたまたま見つけて入った「あおい食堂」は大当たり。バラ焼定食950円は豚バラ肉とタマネギをラードの入ったたれで炒めたもの。どんぶりめしは我が家の茶椀3杯分はあり、漬物と2つの小皿のおかず、熱々のわかめの味噌汁との組み合わせ。
奥のほうに長い厨房では4人の女性が三角巾を頭につけて元気に働いている。井之頭五郎のように、いい食堂を見つける嗅覚のようなものが身についてきている。
あおい食堂のバラ焼定食
新潟県の最後の見学ポイントは「親不知」。小学校時代に地図帳でその名前は聞いたことがあるけれども行ったことはないなあと思って。北アルプスが日本海に急激に落ち込む絶壁で、昔の旅人は波打ち際を歩き、命がけで往来したという天下の嶮だ。
R8沿いにある駐車場から「親不知コミュニティロード」という遊歩道があり、ここからはこれま展示室でに使われてきた4世代にわたる道を一望することができる。眼下の波打ち際が、親不知・子不知の由来となった旧北陸道で、コミュニティロードは旧国道の2代目。3代目は現在の国道8号、そして4世代目が北陸自動車道だ。
遊歩道を少し行くとすぐに展望台が現れる。その脇に、日本近代登山の父といわれるウエストンの像。さらにその先の道路上方の岩盤には「如砥如矢」。2代目の道路完成を記念して刻まれたもので、「(この道路は)砥石のように平らで、矢のように真っ直ぐだ」と賞賛したものとのこと。
遊歩道からずっと下のほうにある初代の「親不知レンガトンネル」は、また上がってくるのが難儀なのでパス。だって、すんごく下の方なんだもの。
親不知コミュニティロードを歩いて展望台へ
ウエストンの像
展望台から東方向を望む
こちらは西方向
「如砥如矢」と刻まれている
いよいよ富山県へと突入。しかし、昼飯の充実度が祟ったのかどうにも眠くなって、沿線の店の駐車場で1時間近くの睡眠タイム。この間、雷鳴を伴う雨が降り出す。
走り出したが、入善町あたりでは一時さらにひどくなってきた。期待していた立山連峰の景色は全く見えず。これでは今日は「外」関係の見学ポイントは全滅だろう。
富山の1か所目は、黒部市の「YKKセンターパーク」。ファスナーや窓の仕組みを中心に、YKKグループのものづくりの技術や歴史、創業者吉田忠雄の経営理念や人生についてわかりやすく紹介する施設。雨の時にはうってつけだし、なにせ無料なのだ。吉田忠雄という人はかなりユニークな人だった模様で、興味深く見る。
キッズエリアのここだけ撮影OKとのこと。
魚津市で見るつもりだった「蜃気楼展望の丘」、「魚津おさかなランド」、「米騒動発祥の地」、「万灯台」などの「外」はことごとくパス。雨が降らなければ明日、降ったなら帰路に、見ることにしよう。
ハコモノ限定の状況で次に訪れたのは、滑川市の「ほたるいかミュージアム」。春になると宴会の料理によく出るようになるおいしいホタルイカの生態などはどうなっておるのか、そこのところを知りたいと思って。
エントランスまで傘をさして行く。入館料800円は自分が入るものとしては大盤振る舞いのバカ高。展示物の内容も他と比べれば精彩を欠いている。しかし、3~5月だけ行われる「ほたるいかの発光ショー」は、朝獲ってきた活ほたるいかを使うとのことで、それならば高いのもやむを得ないかもしれない。
「ほたるいかミュージアム」のエントランス
中の展示も撮っておかないと
閉館時刻の17時となり、本日の活動はここまで。旅をする際には雨にはかなわないことを身をもって知った。
さて、お楽しみの風呂。「ほたるいかミュージアム」の隣は道の駅になっていて、今夜はここ「ウェーブパークなめりかわ」で寝ることになる。ここには入浴施設もあるのだが、17時まで。なのでいったん魚津まで戻って、「スーパー銭湯満天の湯魚津店」でじっくり入浴して寛ぐ。23時まで営業なので、長風呂をして汗をかき、薄着のまま食事処のテーブルでソフトクリームを舐めながら本日のドキュメントをする。いやぁ、休まるなぁ。ソフト込みで1,000円は惜しくない。
21時頃に「満天の湯」を出て、夕食は道すがら見つけていた「8番ラーメン早月店」にて。冷めん799円。今シーズン初めて冷やし中華を食べる。風呂上がりにまた汗をかくのを避けたというわけ。ハチカマと呼ばれる「8」の字のナルトがのっていて、細めのわりには弾力のあるいい麺だった。
ハチカマののった冷めん(冷やし中華)
コンビニで調達したハイボールを飲んで、少し本を読む余裕をかまして、23時就寝。
5月14日の走行距離は131km。
6時台にネカフェを退店。昨日の夜のうちに「ガスト上越店」が7時から開いているのをチェックしていて、そこへ。ピザトーストとサラダにドリンク・スープバーで538円。旅人にうれしい読売新聞付き。
飲み物をたっぷりとりながら考え、昨日行けなかった高田の「前島密記念館」は、また高田に戻るのも面倒だし、休館だった「上越市立歴史博物館」とセットで可能であれば帰路に寄ることにして、糸魚川方面へと進むことにする。
ガスト上越店のモーニングセット新聞付き
糸魚川は上越からけっこう離れていることを知る。ドリンクを飲み過ぎて、「うみてらす名立」にて早くもトイレ休憩。
「フォッサマグナミュージアム」。6つの常設展示室によって、糸魚川を代表する「ヒスイ」や「フォッサマグナ」などについて詳しく解説。鉱物にはほとんど興味がないが、展示物が面白いので1時間余り滞留してしまう。入館料500円の価値はある。
フォッサマグナミュージアム
展示室内
糸魚川ではもう一つ、2016年12月に発生した糸魚川大火の現場の復興状況を見てみたい。国道8号に隣接している「糸魚川地区公民館」に車を停めて、140軒以上が延焼したという現場を横切るようにして糸魚川駅方面へと歩く。
ここまでが燃えてここから先は大丈夫だったということが、建物や道路の形状などからはっきりわかる。延焼地域は新しい家々と空き地とが混在していて、きれいにはなったけれどもまだ元気とまでは言えないようだった。
糸魚川駅前
被災しなかった通り
再開発が進む被災エリア
正午前だけどここで昼食。駅前を歩いていてたまたま見つけて入った「あおい食堂」は大当たり。バラ焼定食950円は豚バラ肉とタマネギをラードの入ったたれで炒めたもの。どんぶりめしは我が家の茶椀3杯分はあり、漬物と2つの小皿のおかず、熱々のわかめの味噌汁との組み合わせ。
奥のほうに長い厨房では4人の女性が三角巾を頭につけて元気に働いている。井之頭五郎のように、いい食堂を見つける嗅覚のようなものが身についてきている。
あおい食堂のバラ焼定食
新潟県の最後の見学ポイントは「親不知」。小学校時代に地図帳でその名前は聞いたことがあるけれども行ったことはないなあと思って。北アルプスが日本海に急激に落ち込む絶壁で、昔の旅人は波打ち際を歩き、命がけで往来したという天下の嶮だ。
R8沿いにある駐車場から「親不知コミュニティロード」という遊歩道があり、ここからはこれま展示室でに使われてきた4世代にわたる道を一望することができる。眼下の波打ち際が、親不知・子不知の由来となった旧北陸道で、コミュニティロードは旧国道の2代目。3代目は現在の国道8号、そして4世代目が北陸自動車道だ。
遊歩道を少し行くとすぐに展望台が現れる。その脇に、日本近代登山の父といわれるウエストンの像。さらにその先の道路上方の岩盤には「如砥如矢」。2代目の道路完成を記念して刻まれたもので、「(この道路は)砥石のように平らで、矢のように真っ直ぐだ」と賞賛したものとのこと。
遊歩道からずっと下のほうにある初代の「親不知レンガトンネル」は、また上がってくるのが難儀なのでパス。だって、すんごく下の方なんだもの。
親不知コミュニティロードを歩いて展望台へ
ウエストンの像
展望台から東方向を望む
こちらは西方向
「如砥如矢」と刻まれている
いよいよ富山県へと突入。しかし、昼飯の充実度が祟ったのかどうにも眠くなって、沿線の店の駐車場で1時間近くの睡眠タイム。この間、雷鳴を伴う雨が降り出す。
走り出したが、入善町あたりでは一時さらにひどくなってきた。期待していた立山連峰の景色は全く見えず。これでは今日は「外」関係の見学ポイントは全滅だろう。
富山の1か所目は、黒部市の「YKKセンターパーク」。ファスナーや窓の仕組みを中心に、YKKグループのものづくりの技術や歴史、創業者吉田忠雄の経営理念や人生についてわかりやすく紹介する施設。雨の時にはうってつけだし、なにせ無料なのだ。吉田忠雄という人はかなりユニークな人だった模様で、興味深く見る。
キッズエリアのここだけ撮影OKとのこと。
魚津市で見るつもりだった「蜃気楼展望の丘」、「魚津おさかなランド」、「米騒動発祥の地」、「万灯台」などの「外」はことごとくパス。雨が降らなければ明日、降ったなら帰路に、見ることにしよう。
ハコモノ限定の状況で次に訪れたのは、滑川市の「ほたるいかミュージアム」。春になると宴会の料理によく出るようになるおいしいホタルイカの生態などはどうなっておるのか、そこのところを知りたいと思って。
エントランスまで傘をさして行く。入館料800円は自分が入るものとしては大盤振る舞いのバカ高。展示物の内容も他と比べれば精彩を欠いている。しかし、3~5月だけ行われる「ほたるいかの発光ショー」は、朝獲ってきた活ほたるいかを使うとのことで、それならば高いのもやむを得ないかもしれない。
「ほたるいかミュージアム」のエントランス
中の展示も撮っておかないと
閉館時刻の17時となり、本日の活動はここまで。旅をする際には雨にはかなわないことを身をもって知った。
さて、お楽しみの風呂。「ほたるいかミュージアム」の隣は道の駅になっていて、今夜はここ「ウェーブパークなめりかわ」で寝ることになる。ここには入浴施設もあるのだが、17時まで。なのでいったん魚津まで戻って、「スーパー銭湯満天の湯魚津店」でじっくり入浴して寛ぐ。23時まで営業なので、長風呂をして汗をかき、薄着のまま食事処のテーブルでソフトクリームを舐めながら本日のドキュメントをする。いやぁ、休まるなぁ。ソフト込みで1,000円は惜しくない。
21時頃に「満天の湯」を出て、夕食は道すがら見つけていた「8番ラーメン早月店」にて。冷めん799円。今シーズン初めて冷やし中華を食べる。風呂上がりにまた汗をかくのを避けたというわけ。ハチカマと呼ばれる「8」の字のナルトがのっていて、細めのわりには弾力のあるいい麺だった。
ハチカマののった冷めん(冷やし中華)
コンビニで調達したハイボールを飲んで、少し本を読む余裕をかまして、23時就寝。
5月14日の走行距離は131km。
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