2022.03.01
20220228 月
3時半に目が覚める。再度眠れそうになかったので「街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか」を開いて、しばらくの間第3章の「大和丹生川(西吉野)街道」の部分を読む。奈良盆地南端の下市町からそのさらに南の西吉野村という山里へ入る街道を見に行くもので、この道に格別の名称はないのだが、司馬は「根拠があやふやながら」としながら、この稿だけに用いる呼称として「大和丹生川街道」と名付けている。
30ページほどの短い章を読み終えた段階で、再び眠りへ。うつらうつらして、7時起床。
(okinawa-image)
今日、週明けの東京市場は、西側諸国がこぞってロシアの銀行を「国際銀行間通信協会(SWIFT)」の決済網から排除する追加制裁を発表したことで展開が読めず、恐る恐るのスタートとなった。ここはいったん売り基調で動き、これからウクライナの動向等によって多少下げたとしても、そのときにある程度対応できるようにしておくことが賢明な策だろう。先々上昇することに確信を持てないままだらだらと張っていては、失敗するリスクが大きいだけだ。
というわけで、前場のうちに5銘柄の一部を売る。これらについてはいずれも損切りではなく、多少なりとも利益を確定させる形で売り抜けているところを自己評価したい。よーし、これで先々の買付資金を一定程度手元に置くことができたぞ。
2022年2月の取引を総括すると、日経平均が1.76%値を落としている中で、自己資産額(取引に充てている全体額で、保有株式時価総額+買付余裕資金)は3.26%の増となった。また、1か月間の利益確定額(買った時の価格と売り値の差)は40万円余りで、それなりに善戦した格好となった。
昼食は、手元に今日まで有効の半味玉(70円)のサービス券があったのでここでいいかと、1年ぶり3度目となる美畑町の「つけ麺おんのじ山形店」へ。これまでの2回はいずれもつけ麺系だったので、今回はおんのじらー麺800円にしてみた。大盛り0円、2倍ネギ0円、平日ランチタイム半ライス(おかわり可)0円、そして半味玉0円。うふふ、すごいねぇ。
つけ麺で使われるものとは違い、中太やや縮れで、少し黄色めの麺。見た目のインパクトや食感はつけ麺に劣るものの、これも十分おいしい。何よりも節スープがつけ麺同様にとてもよく、何節っていうのだろうな、龍上海のそれにも似た独特の煮干し風味と、その奥にふくよかな甘さを感じる。少量にしてもらったライスには半味玉やチャーシューを載せ、ラーメンの美味スープをたっぷりと注ぎかけ、おじや風にしてぱくぱくと。おいしいものでしっかり腹ごしらえができて、もう何も言うことはない。
(「つけ麺おんのじ山形店」のおんのじらー麺)
午後からは、「「琉球文明」の発見」(海勢頭豊著、藤原書店、2019)を読み始めてみる。2年以上前に古書で買って放置していたものを引っ張り出してきたものだ。著者の海勢頭豊(うみせどゆたか)は、自分にとっては沖縄のフォークシンガーの草分け的存在。その彼が本を書くのか?
著者紹介を見ると、1943年現うるま市与那城平安座島の生まれで、沖縄から沖縄問題と絶対平和を訴え続けるミュージシャンであると。映画「GAMA―月桃の花」を製作して全国の中高校で上映されているほか、各地での平和コンサート、オペラやミュージカル製作などの活動で知られている。音楽活動のほかにもジュゴン保護団体の代表を務めているのだそうだ。
コシマキには「従来の古代史を書き換える問題作!」とあって、フォークシンガーが古代史?と、はじめから胡散臭い雰囲気が漂う。まあ、読んでみなければわからないのだが。この日ははじめの30ページにとどまる。
(海勢頭豊)
一方、「街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか」は、上記のものよりも数段興味が湧いて読み易い。「種子島みち」に入って、この日70ページ。
今夜も22時過ぎの早い時間に寝床へ。ベッドでの読書はこのところ特に持続せず、すぐに眠くなってしまう。
30ページほどの短い章を読み終えた段階で、再び眠りへ。うつらうつらして、7時起床。
(okinawa-image)
今日、週明けの東京市場は、西側諸国がこぞってロシアの銀行を「国際銀行間通信協会(SWIFT)」の決済網から排除する追加制裁を発表したことで展開が読めず、恐る恐るのスタートとなった。ここはいったん売り基調で動き、これからウクライナの動向等によって多少下げたとしても、そのときにある程度対応できるようにしておくことが賢明な策だろう。先々上昇することに確信を持てないままだらだらと張っていては、失敗するリスクが大きいだけだ。
というわけで、前場のうちに5銘柄の一部を売る。これらについてはいずれも損切りではなく、多少なりとも利益を確定させる形で売り抜けているところを自己評価したい。よーし、これで先々の買付資金を一定程度手元に置くことができたぞ。
2022年2月の取引を総括すると、日経平均が1.76%値を落としている中で、自己資産額(取引に充てている全体額で、保有株式時価総額+買付余裕資金)は3.26%の増となった。また、1か月間の利益確定額(買った時の価格と売り値の差)は40万円余りで、それなりに善戦した格好となった。
昼食は、手元に今日まで有効の半味玉(70円)のサービス券があったのでここでいいかと、1年ぶり3度目となる美畑町の「つけ麺おんのじ山形店」へ。これまでの2回はいずれもつけ麺系だったので、今回はおんのじらー麺800円にしてみた。大盛り0円、2倍ネギ0円、平日ランチタイム半ライス(おかわり可)0円、そして半味玉0円。うふふ、すごいねぇ。
つけ麺で使われるものとは違い、中太やや縮れで、少し黄色めの麺。見た目のインパクトや食感はつけ麺に劣るものの、これも十分おいしい。何よりも節スープがつけ麺同様にとてもよく、何節っていうのだろうな、龍上海のそれにも似た独特の煮干し風味と、その奥にふくよかな甘さを感じる。少量にしてもらったライスには半味玉やチャーシューを載せ、ラーメンの美味スープをたっぷりと注ぎかけ、おじや風にしてぱくぱくと。おいしいものでしっかり腹ごしらえができて、もう何も言うことはない。
(「つけ麺おんのじ山形店」のおんのじらー麺)
午後からは、「「琉球文明」の発見」(海勢頭豊著、藤原書店、2019)を読み始めてみる。2年以上前に古書で買って放置していたものを引っ張り出してきたものだ。著者の海勢頭豊(うみせどゆたか)は、自分にとっては沖縄のフォークシンガーの草分け的存在。その彼が本を書くのか?
著者紹介を見ると、1943年現うるま市与那城平安座島の生まれで、沖縄から沖縄問題と絶対平和を訴え続けるミュージシャンであると。映画「GAMA―月桃の花」を製作して全国の中高校で上映されているほか、各地での平和コンサート、オペラやミュージカル製作などの活動で知られている。音楽活動のほかにもジュゴン保護団体の代表を務めているのだそうだ。
コシマキには「従来の古代史を書き換える問題作!」とあって、フォークシンガーが古代史?と、はじめから胡散臭い雰囲気が漂う。まあ、読んでみなければわからないのだが。この日ははじめの30ページにとどまる。
(海勢頭豊)
一方、「街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか」は、上記のものよりも数段興味が湧いて読み易い。「種子島みち」に入って、この日70ページ。
今夜も22時過ぎの早い時間に寝床へ。ベッドでの読書はこのところ特に持続せず、すぐに眠くなってしまう。
2022.03.01
2022年2月末までに買った本
2022年1月中旬以降、2月末までに買った本は、購入順に次の9冊です。
1 野武士、西へ 二年間の散歩 久住昌之 集英社文庫 201603 古351
2 宮本常一が見た日本 佐野眞一 ちくま文庫 201005 古351
3 ふらっと朝湯酒 久住昌之 カンゼン 201401 古350
4 僕といた夏を、君が忘れないように。 国仲シンジ メディアワークス文庫 202103 古300
5 定食ニッポン 今柊二 竹書房 200704 古200
6 寝台急行「昭和」行 関川夏央 中公文庫 201512 古200
7 炭酸ボーイ 吉村喜彦 角川文庫 202104 古400
8 野武士のグルメ 増量新装版 久住昌之 晋遊舎 201403 古415
9 汽車旅12カ月 宮脇俊三 河出文庫 201001 古346
今回もすべてが古書で、合計2,913円。安上がりな趣味だよナ。
1、3、8は、読んでいて疲れないQUSUMIモノ。「食い意地クン」から読み始めて、これが彼の8~10冊目。出版順だと8、3、1の順に読まなければならないのかな。
2は、「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」に続いて読む、佐野眞一による宮本常一論。
4、7は、沖縄関連の小説2作。
5は、既読の「ニッポン定食紀行」「ニッポン定食散歩」に先立つ、今柊二の定食食べ歩きガイド本。
6は、鉄道大好き作家の作品で、関川夏央を読むのはこれが3本目。
9は、鉄道作家の第一人者・宮脇俊三モノで、氏の作品もこれが「日本探見二泊三日」「最長片道切符の旅」(以上既読)、「線路の果てに旅がある」に続いて4冊目の購入となります。
気に入った作家は複数作を味わってみる習慣がつき、その作品に出てきた著作や場所などについて、どんどん興味の赴く先が増えてきています。
1 野武士、西へ 二年間の散歩 久住昌之 集英社文庫 201603 古351
2 宮本常一が見た日本 佐野眞一 ちくま文庫 201005 古351
3 ふらっと朝湯酒 久住昌之 カンゼン 201401 古350
4 僕といた夏を、君が忘れないように。 国仲シンジ メディアワークス文庫 202103 古300
5 定食ニッポン 今柊二 竹書房 200704 古200
6 寝台急行「昭和」行 関川夏央 中公文庫 201512 古200
7 炭酸ボーイ 吉村喜彦 角川文庫 202104 古400
8 野武士のグルメ 増量新装版 久住昌之 晋遊舎 201403 古415
9 汽車旅12カ月 宮脇俊三 河出文庫 201001 古346
今回もすべてが古書で、合計2,913円。安上がりな趣味だよナ。
1、3、8は、読んでいて疲れないQUSUMIモノ。「食い意地クン」から読み始めて、これが彼の8~10冊目。出版順だと8、3、1の順に読まなければならないのかな。
2は、「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」に続いて読む、佐野眞一による宮本常一論。
4、7は、沖縄関連の小説2作。
5は、既読の「ニッポン定食紀行」「ニッポン定食散歩」に先立つ、今柊二の定食食べ歩きガイド本。
6は、鉄道大好き作家の作品で、関川夏央を読むのはこれが3本目。
9は、鉄道作家の第一人者・宮脇俊三モノで、氏の作品もこれが「日本探見二泊三日」「最長片道切符の旅」(以上既読)、「線路の果てに旅がある」に続いて4冊目の購入となります。
気に入った作家は複数作を味わってみる習慣がつき、その作品に出てきた著作や場所などについて、どんどん興味の赴く先が増えてきています。
2022.03.02
20220301 火
今日から弥生3月。気温も高めで、今後はもう雪かきは不要となるのではないか。ながく北国の生活者を苦しめてきた無益な労働よ、サヨウナラ。
午前中は、戦争が勃発しそうな状況にある中で今日も株価が上がっていることに納得できないまま、株式市況をウォッチする。上げている間に売るべきという考えは変わっていないので、今日も利益が出る範囲で売りオペを入れるのだが、それらは簡単に約定してしまうほどに株価は上昇しているのだった。
体調麗しく、とんかつだって軽~くいけそうな日。然らば本日のランチはとんかつにしようか。ということで、ちょうど2年ぶりに伊達城の「手作りとんかつの店ポプラ」へ。
以前、厚切りのロースかつ定食1,100円をランチタイムに1,000円で出していたので、それでいこうと思って入店したところ、今割引ははやっていない模様。なので、4年ぶりにポプラ定食、ランチ割750円(通常800円)を再食することにした。
価格のわりには大きさのあるとんかつ。でもまあこれは揚げのテクニックがものを言っていて、肉自体の厚さはなく、筋のあるところも多少あるのだった。基本的な配膳スタイルは4年前と差がなく、自家製のとんかつソースとドレッシングが卓上に。特にドレッシングがミルキーで、オリジナルな味わい深さがある。
大盛りでも同料金のごはんは、盛りが充実していて、新米使用でつやつやしてとてもおいしい。とんかつはどちらかというとカツカレーに合わせたほうがよさそうだったが、このごはんはカレーとともにではなくこれ単独でどんぶりで味わうべきだろう。いずれにせよ、これで750円はナイスう~♪
(「手作りとんかつの店ポプラ」のポプラ定食)
午後の読書は、「「琉球文明」の発見」から。
海勢頭は、平安座島の男ツカサでもあるので、天啓のような閃きを感じているのかもしれない。しかし話の中身は、想いは込められているものの、明快な証明行為のない、直感で組み立てられた一方的なものになっている。この展開は、先に読んだ喜納昌吉の「すべての武器を楽器に」(1997)で覚えた後味の悪さによく似ている。文章というものは、ただ言いたいことを羅列するものではなく、読み手のことを念頭に置いてもっと論理的に記述するべきだと思う。
世界三大文明の一つの黄河文明が、「ウチナーンチュの祖先・奴人の宗教指導者たちによって生み出されたと発見した」、「「琉球」とは、王が流れ求める理想郷を表わし、「王」とは天の下の土、即ち、大地に立つ十字架で、それは浄土を表す文字だ」、「したがって、卑弥呼の治めた倭国も神権政治の琉球王国と同じ平和国家だったことがわかった」――というように、読んでいて何がなんだかよくわからないカオス状態。“琉球文明が黄河文明を作り出した”なんて、それはどう考えても辻褄の合わない荒唐無稽なひとりよがりの歴史認識だと、誰もが気づいてしまうだろう。
そもそも三種の神器の1つの「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」とはジュゴンをかたちどったもので、そのことが世間に知れ渡ると天皇制国家の護持に大きな支障が生じるため、日本国家は翡翠の研究者たちに圧力をかけて、勾玉の牙説、三日月説、胎児説などを正当化して誤魔化してきた――との序章の記述には、むしろ笑えてしまうのだった。
(三種の神器)
飲んだ後の夜は、久々に音楽鑑賞を。オランダのプログレッシブ・ロックバンド「フォーカス(Focus)」のCD「Dejavu Retro Gold Collection」(2004、2枚組)を聴く。これはいつだったか、フォーカスのCDをたくさん持っている友人のS君から借用してコピーしたものだ。
フォーカスは1970年代に活躍したグループで、当時はやはり何らかの形で借りてきたアナログ盤LPをカセットテープに録音して何度も聴いたものだった。グループで活躍していたヤン・アッカーマン(Jan Akkerman、1946~)のギターが好きで、「Sylvia」などの曲に、当時でいう“痺れっぱなし”になっていたものだ。今聴いてもいいんだよなぁ。S君も元気でやっているかい。そして、ゆっくり音楽を聴く時間を持てているかい?
ヤン・アッカーマンは、1973年には「ビルボード」誌と並ぶイギリスの音楽雑誌「メロディ・メイカー」の読者投票で「世界一のギタリスト」に選ばれるほどに人気があった。1976年まで「フォーカス」で活躍し、脱退後は75歳の今も(!)ソロで活動しているそうだ。
(70年代のJan Akkerman)
この日の読書は、「「琉球文明」の発見」30ページのほか、「街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか」を40ページ余り読んで読了する。
午前中は、戦争が勃発しそうな状況にある中で今日も株価が上がっていることに納得できないまま、株式市況をウォッチする。上げている間に売るべきという考えは変わっていないので、今日も利益が出る範囲で売りオペを入れるのだが、それらは簡単に約定してしまうほどに株価は上昇しているのだった。
体調麗しく、とんかつだって軽~くいけそうな日。然らば本日のランチはとんかつにしようか。ということで、ちょうど2年ぶりに伊達城の「手作りとんかつの店ポプラ」へ。
以前、厚切りのロースかつ定食1,100円をランチタイムに1,000円で出していたので、それでいこうと思って入店したところ、今割引ははやっていない模様。なので、4年ぶりにポプラ定食、ランチ割750円(通常800円)を再食することにした。
価格のわりには大きさのあるとんかつ。でもまあこれは揚げのテクニックがものを言っていて、肉自体の厚さはなく、筋のあるところも多少あるのだった。基本的な配膳スタイルは4年前と差がなく、自家製のとんかつソースとドレッシングが卓上に。特にドレッシングがミルキーで、オリジナルな味わい深さがある。
大盛りでも同料金のごはんは、盛りが充実していて、新米使用でつやつやしてとてもおいしい。とんかつはどちらかというとカツカレーに合わせたほうがよさそうだったが、このごはんはカレーとともにではなくこれ単独でどんぶりで味わうべきだろう。いずれにせよ、これで750円はナイスう~♪
(「手作りとんかつの店ポプラ」のポプラ定食)
午後の読書は、「「琉球文明」の発見」から。
海勢頭は、平安座島の男ツカサでもあるので、天啓のような閃きを感じているのかもしれない。しかし話の中身は、想いは込められているものの、明快な証明行為のない、直感で組み立てられた一方的なものになっている。この展開は、先に読んだ喜納昌吉の「すべての武器を楽器に」(1997)で覚えた後味の悪さによく似ている。文章というものは、ただ言いたいことを羅列するものではなく、読み手のことを念頭に置いてもっと論理的に記述するべきだと思う。
世界三大文明の一つの黄河文明が、「ウチナーンチュの祖先・奴人の宗教指導者たちによって生み出されたと発見した」、「「琉球」とは、王が流れ求める理想郷を表わし、「王」とは天の下の土、即ち、大地に立つ十字架で、それは浄土を表す文字だ」、「したがって、卑弥呼の治めた倭国も神権政治の琉球王国と同じ平和国家だったことがわかった」――というように、読んでいて何がなんだかよくわからないカオス状態。“琉球文明が黄河文明を作り出した”なんて、それはどう考えても辻褄の合わない荒唐無稽なひとりよがりの歴史認識だと、誰もが気づいてしまうだろう。
そもそも三種の神器の1つの「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」とはジュゴンをかたちどったもので、そのことが世間に知れ渡ると天皇制国家の護持に大きな支障が生じるため、日本国家は翡翠の研究者たちに圧力をかけて、勾玉の牙説、三日月説、胎児説などを正当化して誤魔化してきた――との序章の記述には、むしろ笑えてしまうのだった。
(三種の神器)
飲んだ後の夜は、久々に音楽鑑賞を。オランダのプログレッシブ・ロックバンド「フォーカス(Focus)」のCD「Dejavu Retro Gold Collection」(2004、2枚組)を聴く。これはいつだったか、フォーカスのCDをたくさん持っている友人のS君から借用してコピーしたものだ。
フォーカスは1970年代に活躍したグループで、当時はやはり何らかの形で借りてきたアナログ盤LPをカセットテープに録音して何度も聴いたものだった。グループで活躍していたヤン・アッカーマン(Jan Akkerman、1946~)のギターが好きで、「Sylvia」などの曲に、当時でいう“痺れっぱなし”になっていたものだ。今聴いてもいいんだよなぁ。S君も元気でやっているかい。そして、ゆっくり音楽を聴く時間を持てているかい?
ヤン・アッカーマンは、1973年には「ビルボード」誌と並ぶイギリスの音楽雑誌「メロディ・メイカー」の読者投票で「世界一のギタリスト」に選ばれるほどに人気があった。1976年まで「フォーカス」で活躍し、脱退後は75歳の今も(!)ソロで活動しているそうだ。
(70年代のJan Akkerman)
この日の読書は、「「琉球文明」の発見」30ページのほか、「街道をゆく8 熊野・古座街道・種子島みちほか」を40ページ余り読んで読了する。
2022.03.02
親不孝通りラプソディー 北森鴻
講談社文庫 724円+税
2012年1月17日 第1刷発行
福岡・博多を題材とした小説が読みたいと思って手にしたのが「親不孝通りディテクティブ」(初出2001年)で、その目論見が十分に満たされたので、こちらのほうも買ってみたもの。博多にある親不孝通りを舞台に「鴨ネギコンビ」こと鴨志田鉄樹(テッキ)と根岸球太(キュータ)の二人が活躍するシリーズの2作目です。
1985年、17歳。オレ達若かった! 「親不孝通りディテクティブ」の名(迷)コンビの高校時代、キュータとテッキは恐れ知らずに博多の街を駆け回る。羽目を外したキュータは美人局に嵌められる。金に窮したキュータは信金の裏金をまんまと奪うが、結果は収束どころか闇社会が絡み、危機てんこ盛りの事態に。こんなはずじゃなかったばい!――という内容。
ディテクティブではすでに大人になり、テッキは中洲の屋台でバーを営み、キュータは結婚相談所の調査員をしていましたが、こちらは時代をさかのぼって二人ともまだ高校2年生の悪ガキの頃という設定になっています。
しかしそれにしても、高校生二人が立ち回るには異様に派手なストーリーでした。
(2022.1.21 読)
2022.03.03
20220302 水
6時45分起床。じわじわと日の出が早くなっていることが、なんとなくうれしい。
カキモノなどをしているうちに時間が過ぎていく。今日の株式市場は大きく下げていて、まあ妥当と言える動きではある。この間に買いを入れていた中から午前中に4銘柄が約定する。中には一昨日売ったものを安値で買い戻しているものもある。
後場も下げて、さらに4銘柄の買い約定があり、つまりは当方の想定を上回る大きすぎる下げとなったために、アレマ、たくさん買えちゃったという結果だ。痛いなぁ、きついなぁ、この下げは。
(台湾・屏東の人気食堂 2019)
朝作業が一段落してからは、手に本を。
「台湾一周!途中下車、美味しい旅」(光瀬憲子著、双葉文庫、2020)を読み始めて、70ページ。
食の都・高雄からスタートして、台南~台中~新竹~台北~花蓮~台東~高雄と、台湾を鉄道でぐるっと一周。主要駅間の見知らぬ駅で途中下車して、ローカル食堂や市場、廟前の屋台で絶品料理&スイーツを味わい、地元の人々と触れ合う――。台湾グルメと途中下車の旅の魅力をたっぷり伝える紀行エッセイガイド。待望のシリーズ最新刊!(カバー背表紙から)――というもの。
台湾、鉄道旅、ローカル食堂、食べ歩き……と、どの切り口をとっても自分にはピッタシの本なのではないかと、大きな期待をもって読み始める。で、「シリーズ最新刊」とあるからには、これに先立つ著作が何冊かあるということだ。当著を楽しめた暁には、それらの前著も買い漁ることになるのだろうな。
著者は、1972年、横浜市生まれで、英中日翻訳・通訳者かつ台湾取材コーディネーター。1990年代から台湾と関わり、留学や就職、結婚や子育ても経験している方だそうだ。著書に「台湾一周! 安旨食堂の旅」「台湾縦断! 人情食堂と美景の旅」「台湾の人情食堂 こだわりグルメ旅」「美味しい台湾 食べ歩きの達人」「台湾グルメ350品! 食べ歩き事典」などがある。おお、これらだったか! そそられる表題ではないか。
(光瀬憲子 2019)
昼メシは、ここの日替り定食を食べてみようと、1年1か月ぶりに寿町の「麺や小福 六兵衛食堂」へ。この建物がファミレスの「ぼんぬーる」だった時代にはよく利用したものだ。
本日の日替わり、800円。この日は、塩しょうがラーメンとそぼろ丼だった。“しょうが”とあり、紅生姜がトッピングされているけれども、まあ、塩ラーメン。ニラや煮卵などの具材がしっかり入って一見充実はしているものの、「塩」ではなかなか個性を打ち出すことができず、茹で上がり時間を意識して使っているのか、製麺所製の細麺がイマイチ。さらに、あまり熱くないところも期待に水をさしている。
そぼろ丼は、飯量がたっぷりで不足感はないが、やや薄味のため、卓上にあった「からあげのタレ」をかけて食べてみたらなかなかおいしかった。これに少量のひじき煮と漬物。まあ、この価格でよくがんばっていると言えるのかもしれない。セルフでコーヒーもいただけた。
(「麺や小福六兵衛食堂」の本日の日替わり)
午後は、外気温が高いためか部屋がいつもよりも暖かく、つい昼寝をしてしまう。昼メシで満腹になったことも大きい。気持ちがいいんだな、これが。これこそ無職の特権と言えるのではないか。仕事を持っていれば、仕事をしながら居眠りなんて、やりたくてもできないものな。
夜は飲みながら、映画「高レート裏麻雀列伝 むこうぶち2~鬼の棲む荒野~」を観る。相変わらずバカ高いレートですごい上がり手が連続し、欲に目が眩んだ男が一人、またもや身を持ち崩していくのだった。1時間45分見続けるには根気がいる。
その後、古書のウェブサイトをチェックし、値ごなれがしてきた2冊を購入する。
夜の読書は「「琉球文明」の発見」。これ、好き放題の推論によって著者が一種のトランス状態に入っているようで、自分には合わず読むのが辛くなりつつある。
中国で「西戎」と呼ばれた西方の異民族は「ジュウ」、つまりはユダヤ人だったというのだ。「大」という文字はジュゴンが海から顔を出している象形文字だと勝手に決めつけている。中国の「殷」王朝は沖縄でいう「イン」、つまりは「犬」のことだという。「いぬ」は訓読みであって、中国ではそうは読まないのに。という具合に、やたらと疲れるんだよなぁ、このオジサンのデタラメな話は。
30ページ読んだところで早くもダウンとなる。23時半就寝。
カキモノなどをしているうちに時間が過ぎていく。今日の株式市場は大きく下げていて、まあ妥当と言える動きではある。この間に買いを入れていた中から午前中に4銘柄が約定する。中には一昨日売ったものを安値で買い戻しているものもある。
後場も下げて、さらに4銘柄の買い約定があり、つまりは当方の想定を上回る大きすぎる下げとなったために、アレマ、たくさん買えちゃったという結果だ。痛いなぁ、きついなぁ、この下げは。
(台湾・屏東の人気食堂 2019)
朝作業が一段落してからは、手に本を。
「台湾一周!途中下車、美味しい旅」(光瀬憲子著、双葉文庫、2020)を読み始めて、70ページ。
食の都・高雄からスタートして、台南~台中~新竹~台北~花蓮~台東~高雄と、台湾を鉄道でぐるっと一周。主要駅間の見知らぬ駅で途中下車して、ローカル食堂や市場、廟前の屋台で絶品料理&スイーツを味わい、地元の人々と触れ合う――。台湾グルメと途中下車の旅の魅力をたっぷり伝える紀行エッセイガイド。待望のシリーズ最新刊!(カバー背表紙から)――というもの。
台湾、鉄道旅、ローカル食堂、食べ歩き……と、どの切り口をとっても自分にはピッタシの本なのではないかと、大きな期待をもって読み始める。で、「シリーズ最新刊」とあるからには、これに先立つ著作が何冊かあるということだ。当著を楽しめた暁には、それらの前著も買い漁ることになるのだろうな。
著者は、1972年、横浜市生まれで、英中日翻訳・通訳者かつ台湾取材コーディネーター。1990年代から台湾と関わり、留学や就職、結婚や子育ても経験している方だそうだ。著書に「台湾一周! 安旨食堂の旅」「台湾縦断! 人情食堂と美景の旅」「台湾の人情食堂 こだわりグルメ旅」「美味しい台湾 食べ歩きの達人」「台湾グルメ350品! 食べ歩き事典」などがある。おお、これらだったか! そそられる表題ではないか。
(光瀬憲子 2019)
昼メシは、ここの日替り定食を食べてみようと、1年1か月ぶりに寿町の「麺や小福 六兵衛食堂」へ。この建物がファミレスの「ぼんぬーる」だった時代にはよく利用したものだ。
本日の日替わり、800円。この日は、塩しょうがラーメンとそぼろ丼だった。“しょうが”とあり、紅生姜がトッピングされているけれども、まあ、塩ラーメン。ニラや煮卵などの具材がしっかり入って一見充実はしているものの、「塩」ではなかなか個性を打ち出すことができず、茹で上がり時間を意識して使っているのか、製麺所製の細麺がイマイチ。さらに、あまり熱くないところも期待に水をさしている。
そぼろ丼は、飯量がたっぷりで不足感はないが、やや薄味のため、卓上にあった「からあげのタレ」をかけて食べてみたらなかなかおいしかった。これに少量のひじき煮と漬物。まあ、この価格でよくがんばっていると言えるのかもしれない。セルフでコーヒーもいただけた。
(「麺や小福六兵衛食堂」の本日の日替わり)
午後は、外気温が高いためか部屋がいつもよりも暖かく、つい昼寝をしてしまう。昼メシで満腹になったことも大きい。気持ちがいいんだな、これが。これこそ無職の特権と言えるのではないか。仕事を持っていれば、仕事をしながら居眠りなんて、やりたくてもできないものな。
夜は飲みながら、映画「高レート裏麻雀列伝 むこうぶち2~鬼の棲む荒野~」を観る。相変わらずバカ高いレートですごい上がり手が連続し、欲に目が眩んだ男が一人、またもや身を持ち崩していくのだった。1時間45分見続けるには根気がいる。
その後、古書のウェブサイトをチェックし、値ごなれがしてきた2冊を購入する。
夜の読書は「「琉球文明」の発見」。これ、好き放題の推論によって著者が一種のトランス状態に入っているようで、自分には合わず読むのが辛くなりつつある。
中国で「西戎」と呼ばれた西方の異民族は「ジュウ」、つまりはユダヤ人だったというのだ。「大」という文字はジュゴンが海から顔を出している象形文字だと勝手に決めつけている。中国の「殷」王朝は沖縄でいう「イン」、つまりは「犬」のことだという。「いぬ」は訓読みであって、中国ではそうは読まないのに。という具合に、やたらと疲れるんだよなぁ、このオジサンのデタラメな話は。
30ページ読んだところで早くもダウンとなる。23時半就寝。
2022.03.03
街道をゆく19 中国・江南のみち 司馬遼太郎
朝日文庫 500円+税
1987年3月20日 第1刷
1997年6月20日 第9刷発行
江南の地(揚子江下流の南側に広がる肥沃な地域)は、歴史を通じて文化的水準が高く、日本との関わりが深い場所。著者は、その江南を代表する4都市、蘇州、杭州、紹興、寧波を巡りながら、日本にとって「文明の灯台」であった中国について考えを深めています。
蘇州では、現存する城門に沿って旧蘇州城の外郭を歩き、杭州では、そこに都をおいた南宋と日本との関わりについて考え、この間、呉服、茣蓙、うだつ、茶、急須などがこの地に住む「呉人」と呼ばれる人たちとどういう関係があるのかを考えています。
紹興では、魯迅の故居を訪ね、中国の知識人階級の暮らしについて考察。近くにある会稽山にも赴いています。最後に訪れた寧波では、遣唐使や鎌倉時代の留学僧らが上陸した港や天童山を訪ね、文化の吸収に努めたかつての日本人たちへ思いを馳せています。
司馬遼らしい、多方面にわたって脱線しながら進んでいく書きぶりが冴えわたります。当方の苦手な中国史について深入りしているところが多く、また、中国はグーグルマップにストリートビューを載せていないので、司馬らが歩いている場所を画像で知ることができないという事情もあり、読み続けるのが少々辛くなるときもありました。
(2022.1.22 読)
2022.03.04
20200303 木
眠りが浅く、この夜も4時前には目覚めている。時々、寝汗をかくときがあり、それで目覚めるのだが、仕事中にスーツ姿で革靴を履き、巨大なビジネスビルのメイン階段を全力で駆け上っている夢なんかを見たりしているので、けっこういやったらしい汗なのだ。そのままウダウダとして7時前にゲットアップ。
この日も「「琉球文明」の発見」を読むことから始めるのだが、ウチナーンチュでなくとも簡単に気づいてしまう語彙に関する明らかな誤りや、デタラメすぎる歴史認識、突飛で唖然とするような論理の飛躍などがあって、読んでいるのがきわめて辛い。
自分の考えを書物にまとめて読者の納得を得たいのであれば、この著者はもっと多くの通説的知識を体得してからにするべきだ。そしてこの人には、用語の語呂合わせにしか過ぎない根拠不明確な独断話を長々と聞かせられる側の立場をよく知ってほしいものだ。
さらに言えば、こういう本を公衆の面前に何の恥ずかしさも感じずに平然と晒すこと自体に大きな問題がある。持つべきモラルを持たずにこういう著作を安易に出版してはいけない。
一言で切って捨てるとすれば、「もういい、金返せ!」である。(古書買いだけど) 真面目に読んでいるのが馬鹿々々しくなり、読むだけ時間の無駄と感じてしまったので、100ページあたりからはナナメ読みをするにとどめて、読むのを切り上げた。読みかけの書物を途中でアバンダンするのは、自分の場合2、3年に1冊あるかどうかだ。このたび、5年ぶりぐらいとなるその1冊が、この本だった。サヨウナラ。
(「なかや」のもりそば)
昼前、もりそばを食べに、若宮のそば・会席料理の店「なかや」へ。若い頃に何度か利用した記憶があるが、それは長男が中学に入る前のことだったと記憶していて、おそらく20年ぶりぐらいの入店となる。
古い和館の広間で日本庭園を望みながら食べる店なので、はじめから量には期待せず、足りなければ家で冷凍麺を食べることにして、もりそば710円を。手打ち細めの更科系で、蕎麦に不満なし。華奢な盛りで、220円増しの大盛りにしたとしても足りなかっただろうと思う。什器もいいものを使っていて、心なごやかにゆっくりと楽しめそうな雰囲気は「そば・会席料理」を名乗るだけある。熱くてたっぷりある蕎麦湯も上等だった。
というわけで、家での追加メシは、キンレイの「四海楼監修元祖皿うどん(太麺)」を。本物とは違いながらも、それらしきものが300円程度で入手でき、7分ほどの調理時間で簡単に食べることができるのだから、便利な世の中だ。
冷凍食品の出来上がりの姿というのはそれほど美しいものではないので、商品の外袋の写真を載せて誤魔化す。
(キンレイ「四海楼監修元祖皿うどん)」)
本日の株取引は、昨日の下げの概ね半戻しとなる。昨日買ったもののうち3銘柄を売って、それぞれ極々の小利益を得る。少額なりとも、買い過ぎたものをわずか1日持っただけで売り、それで利益が出るのなら十分なのだ。
夜は、一昨日に続いてFocusのライブ音源を鑑賞するなどして過ごす。
読書は、数日読んでいなかった「民族の世界史6 東南アジアの民族と歴史」を30ページ。
「台湾一周!途中下車、美味しい旅」を70ページ。台湾ならではのおいしそうなものがたくさん出てくるが、品名や店の名前が旧字体の漢字で出てくるため読めないし、うまくイメージできないのがちょっとした難点。たくさん写真が載っているが、理解を確かなものにするためにはこの倍ぐらいの画像があってもいい。
それと、眠る態勢を整えてから新たに「野武士のグルメ 増量新装版」(久住昌之著、晋遊舎、2014)を読み始める。これは読み口軽快、表現洒脱、著者の心情丸わかりで、なかなか眠くならない。これを80ページ。就寝は24時となる。
(読んだ本4冊中の3冊)
この日も「「琉球文明」の発見」を読むことから始めるのだが、ウチナーンチュでなくとも簡単に気づいてしまう語彙に関する明らかな誤りや、デタラメすぎる歴史認識、突飛で唖然とするような論理の飛躍などがあって、読んでいるのがきわめて辛い。
自分の考えを書物にまとめて読者の納得を得たいのであれば、この著者はもっと多くの通説的知識を体得してからにするべきだ。そしてこの人には、用語の語呂合わせにしか過ぎない根拠不明確な独断話を長々と聞かせられる側の立場をよく知ってほしいものだ。
さらに言えば、こういう本を公衆の面前に何の恥ずかしさも感じずに平然と晒すこと自体に大きな問題がある。持つべきモラルを持たずにこういう著作を安易に出版してはいけない。
一言で切って捨てるとすれば、「もういい、金返せ!」である。(古書買いだけど) 真面目に読んでいるのが馬鹿々々しくなり、読むだけ時間の無駄と感じてしまったので、100ページあたりからはナナメ読みをするにとどめて、読むのを切り上げた。読みかけの書物を途中でアバンダンするのは、自分の場合2、3年に1冊あるかどうかだ。このたび、5年ぶりぐらいとなるその1冊が、この本だった。サヨウナラ。
(「なかや」のもりそば)
昼前、もりそばを食べに、若宮のそば・会席料理の店「なかや」へ。若い頃に何度か利用した記憶があるが、それは長男が中学に入る前のことだったと記憶していて、おそらく20年ぶりぐらいの入店となる。
古い和館の広間で日本庭園を望みながら食べる店なので、はじめから量には期待せず、足りなければ家で冷凍麺を食べることにして、もりそば710円を。手打ち細めの更科系で、蕎麦に不満なし。華奢な盛りで、220円増しの大盛りにしたとしても足りなかっただろうと思う。什器もいいものを使っていて、心なごやかにゆっくりと楽しめそうな雰囲気は「そば・会席料理」を名乗るだけある。熱くてたっぷりある蕎麦湯も上等だった。
というわけで、家での追加メシは、キンレイの「四海楼監修元祖皿うどん(太麺)」を。本物とは違いながらも、それらしきものが300円程度で入手でき、7分ほどの調理時間で簡単に食べることができるのだから、便利な世の中だ。
冷凍食品の出来上がりの姿というのはそれほど美しいものではないので、商品の外袋の写真を載せて誤魔化す。
(キンレイ「四海楼監修元祖皿うどん)」)
本日の株取引は、昨日の下げの概ね半戻しとなる。昨日買ったもののうち3銘柄を売って、それぞれ極々の小利益を得る。少額なりとも、買い過ぎたものをわずか1日持っただけで売り、それで利益が出るのなら十分なのだ。
夜は、一昨日に続いてFocusのライブ音源を鑑賞するなどして過ごす。
読書は、数日読んでいなかった「民族の世界史6 東南アジアの民族と歴史」を30ページ。
「台湾一周!途中下車、美味しい旅」を70ページ。台湾ならではのおいしそうなものがたくさん出てくるが、品名や店の名前が旧字体の漢字で出てくるため読めないし、うまくイメージできないのがちょっとした難点。たくさん写真が載っているが、理解を確かなものにするためにはこの倍ぐらいの画像があってもいい。
それと、眠る態勢を整えてから新たに「野武士のグルメ 増量新装版」(久住昌之著、晋遊舎、2014)を読み始める。これは読み口軽快、表現洒脱、著者の心情丸わかりで、なかなか眠くならない。これを80ページ。就寝は24時となる。
(読んだ本4冊中の3冊)