2024.07.01
20240630 日
6月の最終日。ということは、2024年も半分が経過したということであり、もう半分も来てしまったかという思いは強い。
5時覚醒の、6時起床。今日も朝のうちはかっきりと晴れているが、午後からは雨となり、夜から明日にかけては日本海側を中心に警報級の大雨の恐れがあるとの予報だ。
朝読みは、「民族の世界史14 オセアニア世界の伝統と変貌」。
第6章「民族意識と国家形成」に入り、現代のオーストラリア・アボリジニーに関する記述が興味深い。いまやアボリジニーは、混血が純血の数倍以上となっており、タスマニア島とビクトリア州は純血が皆無で、混血は外貌では白人との見分けがつかない者が多いという。また、アボリジニーが国勢調査の対象となり、オーストラリア国民として法的に平等の扱いを受けるようになったのは、労働党内閣によって憲法改正がなされた1967年のことであったという。
当著が世に出たのは1987年のことでかなり前のことにはなるが、それでもわずか数十年前のことだ。アボリジニーの保護区は、どこも沈滞しきっており、人心も荒んでいるという。
続くニュージーランド・マオリの項では、マオリがカニバリズムを行っていたことを知り、驚く。
10時前までに40ページ読み、今日のお勉強はここまで。
(アボリジニー)
午前から午後にかけては、懸案だった「法定相続情報一覧図」と「法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出書」、そして「遺産分割協議書」の第1版の作成を行う。まあ、やってみればパパッとできてしまうもので、こんな感じでいいんじゃないかな。不備があれば、進めていく各段階で誰かが指摘してくれるだろう。
2日連続となる自宅ランチは、揚げてもらったかき揚げなどの天ぷらをつつきながら、夏の定番のそうめんを啜る。うまいんだよなあ、こういうの。「佐藤養助商店」の稲庭うどんを食べ尽くしたので、今日は量販、お買い得品のひやむぎだが、味の違いはそう大きいわけではなく、これで十分に満足・納得できて、そんな自分はシアワセである。
(昼はひやむぎ)
午後からは、いつもの過ごし方に戻ってのんびり。横になったりゲームをしたりしながら、「翔ぶが如く(1)」を読む。
薩摩郷士あがりの川路利良(かわじとしなが、後、としよし)を主に据えて、物語が始まる。川路は西郷の招きによって東京府の邏卒(=今の巡査)の総長となり、司法省の西欧視察団の一員として欧州各国の警察を視察、帰国後、フランスの警察制度を参考に日本の警察制度を確立した人物だ。
西郷には、新国家の軍隊と警察は薩摩藩が握るという考えがあったようで、“人斬り半次郎”といわれた桐野利秋が陸軍少将となって近衛軍を握り、薩摩藩の城下士で構成されたのに対し、警察は川路が掌握し、同藩の郷士格の者たちで構成される。この頃の東京警察の治安兵力は、薩摩郷士が2千人、ほかには他藩の士族から選抜された千人だったというから、邏卒の3分の2は薩摩の者だったわけで、これが日本の警察の原型となるのだった。警官に対する隠語の「マッポ」が、「薩摩っぽ」から来ていることがうなずける。
夜までにこれを、じっくりと90ページ読む。
(川路利良(左)と桐野利秋)
夜は、「第108回日本陸上競技選手権大会」の最終日の様子を録画で観ながら飲酒。
寝始めるのも早く、22時頃だっただろうか。
5時覚醒の、6時起床。今日も朝のうちはかっきりと晴れているが、午後からは雨となり、夜から明日にかけては日本海側を中心に警報級の大雨の恐れがあるとの予報だ。
朝読みは、「民族の世界史14 オセアニア世界の伝統と変貌」。
第6章「民族意識と国家形成」に入り、現代のオーストラリア・アボリジニーに関する記述が興味深い。いまやアボリジニーは、混血が純血の数倍以上となっており、タスマニア島とビクトリア州は純血が皆無で、混血は外貌では白人との見分けがつかない者が多いという。また、アボリジニーが国勢調査の対象となり、オーストラリア国民として法的に平等の扱いを受けるようになったのは、労働党内閣によって憲法改正がなされた1967年のことであったという。
当著が世に出たのは1987年のことでかなり前のことにはなるが、それでもわずか数十年前のことだ。アボリジニーの保護区は、どこも沈滞しきっており、人心も荒んでいるという。
続くニュージーランド・マオリの項では、マオリがカニバリズムを行っていたことを知り、驚く。
10時前までに40ページ読み、今日のお勉強はここまで。
(アボリジニー)
午前から午後にかけては、懸案だった「法定相続情報一覧図」と「法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出書」、そして「遺産分割協議書」の第1版の作成を行う。まあ、やってみればパパッとできてしまうもので、こんな感じでいいんじゃないかな。不備があれば、進めていく各段階で誰かが指摘してくれるだろう。
2日連続となる自宅ランチは、揚げてもらったかき揚げなどの天ぷらをつつきながら、夏の定番のそうめんを啜る。うまいんだよなあ、こういうの。「佐藤養助商店」の稲庭うどんを食べ尽くしたので、今日は量販、お買い得品のひやむぎだが、味の違いはそう大きいわけではなく、これで十分に満足・納得できて、そんな自分はシアワセである。
(昼はひやむぎ)
午後からは、いつもの過ごし方に戻ってのんびり。横になったりゲームをしたりしながら、「翔ぶが如く(1)」を読む。
薩摩郷士あがりの川路利良(かわじとしなが、後、としよし)を主に据えて、物語が始まる。川路は西郷の招きによって東京府の邏卒(=今の巡査)の総長となり、司法省の西欧視察団の一員として欧州各国の警察を視察、帰国後、フランスの警察制度を参考に日本の警察制度を確立した人物だ。
西郷には、新国家の軍隊と警察は薩摩藩が握るという考えがあったようで、“人斬り半次郎”といわれた桐野利秋が陸軍少将となって近衛軍を握り、薩摩藩の城下士で構成されたのに対し、警察は川路が掌握し、同藩の郷士格の者たちで構成される。この頃の東京警察の治安兵力は、薩摩郷士が2千人、ほかには他藩の士族から選抜された千人だったというから、邏卒の3分の2は薩摩の者だったわけで、これが日本の警察の原型となるのだった。警官に対する隠語の「マッポ」が、「薩摩っぽ」から来ていることがうなずける。
夜までにこれを、じっくりと90ページ読む。
(川路利良(左)と桐野利秋)
夜は、「第108回日本陸上競技選手権大会」の最終日の様子を録画で観ながら飲酒。
寝始めるのも早く、22時頃だっただろうか。
2024.07.01
定食バンザイ! 今柊二
ちくま文庫 780円+税
2005年5月10日 第1刷
2005年6月5日 第2刷発行
量たっぷりなのに爆安。栄養バランスもバッチリ。さらにやみ付きになる味を醸す――。そんな定食を探して見つけて、ご紹介しましょう。巨大なおかずに感動し、お代わり自由の店では丼飯3杯を平らげて、ベルトを緩める。畸人研究学会主幹による主観的な定食ガイドブック。気になる人気店の思い出から見知らぬ街で良店を発見する極意まで。文庫オリジナル。(カバー裏表紙から)
当方にとってこれが今柊二の6冊目で、楽しませてもらった1冊となりました。
著者は若い頃はかなりの大食漢だったようで、味はほどほどでいいから安くて比較的バランスのよい「定食」をずっと攻めていたようです。ごはんおかわり自由というのが、彼にとってよい店の重要なポイントだったことが、読んでいてわかります。
目次から内容を紹介すると、次のとおりです。
・定食は冒険だ!・まえがき
・第1部 街をブラブラ
定食の聖地・神保町界隈/青春の爆食!早稲田から高田馬場/ヨコハマの洋食/地下街と定食/あの街この街…味わいの定食屋
・第2部 テーマ決め食い一直線
立ちそば屋で定食を食べたくなって/お好み焼きだってごはんだよ/魚が食べたい日々/ぶたぶたこぶた!…栄光の豚料理/カレーの逆襲
・第3部 大中華帝国の覇権
ラーメンライスの極意/焼き飯紀行/横浜中華街ランチ勝負!/横浜中華外(がい)の名店へ
・ステキな定食屋でナイスな食事をとるための7つの条件・あとがきにかえて
巻末に付いている「お店一覧」から判断すると、当著に載っている店の数はなんと、151店も!
首都圏の店が主なので、「大戸屋」「くら寿司」「ぼてじゅう」「ゆで太郎」「ラーメン二郎」「リンガーハット」などの全国展開のチェーン店を除いて、当方が入ったことのある店はほとんどありません。しかし、「青春の爆食!早稲田から高田馬場」の項では、今年1月に食べてきた「キッチンオトボケ」が、早稲田の定食ワールドのなかでもファンが多い店として紹介されていました。
(2024.5.19 読)
2024.07.02
20240701 月
前夜は早く寝たので、起きるのも早く、2時過ぎにはいったん目が覚めた。この時間頃からずっと雨。それなりに風もある。5時過ぎには起床し、6時前までの時間を読書に充てる。
気がつけば、最も日が長くなる夏至はとうに過ぎており、今日は「半夏生(はんげしょう)」という日に当たるのだという。夏至から数えて11日目の日で、西日本ではこの日に合わせてタコを食べる風習があるとのこと。長年生きているけれども、少し前まではこちら東日本ではそんなことは話題にもならなかった気がするが、当方が無知だっただけかもしれない。
(おいしそうな茹でダコ)
月曜日がやってきて、株式相場が動いたので、開場前にそちらのほうから手を打っておくが、相場自体の調子は悪くないのに、当方の保有する株式の動きは芳しくない。今日の売り買いはなしだった。
その合間をぬって、午前のうちに「民族の世界史14 オセアニア世界の伝統と変貌」を30ページ読む。こうしておくと午後からが楽になる。
つれあいが年1回の健康診断に出かけたので、昼食は一人で寒河江まで食べに行く。
サービス付き高齢者向け住宅の敷地内で日替り週替りの定食を安く提供している、「大衆食堂むすび」を初訪問。毎日550円で提供されていたものが、2022年の夏から600円になっているようだ。
この日の日替わりメニューは、赤魚の五目あんかけ定食。で、価格を確認すると、ん? 800円だって!! 家に戻ってから知ったが、なんと初訪問のこの日が値上げの初日で、一気に33%も値上げされていたのだった。う~~~む……。
配膳が早いし、どれも熱々で味がよく、極めつけは炊き立てのごはんがすばらしくおいしい。ごはんの量は調節が効いたので、「少し多め」にしてもらってたっぷり食べられて、ヨカッタ。
これが600円であれば頻繁に訪れたくなるが、800円であれば価格相応の内容と思われ、山形からわざわざ寒河江まで行って食べるほどではないようだ。
(「大衆食堂むすび」の日替わりランチ)
少し前から、株主総会の議決結果と配当金計算書を報せる封書が続々と届き始めている。今季の配当具合は企業決算の好調さを受けてまずまずといったところか。
三菱UFJ信託銀行から、相続手続に関する厚めの封筒も届いている、面倒臭そうで、中身を確認するのも億劫だ。市役所から、定額減税調整交付金の手続をするようにとの封書も。
午後から夜までの読書は、「翔ぶが如く(1)」を90ページ。
「旅の記憶」は、2005年の冬、2度目の訪問となった「今帰仁城跡」の平郎門。
今帰仁城の寒緋桜はよく知られているところ。1993年の初春だったが、キリンビールがその今帰仁城平郎門の桜をモチーフに、俳優の仲代達矢を起用して、「私も大切」とやったラガーのCMを流した。なかなか感動的なデキで、当方もその風景を見たいと思い、ほどなく初めて今帰仁城へと赴いたものだった。再訪したときには、世界遺産としてすっかりきれいに整備されていることに驚いたのを覚えている。
(旅の記憶:今帰仁城平郎門 2005.12.23)
夕刻には熱い湯で長湯をして汗を流したので、今夜は夜間トイレに立つことなくぐっすりと眠れるだろう。
気がつけば、最も日が長くなる夏至はとうに過ぎており、今日は「半夏生(はんげしょう)」という日に当たるのだという。夏至から数えて11日目の日で、西日本ではこの日に合わせてタコを食べる風習があるとのこと。長年生きているけれども、少し前まではこちら東日本ではそんなことは話題にもならなかった気がするが、当方が無知だっただけかもしれない。
(おいしそうな茹でダコ)
月曜日がやってきて、株式相場が動いたので、開場前にそちらのほうから手を打っておくが、相場自体の調子は悪くないのに、当方の保有する株式の動きは芳しくない。今日の売り買いはなしだった。
その合間をぬって、午前のうちに「民族の世界史14 オセアニア世界の伝統と変貌」を30ページ読む。こうしておくと午後からが楽になる。
つれあいが年1回の健康診断に出かけたので、昼食は一人で寒河江まで食べに行く。
サービス付き高齢者向け住宅の敷地内で日替り週替りの定食を安く提供している、「大衆食堂むすび」を初訪問。毎日550円で提供されていたものが、2022年の夏から600円になっているようだ。
この日の日替わりメニューは、赤魚の五目あんかけ定食。で、価格を確認すると、ん? 800円だって!! 家に戻ってから知ったが、なんと初訪問のこの日が値上げの初日で、一気に33%も値上げされていたのだった。う~~~む……。
配膳が早いし、どれも熱々で味がよく、極めつけは炊き立てのごはんがすばらしくおいしい。ごはんの量は調節が効いたので、「少し多め」にしてもらってたっぷり食べられて、ヨカッタ。
これが600円であれば頻繁に訪れたくなるが、800円であれば価格相応の内容と思われ、山形からわざわざ寒河江まで行って食べるほどではないようだ。
(「大衆食堂むすび」の日替わりランチ)
少し前から、株主総会の議決結果と配当金計算書を報せる封書が続々と届き始めている。今季の配当具合は企業決算の好調さを受けてまずまずといったところか。
三菱UFJ信託銀行から、相続手続に関する厚めの封筒も届いている、面倒臭そうで、中身を確認するのも億劫だ。市役所から、定額減税調整交付金の手続をするようにとの封書も。
午後から夜までの読書は、「翔ぶが如く(1)」を90ページ。
「旅の記憶」は、2005年の冬、2度目の訪問となった「今帰仁城跡」の平郎門。
今帰仁城の寒緋桜はよく知られているところ。1993年の初春だったが、キリンビールがその今帰仁城平郎門の桜をモチーフに、俳優の仲代達矢を起用して、「私も大切」とやったラガーのCMを流した。なかなか感動的なデキで、当方もその風景を見たいと思い、ほどなく初めて今帰仁城へと赴いたものだった。再訪したときには、世界遺産としてすっかりきれいに整備されていることに驚いたのを覚えている。
(旅の記憶:今帰仁城平郎門 2005.12.23)
夕刻には熱い湯で長湯をして汗を流したので、今夜は夜間トイレに立つことなくぐっすりと眠れるだろう。
2024.07.02
新宿鮫5 炎蛹 大沢在昌
光文社文庫 648円+税
2001年6月20日 第1刷発行
新宿署刑事・鮫島を、犯罪者は、恐れを込めて「新宿鮫」と呼ぶ。植物防疫官・甲屋(かぶとや)は、外国人娼婦によって南米から日本に侵入した、“恐怖の害虫(フラメウス・プーパ)”の蛹を追っていた。羽化まで数日。蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険と罠に満ちた闇に挑む!
命をかけて熱く闘う男たちがここにいる。興奮と感動、圧倒する迫力! 傑作長編刑事小説第5弾!(カバー裏表紙から)
歌舞伎町を舞台に、イラン人と台湾人が構想を繰り広げているその一方で、首都各地の連れ込みホテル街では連続放火事件が発生中。その渦中、南米からの出稼ぎ女性二人が一見なんの脈絡もなく殺害される事件が起こります。
これらの出来事を巡って、新宿署、警視庁、埼玉県警機動捜査隊などの警察セクションはもちろんのこと、消防庁予防部調査課、さらには横浜植物防疫所の防疫官までもが参入して、それらが協力し合って事件を解決していくという、これまで孤独な新宿鮫活躍してきた流れとはやや展開を異にするストーリーとなっています。
相変わらず上司の桃井や監察の藪はいい味を出していますが、恋人である晶(しょう)の出番は今回はあまり多くありません。
文芸評論家の川本三郎は当著書の解説で、外国人娼婦殺人事件も、連続放火事件も、都市の雑踏の中から生まれ出た行きずりの犯罪であって、日常生活の人間関係から生まれる昔からある犯罪とは違うものだとし、現代都市で起こりうるこれらの犯罪は、われわれがいつ被害者になるかだけではなく、ひょっとするといつ犯罪者になるかもわからないと述べています。
そして、自分は正義の側にいるという安心感を持って読める推理小説とは異なり、犯罪小説ではときに読者は犯罪者の気持に同調してしまう不安があるといい、「新宿鮫」シリーズはむろん後者であるとしているのでした。
(2024.5.23 読)
2024.07.03
20240702 火
昨晩想定したとおり、今朝までは比較的よく眠れて、5時には起き上がり朝の読書タイムを1時間取って、6時に行動開始。トイレも6時まで我慢できている。毎日の入浴はわが日常生活には不可欠ということか。
(キャッシュレス最大30%戻ってくる中山町応援キャンペーン!)
この7月から中山町で、キャッシュレスで最大30%戻ってくるキャンペーンが始まったので、今後何店舗かの中山攻めに出向くことになる。その1回目は、初訪問となる「二代目天将」。2022年の年末にいったん閉店した「らーめん天将」が、常連さんだったかが初代から店を引き継ぎ、この4月に再スタートした店だ。
味噌つけ麺の半玉増し、900+100円。これが3割キャッシュバックされるので、実質700円と、超お得。全粒粉仕立ての自家製太麺に、まずはそそられる。1.5玉なら麺量に不足は感じない。スープにどっぷりとつけて食べれば、至福のおいしさだ。いいなぁ、この麺。
スープは豚骨味噌味に節風味がしっかり効いているところに、ほのかに酸味が加わって、これまた秀逸。天将のお約束の擂りおろしタマネギがたっぷり添えられて、店のオリジナリティもしっかり二代目に伝授されている。〆の割りスープも立派なごちそうで、愉悦の完飲のはこびに。
おいしかったなぁ、天将。前よりもグレードアップしたんじゃない? 8月末までのキャンペーン期間中に、冷やしメニューでも啜りにもう1回行っちゃおうか。
(「二代目天将」の味噌つけ麺)
ついでに「ヤマザワ中山店」にも立ち寄り、中にテナントを出している「肉のくろぬま中山店」で、わが家の今晩のメンチカツと、長男宅に持って行く鶏の唐揚げと肉団子を買う。この店も30%還元となる。
双子の面倒見でてんやわんやの長男宅には、はるき君の保育園送迎などのアシストのため、今日からの平日のしばらくは朝晩に出向くこととなる。ママは食事の支度もままならないだろうから、肉類が好きなママのことを考えて、少しながら今晩の総菜を調達したというわけだ。
しかし3割引は、2割引のレベルとは次元が違う。1,700円ほどの買い物となったが、これで500円超が還元されるのは大きい。
夜は、四半世紀前に撮っていた旅の写真からめぼしいものを拾い、ブログに使う画像として過去する作業をひとしきり行う。2000年の夏休み、家族4人で八重山に出かけたときのものだ。
その1枚は、牧志公設市場が改築される前の懐かしい写真。飲食店が立ち並ぶ2階で昼ご飯を食べたのだった。もう今となっては、このアジアンな混沌とした風景は見ることができない。
(旅の記憶:改築前の牧志公設市場2階の飲食店フロア 2000.8.10)
読書成果は、「民族の世界史14 オセアニア世界の伝統と変貌」の読み込みに手間取ってしまい、ノルマとしている30ページを読み終えたのが夜となる。
「翔ぶが如く(1)」を早朝と寝る前に読み、40ページ。
「征韓論」の項では、「朱子学によって江戸期の武士は志(こころざし)というものを知った」とあり、並行して読んでいる北方「水滸伝」にも盛んに出てくる「志」に対する漢たちの熱い想いが朱子学によるものであることを知る。
儒教と朱子学の違いもよく知らなかったが、儒学は、中国の孔子が説いた教えを学び発展させた学問で、儒学のなかでも主従関係や上下関係を重んじるものが朱子学であるとのこと。朱子学は、封建制度の維持にふさわしい学問として江戸幕府に奨励された。
22時過ぎ、就寝。
(キャッシュレス最大30%戻ってくる中山町応援キャンペーン!)
この7月から中山町で、キャッシュレスで最大30%戻ってくるキャンペーンが始まったので、今後何店舗かの中山攻めに出向くことになる。その1回目は、初訪問となる「二代目天将」。2022年の年末にいったん閉店した「らーめん天将」が、常連さんだったかが初代から店を引き継ぎ、この4月に再スタートした店だ。
味噌つけ麺の半玉増し、900+100円。これが3割キャッシュバックされるので、実質700円と、超お得。全粒粉仕立ての自家製太麺に、まずはそそられる。1.5玉なら麺量に不足は感じない。スープにどっぷりとつけて食べれば、至福のおいしさだ。いいなぁ、この麺。
スープは豚骨味噌味に節風味がしっかり効いているところに、ほのかに酸味が加わって、これまた秀逸。天将のお約束の擂りおろしタマネギがたっぷり添えられて、店のオリジナリティもしっかり二代目に伝授されている。〆の割りスープも立派なごちそうで、愉悦の完飲のはこびに。
おいしかったなぁ、天将。前よりもグレードアップしたんじゃない? 8月末までのキャンペーン期間中に、冷やしメニューでも啜りにもう1回行っちゃおうか。
(「二代目天将」の味噌つけ麺)
ついでに「ヤマザワ中山店」にも立ち寄り、中にテナントを出している「肉のくろぬま中山店」で、わが家の今晩のメンチカツと、長男宅に持って行く鶏の唐揚げと肉団子を買う。この店も30%還元となる。
双子の面倒見でてんやわんやの長男宅には、はるき君の保育園送迎などのアシストのため、今日からの平日のしばらくは朝晩に出向くこととなる。ママは食事の支度もままならないだろうから、肉類が好きなママのことを考えて、少しながら今晩の総菜を調達したというわけだ。
しかし3割引は、2割引のレベルとは次元が違う。1,700円ほどの買い物となったが、これで500円超が還元されるのは大きい。
夜は、四半世紀前に撮っていた旅の写真からめぼしいものを拾い、ブログに使う画像として過去する作業をひとしきり行う。2000年の夏休み、家族4人で八重山に出かけたときのものだ。
その1枚は、牧志公設市場が改築される前の懐かしい写真。飲食店が立ち並ぶ2階で昼ご飯を食べたのだった。もう今となっては、このアジアンな混沌とした風景は見ることができない。
(旅の記憶:改築前の牧志公設市場2階の飲食店フロア 2000.8.10)
読書成果は、「民族の世界史14 オセアニア世界の伝統と変貌」の読み込みに手間取ってしまい、ノルマとしている30ページを読み終えたのが夜となる。
「翔ぶが如く(1)」を早朝と寝る前に読み、40ページ。
「征韓論」の項では、「朱子学によって江戸期の武士は志(こころざし)というものを知った」とあり、並行して読んでいる北方「水滸伝」にも盛んに出てくる「志」に対する漢たちの熱い想いが朱子学によるものであることを知る。
儒教と朱子学の違いもよく知らなかったが、儒学は、中国の孔子が説いた教えを学び発展させた学問で、儒学のなかでも主従関係や上下関係を重んじるものが朱子学であるとのこと。朱子学は、封建制度の維持にふさわしい学問として江戸幕府に奨励された。
22時過ぎ、就寝。
2024.07.04
20240703 水
途中で覚醒することなく5時半までぐっすり眠れた朝。長湯の効能は大きい。
今朝は長男宅ヘルプのため8時半に出かける。長男は育休がいったん終わって月曜日から出勤し始め、ママは出産後の高血圧の治療のため病院へ。はるき君は保育園に行き、双子の赤ちゃんが余るので、ママが戻るまでの間を我々がサポートするというわけだ。つれあいは日曜日から、月曜を除く連日出動で、今週いっぱいはそれが続く見通しだ。
首のすわらない二人を抱き、おむつを替え、ミルクを与えてみて、かわいいものだなと思う。抱えてもちっとも重くないし、足・腕・指などはどうかすればすぐにでもこわれてしまいそうな気配がある。彼女たちももう10年も経てば、じいちゃんに抱っこされていたことなどすっかり忘れて、生意気な口をきき始めるのだろう。それも成長だから、仕方がないことなのだが。
ママはわりとすんなりと受診を終えたようで、12時までには帰宅のはこびとなる。つれあいは本日夕方にもう1回、はるき君の保育園お迎えのお仕事がある。
(「ヤマザワ清住町店」の生寿司1人前(鰻))
昼食は、「ヤマザワ清住町店」から総菜寿司を調達し、帰ってきたママと3人で食べる。
少し奮発して、たまにスーパーの鮮魚のコーナーで売られている特大ネタの一人前1,500円程度するものが欲しいなと思ったが、初めて利用したこの店舗ではそれが見つけられず、結局いつもどおり総菜コーナーから調達することになってしまった。
生寿司1人前(鰻)、税込みで753円。大きくない握りが9貫で、ネタ的にもいつものヤツといった感じであまり新鮮味はないけれども、そこそこおいしい。寿司店に行って食べるよりもぐんと安く上がる。ほかに、はみだしまぐろ巻き(5個入り)424円を3人でシェアし、鯛ほぐしと昆布のお吸い物を添えて、孫が一瞬静かに眠ってくれている隙に食べる。
(新紙幣)
社会ネタとしては、今日、20年ぶりとなる新しい紙幣が発行された。銀行の支店では新紙幣に両替しようと多くの利用客が集まったという。しかし、新しい紙幣はこれからいくらでもみられるのとは逆に、古い紙幣たちはこれからおいおいとあまり見ることができなくなる。むしろその古いほうを記憶にとどめることのほうが、いまやるべきことなのではないか。
ラーメン店などでは券売機の更新が間に合わず、今後しばらくは混乱するだろう。
(現行紙幣)
読書は、「翔ぶが如く(1)」を70ページ余り読んで読了する。
そのあとは、「水滸伝7 曙光の章」(北方謙三著、集英社文庫、2007)へと移行して、30ページ。
聞煥章(ぶんかんしょう)が宋江(そうこう)の居場所を摑んだ。宋江は太原府の山中に追い込まれ、一万数千の官軍に包囲されてしまう。陶宗旺(とうそうおう)が石積みの罠を仕掛け、攻撃に備える。
官軍は包囲網をせばめ、ついに火攻めを開始した。飛竜軍、朱仝(しゅどう)と雷横(らいおう)の兵、さらに林冲(りんちゅう)の騎馬隊が宋江の元へ駆けつけていく。
一方、青蓮寺(せいれんじ)は史進(ししん)率いる少華山の殲滅を目論む。その謀略に対して、史進はある決断を下した。北方水滸、動乱の第七巻。(カバー裏表紙から)
6月は11冊を読んで、この半年で56冊を読み終えた。この調子をキープしてようやく、年間100冊の目標達成が可能となる。
今朝は長男宅ヘルプのため8時半に出かける。長男は育休がいったん終わって月曜日から出勤し始め、ママは出産後の高血圧の治療のため病院へ。はるき君は保育園に行き、双子の赤ちゃんが余るので、ママが戻るまでの間を我々がサポートするというわけだ。つれあいは日曜日から、月曜を除く連日出動で、今週いっぱいはそれが続く見通しだ。
首のすわらない二人を抱き、おむつを替え、ミルクを与えてみて、かわいいものだなと思う。抱えてもちっとも重くないし、足・腕・指などはどうかすればすぐにでもこわれてしまいそうな気配がある。彼女たちももう10年も経てば、じいちゃんに抱っこされていたことなどすっかり忘れて、生意気な口をきき始めるのだろう。それも成長だから、仕方がないことなのだが。
ママはわりとすんなりと受診を終えたようで、12時までには帰宅のはこびとなる。つれあいは本日夕方にもう1回、はるき君の保育園お迎えのお仕事がある。
(「ヤマザワ清住町店」の生寿司1人前(鰻))
昼食は、「ヤマザワ清住町店」から総菜寿司を調達し、帰ってきたママと3人で食べる。
少し奮発して、たまにスーパーの鮮魚のコーナーで売られている特大ネタの一人前1,500円程度するものが欲しいなと思ったが、初めて利用したこの店舗ではそれが見つけられず、結局いつもどおり総菜コーナーから調達することになってしまった。
生寿司1人前(鰻)、税込みで753円。大きくない握りが9貫で、ネタ的にもいつものヤツといった感じであまり新鮮味はないけれども、そこそこおいしい。寿司店に行って食べるよりもぐんと安く上がる。ほかに、はみだしまぐろ巻き(5個入り)424円を3人でシェアし、鯛ほぐしと昆布のお吸い物を添えて、孫が一瞬静かに眠ってくれている隙に食べる。
(新紙幣)
社会ネタとしては、今日、20年ぶりとなる新しい紙幣が発行された。銀行の支店では新紙幣に両替しようと多くの利用客が集まったという。しかし、新しい紙幣はこれからいくらでもみられるのとは逆に、古い紙幣たちはこれからおいおいとあまり見ることができなくなる。むしろその古いほうを記憶にとどめることのほうが、いまやるべきことなのではないか。
ラーメン店などでは券売機の更新が間に合わず、今後しばらくは混乱するだろう。
(現行紙幣)
読書は、「翔ぶが如く(1)」を70ページ余り読んで読了する。
そのあとは、「水滸伝7 曙光の章」(北方謙三著、集英社文庫、2007)へと移行して、30ページ。
聞煥章(ぶんかんしょう)が宋江(そうこう)の居場所を摑んだ。宋江は太原府の山中に追い込まれ、一万数千の官軍に包囲されてしまう。陶宗旺(とうそうおう)が石積みの罠を仕掛け、攻撃に備える。
官軍は包囲網をせばめ、ついに火攻めを開始した。飛竜軍、朱仝(しゅどう)と雷横(らいおう)の兵、さらに林冲(りんちゅう)の騎馬隊が宋江の元へ駆けつけていく。
一方、青蓮寺(せいれんじ)は史進(ししん)率いる少華山の殲滅を目論む。その謀略に対して、史進はある決断を下した。北方水滸、動乱の第七巻。(カバー裏表紙から)
6月は11冊を読んで、この半年で56冊を読み終えた。この調子をキープしてようやく、年間100冊の目標達成が可能となる。
2024.07.04
水滸伝4 道蛇の章 北方謙三
集英社文庫 600円+税
2007年1月25日 第1刷
2010年2月9日 第16刷発行
馬桂は愛娘を殺され、悲嘆にくれていた。青蓮寺は彼女を騙して梁山泊への密偵に仕立て上げ、ひそかに恐るべき謀略を進めていく。一方、宋江は、民の苦しみと官の汚濁を自らの眼で見るため、命を懸けて過酷な旅を続けていた。その途中で、純真さゆえに人を殺してしまった李逵(りき)と出会う。李逵は次第に宋江に惹かれていくが、そこに思わぬ悲劇が待ち受けていた。
北方水滸、波乱の第4巻。(カバー裏表紙から)
池上冬樹の「解説」がいいです。全19巻を読んで、久々に「寝食を忘れて本を読む」体験をしたというくだりで始まり、約900年も前の中国が舞台の小説なのに、人物たちそのものが現代的で読者の感情移入を容易にし、少しも違和感がないと述べています。
そして、この「道蛇の章」が、北方水滸伝のその後の展開を示す複線や基点となるものがあり、全19巻を展望したときに注目すべき点がいくつかあるとしています。たとえば、楊志と晁蓋の頭目同士の会話に登場する楊志の養子楊令は、クライマックスとなる梁山泊と官軍との全面戦争で大活躍することとなります。
北方は自作の水滸伝について、「原作のように、強い人間が強いままで出てくるというのは最近では通用せず、弱さを克服して強くなる」と述べていることに着眼し、そのような“多面体としてのキャラクターの創造”こそが、北方謙三の真骨頂なのだと、池上はいいます。
ここまでくると北方の作業は、古典たる「水滸伝」を現代に生かすというよりも、名前と最小限のエピソードを借りて、「現代小説」を書き上げる作業といったほうがいいのかもしれません。
そして、北方のこの作品のテーマは“反権力”であり、旧体制に縛られた社会と精神の解放であるとし、キューバ革命がもっていた変革へのロマンチシズムを「水滸伝」に移しかえた革命小説であると結論付けています。これには納得です。
ブックオフのクーポンを使ってわずか10円で買ってきた本ですが、それでこんなにも楽しめるなんてすごい! 書物の価値は本の体裁ではなく、中身なのです。
(2024.5.24 読)