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2021.09.23 20210922 水
 リネン類を換えたら無寝心地がよかったので、6時半まで起きずに滞留する。朝は日が出ているが、夕方ごろからは雨になるらしい。日中の気温は30℃まで上がるとの予報だ。
 朝のうちに今日の投資対策を練って注文を入れる。結果的には想定どおりこの日は続落。しかしながら思ったほどには下がらず、日本製鉄の買いのみが約定する。

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(今のネーネーズ。上原渚以外はよく知らない)

 10時前に、スーパーに買い物に行きたがっていた母を迎えに施設へ。
 見るだけと言いつつ2千円ほども買い物をするのだが、商品を手に取ってまた戻すようなことを何度もするのでやめるよう注意すると、それがご不満のようで文句を言われる。でもまあ、30分程度の買い物で済んだのは意外だった。たっぷり1時間程度は眺めているだろうし、その後に食事処や別の個所に連れて行けと言うだろうと思っていたものだから。
 11時前には施設に送り届けてミッション完了。

 昼メシは、ほぼ4年ぶりに穂積の「とんこつのひろうま馬分店」を再訪して、醤油とんこつ+半チャーハン、750+130円を。「太麺」メニューからのセレクト。このあたりでいう中細程度のストレート麺で、量は不足気味。味は悪くなく、しょっぱいスープに紅生姜、高菜漬、擂りニンニクなどを投入して食べる。これに半チャーハンを足してようやく腹が満たされる仕組み。もうプラス130円で半チャン2つ注文してもイケそうな気がする。そんなハシタナイことはしないけど。

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(「とんこつのひろうま馬分店」の醤油とんこつ+半チャーハン)

 この店の欠点は、一人客と見るや女性店員が、馬鹿の一つ覚えのようにカウンターに座れと言ってくること。あのね、混雑時ならわかるが、ほかに客は一人もいないじゃないの。それでもそうさせたがる理由は何なのか、説明できるならしてください。
 往々にしてカウンター席は、間に合わせのような場所につくられることがあり、この店もそうで、外光ゼロのようなところ。明るいところで写真を撮りたいので、そんな店員はシカトして勝手に窓際の2人掛けテーブルに座らせてもらった。
 若い娘なら世間知らずということもあろうが、いい年齢のおばさんがそれではいけない。ねえ、店にとっての接客とは何でしょうね。いくらおいしいものを提供しても、あしらいがよくなければ客は寄り付かなくなりますよ。もっとお客様オリエンティッドで楽しく仕事をしようよ。
 結局退店するまで店内はガラガラ。混んでもいないのにこういう仕切りをしたがる店はほかにもあり、正直言って意味がわからない。客を招き入れておいて、「こちらの席はいかがですか?」というのならわかるが、「そこに座れ」と言われるのでは、何も食べずにそのまま店を出たくなってしまう。

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(プロならきちんとした接客を身につけるべきだ)

 夜は、飲み始めて酔いが回ってきた20時半頃からようやく雨。飲んだ後は牛鍋のぶっかけ飯のようなもので腹ごしらえをして概ねできあがる。昼食のしょっぱさが後を引いているのか、飲んだあとも水分がほしい。

 この日は読書量が少ないので、寝る前に読み方方面に時間を充ててみるのだが、思うようには進まず、「食卓の情景」を80ページ読んだところで眠りへ。

2021.09.24 20210923 木
 秋分の日。今朝も寝床でウトウトする時間が長く、ようやく7時に起床する。
 モノカキ、ブログの記事公開、買った本の表紙スキャンなどから始める。

 昼食は、2年余りで店を移転した飯田の「きのくにや」の建物に入って営業を始めたばかりの「野のはな」を初訪問。七日町の長源寺通りから移転してオープンしているらしい。
 注文したのはケバブ丼750円。シシケバブやドネルケバブサンドは食べたことがあるが、ケバブ丼は初めて食べる。

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(「野のはな」のケバブ丼)

 オリエンタル風な高脚の付いた器で登場。肉にたっぷりかけられたオーロラソースが味の決め手になっていて、肉のほかにはスライスしたトマトや細かく刻んだキャベツなども入っている。肉はあっさりした味わいで、これは羊肉ではなく鶏肉のよう。これはうまいな。卓上のホールペッパーをガリガリしてふりかけ、香ばしい匂いとともにスプーンを使って食べ進めていく。
 もってのほか菊のおひたし、肉詰めピーマン、あけびの挽肉炒め、ベビーブロッコリーのおひたしという4つの小鉢とフレッシュサラダが付いて、本当に750円でいいの?

 午後は、MLB観戦と読書と昼寝。エンジェルスの大谷は4四球と敬遠気味の扱いでノーヒット。
 夕刻は、相撲観戦と入浴。新横綱の照ノ富士が明生に敗れて2敗となったが、星勘定的にはまだ余裕の単独トップ。入浴後体重は76.0kg。
 夜は飲酒と録画視聴。6月18日に録画しておいた「プレミアムカフェ」の小笠原編を観る。番組的にはパッとしないものだったが、おがさわら丸の出港時にたくさんの漁船が追いかけてきて人々がダイブするシーンには、旅したときのことを思い出し懐かしく、感動して泣けてくるのだった。

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(また来てね~♪)

 この日は読書デーだったか。「食卓の情景」を80ページ余り読んで読了。「世界各国史3 ドイツ史(新版)」の、ルターの宗教改革のあたり30ページ。
 寝る前に「街道をゆく33 白河・会津のみち、赤坂散歩」(司馬遼太郎著、朝日文庫、2009)を読み始めて20ページ。
 22時半頃には寝入ってしまった。

2021.09.25 20210924 金
 昨夜早く寝入ったので、2時半頃から眠りが浅くなった夜。それでもしっかり6時までは横になっている。23、25、26日と休日が続く谷間の平日だ。

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(okinawa-image(日本復帰の日の那覇国際通り 1972.5.15))

 朝チェックしたところ、今朝までのNY市場は大幅に上げて、この2日間でその前の600ドル強の下げを完全に取り戻した形になっている。では、今日の東京もぐんと上がるのだろうな。
 ということで市況を朝からウォッチする。予想どおり日経平均でも持ち株評価額でも2%近く上がってスタートし、後場も一段高となり、保有全銘柄が値上がりした。だが、高値で入れていた何銘柄かの売り注文はいずれもヒットせずに終わる。上がったからといって大急ぎで売る必要もなく、これでいい。

 昼食は、南三番町のマックスバリュSCの一角にある「ワイルドグリル」を初訪問。
 ハンバーグランチ1,100円。ライスの大盛りはサービスなので、そのように。平皿で供される洋食店のライスは添え物程度だというのが経験値になっているが、ここの大盛りライスは不足感がまったくなくスバラシイ。ナイフ&フォークではしゃらくさく、田舎のおっちゃんと思われてもいいから箸を所望して、それでガンガンいく。(笑)
 ハンバーグは200g。鉄板のアチチで食べるのがよく、肉汁じゅわりはお約束。特製ソースはスタンダードでクセがなく、肉は香味付けが感じられないほぼフラットな味わいだが、うちのハンバーグはこういう味なのだという主張がもっとあってもいいような気もしたところ。
 この価格ならばリーズナブル。ハンバーグも案外攻め甲斐があるジャンルのような気がしてきた。

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(「ワイルドグリル」のハンバーグランチ)

 午後は本を読んだりして過ごし、夕刻には予約をしていた近くの眼科へ。
 室内用の眼鏡での視力チェックと、眼圧測定。ほかに、このところ視野が曇ることがあって気になっていたので、2年ぶりぐらいに視野検査をしてもらう。結果、状況に変わりはなく緑内障の心配も今のところないとのことで、一安心となる。
 肝心の、両眼の焦点が合わないことについては、診たところ大丈夫のように思えるし、自律神経の問題でもなかろうとのことで、しばらく様子を見ることにして、1年後にまた視野検査をしに来てくださいとなり、不明瞭なまま今回の通院が終わる。18時過ぎに帰宅。

 飲んだあとの食事は、漬物でごはんが食べたくて我慢できなかったので、漬物嫌いのつれあいに代わって自分でスーパーから調達してきたキムチで白ごはんを食べる。うまい! ほかには何もいらない。いっしょに求めてきたメンチカツは余計だったな。
 飲みながら観た録画は、BS-TBSの「三山ひろし離島ふれあい旅」の加計呂麻島編。加計呂麻島偏愛者としては見逃せない番組だ。須子茂、諸鈍、生間、佐知克、秋徳、安脚場などの集落が出てくる。都市的なものは何もないところだけど、それがいいんだよなぁ、加計呂麻島。また行きたいなぁ。

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(加計呂麻島が舞台の、三山ひろし離島ふれあい旅)

 読書は、「街道をゆく33 白河・会津のみち、赤坂散歩」を120ページ。白河の部分を読み終える。もう少し読んでから寝ようかと思ったけれども、横になったらもう本は開けず。22時過ぎには眠りへ。

2021.09.26 20210925 土
 またも休日。休日は現役世代が羽を伸ばし、普段やれないことをやる日だと思っているので、セカンドライフに入った人間としてはそのお邪魔にならないようにひっそりとして暮らすのを流儀としている。したがって、休日はあまり楽しくないが、一方で、人がわんさかいるところにわざわざ出ていくのが億劫だというのが本音でもある。6時15分起床。天気も悪くない。

 朝のうちに、むこう一週間分の予約録画を設定し、17本の読後インプレを一気にブログ記事形式に整理する。これでようやく8月読了分までのインプレ整理が終わり、当分は手持ち記事の数で憂慮することはなくなったし、デスク上の平積みの本の山が少しだけ低くなった。

 施設に、洗濯した衣類、各種食料、クリーニングした加湿器を届ける。持ってこいと言うから毎回両手に余るほどのものを持参するのだが、これらをどこに置き、どう処理しているものか。

 昼食は、天童市北目の「中華そばやまがた屋」を、3年10か月ぶりに再訪。その理由は、ここでは沖縄そばが食べられると知ったためだ。
 沖縄ソーキそばの大盛り、790+100円。見た目は堂々の沖縄そばなのだが、麺は、これ中華麺でしょ。茹であげた麺に油をまぶして自然冷却するという沖縄そばの製法はとられていず、もちろん灰汁を使って打っているものでもない。スープにも豚骨のコクがなくあっさりしたものになっている。ああこれ、はずしちゃったかなぁ。麺は茹でが強いし、沖縄そばをたっぷり食べられるイメージをもって大盛りにしたのは失敗だったようだ。
 しかし、ソーキは素晴らしくおいしい。軟骨がトロリとした舌触りになるほどに柔らかく煮込まれていて、こりゃタマラン。そして、スープに沖縄産の瓶詰コーレーグースを注げばこれがまたへたりのないピリリ感が刺激的で、一気に沖縄モードになるのだった。
 ついこの前に食べた「ハブソバ」(山形市)の沖縄そばのほうがずっと本格派だが、あれにココのソーキを載せたなら超一級の沖縄そばになるだろう。

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(「中華そばやまがた屋」の沖縄ソーキそば)

 帰宅後には、初めて自分で母の衣類の洗濯をする。つれあいが近く一週間ほど入院することになるし、最近そのつれあいが、汚れの度合いが高まりつつあるのを嫌がり始めているということもある。それならば、実の息子の自分がやればいいだけのことだ。洗濯ぐらいならほぼすべてを洗濯機がやってくれるのでそれほど厄介ではないし、もっと早く気づいてやれればよかったと思う。

 午後は真面目に読書をする。ほかには、大谷出場試合や大相撲秋場所14日目を少し見た程度。
 夜は、ポテチをアテに缶チューハイの500mlを1本やっつけたあと、前夜に引き続いてキムチだけをおかずに炊きたてごはんをぱくぱく。うまいんだなこれが。3種の魚介の旨みで韓国工場からの直輸入。333gの税込321円でこんなに満足できるなんて、シアワセだ。豚汁とか鮭の切り身とか、夜にはいらないので、ボクの分であればつくらなくていいです。

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(いま食べているキムチはコレ)

 本日の読書は、「街道をゆく33 白河・会津のみち、赤坂散歩」を110ページ。会津の部分に関しては、どこを巡るというよりもほぼ、著者の会津藩の歴史とその論考に終始している形。続く「赤坂散歩」は多少土地勘があるものの、現代の大都会の風景からは、司馬が思い描いている江戸頃の様子や風情を思い浮かべることは極めて難しい。
 22時半前にはもう眠りに落ちている。

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(赤坂・氷川神社)


2021.09.27 20210926 日
 6時半起床。自室の窓もドアも閉めて眠れば、外からの音が遮断されて静かに眠ることができる。
 昨夜つくった豚汁があるというので、それを汁椀に1杯もらって朝食とする。

 午前中は、ほぼ読書。座ってばかりで読んでいると姿勢が悪くなるし、眠くなったりもするので、時々立ち上がり、立ったままで読む。文庫本だから軽いし、体を左右に揺すったり、片足に体重をかけたりしながら体操感覚で読むのもそれなりに楽しい。
 11時、「街道をゆく33 白河・会津のみち、赤坂散歩」を80ページ余り読んで読了。「街道をゆく」シリーズにはこの赤坂のほかにも東京の地域を題材にしているものがあるので、それらを読んでから東京を歩いてみるのもいいかもしれない。

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(赤坂 日枝神社)

 この日の昼食は、買ってある生麺で味噌ラーメンをつくるというので、家で食べる。「風間とんとんラーメン」の生麺商品であるとのこと。太い丸麺で、スープの風味がいかにも赤湯ラーメンだ。青海苔と辛味噌も付いていて、今どきの袋物の生ラーメンってかなりレベルが上がってきているのだなと感じる。

 午後からは、「汽車旅放浪記」(関川夏央著、中公文庫、2016)を読み始める。結果、夜までに80ページ読む。
 中学生だった著者が夏休みに家出をして自転車旅を敢行し、その途中に通った北陸線の旧線となっている直江津~糸魚川間を38年前ぶりに訪れる「三十八年の一瞬」など、印象深い短編が並ぶ。

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(関川夏央)

 14時前には施設の母から電話あり。どうしても息子に言いたいとの要望が強く、施設として抑えきれなかったということのようだ。聞けばいつもの話で、ついさっき急に目が見えなくなったので医者に連れて行けとのこと。ん?今日は休診日だよね。ん?休診日だって市立病院には誰かいるから、今から行くからと電話をしてくれって?
 大好きな眼科の主治医はお休みなので、また検査から始めるの? 過去数年来の診察と同じく変化は見当たらないと言われ、いつもの目薬をもらうだけのために、休日の救急患者たちを押しのけて受診し、長時間待ってへとへとになって帰ってくるだけじゃないの。
 そういうことを伝えても、もう「行く」という信念(「行かなきゃダメ」という妄想)は母の中では揺るぎがないので、それは無意味。あなたはどうしてそういつも冷たいことばかり言うのかと非難されるのがオチとなる。代わって電話口に出た職員に「もういいんじゃないですか」と伝え、「そうですね」ということで終える。
 眼の支障、体の痒み、舌の渇き、胸の痛み、頭痛、めまい……といった身体的不調のほか、日々の不安、不満、妄想などは、いずれも睡眠薬を長期間使ったための副作用なのにちがいない。簡単にやめられるような薬ではないようなので、こちらが言われるがままになって我慢しているしか策はなさそうだ。

 そんな電話で思い病みをしているうちに日が傾き、この日は家から一歩も出ないで終わった。
 大相撲秋場所は千秋楽。新横綱照ノ富士が13勝2敗で幕内最高優勝を決める。優勝インタビューで「その日の一番だけ全力をかけて、土俵の上で一生懸命やっている姿を見せればいいかなと思っていました」「土俵の上で頑張っている姿を見せるのがお相撲さんの仕事だと思ってやっていました」と真摯に語る照ノ富士が神々しい。地位に胡坐をかいている多くの力士たちに聞かせてやりたいセリフだ。
 照ノ富士はもう1場所あるのを待たずして年間最多勝を決めてしまった。今の相撲協会は照ノ富士一人だけが頼りで、大関の正代と貴景勝は勝ち越しがやっとの8勝7敗、もう一人の横綱白鳳は毎度のこととなるお休み、期待の朝乃山も素行が問題となってずっと出てこない。若手の活躍も限定的で、まもなく35歳になる平幕の妙義龍がなんとか場所を盛り上げているという体たらくだ。

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(新横綱の照ノ富士が5度目の優勝を獲得する)

 今夜も眠くなるのが早く、22時過ぎにはパソコン、テレビ、室内灯を消して、眠る態勢へと進む。

2021.09.28 20210927 月
 6時起床。
 朝のニュースで、横綱白鵬が現役を引退する方向になったとの報道を聞く。右膝の状態が思わしくなく、約20年の力士生活に別れを告げるという。調べてみると、先場所の名古屋場所で全勝優勝したものの、その前の7場所(!)は全休4場所、途中休場2場所、中止1場所と、惨憺たる成績だった。
 名横綱だったが、引き際があまりにも悪かったと言わざるを得ない。先場所の全勝優勝後、今場所前に辞めておけばそれなりに恰好はついただろうに。日本的な引き際の美学を、外人力士の白鳳は知らなかったとみえる。
 これからは年寄株を得て協会に残るのだろうが、大相撲史上最高の力士だったことは間違いがないので、堂々と王道を歩んでほしいものだ。

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(大横綱・白鳳の土俵入り 2016.1)

 週明けの東京市場をウォッチし、各銘柄の9月末の中間配当の有無を意識した売り注文を、開場前にいくつか入れておく。この日も手堅い動きとなり、コロナの緊急事態が9月末をもって全面解除されそうだとの報を受けて空運株が高騰。ANA、日航の一部を売って一定の利益を確定させる。

 昼メシは、成沢西の「まるまつ成沢店」を、7年6か月ぶりに再訪。平日限定のランチタイムメニューがいくつかあり、その中からかつ丼とミニそばランチ660円をチョイス。
 かつ丼をかっ込む醍醐味や蕎麦らしい風味を、それなりに楽しむことができるけれども、蕎麦は「ミニ」であって、味噌汁に毛が生えた程度の量なのが物足りないところ。またかつ丼は、量は普通にあり、肉も薄いなりにいい味わいだが、カツの衣がへたっていてショリ感がなく、口当たりにメリハリがないのが残念なところ。個人的には、「かつや」のカツ丼(梅)539円のほうがおいしいと思う。
 和食を中心にいろんなものが適切な価格で食べられるようで、妙なこだわりさえ持たなければ使いでのあるいい食事処なのかもしれない。

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(日清中華 汁なし担々麺)

 これだけでは物足りないので(そんなことはない(笑))、同じ敷地内にあるヤマザワで、以前から興味を覚えていた冷凍食品「日清中華 汁なし担々麺」246円を買って帰宅し、チンして食べてみる。
 ほほう、うまいねぇ。付随の花椒が舌を痺れさせて本格的だし、それなりに量もある。いいなあ、これ。今どきの冷凍食品は確かにレベルが上がっている。昼ならこれだけでは足りないが、夜に食べるなら十分かも。けれども冷凍食品である以上、レンジでの解凍が足りず、何度か温め直してようやく冷たいところがなくなるという面倒で小癪な一面は残る。ああ、腹がくちい。こんなに食べてはダメですよ。

 腹が満たされた後の午後は、これといった予定もなく、好きに暮らしていいシアワセな時間。本を読んだり横になったり、時々パソコンで調べ物をしたりと、自在だ。

 入浴を済ませた夜は、まずは缶チューハイを1本飲みながらの録画視聴。ドラマ「白い濁流」の第5回は、研究一筋だった真面目な若者が、経済・商業論理が優先される社会を目の当たりにし、ある意味必要に迫られて変貌していく。2018年の再放送となる「知る食うロード~発見!食の景観」の徳島市のお好み焼き編は、金時豆、天ぷら、フィッシュカツを入れて焼くお好み焼き。「世界ふれあい街歩き」のベルギーブリュッセル編は、外国への旅もいいなと思わせるものがあった。
 一段落してから、白いメシに熟成キムチを合わせて締める。この2つがあれば、他は何もいらない。キムチを全部食べてしまったので、明日の夜は白メシと納豆だけでほかにはいらないからねと、今のうちに予告しておく。

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(世界で最も美しい広場といわれる、ブリュッセルのグラン・プラス)

 22時前には新たな作業を始めないことにして、読書の時間に充てる。
 この日の成果は、「汽車旅放浪記」を80ページ。

2021.09.29 20210928 火
 6時過ぎ起床。だいぶ寒くなってきた朝。昨夜寝るときに、2枚のタオルケットの1枚をブランケットに替えたが、そうしなかったら寒くてよく眠れなかっただろう。まもなく10月だものな。
 朝ルーチン作業後は、東証株式の売り買い設定から始める。この日は、9月配当権利付きの最終売買日なので、権利取りのためにも積極的には売らない。いくつか売りを出しておくが、ここまでは上がらないと思っていたマツダが売れた。

 昼は、4か月ぶりに「かつや山形江俣店」へ。かつやの期間限定メニューには常々期待していて、9月24日からは「塩カツ」に代わる復刻メニューの第2弾として「チキンカツとから揚げのタルタル合い盛り」が出ているので、その定食を食べに行く。
 具だくさんのタルタルソースが惜しげなく載せられ、その下にはサクサクで柔らかい自慢のチキンカツ1枚と、大きな唐揚げが2個。多めのキャベツには卓上の胡麻ドレッシングをかけ、つぼ漬けを好きなだけ添えて、不足感のない白メシと塩梅のよい豚汁で盛大にいただく。ああ、満たされるなあ。これが100円引きの659円で食べられるなら、文句はない。

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(「かつや山形江俣店」のチキンカツとから揚げのタルタル合い盛り定食)

 今日のイベントは、アマゾン・プライムビデオで映画「カサブランカ」を観ることだ。
 「孤独のグルメ」で西荻窪の「タムタム」というモロッコレストランが取り上げられていて、五郎サンはその店でハリラスープやクスクスに舌鼓を打っていた。それを見て、名作「カサブランカ」はまだ観たことがないなぁと、そちら方面に連想が行ったのだった。
 映画の概要をウィキペディアから引用しておくと、アメリカが第二次大戦に参戦した翌1942年公開の、アメリカ合衆国の恋愛ドラマ映画。1941年12月、親ドイツのヴィシー政権の管理下にあった仏領モロッコの都市カサブランカ。ドイツの侵略によるヨーロッパの戦災を逃れた人の多くは、中立国のポルトガル経由でアメリカへの亡命を図ろうとしていた。
 米人男性のリック(ハンフリー・ボガート)は、パリが陥落する前に理由を告げずに去っていった恋人イルザ・ラント(イングリッド・バーグマン)と、彼が経営する酒場で偶然に再会する。パリの思い出の「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」が切なく流れる。

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(映画「カサブランカ」のワンシーン)

 イルザの夫で、現在はチェコスロバキア人のドイツ抵抗運動指導者ヴィクトル・ラズロ(ポール・ヘンリード)は、カサブランカの現地オルグと接触し、脱出のチャンスをうかがっていた。仏植民地警察のルノー署長(クロード・レインズ)は計算高い男だが、流れに逆らうように異郷で生きるリックにシンパシーを感じ、リックがかつてスペインのレジスタンスに協力したことを知っているルノーはリックに、ラズロには関わるなと釘を指す。現地司令官である独空軍のシュトラッサー少佐は、ラズロを市内に閉じ込める。
 イルザは、夫を助けられるのはヴィシー政権の発行した通行証を闇屋から譲り受けているリックしかいないと、必死に協力を求める。そして通行証を渡そうとしないリックに銃口さえ向ける。しかし引鉄を引くことが出来ないイルザ。2人は互いの愛情を確かめ合う。
 リックは、ラズロとイルザが通行証を欲しがっている事実をルノー署長に打ち明け、ラズロを逮捕するようにと耳打ちする。手柄を立てるために、約束の店にやってきたルノーだが、リックの本心は、2人を亡命させるためにルノーを空港まで車に同乗させて監視の目を欺くことにあった。シュトラッサーを射ち殺してでも彼女を守ろうとするリックは、過去の痛みに耐えていた彼ではなかった。
 愛を失っても大義を守ろうとしたリックを前にして、実はレジスタンスの支援者であったルノーは、自由フランスの支配地域である仏領赤道アフリカのブラザヴィルへ逃げるように勧め、見逃すことにする。2人と連合国の未来に希望を持たせながら、彼らは宵闇の中へ消えていく。
 ――というもので、14時半までしっかり堪能。イングリッド・バーグマンの、涙で潤んだ瞳の表情がステキすぎてシビレル。一方のハンフリー・ボガートは、タバコばかり吸っていて今となってはイケていない。

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(イングリッド・バーグマン)

 その後は読書。「汽車旅放浪記」を継続し、夜までに90ページ読む。何十年か前に宮脇俊三が鉄道旅を始めた頃と、著者が21世紀になってから自ら行っている旅とが時間軸を越えてクロスオーバーする展開となっていて、独特で不思議な読み応えがある。

 詳しくは書かないけれども、事情が変わって、10月17日開催の今年の琉フェス東京は行かないことにする。琉フェスにはこれまで何年となく可能な限り参加してきていて、残念なことだ。
 しかし、あのイベントは野外で大酒を飲みながら楽しむものであって、コロナのためそれができない今年は楽しさが半減するだろうと思っていたので、まあ、やむを得ないだろう。参加予定のミュージシャンも、神谷千尋以外はほぼワンパターンの顔ぶれだし。今夜のうちに確保していた浅草橋のホテルのキャンセル処理をする。事態が収まってから別のかたちで旅を画策するしかない。

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(今年の琉フェスは、残念ながら不参加が確定する)

 夜は、柿ピーをつまみながらスカッと飲み、その後に納豆めしを板海苔でくるんで食べて、締めとする。このシンプルさがとてもよかったが、醤油を入れ過ぎたためしょっぱさが舌に残り、ペットのお茶で緩和しなければならなかった。
 いつものように22時をもって予定数終了。