2024.03.01
20240229 木
うるう年で2月29日。月給取りだった頃は1日タダ働きで損をしたと思ったものだが、いまでは丸1日得をした気分でいられる。立場ひとつで思いはこうも変わるわけだ。
朝の株式ウォッチをしながら読書を始めて、「新装版 竜馬がゆく(4)」を30ページ余り読んで読了に至る。2月はこの本が最後の読了本となり、1か月7冊しか読めなかったことについて不満が残る。明日からの3月は多少ペースアップしないと。
トゥデイズランチは、昨日買ってきたKFCが残っているのと、長芋があるのでとろろ飯ができるというので、そいつはうまそうだと、家で食べることに。炊き立てのご飯にぽってりとしたとろろをたっぷり載せ、海苔で巻いて食べれば極めて至福。フライドチキンはひととおりご飯をかっ込んだあとに。秘伝のスパイスをまぶして揚げたチキンもうまい。こんな昼メシで大々満足。若い頃にはとろろ飯なんて歯牙にもかけなかったものだったのに。
(今日の家メシはとろろ飯)
午後には、入院中の母に4週間ぶりに会いに出かける。94歳となった母は、もう孫のことを話してもわからなくなったが、我々長男夫婦のことはかろうじて判別できているようだ。自分がどうなっているのかを客観視することができず、まるで宇宙人にでもなったようでどこかに吸い込まれていくような気分だと語る。頭脳が耄碌してしまうとわが身をそのように感じるものなのだろうか。自分もあと20年ほど先まで生きていたなら、同じようなことを思い、母もそう言っていたなと思い出すことがあるのかもしれない。
備忘のために書いておくと、1か月の入院負担額は共益費を入れておよそ9万円弱。このほかに病院着のレンタルとおむつなどの各種消耗品代を合わせると4万円と少しで、合計13万円ほどとなる。また、3か月に一度、理容代金を置いてきている。
帰宅途中、七浦の「菓道八右エ門」に立ち寄り、名物のミルクあんのいちご大福を買い、家に戻ってからの茶請けにして食べる。思いのほかおいしかった。
もう1か所、「ブックオフ山形寿店」に寄って注文古書を受け取る。4冊で990円。29日は「ブックの日」だそうで、店頭で3月末までに利用できる150円クーポンがもらえた。これをすぐに使って、110円の北方水滸伝の17、18巻2冊を、70円で買う。当分の間活字には困らない程度の未読ストックができていて、そのことは心の安らぎに一定程度貢献している。
(「菓道八右エ門」のいちご大福)
2024年2月の株式投資の結果は、次のとおり。
日経平均は34年ぶりにバブル時代の最高値を更新し、この1か月で7.94%も上昇した。
一方、当方の資産は、2.32%上昇し、3か月連続して過去最高額を更新中となっている。伸び率自体は日経平均に遠く及ばないが、それは株式投資に充てている総額の多くが保留額となっているためで、前月末に保有していた株式の評価額対比で言えば5.75%の上昇となっていて、それなりに利益を出している形となっている。
2月は、取引ユニット(高い株式なら100株などの最低単位、安い株式なら数百株まとめて数十万円程度)ベースで買いが20だったのに対して売りが38と、大幅な売り越しとなった。その結果、かなりの額を市場から引き揚げた格好になっており、手元の余裕資金である保留額が投資額全体の7割を超えた。つまり、ここで投資することをやめてしまえばほぼ過去最高レベルで手を引けるということであり、投資し続けても、いったん事あれば投資にまわせる余裕度はかつてないレベルで高まっているということになる。
また、2月の利益確定額(買った株式を売ったときの差額)の総額は、現役時代の手取り相当額を上回っていて、勤労所得はなくなっても定年当時の貯蓄額は増えこそすれ減ってはいないという、よい方向への想定外の状況となっている。
今後については、まだまだ上昇が見込まれる底堅い相場だとは思うが、そういうときには反面、何かあったときに落ち込む幅も大きくなることがある。そういう「まさか」の時にも適切に対応できる余裕があれば、運転感覚としてはより安全だと思っている。
肝要なのは、時流に乗って他人よりも大きく儲けようなどとは思わないことであって、相場が過熱している今こそ、リスク負担を最小限にすることを考えたい。自分はバブル崩壊後の株式の大きな落ち込みを、身をもって体験している。同じ轍は決して踏みたくない。
(okinawa-image 竹富島西桟橋)
「竜馬がゆく」以外の午後からの読書は、2月14日以来となる「空想科学読本」を40ページと、新たに手にしたシリーズの第1巻目の「新宿鮫1」(大沢在昌著、光文社文庫、1997)を70ページ。軽快な読書ライフがようやく戻ってきた感じだ。
朝の株式ウォッチをしながら読書を始めて、「新装版 竜馬がゆく(4)」を30ページ余り読んで読了に至る。2月はこの本が最後の読了本となり、1か月7冊しか読めなかったことについて不満が残る。明日からの3月は多少ペースアップしないと。
トゥデイズランチは、昨日買ってきたKFCが残っているのと、長芋があるのでとろろ飯ができるというので、そいつはうまそうだと、家で食べることに。炊き立てのご飯にぽってりとしたとろろをたっぷり載せ、海苔で巻いて食べれば極めて至福。フライドチキンはひととおりご飯をかっ込んだあとに。秘伝のスパイスをまぶして揚げたチキンもうまい。こんな昼メシで大々満足。若い頃にはとろろ飯なんて歯牙にもかけなかったものだったのに。
(今日の家メシはとろろ飯)
午後には、入院中の母に4週間ぶりに会いに出かける。94歳となった母は、もう孫のことを話してもわからなくなったが、我々長男夫婦のことはかろうじて判別できているようだ。自分がどうなっているのかを客観視することができず、まるで宇宙人にでもなったようでどこかに吸い込まれていくような気分だと語る。頭脳が耄碌してしまうとわが身をそのように感じるものなのだろうか。自分もあと20年ほど先まで生きていたなら、同じようなことを思い、母もそう言っていたなと思い出すことがあるのかもしれない。
備忘のために書いておくと、1か月の入院負担額は共益費を入れておよそ9万円弱。このほかに病院着のレンタルとおむつなどの各種消耗品代を合わせると4万円と少しで、合計13万円ほどとなる。また、3か月に一度、理容代金を置いてきている。
帰宅途中、七浦の「菓道八右エ門」に立ち寄り、名物のミルクあんのいちご大福を買い、家に戻ってからの茶請けにして食べる。思いのほかおいしかった。
もう1か所、「ブックオフ山形寿店」に寄って注文古書を受け取る。4冊で990円。29日は「ブックの日」だそうで、店頭で3月末までに利用できる150円クーポンがもらえた。これをすぐに使って、110円の北方水滸伝の17、18巻2冊を、70円で買う。当分の間活字には困らない程度の未読ストックができていて、そのことは心の安らぎに一定程度貢献している。
(「菓道八右エ門」のいちご大福)
2024年2月の株式投資の結果は、次のとおり。
日経平均は34年ぶりにバブル時代の最高値を更新し、この1か月で7.94%も上昇した。
一方、当方の資産は、2.32%上昇し、3か月連続して過去最高額を更新中となっている。伸び率自体は日経平均に遠く及ばないが、それは株式投資に充てている総額の多くが保留額となっているためで、前月末に保有していた株式の評価額対比で言えば5.75%の上昇となっていて、それなりに利益を出している形となっている。
2月は、取引ユニット(高い株式なら100株などの最低単位、安い株式なら数百株まとめて数十万円程度)ベースで買いが20だったのに対して売りが38と、大幅な売り越しとなった。その結果、かなりの額を市場から引き揚げた格好になっており、手元の余裕資金である保留額が投資額全体の7割を超えた。つまり、ここで投資することをやめてしまえばほぼ過去最高レベルで手を引けるということであり、投資し続けても、いったん事あれば投資にまわせる余裕度はかつてないレベルで高まっているということになる。
また、2月の利益確定額(買った株式を売ったときの差額)の総額は、現役時代の手取り相当額を上回っていて、勤労所得はなくなっても定年当時の貯蓄額は増えこそすれ減ってはいないという、よい方向への想定外の状況となっている。
今後については、まだまだ上昇が見込まれる底堅い相場だとは思うが、そういうときには反面、何かあったときに落ち込む幅も大きくなることがある。そういう「まさか」の時にも適切に対応できる余裕があれば、運転感覚としてはより安全だと思っている。
肝要なのは、時流に乗って他人よりも大きく儲けようなどとは思わないことであって、相場が過熱している今こそ、リスク負担を最小限にすることを考えたい。自分はバブル崩壊後の株式の大きな落ち込みを、身をもって体験している。同じ轍は決して踏みたくない。
(okinawa-image 竹富島西桟橋)
「竜馬がゆく」以外の午後からの読書は、2月14日以来となる「空想科学読本」を40ページと、新たに手にしたシリーズの第1巻目の「新宿鮫1」(大沢在昌著、光文社文庫、1997)を70ページ。軽快な読書ライフがようやく戻ってきた感じだ。
2024.03.01
2024年2月後半までに買った本
2024年1月半ば以降、2月24日までに仕入れた本は、購入順に次の8冊です。
1 水滸伝12 炳乎の章 北方謙三 集英社文庫 200709 古10
2 翔ぶが如く(1) 司馬遼太郎 文春文庫 200202 古35
3 翔ぶが如く(2) 司馬遼太郎 文春文庫 200202 古35
4 翔ぶが如く(3) 司馬遼太郎 文春文庫 200203 古10
5 新装版 竜馬がゆく(6) 司馬遼太郎 文春文庫 199810 古220
6 新装版 竜馬がゆく(8) 司馬遼太郎 文春文庫 199810 古220
7 温泉旅行記 嵐山光三郎 ちくま文庫 200012 古330
8 新宿鮫2 毒猿 大沢在昌 光文社文庫 199808 古220
買い揃えようとしている北方謙三の「水滸伝」(全20巻)、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(全8巻)と「翔ぶが如く」(全10巻)、大沢在昌の「新宿鮫」シリーズ(全12巻)の一端の、7冊が主です。
司馬モノについては、「竜馬がゆく」はこれで買いコンプリートしたので、続いて「翔ぶが如く」も買い始めたという段階。北方「水滸伝」はこれで6冊目、大沢「新宿鮫」は4冊目まで買い、いずれもまだ読み始める前の段階といったところです。
それらのシリーズ以外は7のみで、温泉地を巡る旅の話であれば面白かろうと入手してみたものです。
購入先はすべてブックオフ。(笑) 値引きクーポン券を使って10~35円で買ったものが1~4までの4冊で、最も高価なのが7の330円。これら8冊でたったの1,080円でした。
1 水滸伝12 炳乎の章 北方謙三 集英社文庫 200709 古10
2 翔ぶが如く(1) 司馬遼太郎 文春文庫 200202 古35
3 翔ぶが如く(2) 司馬遼太郎 文春文庫 200202 古35
4 翔ぶが如く(3) 司馬遼太郎 文春文庫 200203 古10
5 新装版 竜馬がゆく(6) 司馬遼太郎 文春文庫 199810 古220
6 新装版 竜馬がゆく(8) 司馬遼太郎 文春文庫 199810 古220
7 温泉旅行記 嵐山光三郎 ちくま文庫 200012 古330
8 新宿鮫2 毒猿 大沢在昌 光文社文庫 199808 古220
買い揃えようとしている北方謙三の「水滸伝」(全20巻)、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」(全8巻)と「翔ぶが如く」(全10巻)、大沢在昌の「新宿鮫」シリーズ(全12巻)の一端の、7冊が主です。
司馬モノについては、「竜馬がゆく」はこれで買いコンプリートしたので、続いて「翔ぶが如く」も買い始めたという段階。北方「水滸伝」はこれで6冊目、大沢「新宿鮫」は4冊目まで買い、いずれもまだ読み始める前の段階といったところです。
それらのシリーズ以外は7のみで、温泉地を巡る旅の話であれば面白かろうと入手してみたものです。
購入先はすべてブックオフ。(笑) 値引きクーポン券を使って10~35円で買ったものが1~4までの4冊で、最も高価なのが7の330円。これら8冊でたったの1,080円でした。
2024.03.02
20240301 金
弥生3月。春風駘蕩といきたいところだが、今朝は久しぶりの雪で、今季3番目ぐらいの積雪量になっている。これまでほとんど雪など積もらなかったのに、3月に入ったとたんにこうなるなんて、皮肉なものだ。
それにしても今冬の雪の量は異常に少なく、雪かきは軽く2回した程度、実家の雪かきは一度もやらずに終わりそうで、これは長いわが山形人生の中で最も暖かい冬であったろう。
(image 暖冬)
5か月前、新規開店間もない「自家製麺たつ之也」で醤油味を賞味し、味噌味も食べてみたいと思い、今日のランチはここを再訪してみた。
みそらーめん+半ライス、900+100円。一目見てクオリティの高さがわかる一杯。山盛りのフレッシュネギはこれが標準量なことにまずは惚れるし、その下に浅く茹でたキャベツを敷いてスープに浸らないようにする配慮にも感心。具材もいちいち丁寧で、長い穂先メンマ、低温調理の大チャーシュー、細裂きのキクラゲ、少々のもやしをトッピングし、ニラ油をあとがけし、辛さの奥に甘みを加えた辛味噌を添えている。麺は、醤油で使用するものとは別仕立てで、中太手もみ麺。その麺量も、山形らしくたっぷりだ。
半ライスにはごろりとした端肉が2個付いて100円。味玉でさえ120円なのにこの価格はうれしく、150円の麺大盛りよりもお得感は上だろう。
いい店だな、ココ。おいしく食べたが、半ライス分は食べ過ぎだったか。(笑)
(「自家製麺たつ之也」のみそらーめん)
午後になって、屋根に積もった雪が盛大に融け、雨が降っているような音をたてている。雨だれの音は春の音か。
米沢まで電車通勤していた長男の人事異動の内示があり、新年度からは山形市勤務になったとのこと。勤務先は、彼の自宅から歩いても10分とかからないところだ。米沢勤務はまだ1年目なのだが、6月には双子の赤ちゃんが生まれる予定で、当局はそのあたりを配慮してくれたようだ。まずはよかったのではないか。妊婦の嫁さんは今日から産休に入ったらしく、いよいよ出産に向けて臨戦態勢となったようだ。
夜には霙。
この日の読書は「新宿鮫1」オンリーでいき、これを190ページ。
ただ独りで音もなく犯罪者に食らいつく――。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠! 絶体絶命の鮫島……。登場人物の圧倒的な個性と最後まで息をつかせぬ緊迫感! 超人気シリーズの輝ける第1作、ついに登場!(カバー裏表紙から)
24時近くまで粘り、ページが進まなくなった段階で消灯・就寝。眠りはすぐにやってきた。
それにしても今冬の雪の量は異常に少なく、雪かきは軽く2回した程度、実家の雪かきは一度もやらずに終わりそうで、これは長いわが山形人生の中で最も暖かい冬であったろう。
(image 暖冬)
5か月前、新規開店間もない「自家製麺たつ之也」で醤油味を賞味し、味噌味も食べてみたいと思い、今日のランチはここを再訪してみた。
みそらーめん+半ライス、900+100円。一目見てクオリティの高さがわかる一杯。山盛りのフレッシュネギはこれが標準量なことにまずは惚れるし、その下に浅く茹でたキャベツを敷いてスープに浸らないようにする配慮にも感心。具材もいちいち丁寧で、長い穂先メンマ、低温調理の大チャーシュー、細裂きのキクラゲ、少々のもやしをトッピングし、ニラ油をあとがけし、辛さの奥に甘みを加えた辛味噌を添えている。麺は、醤油で使用するものとは別仕立てで、中太手もみ麺。その麺量も、山形らしくたっぷりだ。
半ライスにはごろりとした端肉が2個付いて100円。味玉でさえ120円なのにこの価格はうれしく、150円の麺大盛りよりもお得感は上だろう。
いい店だな、ココ。おいしく食べたが、半ライス分は食べ過ぎだったか。(笑)
(「自家製麺たつ之也」のみそらーめん)
午後になって、屋根に積もった雪が盛大に融け、雨が降っているような音をたてている。雨だれの音は春の音か。
米沢まで電車通勤していた長男の人事異動の内示があり、新年度からは山形市勤務になったとのこと。勤務先は、彼の自宅から歩いても10分とかからないところだ。米沢勤務はまだ1年目なのだが、6月には双子の赤ちゃんが生まれる予定で、当局はそのあたりを配慮してくれたようだ。まずはよかったのではないか。妊婦の嫁さんは今日から産休に入ったらしく、いよいよ出産に向けて臨戦態勢となったようだ。
夜には霙。
この日の読書は「新宿鮫1」オンリーでいき、これを190ページ。
ただ独りで音もなく犯罪者に食らいつく――。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠! 絶体絶命の鮫島……。登場人物の圧倒的な個性と最後まで息をつかせぬ緊迫感! 超人気シリーズの輝ける第1作、ついに登場!(カバー裏表紙から)
24時近くまで粘り、ページが進まなくなった段階で消灯・就寝。眠りはすぐにやってきた。
2024.03.02
東京散歩02 202401の12(最終回)
旅の最終日となる2024年1月25日(木)。
7時前に起きて、この日もいい天気の窓外を23階の部屋から眺めます。この景色が見られるのも今日が最後なのだなぁ。
0740、ゆっくりと朝食バイキングへ。食べ過ぎないようこの日は6分割の平皿を用いず、種類を限定してほしいものだけをテイクする作戦をとります。
とは言っても、相変わらずかなりの量。サラダとフルーツをメインに、辛子明太子と鳥そぼろでメシを食べるという設計で、むろん、ちゃんこもいく。(笑)
(「第一ホテル両国」の朝食バイキング2回目)
さて最終日は、13時の新幹線で山形に戻りますが、それまでの間は日本橋蛎殻町の「水天宮」に赴いて長男嫁の安産祈願をし、余った時間は人形町付近の散策と、「江東区深川江戸資料館」の見学に充てることにします。
荷物をまとめてチェックアウトを済ませ、キャリーバッグをホテルに預けて0900過ぎに出かけました。
水天宮までは歩いても行ける距離ですが、地下鉄都営大江戸線を清澄白河駅で東京メトロ半蔵門線に乗り換えて向かいます。
「水天宮」は、むろん水天宮前駅すぐそば。江戸時代より安産・子授けの神「おすいてんぐさま」として人々の信仰を集めており、妊婦や子供を授かりたい夫婦、無事出産できた夫婦などが、願掛けやお礼参りなどに多くやってくるそうです。
我々の場合は、今年6月に長男夫婦に双子が生まれる予定となっているので、嫁さんが苦しみ少なくお産ができ、子たちが健やかに生まれてきますようにとお祈りし、お守りを買い求めるために、やってきたわけです。
来てみると、鉄筋コンクリートの箱のような趣のつくりで、あまり神社らしい雰囲気はありません。社務所も近代的で、なんだか役所か病院の窓口のようなつくりです。
(「水天宮」の社殿)
(社務所はビジネスライク)
(窓口脇に飾られていた人形)
目的を達成した水天宮から、ひと駅分を歩いて向かった人形町界隈。人形町は、2022年夏に催行した「東京下町散歩」の際に3泊したところで、そのときに立ち寄った多くの場所が懐かしく、ここではあれをした、これを買ったと様々なことが思い出されます。甘酒横丁、道路に面して建つからくり櫓、「やきとん筑前屋人形町総本店」の味のある建物などを眺めて歩きます。
(人形町にあった、味のある建物)
乗換駅の清澄白河駅では、「江東区深川江戸資料館」に立ち寄ります。
ここも2022年夏に一度見ていますが、館内の再現建物になかなかいい江戸風情が感じられるので、初見のつれあいにはいいかと思って案内してみたところです。
(江戸風情が感じられる「江東区深川江戸資料館」の館内 2022.8.30)
いい時間になってきたので、いったん荷物を取りにホテルへと戻って、地下鉄で御徒町に出てそこからキャリーバッグを引きながら歩き、上野駅へ。
最近お気に入りとなっている上野駅中央口広場に面したスーパー「ザ・ガーデン自由が丘上野店」で、車内で食べるつまみ類を調達。飲み物は、できるだけ冷たいものを飲みたいのでここでは買わず、新幹線コンコースに行ってから乗車直前に買うことにします。
広場ではこの日、「伊豆直産市」が催されていました。
(1月25日の上野駅中央口広場)
上野発定刻1306発。あとは乗っていればいいだけです。
上野駅で調達した缶チューハイのレギュラー2本を、チーズ鱈とイカフライの渇きものをつまみながらやっつければ、いい感じに出来上がって眠気がやってきます。宇都宮の手前から米沢に近くなるぐらいまでは眠っていたでしょうか。
1600の山形は、暖冬となった今季としてはいちばんの雪になっていました。こうなると、バスで帰れば停留所から家までキャリーケースの小さいキャスターを雪にとられながら引きずっていかなければならなくなるので、それはパス。駅で寿司弁当を買い、タクシーでピューッと帰ることにしました。
1630帰着。いろいろなハプニングもあったけれども、それなりに面白い3日間でした。大相撲観戦に関しては、紙屑になったチケットの料金は、社会勉強代として諦めましょう。いずれまたリベンジすることにします。けれども、往路の新幹線料金は、旅行会社にきちんと払い戻してもらいますよ。
(山形駅で調達した生寿司)
東京さくらトラムの乗り倒しは楽しかったです。首都圏には乗ったことがない路線がまだまだたくさんありますから、また機会をとらえて「乗り鉄」と知らない街の散歩を愉しみたいと思っています。
(都電荒川線「東京さくらトラム」)
(了)
7時前に起きて、この日もいい天気の窓外を23階の部屋から眺めます。この景色が見られるのも今日が最後なのだなぁ。
0740、ゆっくりと朝食バイキングへ。食べ過ぎないようこの日は6分割の平皿を用いず、種類を限定してほしいものだけをテイクする作戦をとります。
とは言っても、相変わらずかなりの量。サラダとフルーツをメインに、辛子明太子と鳥そぼろでメシを食べるという設計で、むろん、ちゃんこもいく。(笑)
(「第一ホテル両国」の朝食バイキング2回目)
さて最終日は、13時の新幹線で山形に戻りますが、それまでの間は日本橋蛎殻町の「水天宮」に赴いて長男嫁の安産祈願をし、余った時間は人形町付近の散策と、「江東区深川江戸資料館」の見学に充てることにします。
荷物をまとめてチェックアウトを済ませ、キャリーバッグをホテルに預けて0900過ぎに出かけました。
水天宮までは歩いても行ける距離ですが、地下鉄都営大江戸線を清澄白河駅で東京メトロ半蔵門線に乗り換えて向かいます。
「水天宮」は、むろん水天宮前駅すぐそば。江戸時代より安産・子授けの神「おすいてんぐさま」として人々の信仰を集めており、妊婦や子供を授かりたい夫婦、無事出産できた夫婦などが、願掛けやお礼参りなどに多くやってくるそうです。
我々の場合は、今年6月に長男夫婦に双子が生まれる予定となっているので、嫁さんが苦しみ少なくお産ができ、子たちが健やかに生まれてきますようにとお祈りし、お守りを買い求めるために、やってきたわけです。
来てみると、鉄筋コンクリートの箱のような趣のつくりで、あまり神社らしい雰囲気はありません。社務所も近代的で、なんだか役所か病院の窓口のようなつくりです。
(「水天宮」の社殿)
(社務所はビジネスライク)
(窓口脇に飾られていた人形)
目的を達成した水天宮から、ひと駅分を歩いて向かった人形町界隈。人形町は、2022年夏に催行した「東京下町散歩」の際に3泊したところで、そのときに立ち寄った多くの場所が懐かしく、ここではあれをした、これを買ったと様々なことが思い出されます。甘酒横丁、道路に面して建つからくり櫓、「やきとん筑前屋人形町総本店」の味のある建物などを眺めて歩きます。
(人形町にあった、味のある建物)
乗換駅の清澄白河駅では、「江東区深川江戸資料館」に立ち寄ります。
ここも2022年夏に一度見ていますが、館内の再現建物になかなかいい江戸風情が感じられるので、初見のつれあいにはいいかと思って案内してみたところです。
(江戸風情が感じられる「江東区深川江戸資料館」の館内 2022.8.30)
いい時間になってきたので、いったん荷物を取りにホテルへと戻って、地下鉄で御徒町に出てそこからキャリーバッグを引きながら歩き、上野駅へ。
最近お気に入りとなっている上野駅中央口広場に面したスーパー「ザ・ガーデン自由が丘上野店」で、車内で食べるつまみ類を調達。飲み物は、できるだけ冷たいものを飲みたいのでここでは買わず、新幹線コンコースに行ってから乗車直前に買うことにします。
広場ではこの日、「伊豆直産市」が催されていました。
(1月25日の上野駅中央口広場)
上野発定刻1306発。あとは乗っていればいいだけです。
上野駅で調達した缶チューハイのレギュラー2本を、チーズ鱈とイカフライの渇きものをつまみながらやっつければ、いい感じに出来上がって眠気がやってきます。宇都宮の手前から米沢に近くなるぐらいまでは眠っていたでしょうか。
1600の山形は、暖冬となった今季としてはいちばんの雪になっていました。こうなると、バスで帰れば停留所から家までキャリーケースの小さいキャスターを雪にとられながら引きずっていかなければならなくなるので、それはパス。駅で寿司弁当を買い、タクシーでピューッと帰ることにしました。
1630帰着。いろいろなハプニングもあったけれども、それなりに面白い3日間でした。大相撲観戦に関しては、紙屑になったチケットの料金は、社会勉強代として諦めましょう。いずれまたリベンジすることにします。けれども、往路の新幹線料金は、旅行会社にきちんと払い戻してもらいますよ。
(山形駅で調達した生寿司)
東京さくらトラムの乗り倒しは楽しかったです。首都圏には乗ったことがない路線がまだまだたくさんありますから、また機会をとらえて「乗り鉄」と知らない街の散歩を愉しみたいと思っています。
(都電荒川線「東京さくらトラム」)
(了)
2024.03.03
20240302 土
6時前には目が覚めたので、寝床で少し本を読んでページ数を稼ぎ、6時45分起床。さらりとした積雪があり、そのために外からの音が小さくなってわりかし静かだ。3月に入ってからというもの、連日の雪だ。
(okinawa-image サガリバナ)
朝のルーチン作業のあとは、今日は株式市場が休みなので、遅れているカキモノから始めることにする。2月の四国松山ステイのドキュメントだが、記憶を呼び起こしながら楽しんでやってしまうので、なかなか思うように進まないのが悩ましいところだ。
画像を貼り付け、グーグルマップやウィキペディアで記載内容にあまりいい加減なところがないよう気を配りつつ文章を書いて、粗々ではあるけれどもこの日は15時過ぎまでに、ブログ記事にして6本分程度を書き上げることができた。この感じでいくと、松山旅の記事は本数にして15前後というあたりに落ち着くだろうか。あわてず無理せず、まとめの続きや最後の仕上げはおいおいとやることにしよう。
昼食は、小雪が降る天気ということもあり、自宅であるものを食べる。納豆めしを海苔でくるんで食べ、その脇においしい味噌汁がたっぷりあったらそれで幸せではなかろうかと提案すると、ぶっかけるものとしてどて煮のレトルトがあるという。あっそれそれ。それ、ゼッタイにうまい!
ということで、カルディから調達していたオリエンタルの「名古屋どてめし」を追加してもらう。どんぶりめしの1杯目はどてめし+生ネギ+七味。想像どおり、甘じょっぱくてこれはうまいわ。でもって2杯目の半盛りは手巻き納豆軍艦で、ご飯をたっぷり食べる。肉じゃがとバナナは夕飯にまわすことになる。
(名古屋どて煮と海苔納豆の昼メシ)
夜になってからは、読書方面へ。読むのは「新宿鮫1」で、これを就寝までに140ページ読んで読了に至る。
読後感としては、登場人物が限定的だったためか、同著者の佐久間公シリーズを読んだときよりも内容がわかりやすかった。そう思いながら北上次郎の解説を読んで、なるほどと思う。登場人物のキャラクターが“濃い”のだ。
主人公の鮫島は、新宿署で孤立無援のキャリア警部で、署でも迷惑がられている唯一の単独遊軍捜査官という設定。そのまわりを固める人物たちも際立っている。交通事故で家族を失って以来無感動に勤務を続けている変人上司の桃井は、やるときはやる。14歳下の恋人のロックシンガーの晶は、主人公の生き方、考え方を映す鏡の役割をしている。精巧な拳銃を密造する木津の不気味な肖像は、作品全体に暗くてグロテスクな印象を加えている。
北上は、「冒頭からラストまで、目一杯に緊迫感がみなぎる警察小説の傑作であり、ストーリー構成から人物造形に至るまで文句のつけようがないほど迫力に満ちた長編小説」であると絶賛しており、当方も同様の感想を抱いた。
新宿鮫シリーズはすでに5冊目まで購入しており、これならば2冊目以降も期待でき、軽快に読み進めることができそうだ。
(手元にある「新宿鮫」シリーズ1~3)
(okinawa-image サガリバナ)
朝のルーチン作業のあとは、今日は株式市場が休みなので、遅れているカキモノから始めることにする。2月の四国松山ステイのドキュメントだが、記憶を呼び起こしながら楽しんでやってしまうので、なかなか思うように進まないのが悩ましいところだ。
画像を貼り付け、グーグルマップやウィキペディアで記載内容にあまりいい加減なところがないよう気を配りつつ文章を書いて、粗々ではあるけれどもこの日は15時過ぎまでに、ブログ記事にして6本分程度を書き上げることができた。この感じでいくと、松山旅の記事は本数にして15前後というあたりに落ち着くだろうか。あわてず無理せず、まとめの続きや最後の仕上げはおいおいとやることにしよう。
昼食は、小雪が降る天気ということもあり、自宅であるものを食べる。納豆めしを海苔でくるんで食べ、その脇においしい味噌汁がたっぷりあったらそれで幸せではなかろうかと提案すると、ぶっかけるものとしてどて煮のレトルトがあるという。あっそれそれ。それ、ゼッタイにうまい!
ということで、カルディから調達していたオリエンタルの「名古屋どてめし」を追加してもらう。どんぶりめしの1杯目はどてめし+生ネギ+七味。想像どおり、甘じょっぱくてこれはうまいわ。でもって2杯目の半盛りは手巻き納豆軍艦で、ご飯をたっぷり食べる。肉じゃがとバナナは夕飯にまわすことになる。
(名古屋どて煮と海苔納豆の昼メシ)
夜になってからは、読書方面へ。読むのは「新宿鮫1」で、これを就寝までに140ページ読んで読了に至る。
読後感としては、登場人物が限定的だったためか、同著者の佐久間公シリーズを読んだときよりも内容がわかりやすかった。そう思いながら北上次郎の解説を読んで、なるほどと思う。登場人物のキャラクターが“濃い”のだ。
主人公の鮫島は、新宿署で孤立無援のキャリア警部で、署でも迷惑がられている唯一の単独遊軍捜査官という設定。そのまわりを固める人物たちも際立っている。交通事故で家族を失って以来無感動に勤務を続けている変人上司の桃井は、やるときはやる。14歳下の恋人のロックシンガーの晶は、主人公の生き方、考え方を映す鏡の役割をしている。精巧な拳銃を密造する木津の不気味な肖像は、作品全体に暗くてグロテスクな印象を加えている。
北上は、「冒頭からラストまで、目一杯に緊迫感がみなぎる警察小説の傑作であり、ストーリー構成から人物造形に至るまで文句のつけようがないほど迫力に満ちた長編小説」であると絶賛しており、当方も同様の感想を抱いた。
新宿鮫シリーズはすでに5冊目まで購入しており、これならば2冊目以降も期待でき、軽快に読み進めることができそうだ。
(手元にある「新宿鮫」シリーズ1~3)
2024.03.04
20240303 日
朝の明るくなる時間が少しずつ早くなってきているので、生活改善も考えて、いつもよりも30分ほど早い6時10分に起床。
3月に入ってからの3日間は連日の雪。降雪量はたいしたことはないが、今朝は一時風雪になったりして、真冬に戻った感じだ。今頃になってこれでは、この冬はどうかしているのではないかと思う。いや、どうかしていたのは2月までで、冬はこれでいいとも言えようか。
午前中から、四国松山ステイのドキュメント作業を続行する。
ぶっ通しで14時半までやって、今日のカキモノを上がることにする。記事にして3本分程度しか進められなかったが、まあいいんじゃない、この程度やれれば。ブログでの公開は今週末ぐらいになるかもしれない。
(シマダヤの「焼そば鉄板麺」でつくった焼きそば)
少し吹雪いていることもあり、昼食は今日も自宅にて。2食入りの焼きそばを探したらこれになったという、シマダヤの「焼そば鉄板麺」。もちもち食感の太麺と濃厚でコクのある液体スープが特徴だ。キャベツや豚肉たっぷりの具だくさんに仕立てて食べれば、2人前を二人食べて足りないということがない。食後のお茶があれば、小鉢などのおかずも格別必要はない。
午後には、今日の午前中に放送していた「東京マラソン2024」を録画ディレイで視聴する。長々としたCMを早送り「3」でバサバサと飛ばして見られるのがザマミロ的でうれしい。
パリ五輪に出場する3選手の最後を決めるレース。西山雄介(トヨタ自動車)が日本人トップとなったが、代表内定条件の2時間05分50秒を40秒ほど過ぎてゴールした結果、MGC3位の大迫傑(Nike)が代表内定となる。ゴール直後に西山が流した涙にはぐっとくるものがあった。
(西山はゴール直後、パリ五輪の代表権を掴めず顔を覆い、涙を流した)
この日の読み方は、まずは「空想科学読本」を40ページ。
これ、身近な物事を理科学的に捉えようとするもので面白い一面はある。しかし、誰もが親しみやすいようにと、かつて流行ったマンガやアニメを題材にして書かれていることが、当方にとっては逆に読み進めるうえでのネックになっている。子供の頃にマンガやアニメをじっくりと見ることが少なかったためだ。
鉄腕アトムやウルトラマンぐらいならなんとかついていけないこともないが、これらであっても細部になると覚えているシーンが少ないし、ほかのキャラクターに至っては読んだことも見たこともないものが次々に出てくる。
ケンシロウの言う「おまえはすでに死んでいる」とは?/ラピュタを空中に浮かせる「飛行石」とは?/「キャプテン翼」の「スカイラブハリケーン」とは?/空気を蹴って空を走った「ONE PIECE」のサンジって誰?/「猫ピッチャー」のミー太郎って何?/「ガラスの仮面」で大晦日に120軒の出前をしていた北島マヤなんて人も知らない……。
という具合に、本題に入る前の前提として、誰もが知っているのにこちらが知らないことが多過ぎるのだった。「空想科学読本」はこのほかにも続編が出ているが、これ以上読んでも無知な自分がみじめになるだけなので、それらについては買うのをやめようと思ったところだ。
(今日読んだ2冊)
もう一つ、「新装版 竜馬がゆく(5)」(司馬遼太郎著、文春文庫、1998)を読み始めて、80ページ。
池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫する。しかし幕府の屋台骨はゆるんだようにも見えない。まだ時期が早すぎるのだ……次々死んでゆく同志を想い、竜馬は暗涙にむせんだ。竜馬も窮迫した。心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまい、かれの壮大な計画も無に帰してしまった。(カバー裏表紙から)
うん、こっちなら読めるぞ、っと。(笑)
3月に入ってからの3日間は連日の雪。降雪量はたいしたことはないが、今朝は一時風雪になったりして、真冬に戻った感じだ。今頃になってこれでは、この冬はどうかしているのではないかと思う。いや、どうかしていたのは2月までで、冬はこれでいいとも言えようか。
午前中から、四国松山ステイのドキュメント作業を続行する。
ぶっ通しで14時半までやって、今日のカキモノを上がることにする。記事にして3本分程度しか進められなかったが、まあいいんじゃない、この程度やれれば。ブログでの公開は今週末ぐらいになるかもしれない。
(シマダヤの「焼そば鉄板麺」でつくった焼きそば)
少し吹雪いていることもあり、昼食は今日も自宅にて。2食入りの焼きそばを探したらこれになったという、シマダヤの「焼そば鉄板麺」。もちもち食感の太麺と濃厚でコクのある液体スープが特徴だ。キャベツや豚肉たっぷりの具だくさんに仕立てて食べれば、2人前を二人食べて足りないということがない。食後のお茶があれば、小鉢などのおかずも格別必要はない。
午後には、今日の午前中に放送していた「東京マラソン2024」を録画ディレイで視聴する。長々としたCMを早送り「3」でバサバサと飛ばして見られるのがザマミロ的でうれしい。
パリ五輪に出場する3選手の最後を決めるレース。西山雄介(トヨタ自動車)が日本人トップとなったが、代表内定条件の2時間05分50秒を40秒ほど過ぎてゴールした結果、MGC3位の大迫傑(Nike)が代表内定となる。ゴール直後に西山が流した涙にはぐっとくるものがあった。
(西山はゴール直後、パリ五輪の代表権を掴めず顔を覆い、涙を流した)
この日の読み方は、まずは「空想科学読本」を40ページ。
これ、身近な物事を理科学的に捉えようとするもので面白い一面はある。しかし、誰もが親しみやすいようにと、かつて流行ったマンガやアニメを題材にして書かれていることが、当方にとっては逆に読み進めるうえでのネックになっている。子供の頃にマンガやアニメをじっくりと見ることが少なかったためだ。
鉄腕アトムやウルトラマンぐらいならなんとかついていけないこともないが、これらであっても細部になると覚えているシーンが少ないし、ほかのキャラクターに至っては読んだことも見たこともないものが次々に出てくる。
ケンシロウの言う「おまえはすでに死んでいる」とは?/ラピュタを空中に浮かせる「飛行石」とは?/「キャプテン翼」の「スカイラブハリケーン」とは?/空気を蹴って空を走った「ONE PIECE」のサンジって誰?/「猫ピッチャー」のミー太郎って何?/「ガラスの仮面」で大晦日に120軒の出前をしていた北島マヤなんて人も知らない……。
という具合に、本題に入る前の前提として、誰もが知っているのにこちらが知らないことが多過ぎるのだった。「空想科学読本」はこのほかにも続編が出ているが、これ以上読んでも無知な自分がみじめになるだけなので、それらについては買うのをやめようと思ったところだ。
(今日読んだ2冊)
もう一つ、「新装版 竜馬がゆく(5)」(司馬遼太郎著、文春文庫、1998)を読み始めて、80ページ。
池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫する。しかし幕府の屋台骨はゆるんだようにも見えない。まだ時期が早すぎるのだ……次々死んでゆく同志を想い、竜馬は暗涙にむせんだ。竜馬も窮迫した。心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまい、かれの壮大な計画も無に帰してしまった。(カバー裏表紙から)
うん、こっちなら読めるぞ、っと。(笑)
2024.03.04
弾丸メシ 堂場瞬一
集英社文庫 580円+税
2022年6月25日 第1刷発行
執筆や取材で多忙を極める著者。だが、どんなに時間がなくてもメシは食べるを信条としている。そこで、必ず日帰り、食事は一時間以内に済ませる、絶対に残さないの3つの掟のもと、弾丸旅で美味いものを食べに行く挑戦を。日本や海外の取材先で出合った発見系謎料理から、身近な餃子まで、グルメとはひと味違う美味いを追求する。食の記憶を呼び覚まし食べる幸せを堪能する、こだわりの食&旅エッセイ集。(カバー裏表紙から)
堂場瞬一は初めて読みます。1963年、茨城県出身で、青山学院大学国際政治経済学部卒。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年に「8年」で小説すばる新人賞。主に警察小説とスポーツ小説というふたつのフィールドで活躍しているとのことで、主な作品として「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズがあり、競技者の内面までも踏み込むスポーツ小説も評価が高いといいます。
新聞記者出身ということもありかなりの速筆で、1か月で1,050枚の原稿を書いたこともあるといいますからびっくりです。最初の部分を読んで直感したのは、著者は忙しいことやジムに通うことを自慢と誇りにしてモチベーションを高めようとするタイプの人間なのではないかということ。そういう妙なストイシズムをもった人間は基本的に好きになれないのですが、読み進めるにしたがってどうなっていくだろうかと思いつつ読みました。
取り上げられている食材は、福島の円盤餃子、函館「ラッキーピエロ」のハンバーガー、熊本の太平燕(タイピーエン)、東広島の美酒鍋、高崎のソースカツ丼&焼きまんじゅう、松山の鯛めし、京都の学生メシなど。こういうものの中に、アントワープのフリットとワッフル、ヘルシンキのカラクッコなど、どうにも馴染まないものが入っていて、外国経験を自慢したいのだろうと皮肉に思えてしまうところもありました。
また、「3つの掟」を高々と掲げておきながら、何度か簡単にその旗を降ろしてしまっている章もあって、ああ、この人はこういうヒトなのだなと思ったり。著者はおそらく、予想したとおりの人なのかもしれません。
最後には平松洋子との対談と、宮田珠己による解説が付いていて、お得なオマケのようでした。
これが今年の読了125冊目となり、年間読破数の新記録となりました。年末までにもう3~4冊はいけるでしょう。
(2023.12.13 読)