2022.02.01
20220131 月
週明けで、月末。朝のうちは雪こそ降っていないが、気温の上がらない寒い一日になりそうだ。寒くて暗くて退屈な季節が続くのはもう1か月程度。そこを我慢しさえすれば、遅いながらもこの地に春がやってくるはずだ。
午前中に読んだ「民族の世界史5 漢民族と中国社会」は、「客家と中原」「華僑と中華意識」の部分を30ページ。
客家についてはよく知らなかったので、勉強のためにここで整理しておくと、彼らは戦乱から逃れるため中原から南へと移動・定住を繰り返していった主として漢民族で、ルーツを辿ると華夏族も含み、周から春秋戦国時代にかけての中国東北部の王族の末裔たちのことをいう。移住先では先住者から見て“よそ者”であるため客家と呼ばれ、先住者との軋轢も多かったという。
主な居住地域は、中国広東省・福建省・江西省などの山間部で、在外華僑・華人としてタイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国に暮らす者も多く、この地の華人の3分の1は客家人だとされる。
この章の著者が生まれ育った台湾においては、北中部を中心に居住し、著述にあるとおり、ホーロー人(福佬人)に次ぐ大きなエスニック・グループを構成している。
特徴として、アジア人にしては長身の人々が目立ち、貧しい民族であったのに、成功者には貴族的雰囲気を醸し出す人物が多い。客家の人々は山間部に好んで居住することが多く、独特の言語・文化を持ち、言語は古代の漢族語を今に伝えているといわれる。少数派であるため、中央政権や王朝と良好な関係を保とうとする傾向があり、客家の多い地域は中国共産党が強い傾向にあるという。
太平天国指導者の洪秀全、中国国民党の孫文、中国共産党の鄧小平、シンガポールのリー・クアンユー(李光耀)などを輩出していて、台湾総統の李登輝、蔡英文なども台湾に移住した客家。余貴美子の父も客家系台湾人だという。
(李登輝と蔡英文 2012.1)
昼食タイムは、「ふらりむらさき山形城西店」のランチに味噌カツ定食があることを知り、1年10か月ぶりに再訪。
味噌カツ定食968円。3桁料金のとんかつ定食なので大きな期待はしていなかったが、やはり価格相応かなぁというのが正直なところ。とんかつは手仕込みではないのが明らかで、レンチンしたものを熱くした鉄板に載せてみましたといった眺めで登場。肉自体もロース特有のジュワリとした脂身の食感がなく、冴えたものではない。味噌汁もぬるめ。
評価できる点も。別容器に入ってきた味噌だれは、量があるので多めにかけて楽しめる上に、焦げ風味を感じとれるなかなかいいつくりのもの。また、無料サービスの大盛りご飯は量があり、きちんと腹が膨れた。
しかしまあ、3桁で食べるとんかつなら「とん八」のほうが数段上だし、天童の「とんかつ三州屋」まで足を伸ばせば1,050円で分厚くて大きいロースカツを目一杯満喫できるはず。したがって、この店では今後とんかつ以外のメニューを狙いたいと思う。
(「ふらりむらさき山形城西店」の味噌カツ定食)
食後には、スーパーで飲料と菓子を買い、注文していた古書3冊をブックオフに引き取りに行く。本は3冊で850円。この安価で概ね10日間は楽しめる。
本日の株式市況は続伸。月末なので2022年1月の株式取引等の状況をまとめておくと、日経平均は昨年12月30日以降の1か月で1,800円近く下がったが、持ち株評価額はわずかながら上がって、よく健闘した形となった。資産上昇額の6割ほどは、持ち株を売却しての利益確定額によって得られたものになっている。一方で、投資額そのものは増加しており、買いに回せる余裕資金が若干ながら目減りしているのが気になるところだ。
各月の月末にはこういった形での総括はやっておくべきであり、今後も続けていきたいので、EXCELの集計表をつくる。
午後から夜にかけての「最長片道切符の旅」は、旅の19~29日のところ。新潟から大糸線や中央西線を使って中京圏入りし、湖西線・高山本線などを経由して富山、北陸海岸をつたって京都、中国山地を南北に走って山陽・山陰地方を何度か行ったり来たりして、四国をぐるりと回って、山口付近まで到達している。
こういったぐねぐねのルートを、連日早朝の始発列車に乗り、満足に食事もとらず、夜遅くになってからカビ臭いビジネスホテルにすべり込むだけで、日中はただただ列車に乗ってだけいるという行動は、自分には到底真似ができない。
中国地方では、すでに廃止になった路線や三セクに移行した路線が多かった。島根県江津から広島県三次までを結んでいた「三江線」もそのひとつで、陰陽連絡路線として1930年代から長い期間をかけて建設され、75年にやっと全線開通したものの、すでに地域間移動は道路利用主体に移行していたため、2018年4月には全線廃止となっている。
この日はこれを90ページ読む。
(三江線廃止の日、大勢の人に見送られる江津駅発の最終列車 2018.3.31)
24時頃まで読んで、その後就寝。
午前中に読んだ「民族の世界史5 漢民族と中国社会」は、「客家と中原」「華僑と中華意識」の部分を30ページ。
客家についてはよく知らなかったので、勉強のためにここで整理しておくと、彼らは戦乱から逃れるため中原から南へと移動・定住を繰り返していった主として漢民族で、ルーツを辿ると華夏族も含み、周から春秋戦国時代にかけての中国東北部の王族の末裔たちのことをいう。移住先では先住者から見て“よそ者”であるため客家と呼ばれ、先住者との軋轢も多かったという。
主な居住地域は、中国広東省・福建省・江西省などの山間部で、在外華僑・華人としてタイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国に暮らす者も多く、この地の華人の3分の1は客家人だとされる。
この章の著者が生まれ育った台湾においては、北中部を中心に居住し、著述にあるとおり、ホーロー人(福佬人)に次ぐ大きなエスニック・グループを構成している。
特徴として、アジア人にしては長身の人々が目立ち、貧しい民族であったのに、成功者には貴族的雰囲気を醸し出す人物が多い。客家の人々は山間部に好んで居住することが多く、独特の言語・文化を持ち、言語は古代の漢族語を今に伝えているといわれる。少数派であるため、中央政権や王朝と良好な関係を保とうとする傾向があり、客家の多い地域は中国共産党が強い傾向にあるという。
太平天国指導者の洪秀全、中国国民党の孫文、中国共産党の鄧小平、シンガポールのリー・クアンユー(李光耀)などを輩出していて、台湾総統の李登輝、蔡英文なども台湾に移住した客家。余貴美子の父も客家系台湾人だという。
(李登輝と蔡英文 2012.1)
昼食タイムは、「ふらりむらさき山形城西店」のランチに味噌カツ定食があることを知り、1年10か月ぶりに再訪。
味噌カツ定食968円。3桁料金のとんかつ定食なので大きな期待はしていなかったが、やはり価格相応かなぁというのが正直なところ。とんかつは手仕込みではないのが明らかで、レンチンしたものを熱くした鉄板に載せてみましたといった眺めで登場。肉自体もロース特有のジュワリとした脂身の食感がなく、冴えたものではない。味噌汁もぬるめ。
評価できる点も。別容器に入ってきた味噌だれは、量があるので多めにかけて楽しめる上に、焦げ風味を感じとれるなかなかいいつくりのもの。また、無料サービスの大盛りご飯は量があり、きちんと腹が膨れた。
しかしまあ、3桁で食べるとんかつなら「とん八」のほうが数段上だし、天童の「とんかつ三州屋」まで足を伸ばせば1,050円で分厚くて大きいロースカツを目一杯満喫できるはず。したがって、この店では今後とんかつ以外のメニューを狙いたいと思う。
(「ふらりむらさき山形城西店」の味噌カツ定食)
食後には、スーパーで飲料と菓子を買い、注文していた古書3冊をブックオフに引き取りに行く。本は3冊で850円。この安価で概ね10日間は楽しめる。
本日の株式市況は続伸。月末なので2022年1月の株式取引等の状況をまとめておくと、日経平均は昨年12月30日以降の1か月で1,800円近く下がったが、持ち株評価額はわずかながら上がって、よく健闘した形となった。資産上昇額の6割ほどは、持ち株を売却しての利益確定額によって得られたものになっている。一方で、投資額そのものは増加しており、買いに回せる余裕資金が若干ながら目減りしているのが気になるところだ。
各月の月末にはこういった形での総括はやっておくべきであり、今後も続けていきたいので、EXCELの集計表をつくる。
午後から夜にかけての「最長片道切符の旅」は、旅の19~29日のところ。新潟から大糸線や中央西線を使って中京圏入りし、湖西線・高山本線などを経由して富山、北陸海岸をつたって京都、中国山地を南北に走って山陽・山陰地方を何度か行ったり来たりして、四国をぐるりと回って、山口付近まで到達している。
こういったぐねぐねのルートを、連日早朝の始発列車に乗り、満足に食事もとらず、夜遅くになってからカビ臭いビジネスホテルにすべり込むだけで、日中はただただ列車に乗ってだけいるという行動は、自分には到底真似ができない。
中国地方では、すでに廃止になった路線や三セクに移行した路線が多かった。島根県江津から広島県三次までを結んでいた「三江線」もそのひとつで、陰陽連絡路線として1930年代から長い期間をかけて建設され、75年にやっと全線開通したものの、すでに地域間移動は道路利用主体に移行していたため、2018年4月には全線廃止となっている。
この日はこれを90ページ読む。
(三江線廃止の日、大勢の人に見送られる江津駅発の最終列車 2018.3.31)
24時頃まで読んで、その後就寝。
2022.02.02
20220201 火
4時前に一度目が覚め、その後うつらうつらしていたため、7時に起床したもののいつもよりも寝覚めがよくない。今日から2月だが、まだまだ寒い日は続く。
東京市場が開いてからしばらくは市況をウォッチし、いくつかの売り買いを行う。開場直後に目一杯上げた三菱自動車は、しばらくすると前日終値を下回る。この間に高値で売り安値で買って差額を儲ける。ほかにも売り、買いを1銘柄ずつ。後場は下げ幅を拡大し、この日のトータルはマイナス。某電力会社が大きく下げたことが影響している。
基本姿勢としては、多少上げればすぐに戻り待ちの売りが出る状況なので、この波にうまく乗ること。つまり、上げ一方、下げ一方という相場にはないということだ。
(「三菱自動車」株でイッテコイの利益。個性あるマスクの新型アウトランダーは売れるか?)
昼食探訪は、蕎麦だ。しばらくご無沙汰していた浜崎の「四季の味そば処二見屋」をセレクトしてみた。4年5か月ぶり、3回目の入店。敬遠していた理由は、前回食べた「そばセット」が蕎麦と丼の両方ともミニで腹が満たされず、残念な思いをしたためだ。なので、今回は蕎麦の単品でいくことにする。
小板そばの大盛り、690+200円。注文前、店員さんに量についてしっかり確認。小板そばは1人前、その大盛り200円増しは1.5人前、大板そば1,300円は1.8人前とのこと。大板はなぜか割高なので、小板の大盛りにした。
心配だった量については、1.5人前が極めて妥当。もうこのことだけで半分以上は満足だ。(笑) やぶ系の手打ち蕎麦は少しだけ太めに寄り、手切りされたいい硬さ。喉越しがいいんだ。店のつくりが広くてとてもお上品なのはいいのだが、薬味のネギと漬物の量までちょぴっとだけのお上品にする必要はなく、ここはケチらずに改善してもらいたいところだ。蕎麦湯が猪口に1杯分しかなかったので、おかわりをもらってもう一杯。美味なる蕎麦を締めくくるにふさわしい。今回で店の印象はだいぶ好転した。
(「四季の味そば処二見屋」の小板そば)
「民族の世界史5 漢民族と中国社会」は、終章の座談会「現代の漢民族」を読む。
現代の中国の民族のあり方の特色を、特に日本人と対比して再検討し、諸課題を提示して将来を展望する――というもの。中国は「民族」の観念を適用するのに最も不向きな場であり、中国でその観念が成立するのは事実上20世紀に入ってからだというところから討論が始まっている。
この日は30ページ。もう少しで読了だ。
夜は、飲みながら、今夜放送のサッカーW杯アジア最終予選、無敗のサウジアラビア戦を1時間ほどディレイのCM飛ばしで観戦する。サウジとは勝ち点で4の開きがあり、このゲームで勝っても首位には立てないが、ここで負けるようだと3位に転落する公算が大きく、この試合がいわばW杯出場権を得るための天王山なのだ。
結果は2—0で勝利。前半30分、伊東純也のスピードを活かして上げたクロを大迫勇也がスルーし、それを南野拓実がDFの股抜きで決めて先制。後半4分には伊東純也がゴールライン付近から最終予選4試合連続となるミドルシュートを決めた。各選手とも気合いの入ったいいゲームをしていたと思う。
レンコンの煮物で飲み、仕上げは焼き鮭と白米を板海苔で巻いて食べ、それにインスタントだがワカメなどの具材をたくさん追加した味噌汁を合わせ、とてもいい締めとなった。
(ゴールを決めチームメイトと喜ぶ南野拓実)
夕刻からは、寝付くまでの間に「最長片道切符の旅」を80ページ余り読んで読了。34日間に及ぶ鉄道の旅が終わった。壮大な事業といえ、知力・体力・気力の3拍子が揃わなければそう簡単にできる技ではないだろう。
今日、県内でのコロナ新規感染者数は284人となり、またも過去最多となる。もうこの程度では驚かない。マンボウ地域になっている山形市と庄内地方に加えて米沢市と高畠町を加えるよう国に要請するのだそうだ。
24時頃、就寝。
東京市場が開いてからしばらくは市況をウォッチし、いくつかの売り買いを行う。開場直後に目一杯上げた三菱自動車は、しばらくすると前日終値を下回る。この間に高値で売り安値で買って差額を儲ける。ほかにも売り、買いを1銘柄ずつ。後場は下げ幅を拡大し、この日のトータルはマイナス。某電力会社が大きく下げたことが影響している。
基本姿勢としては、多少上げればすぐに戻り待ちの売りが出る状況なので、この波にうまく乗ること。つまり、上げ一方、下げ一方という相場にはないということだ。
(「三菱自動車」株でイッテコイの利益。個性あるマスクの新型アウトランダーは売れるか?)
昼食探訪は、蕎麦だ。しばらくご無沙汰していた浜崎の「四季の味そば処二見屋」をセレクトしてみた。4年5か月ぶり、3回目の入店。敬遠していた理由は、前回食べた「そばセット」が蕎麦と丼の両方ともミニで腹が満たされず、残念な思いをしたためだ。なので、今回は蕎麦の単品でいくことにする。
小板そばの大盛り、690+200円。注文前、店員さんに量についてしっかり確認。小板そばは1人前、その大盛り200円増しは1.5人前、大板そば1,300円は1.8人前とのこと。大板はなぜか割高なので、小板の大盛りにした。
心配だった量については、1.5人前が極めて妥当。もうこのことだけで半分以上は満足だ。(笑) やぶ系の手打ち蕎麦は少しだけ太めに寄り、手切りされたいい硬さ。喉越しがいいんだ。店のつくりが広くてとてもお上品なのはいいのだが、薬味のネギと漬物の量までちょぴっとだけのお上品にする必要はなく、ここはケチらずに改善してもらいたいところだ。蕎麦湯が猪口に1杯分しかなかったので、おかわりをもらってもう一杯。美味なる蕎麦を締めくくるにふさわしい。今回で店の印象はだいぶ好転した。
(「四季の味そば処二見屋」の小板そば)
「民族の世界史5 漢民族と中国社会」は、終章の座談会「現代の漢民族」を読む。
現代の中国の民族のあり方の特色を、特に日本人と対比して再検討し、諸課題を提示して将来を展望する――というもの。中国は「民族」の観念を適用するのに最も不向きな場であり、中国でその観念が成立するのは事実上20世紀に入ってからだというところから討論が始まっている。
この日は30ページ。もう少しで読了だ。
夜は、飲みながら、今夜放送のサッカーW杯アジア最終予選、無敗のサウジアラビア戦を1時間ほどディレイのCM飛ばしで観戦する。サウジとは勝ち点で4の開きがあり、このゲームで勝っても首位には立てないが、ここで負けるようだと3位に転落する公算が大きく、この試合がいわばW杯出場権を得るための天王山なのだ。
結果は2—0で勝利。前半30分、伊東純也のスピードを活かして上げたクロを大迫勇也がスルーし、それを南野拓実がDFの股抜きで決めて先制。後半4分には伊東純也がゴールライン付近から最終予選4試合連続となるミドルシュートを決めた。各選手とも気合いの入ったいいゲームをしていたと思う。
レンコンの煮物で飲み、仕上げは焼き鮭と白米を板海苔で巻いて食べ、それにインスタントだがワカメなどの具材をたくさん追加した味噌汁を合わせ、とてもいい締めとなった。
(ゴールを決めチームメイトと喜ぶ南野拓実)
夕刻からは、寝付くまでの間に「最長片道切符の旅」を80ページ余り読んで読了。34日間に及ぶ鉄道の旅が終わった。壮大な事業といえ、知力・体力・気力の3拍子が揃わなければそう簡単にできる技ではないだろう。
今日、県内でのコロナ新規感染者数は284人となり、またも過去最多となる。もうこの程度では驚かない。マンボウ地域になっている山形市と庄内地方に加えて米沢市と高畠町を加えるよう国に要請するのだそうだ。
24時頃、就寝。
2022.02.03
20220202 水
7時に起きて、いつもと変わらずカキモノと朝ルーチンと株式ウォッチからスタートする。
株式のほうは前場から好調で、持ち株の多い空運が値を上げたので、空運2社の一部を放出する。午後になっても高値は維持され、ほかにもじわじわと上がってきた4銘柄を売って、久しぶりの大商いとなった。持ち株評価額は3%近く上がり、6銘柄を売ったことで手持ち資金にも少しのゆとりができた。日経平均は455円、1.68%の上昇だった。
ここで売らずにもうしばらく上がるのを待つ手もあるが、昨日記したとおり今の相場は上げ一方、下げ一方ではないので、あまり長く持たずこまめに売り買いしていくほうがいいと思っている。明日も上がればさらに売って手持ち資金を増やせばいいし、大きめに下がればまた買い戻せばいい。いわばどちらに転んでもそれなりのメリットはあるというわけだ。
(okinawa-image(国際通り))
食事の前に、母の施設に寄る。このごろはコロナの蔓延が深まっているので、施設側が制限して玄関口へも出てこられなくなっている。荷物の受け渡しを待つ間にたまたまフロアの担当者が通ったので、少しだけ話す。歩行機能の衰えが最近顕著になっていることと、連日自宅に電話をかけたがっているが、しばらく伝えたいことを紙に書いておき、その都度ではなくいずれまとめて話しましょうと諫めていることを伝え聞く。
ここのランチを食べてみようと、6か月ぶりに十日町の「河島屋食堂」へ。この日のランチ800円は、豚カツ定食。このところトンカツを食べる機会が増えているけれども、嫌いじゃないので、これでいいや。
レギュラーメニューにも豚カツ定食850円があるので、それとどう違うのかフロア担当のおばさんに尋ねると、うーん……と言いつつにっこり笑うだけ。つまりこれら2つはほぼ同じもので、ランチのほうは50円オマケしているのです、ということだろうと解釈する。
生パン粉で手仕込みしたらしいトンカツは、肉自体それほど厚くないもののサクサクとした歯触りがあり、しっかりトンカツしていておいしい。卓上のソースは胡麻が入ったオリジナルの調合になっていて、プレミアム感あり。ミズナを頭に載せた千切りキャベツもたっぷりあり、小鉢の冷奴がきりりと冷やされていていい箸休めに。豆腐、油揚げ、大根の味噌汁も家庭的な味でおいしかった。
ここは誰にでも愛されるような、街中のいい食堂だ。
(「河島屋食堂」の豚カツ定食)
午後、「民族の世界史5 漢民族と中国社会」を20ページ余り読んで読了。
その後には、「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」(司馬遼太郎著、朝日文庫、1978)を読み始める。書棚に買い置きしてある未読のシリーズの中から番号がいちばん若いものを引っこ抜いてみたもの。
「山伏や願人坊主など、信仰の古層を一枚ずつ剥いでいく「洛北諸道」、源義経や明智光秀が馬を進めた途をたどる「丹波篠山街道」、戦国の世にひときわの光芒を放った自由都市をしのぶ「堺・紀州街道」など、小さいながらも趣ある5つの旅。折からの列島改造ブームが、歴史の堆積深い風土を壊していくことへの警鐘を、著者はいち早く鳴らす」――と、文庫版の内容紹介にある。
著述順に「洛北諸道」「郡上・白川街道と越中諸道」「丹波篠山街道」「堺・紀州街道」「北国街道とその脇街道」の5編。
さっそく「洛北諸道」から読み始めて、この日は40ページどまりとなる。この日の総量は2桁の60ページだけ。日中株式の動向チェックに時間を取られたことと、夜眠くなるのが早かったことなどによる。22時過ぎにさあたっぷり読むぞと寝床に入ったものの、すでに睡魔はすぐそこまでやって来ていたのだった。
(洛北、天狗の里「鞍馬寺」は、残念ながら未訪)
株式のほうは前場から好調で、持ち株の多い空運が値を上げたので、空運2社の一部を放出する。午後になっても高値は維持され、ほかにもじわじわと上がってきた4銘柄を売って、久しぶりの大商いとなった。持ち株評価額は3%近く上がり、6銘柄を売ったことで手持ち資金にも少しのゆとりができた。日経平均は455円、1.68%の上昇だった。
ここで売らずにもうしばらく上がるのを待つ手もあるが、昨日記したとおり今の相場は上げ一方、下げ一方ではないので、あまり長く持たずこまめに売り買いしていくほうがいいと思っている。明日も上がればさらに売って手持ち資金を増やせばいいし、大きめに下がればまた買い戻せばいい。いわばどちらに転んでもそれなりのメリットはあるというわけだ。
(okinawa-image(国際通り))
食事の前に、母の施設に寄る。このごろはコロナの蔓延が深まっているので、施設側が制限して玄関口へも出てこられなくなっている。荷物の受け渡しを待つ間にたまたまフロアの担当者が通ったので、少しだけ話す。歩行機能の衰えが最近顕著になっていることと、連日自宅に電話をかけたがっているが、しばらく伝えたいことを紙に書いておき、その都度ではなくいずれまとめて話しましょうと諫めていることを伝え聞く。
ここのランチを食べてみようと、6か月ぶりに十日町の「河島屋食堂」へ。この日のランチ800円は、豚カツ定食。このところトンカツを食べる機会が増えているけれども、嫌いじゃないので、これでいいや。
レギュラーメニューにも豚カツ定食850円があるので、それとどう違うのかフロア担当のおばさんに尋ねると、うーん……と言いつつにっこり笑うだけ。つまりこれら2つはほぼ同じもので、ランチのほうは50円オマケしているのです、ということだろうと解釈する。
生パン粉で手仕込みしたらしいトンカツは、肉自体それほど厚くないもののサクサクとした歯触りがあり、しっかりトンカツしていておいしい。卓上のソースは胡麻が入ったオリジナルの調合になっていて、プレミアム感あり。ミズナを頭に載せた千切りキャベツもたっぷりあり、小鉢の冷奴がきりりと冷やされていていい箸休めに。豆腐、油揚げ、大根の味噌汁も家庭的な味でおいしかった。
ここは誰にでも愛されるような、街中のいい食堂だ。
(「河島屋食堂」の豚カツ定食)
午後、「民族の世界史5 漢民族と中国社会」を20ページ余り読んで読了。
その後には、「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」(司馬遼太郎著、朝日文庫、1978)を読み始める。書棚に買い置きしてある未読のシリーズの中から番号がいちばん若いものを引っこ抜いてみたもの。
「山伏や願人坊主など、信仰の古層を一枚ずつ剥いでいく「洛北諸道」、源義経や明智光秀が馬を進めた途をたどる「丹波篠山街道」、戦国の世にひときわの光芒を放った自由都市をしのぶ「堺・紀州街道」など、小さいながらも趣ある5つの旅。折からの列島改造ブームが、歴史の堆積深い風土を壊していくことへの警鐘を、著者はいち早く鳴らす」――と、文庫版の内容紹介にある。
著述順に「洛北諸道」「郡上・白川街道と越中諸道」「丹波篠山街道」「堺・紀州街道」「北国街道とその脇街道」の5編。
さっそく「洛北諸道」から読み始めて、この日は40ページどまりとなる。この日の総量は2桁の60ページだけ。日中株式の動向チェックに時間を取られたことと、夜眠くなるのが早かったことなどによる。22時過ぎにさあたっぷり読むぞと寝床に入ったものの、すでに睡魔はすぐそこまでやって来ていたのだった。
(洛北、天狗の里「鞍馬寺」は、残念ながら未訪)
2022.02.04
20220203 木
7時前に起きて、いつものとおりの朝。うっすらと新雪があり、小雪模様だ。のち、昼頃から雪が本降りになったが、日中の降雪であれば積雪は大きく増えることはない。日中の降雪でもしっかりと積もった自分が子供の頃とは大きく違う。
この日もカキモノ、ブログの記事公開、本日の株式市況のチェック、前日の株取引のドキュメントなどから入る。
昼食は、落合町の「旬菜四季 漣(ren)」を初訪問。ワングレード上のようだし、量が多くないとの情報もあって、これまで未訪となっていたが、行ってみなければワカランだろうということで、客の主力と思われるオバサンたちで混み出す前にと、開店時刻に入店。
日替定食のごはん大盛り、950+50円。この日のメニューは「鶏の唐揚げ、魚フライほか盛合せ」だ。メインは、唐揚げ3個、白身魚フライ、レンコン天ぷら。それに彩りのよい生野菜と煮卵。これに添えられているのは、菜の花とキャベツのおひたし、きんぴらごぼう、冷奴に漬物2種。ごはんは黒米、油揚げとえのきのお澄まし。なんだかとても家庭的。黒米ごはんは違和感なく食べられるし、とてもおいしい。
サーヴされたものはこれですべてではなく、食前にほうじ茶と西洋梨のコンポート、食中には開店すぐのお客様にとなめこおろしがサービスされ、食後にはプチコーヒーとサクランボ漬の載ったヨーグルトと、極めて充実していた。量が少ないとの事前情報に関しては、食べ盛りの若い男性ででもなければ気にするほどのことではないと思う。
グッジョブ! こういう店と知っていれば、もっと以前から利用していたはずで、これまでの人生少し損をしてきたように思えてしまうのだった。
(「旬菜四季漣」の日替定食)
今日の株式市況は、全体として低調。午後になっても一向に盛り上がらず、相場的には一服感ありありといった感じだが、この中でも上げるものは上げ、下げるものは厳しく下げている。結果として、昨日の大量売りは一定程度は功を奏したと言っていいのではないか。この日は大きく下げた川重をほぼ底値で買い増しし、ひそかに上げている東電を売る。日経平均は-292円、-1%だったが、持ち株は東電で保って最終的にはほぼトントン。
明日が北京冬季オリンピックの開会式だそうだが、あまり盛り上がっていず、ピンと来ない。オミクロン株の世界的蔓延期に当たっているし、中国での開催ということも心理的に大きく影響している。
露骨な海洋進出や少数民族に対する迫害をしている一方で、ヌケヌケと平和の祭典をやろうとしている厚顔で矛盾だらけの国。そんなことばかりやっているから周辺国の理解が得られず嫌われるのだということがわからないのだろうか。
国ではなくこういう人間も世の中には案外多くいるものだ。自分だけがやり手だと勘違いして周囲の者を貶め場の雰囲気が読めない輩、強者の論理こそが正論だと信じて疑わない輩、理念的な発言と現実の行動がほとんど噛み合っていない輩、まったく的外れのその場しのぎをして誤魔化す輩、虎の威を借りなければ何もできない輩……。ほらほら、君のことだよ、ワカランか。(笑)
もしもこういう人間が自分の近くにいたなら、絶対に目を合わせず、気づかれないようにしてじわじわと距離を取っていくだろう。これまでもそうしてきた。触らぬ神になんとやら。国だって同じこと。そんな国に生まれずに済んで、それだけでも自分は十分シアワセだったかもしれない。
(Don't despise)
夜、飲んだ後の食事は、つれあいがスーパーに予約して調達してきた恵方巻を食べる。値段を聞いて、これがそういう額なのかと。節のものだからやむを得ないのかもしれないが、それと同額分のにぎり寿司を同じスーパーで買ったら、数段上の満足度が得られたのではないか。来年からはそうしようねと二人で示し合わせる。
録画視聴のひとつには、「ブラタモリ」の八重山諸島・竹富島編。竹富島の成り立ちや島独特の風習・習慣を知ることができた。番組にも登場した、島内の送迎運送を手掛けて観光客にも名の知れている元気女性の與那國光子さんは、久間原御嶽(クマーラオン)の神司もやっている人なのだった。
タモリは、立ち姿や歩く姿勢がすっかり爺さんになってしまっている。76歳にもなればそうなってしまうのだろう。
(「ブラタモリ」竹富島編)
読書は、「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」を、やっとこさ3桁の100ページ。洛北の山国街道、周山街道の部分を終えて、「郡上・白川街道と越中諸道」へ。白川郷や五箇山周辺は一昨年秋にみっちり見てきているので、イメージがしやすい。
23時に枕元灯に切り替えてさらに読むつもりだったが、眠さに負けてほぼただちに眠りへ。
この日もカキモノ、ブログの記事公開、本日の株式市況のチェック、前日の株取引のドキュメントなどから入る。
昼食は、落合町の「旬菜四季 漣(ren)」を初訪問。ワングレード上のようだし、量が多くないとの情報もあって、これまで未訪となっていたが、行ってみなければワカランだろうということで、客の主力と思われるオバサンたちで混み出す前にと、開店時刻に入店。
日替定食のごはん大盛り、950+50円。この日のメニューは「鶏の唐揚げ、魚フライほか盛合せ」だ。メインは、唐揚げ3個、白身魚フライ、レンコン天ぷら。それに彩りのよい生野菜と煮卵。これに添えられているのは、菜の花とキャベツのおひたし、きんぴらごぼう、冷奴に漬物2種。ごはんは黒米、油揚げとえのきのお澄まし。なんだかとても家庭的。黒米ごはんは違和感なく食べられるし、とてもおいしい。
サーヴされたものはこれですべてではなく、食前にほうじ茶と西洋梨のコンポート、食中には開店すぐのお客様にとなめこおろしがサービスされ、食後にはプチコーヒーとサクランボ漬の載ったヨーグルトと、極めて充実していた。量が少ないとの事前情報に関しては、食べ盛りの若い男性ででもなければ気にするほどのことではないと思う。
グッジョブ! こういう店と知っていれば、もっと以前から利用していたはずで、これまでの人生少し損をしてきたように思えてしまうのだった。
(「旬菜四季漣」の日替定食)
今日の株式市況は、全体として低調。午後になっても一向に盛り上がらず、相場的には一服感ありありといった感じだが、この中でも上げるものは上げ、下げるものは厳しく下げている。結果として、昨日の大量売りは一定程度は功を奏したと言っていいのではないか。この日は大きく下げた川重をほぼ底値で買い増しし、ひそかに上げている東電を売る。日経平均は-292円、-1%だったが、持ち株は東電で保って最終的にはほぼトントン。
明日が北京冬季オリンピックの開会式だそうだが、あまり盛り上がっていず、ピンと来ない。オミクロン株の世界的蔓延期に当たっているし、中国での開催ということも心理的に大きく影響している。
露骨な海洋進出や少数民族に対する迫害をしている一方で、ヌケヌケと平和の祭典をやろうとしている厚顔で矛盾だらけの国。そんなことばかりやっているから周辺国の理解が得られず嫌われるのだということがわからないのだろうか。
国ではなくこういう人間も世の中には案外多くいるものだ。自分だけがやり手だと勘違いして周囲の者を貶め場の雰囲気が読めない輩、強者の論理こそが正論だと信じて疑わない輩、理念的な発言と現実の行動がほとんど噛み合っていない輩、まったく的外れのその場しのぎをして誤魔化す輩、虎の威を借りなければ何もできない輩……。ほらほら、君のことだよ、ワカランか。(笑)
もしもこういう人間が自分の近くにいたなら、絶対に目を合わせず、気づかれないようにしてじわじわと距離を取っていくだろう。これまでもそうしてきた。触らぬ神になんとやら。国だって同じこと。そんな国に生まれずに済んで、それだけでも自分は十分シアワセだったかもしれない。
(Don't despise)
夜、飲んだ後の食事は、つれあいがスーパーに予約して調達してきた恵方巻を食べる。値段を聞いて、これがそういう額なのかと。節のものだからやむを得ないのかもしれないが、それと同額分のにぎり寿司を同じスーパーで買ったら、数段上の満足度が得られたのではないか。来年からはそうしようねと二人で示し合わせる。
録画視聴のひとつには、「ブラタモリ」の八重山諸島・竹富島編。竹富島の成り立ちや島独特の風習・習慣を知ることができた。番組にも登場した、島内の送迎運送を手掛けて観光客にも名の知れている元気女性の與那國光子さんは、久間原御嶽(クマーラオン)の神司もやっている人なのだった。
タモリは、立ち姿や歩く姿勢がすっかり爺さんになってしまっている。76歳にもなればそうなってしまうのだろう。
(「ブラタモリ」竹富島編)
読書は、「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」を、やっとこさ3桁の100ページ。洛北の山国街道、周山街道の部分を終えて、「郡上・白川街道と越中諸道」へ。白川郷や五箇山周辺は一昨年秋にみっちり見てきているので、イメージがしやすい。
23時に枕元灯に切り替えてさらに読むつもりだったが、眠さに負けてほぼただちに眠りへ。
2022.02.05
20220204 金
3週間ぶりの治療に赴くつれあいはいつもよりも1時間早く出かけて、朝は一人静かにトーストを齧る。そのゆったりとした時間を過ごすのも悪くない。今日は立春だが、今朝も小雪。降ったりやんだりとの予報だ。
株式市況をウォッチしながら、朝から「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」の「丹波篠山街道」の部分を読む。丹波篠山も城址周辺をたっぷり歩いてきているのでイメージできるが、司馬が巡った頃は今ほどに再開発はされていず、古色蒼然とした雰囲気も読み取れる。
昼前からは同書の「堺・紀州街道」へ。グーグルマップを見ながら、部屋に居ながらにして知らない街を散策したような気になれるのも、あながち退屈なことではない。
(「篠山河原町妻入商家群」は、妻入り屋根の建物がどこまでも続く 2020.10.25)
香澄町の居酒屋「和ゆう膳(なごみゆうぜん)」がランチタイムにラーメンをやっていると知り、昼食はここで。季節限定だという九条ねぎ背脂醤油らーめんを300gの大盛りにしてもらい、950円。
背脂と、煮干からにじみ出た脂が強い濃厚なスープは、焦がし風味も感じられて美味。これにブラックペッパーを多めに加えて味わう。ラーメンに加えるネギは多いほうがいい人間にとって、山盛りの九条ねぎはうれしい限り。最近は山形でも何店舗かで九条ネギをフィーチャーするところを見かけるようになってきた。自家製の中太麺は量があり、たっぷり食べられる。スープが冷めてしまうのではないかと思えるほどに分厚くて大きなチャーシューも見事だ。
食材を惜しみなく使っている印象があり、文句なしにうまかった。こういう店が増えるのはうれしいことだが、こうなるとラーメン専門店もうかうかしていられない。値上げやコストカットなどで店側の論理ばかりを優先させ、客本位であることを見失いかけたりしていると、知らず知らずのうちにタイヘンなことになるゾ。ましてや、俺のラーメンを食わせてやるからヨロコベ、客は俺が選ぶんだ、などと思い上がった勘違いをしている時代遅れの店主だったりしたら、もうこの先凋落することは間違いないだろう。
(「和ゆう膳」の九条ねぎ背脂醤油らーめん)
午後は、久しぶりにバーグマンの映画鑑賞に充てる。映画「白い恐怖(Spellbound)」は、1945年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。監督はアルフレッド・ヒッチコックだ。バーグマンの絶頂期の作品と言われ、美貌と演技力がともに存分に発揮されているのだという。
あらすじは、以下のとおり。
バーモント州の精神科医院の新病院長に就任したエドワーズ博士は、白地に縞のある模様を見ると発作を起こすという奇妙な病癖を持つ。やがて彼はエドワーズ博士とは別人であることが発覚する。
本物のエドワーズ博士はどこにいるのか不明のまま、疑いの目は「彼」(グレゴリー・ペック)に向けられるが、病院の勤務医で、「彼」と愛し合うようになっていたコンスタンス(イングリッド・バーグマン)は「彼」の無罪を信じ、2人は協力して発作の原因である「彼」の記憶をたどっていく。
警察に追われる身となった2人は、コンスタンスの恩師のブルロフ博士を訪ねる。ブルロフ博士は事情を知ると「彼」の記憶をたどる手伝いをする。その結果、エドワーズ博士がスキー場で亡くなったことがわかると、コンスタンスと「彼」は現場となったスキー場に向かい、そこで「彼」はエドワーズ博士が崖から転落して亡くなったこと、そして自分が「ジョン・バランタイン」であり、事故現場を目撃していたことを思い出す。
こうして事件は解決したと思われたが、警察が確認したエドワーズ博士の遺体は事故死ではなく、背後から銃で撃たれていたことが判明し、ジョンはエドワーズ博士殺害の容疑で逮捕され、有罪判決を受ける。
それでもジョンの無罪を信じ続けるコンスタンスは、エドワーズ博士とは会ったことがないと明言していた前病院長のマーチソン院長が、実はエドワーズ博士と面識があると漏らしたことから、この院長が怪しいと睨み、彼と対峙する。
追い詰められた院長はコンスタンスを銃で撃とうとするが、エドワーズ博士の殺害は神経衰弱で責任能力なしとされる可能性があるのに対し、今ここでコンスタンスを殺害すれば計画殺人として確実に死刑となるとのコンスタンスの言葉に、結局、その銃で自らを撃つ。
こうして無罪放免となったジョンはコンスタンスと結婚し、新婚旅行に向かうのだった。
(バーグマンとグレゴリー・ペック)
夜も読書。北京冬季オリンピックの開会式は、たくさんの中国人を見ることになってしまうことを気持ちが受け付けず、観ないことにした。団体のチャイニーズからは、旅先などでその唯我独尊ぶりをたっぷりと見せつけられて、反感すら抱くようになってしまっている。
今後、宮本常一関連の本をまとめて読んでみるというのはどうだろうかと思っているのだが、まずはどこからか読んでみないことにはどう対応すべきかわからない一面もある。なので、すでに入手している3冊の関係本の中から手始めに「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」(佐野眞一著、文春文庫、2009)を読んでみることにした。
1996年11月初出の単行本を2009年4月に文庫本として発行されたもの。
読み始めた第1章には宮本について、「ゲートルばきの宮本は、山口県周防大島の百姓という以外何一つ肩書らしい肩書をもたず、しばしば富山の薬売りと間違えられながら、戦前、戦中、そして高度成長期以後の荒廃する日本列島を、おそらく胸ひきさかれる思いで歩いた。それでいて、宮本の文体に一切の詠嘆調も湿りっ気も感じられないのは、貧農の出身という彼のたくましい出自や、蘭天的なパーソナリティーに大きく由来している。それに加えて、長い民俗調査で培った該博な知識が、宮本をニヒリズムの淵に追いやることから救った」と記されている。
映画に時間を取られたので、この日はこれを30ページと、「街道をゆく」を60ページ読んだ。
(宮本常一と渋沢敬三)
株式市況をウォッチしながら、朝から「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」の「丹波篠山街道」の部分を読む。丹波篠山も城址周辺をたっぷり歩いてきているのでイメージできるが、司馬が巡った頃は今ほどに再開発はされていず、古色蒼然とした雰囲気も読み取れる。
昼前からは同書の「堺・紀州街道」へ。グーグルマップを見ながら、部屋に居ながらにして知らない街を散策したような気になれるのも、あながち退屈なことではない。
(「篠山河原町妻入商家群」は、妻入り屋根の建物がどこまでも続く 2020.10.25)
香澄町の居酒屋「和ゆう膳(なごみゆうぜん)」がランチタイムにラーメンをやっていると知り、昼食はここで。季節限定だという九条ねぎ背脂醤油らーめんを300gの大盛りにしてもらい、950円。
背脂と、煮干からにじみ出た脂が強い濃厚なスープは、焦がし風味も感じられて美味。これにブラックペッパーを多めに加えて味わう。ラーメンに加えるネギは多いほうがいい人間にとって、山盛りの九条ねぎはうれしい限り。最近は山形でも何店舗かで九条ネギをフィーチャーするところを見かけるようになってきた。自家製の中太麺は量があり、たっぷり食べられる。スープが冷めてしまうのではないかと思えるほどに分厚くて大きなチャーシューも見事だ。
食材を惜しみなく使っている印象があり、文句なしにうまかった。こういう店が増えるのはうれしいことだが、こうなるとラーメン専門店もうかうかしていられない。値上げやコストカットなどで店側の論理ばかりを優先させ、客本位であることを見失いかけたりしていると、知らず知らずのうちにタイヘンなことになるゾ。ましてや、俺のラーメンを食わせてやるからヨロコベ、客は俺が選ぶんだ、などと思い上がった勘違いをしている時代遅れの店主だったりしたら、もうこの先凋落することは間違いないだろう。
(「和ゆう膳」の九条ねぎ背脂醤油らーめん)
午後は、久しぶりにバーグマンの映画鑑賞に充てる。映画「白い恐怖(Spellbound)」は、1945年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。監督はアルフレッド・ヒッチコックだ。バーグマンの絶頂期の作品と言われ、美貌と演技力がともに存分に発揮されているのだという。
あらすじは、以下のとおり。
バーモント州の精神科医院の新病院長に就任したエドワーズ博士は、白地に縞のある模様を見ると発作を起こすという奇妙な病癖を持つ。やがて彼はエドワーズ博士とは別人であることが発覚する。
本物のエドワーズ博士はどこにいるのか不明のまま、疑いの目は「彼」(グレゴリー・ペック)に向けられるが、病院の勤務医で、「彼」と愛し合うようになっていたコンスタンス(イングリッド・バーグマン)は「彼」の無罪を信じ、2人は協力して発作の原因である「彼」の記憶をたどっていく。
警察に追われる身となった2人は、コンスタンスの恩師のブルロフ博士を訪ねる。ブルロフ博士は事情を知ると「彼」の記憶をたどる手伝いをする。その結果、エドワーズ博士がスキー場で亡くなったことがわかると、コンスタンスと「彼」は現場となったスキー場に向かい、そこで「彼」はエドワーズ博士が崖から転落して亡くなったこと、そして自分が「ジョン・バランタイン」であり、事故現場を目撃していたことを思い出す。
こうして事件は解決したと思われたが、警察が確認したエドワーズ博士の遺体は事故死ではなく、背後から銃で撃たれていたことが判明し、ジョンはエドワーズ博士殺害の容疑で逮捕され、有罪判決を受ける。
それでもジョンの無罪を信じ続けるコンスタンスは、エドワーズ博士とは会ったことがないと明言していた前病院長のマーチソン院長が、実はエドワーズ博士と面識があると漏らしたことから、この院長が怪しいと睨み、彼と対峙する。
追い詰められた院長はコンスタンスを銃で撃とうとするが、エドワーズ博士の殺害は神経衰弱で責任能力なしとされる可能性があるのに対し、今ここでコンスタンスを殺害すれば計画殺人として確実に死刑となるとのコンスタンスの言葉に、結局、その銃で自らを撃つ。
こうして無罪放免となったジョンはコンスタンスと結婚し、新婚旅行に向かうのだった。
(バーグマンとグレゴリー・ペック)
夜も読書。北京冬季オリンピックの開会式は、たくさんの中国人を見ることになってしまうことを気持ちが受け付けず、観ないことにした。団体のチャイニーズからは、旅先などでその唯我独尊ぶりをたっぷりと見せつけられて、反感すら抱くようになってしまっている。
今後、宮本常一関連の本をまとめて読んでみるというのはどうだろうかと思っているのだが、まずはどこからか読んでみないことにはどう対応すべきかわからない一面もある。なので、すでに入手している3冊の関係本の中から手始めに「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」(佐野眞一著、文春文庫、2009)を読んでみることにした。
1996年11月初出の単行本を2009年4月に文庫本として発行されたもの。
読み始めた第1章には宮本について、「ゲートルばきの宮本は、山口県周防大島の百姓という以外何一つ肩書らしい肩書をもたず、しばしば富山の薬売りと間違えられながら、戦前、戦中、そして高度成長期以後の荒廃する日本列島を、おそらく胸ひきさかれる思いで歩いた。それでいて、宮本の文体に一切の詠嘆調も湿りっ気も感じられないのは、貧農の出身という彼のたくましい出自や、蘭天的なパーソナリティーに大きく由来している。それに加えて、長い民俗調査で培った該博な知識が、宮本をニヒリズムの淵に追いやることから救った」と記されている。
映画に時間を取られたので、この日はこれを30ページと、「街道をゆく」を60ページ読んだ。
(宮本常一と渋沢敬三)
2022.02.06
20220205 土
休日なので目覚めても静かにし、7時15分起床。ああ、雪が積もっている。雪かき? いやだよナ。しばらく様子を見ると称して、やらない方向に傾いている。
朝の作業をしたあとは、株式市場が休みなので、お気楽に本を読み始める。「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」の「堺・紀州街道」のつづきから始めて、「北国街道とその脇街道」へ。
堺では、紀州街道沿いの「船待神社」近くでの雨宿りで出会った60歳前後のにぎやかな理容店の旦那が登場する。神社近くの角にある、江戸期から続いている床屋だと語っていたが、グーグルマップで見てみると、今はもうなくなっているようだった。堺には、中世末期に自由都市として栄えた面影は極めて少ないようだ。
「北国街道……」では、敦賀で泊まった和洋折衷ホテルの経営合理化ばかりが前面に出てしまっている客あしらいに辟易している。マップを見ながら読めば、どこのホテルについて述べているのか一目瞭然なのが楽しい。敦賀では気比の松原にも赴いていた。
これを夜までに90ページ余り読んで、読了する。
(敦賀の「気比の松原」 2019.5.24)
昼食は、自宅で生ラーメンを食べる。つれあいがつくるラーメンは具だくさんで、いつも満腹になるのだった。
午後は、長男から連絡があり、これから孫を連れて向かうとのこと。はるき君と会うのは3週間ぶりだが、赤ん坊から幼児への階段を少しずつ上っていることがわかる。来月には満1歳となる。
その間、施設から電話。施設には今日の午前中に洗濯物等を持参し、玄関口で母と話をしてきているので、このタイミングの電話は至急の連絡事項なのかもしれない。そう思って受話器を上げたところ、相手は母で、いつもと変わらない繰り言だった。ぼそぼそと話すので80%ほどは何を言っているのか理解できなかったが、彼女の場合電話をかけて自分が話すことにしか思いがいっていないため、わからなくたってお互いにちっとも困らないのだった。
(okinawa-image)
孫たちが帰った15時以降は、北京オリンピックジャンプ男子ノーマルヒル予選を観る。期待の小林陵侑は4位につける。
テレビを見ながら、おそらく去年の夏以来ぐらいにモバイルパソコンを開き、作動状況をチェックする。幸いにしてバッテリーはまだ死滅していないようだが、普段使いのデスクトップパソコンと比較すると動作が遅くて辟易する。そろそろこれを使うような旅をしたいのだが、それはまだしばらく先のことなのだろうか。
夜になってからは、ジャンプ女子のノーマルヒル決勝。結果、スロベニアが1、3位を取り、高梨沙羅は2回目で追い上げたもののメダルに届かず4位。高梨以外の日本勢の伊藤有希、勢藤優花、岩渕香里の各選手は、1回目は好位置につけたものの2回目が冴えずに順位を下げ、それぞれ13、14、18位に入った。
(ドイツのザイファルト選手は美人で有名らしい)
就寝は24時。
朝の作業をしたあとは、株式市場が休みなので、お気楽に本を読み始める。「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」の「堺・紀州街道」のつづきから始めて、「北国街道とその脇街道」へ。
堺では、紀州街道沿いの「船待神社」近くでの雨宿りで出会った60歳前後のにぎやかな理容店の旦那が登場する。神社近くの角にある、江戸期から続いている床屋だと語っていたが、グーグルマップで見てみると、今はもうなくなっているようだった。堺には、中世末期に自由都市として栄えた面影は極めて少ないようだ。
「北国街道……」では、敦賀で泊まった和洋折衷ホテルの経営合理化ばかりが前面に出てしまっている客あしらいに辟易している。マップを見ながら読めば、どこのホテルについて述べているのか一目瞭然なのが楽しい。敦賀では気比の松原にも赴いていた。
これを夜までに90ページ余り読んで、読了する。
(敦賀の「気比の松原」 2019.5.24)
昼食は、自宅で生ラーメンを食べる。つれあいがつくるラーメンは具だくさんで、いつも満腹になるのだった。
午後は、長男から連絡があり、これから孫を連れて向かうとのこと。はるき君と会うのは3週間ぶりだが、赤ん坊から幼児への階段を少しずつ上っていることがわかる。来月には満1歳となる。
その間、施設から電話。施設には今日の午前中に洗濯物等を持参し、玄関口で母と話をしてきているので、このタイミングの電話は至急の連絡事項なのかもしれない。そう思って受話器を上げたところ、相手は母で、いつもと変わらない繰り言だった。ぼそぼそと話すので80%ほどは何を言っているのか理解できなかったが、彼女の場合電話をかけて自分が話すことにしか思いがいっていないため、わからなくたってお互いにちっとも困らないのだった。
(okinawa-image)
孫たちが帰った15時以降は、北京オリンピックジャンプ男子ノーマルヒル予選を観る。期待の小林陵侑は4位につける。
テレビを見ながら、おそらく去年の夏以来ぐらいにモバイルパソコンを開き、作動状況をチェックする。幸いにしてバッテリーはまだ死滅していないようだが、普段使いのデスクトップパソコンと比較すると動作が遅くて辟易する。そろそろこれを使うような旅をしたいのだが、それはまだしばらく先のことなのだろうか。
夜になってからは、ジャンプ女子のノーマルヒル決勝。結果、スロベニアが1、3位を取り、高梨沙羅は2回目で追い上げたもののメダルに届かず4位。高梨以外の日本勢の伊藤有希、勢藤優花、岩渕香里の各選手は、1回目は好位置につけたものの2回目が冴えずに順位を下げ、それぞれ13、14、18位に入った。
(ドイツのザイファルト選手は美人で有名らしい)
就寝は24時。
2022.02.07
20220206 日
7時起床。朝からわりと強めの粉雪が降っており、この段階で今日は外には出ずに家で大人しくしていることに決定。
カキモノを中心に活動し始め、11時までに書籍の読後インプレを6本仕上げ、書き疲れたので読書に移行する。しかし、インプレを書き終えていない本はまだ20冊以上残っており、これが平穏に暮らす上での小さな精神的プレッシャーになっている。こういうものを地道にこなしておかないと、旅のスケジュールを練るための時間などいつまでたってもやってこない。
家で明太子スパゲティの昼食を食べ終えたあとの午後は、1時間~30分ほどのディレイで「別府大分毎日マラソン」を観る。強い北風の吹く中での闘いとなり、35kmを過ぎて向かい風をまともに浴びるようになってからも6人が集団を形成し、すごくいいレースとなった。先週見たペースメーカーばかりが目立つ「大阪国際女子マラソン」とは大違いの見応えで、マラソンはやはりこうでなくてはいけない。
結果も素晴らしく、初マラソンの西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7分47秒の大会新記録かつ、初マラソン歴代2位の好タイムで優勝。2時間9分以内かつ6位以内という条件をクリアした6人がMGCの出場権を得た。
(39km過ぎ、先頭に立つ西山雄介(中央)と、2位の鎧坂哲哉(右)、3位の藤曲寛人)
夜は、北京冬季オリンピックの男子ノーマルヒル決勝を観る。1回目、追い風が吹き上位陣の記録が伸びない状況の中で小林陵侑が104.5mを飛んで一人健闘し、首位につける。2回目は、100mに達しなかったがしっかりまとめて金メダル。やってくれた。
ジャンプの金は長野五輪の船木和喜以来24年ぶり、ノーマルヒルでは札幌五輪の笠谷幸生以来50年ぶりとのことだ。これらはいずれもライブで見ることができていて、仕合せなことではある。
(小林陵侑がジャンプ陣24年ぶりの金メダル!)
本日の読書は、「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」。
宮本常一は1907年生まれ。22年に小学校を卒業し、島で家の仕事を手伝っていた宮本は、1923年に故郷を離れ、その後大阪の逓信講習所で学び、郵便局に職を得て、局備え付けの住民簿を閲覧することで零細民の暮らしに興味を持つようになり、民俗学を志向する萌芽を得ている。それは彼が18歳のときだった。それから大阪で教職に就くが、結核に倒れて島に戻り……。といった部分が、1、2章で記されている。
第3章で、渋沢恵三の人となりや家族関係、宮本と渋沢との関わりなどについて述べられる。
寝入るまでに100ページ読む。
(宮本の故郷、周防大島)
今日はスポーツ観戦が楽しめたいい一日だった。
23時半、就寝。
カキモノを中心に活動し始め、11時までに書籍の読後インプレを6本仕上げ、書き疲れたので読書に移行する。しかし、インプレを書き終えていない本はまだ20冊以上残っており、これが平穏に暮らす上での小さな精神的プレッシャーになっている。こういうものを地道にこなしておかないと、旅のスケジュールを練るための時間などいつまでたってもやってこない。
家で明太子スパゲティの昼食を食べ終えたあとの午後は、1時間~30分ほどのディレイで「別府大分毎日マラソン」を観る。強い北風の吹く中での闘いとなり、35kmを過ぎて向かい風をまともに浴びるようになってからも6人が集団を形成し、すごくいいレースとなった。先週見たペースメーカーばかりが目立つ「大阪国際女子マラソン」とは大違いの見応えで、マラソンはやはりこうでなくてはいけない。
結果も素晴らしく、初マラソンの西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7分47秒の大会新記録かつ、初マラソン歴代2位の好タイムで優勝。2時間9分以内かつ6位以内という条件をクリアした6人がMGCの出場権を得た。
(39km過ぎ、先頭に立つ西山雄介(中央)と、2位の鎧坂哲哉(右)、3位の藤曲寛人)
夜は、北京冬季オリンピックの男子ノーマルヒル決勝を観る。1回目、追い風が吹き上位陣の記録が伸びない状況の中で小林陵侑が104.5mを飛んで一人健闘し、首位につける。2回目は、100mに達しなかったがしっかりまとめて金メダル。やってくれた。
ジャンプの金は長野五輪の船木和喜以来24年ぶり、ノーマルヒルでは札幌五輪の笠谷幸生以来50年ぶりとのことだ。これらはいずれもライブで見ることができていて、仕合せなことではある。
(小林陵侑がジャンプ陣24年ぶりの金メダル!)
本日の読書は、「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」。
宮本常一は1907年生まれ。22年に小学校を卒業し、島で家の仕事を手伝っていた宮本は、1923年に故郷を離れ、その後大阪の逓信講習所で学び、郵便局に職を得て、局備え付けの住民簿を閲覧することで零細民の暮らしに興味を持つようになり、民俗学を志向する萌芽を得ている。それは彼が18歳のときだった。それから大阪で教職に就くが、結核に倒れて島に戻り……。といった部分が、1、2章で記されている。
第3章で、渋沢恵三の人となりや家族関係、宮本と渋沢との関わりなどについて述べられる。
寝入るまでに100ページ読む。
(宮本の故郷、周防大島)
今日はスポーツ観戦が楽しめたいい一日だった。
23時半、就寝。