fc2ブログ
2021.08.01 20210731 土
 6時起床。今日も蒸し暑くなるぞ。
 8時からオリンピック中継が始まっていて、それを見るともなく見ているうちに時間が経ってしまう。陸上競技の女子100mハードル予選では、寺田明日香がこの種目日本勢として21年ぶりとなる準決勝進出を決めた。

terada asuka 20210731
(女子100mHで準決勝進出を決めた寺田明日香)

 11時前に、洗い替えとたくさんの食料を持って母の施設に赴く。この日はわりと話ができるような状態で、一時帰宅や眼科への通院をしたいといつもの内容だが、今すぐにでもといったこれまでとは違い、この暑さでは楽でないのでそれが収まってからにしたいと言うのだった。正しい判断だと思いますよ。

 その後は、嶋南の「麺工房華みずき」へ。本当はすぐ近くの韓国料理店を狙ったのだが、そこは開店時刻が12時と遅く開いていなかったので、こっちでいいかと。
 冷しラーメンの大盛り、750+100円。
 見た目がきれいだなというのが第一印象。 そして、魚種はわからないが、スープは出汁の風味がちょっぴり和風でとてもおいしい。このやさしさを多少引き締めようと、ブラックペッパーのほかにラー油を垂らしてみた。うん、おいしい。かけ過ぎは禁物だろうけれど。
 パツパツとした感じの低加水の固茹で麺も秀逸で、麺量もしっかり。トッピングも豊富で充実。チャーシューは豚と鶏の2種で、ワカメは生なのかもしれずふわふわとした食感だ。
 冷やしラーメンはこうでなくてはという点がほぼすべて網羅された1杯。料金以上の充実感があった。

hanamizuki 202107
(「麺工房華みずき」の冷しラーメン)

 午後からは野球予選リーグのメキシコ戦。初戦に続きこのゲームも先取点を取られて始まる。しかし、日本チームは山田哲人の3ランホームランなどで加点し、7-4でリーグを1位で通過した。これからは負けたら終わりのベスト8のトーナメントとなる。

yamada tetsuto 20210731
(野球予選リーグは、山田哲人の3ランが出て逆転勝ち。)

 新種目の柔道混合団体では、準々決勝でドイツと当たる。日本のメンバーは阿部詩、大野将平、新井千鶴、向翔一郎、素根輝、ウルフ・アロン。6人中5人が個人戦の金メダリストで、これは勝たないはずがないでしょ。ところが、先鋒の阿部が足を取ったという判定で反則負けし、次鋒の大野もよもやの技ありを取られて2連敗。アナウンサーと解説者が急に色めき立つ。ここから新井は技ありから押さえ込んで一本勝ちし、向は背負い投げで優勢勝ち、素根も大内刈り2回の技ありで一本、ウルフもゴールデンスコアに入ってすぐに技ありを取り、準決勝に進む。
 準決勝では、ROC(ロシアオリンピック委員会)と対戦し、先鋒の大野が開始30秒過ぎに横車を決めて一本勝ち。2戦目は、新井とタイマゾワ。個人戦の準決勝で死闘を演じた二人による4日ぶりの再戦だったが、小外刈りからの押さえ込みで新井が1本で返り討ちにする。勢いに乗った日本は、そのまま4連勝し、4-0で勝って決勝進出を決めた。
 ナイトセッションの決勝戦は、新井、向、素根、ウルフ、芳田司、大野で臨む。相手はフランス。新井は一階級下の金メダリストに技あり2つを取られて敗退。続く向も負け、素根が合わせ技一本で巻き返すも、次のウルフの相手は柔道界の王者リネールで、善戦するも延長戦で敗れてあとがなくなる。芳田も早い時間帯であえなく負けて、日本は銀どまりとなる。この敗北の衝撃は、56年前の東京オリンピックの重量級でオランダのヘーシンクに金を攫われたときの敗北感とよく似ている。

judo kongo dantai 20210731
(フランスに敗れて銀の、柔道混合団体)

 夜は、男子サッカーの準々決勝のニュージーランド戦。今夜もしっかり勝ってくれるのではないかと、なでしこジャパンとは違って楽観的な気分で観始めたが、なかなかタフな相手で、120分闘って決着がつかずPK戦へ。NZの2人目をGK谷晃生が止め、3人目は枠外に飛ぶ。この間日本は上田綺世、板倉滉、中山雄太が決め、4人目の吉田麻也もきっちり決めて、このゲームをものにし、ベスト4に進出した。
 次はスペイン戦。ここを勝てば、1968年のメキシコ大会以来のメダルが確定する。

soccer pksen 20210731
(サッカー男子準々決勝、PK戦に勝ち喜ぶ日本チーム)

 陸上競技のナイトセッションは、深夜になってから録画で。男子走り幅跳び、男子100mの予選、新種目の混合1600mリレーと女子100mの決勝など。
 走り幅跳びには日本から、橋岡優輝、城山正太郎、津波響樹の3選手が出場し、橋岡が1回目で条件をクリアする8m17を跳んで、全体3位で37年ぶりの決勝進出を決める。
 男子100mは、山縣亮太、多田修平、小池祐貴の3選手が出場したが、いずれも平凡な記録で準決勝には進めず。日本男子がこの種目で準決勝に進めなかったのは2004年のアテネ大会以来4大会ぶりとのこと。

hashioka yuuki 20210731
(走り幅跳びでは、橋岡優輝が決勝進出を果たす)

yamagata ryota2 20210731
(陸上男子100mは、3人とも予選敗退)

 この日の陸上種目最後の女子100mの決勝では、ジャマイカのトンプソンヘラが優勝し、ジャマイカの3選手が表彰台を独占。トンプソンヘラのタイムは世界歴代2位の10秒61で、ジョイナーが1988年ソウル大会で打ち立てた五輪記録を33年ぶりに塗り替えた。

women100 jamica 20210731
(女子100m決勝では、トンプソンヘラが優勝し、ジャマイカ3選手が表彰台独占)

 25時過ぎにやっとこさ観終え、ぐったりしてすぐさま眠りへ。

 弘前公園の北側の若党町界隈には武家屋敷通りが残っていて「弘前市仲町伝統的建造物群保存地区」となっている。
 藩政時代の弘前城下は、上町・仲町・下町の3区域に分けられていて、城の東南部の上町は上級武士の町、城の西部一帯から岩木川までの下町は比較的下級の武士たちの町、そして若党町を中心とする仲町は御家中屋敷と呼ばれ、住居構えに武家屋敷としての街並が色濃く残され、旧伊東家、旧梅田家、旧岩田家、旧笹森家が無料公開されている。
 亀甲門そばの堀端にある「石場家住宅」は、江戸中期のもの。もともとは津軽藩出入りの商家で、主としてわら工品を扱ったが、後に米や肥料などの小売りもしたという。現在は酒屋。津軽地方の商家の遺構として貴重なのだそうだ。

1550_20210725074713c94.jpg
(石場家住宅)

1560_20210725074715f89.jpg
(「弘前市仲町伝統的建造物群保存地区」の若党町の通り1)

1570_20210725074716637.jpg
(若党町の通り2)

 「旧笹森家住宅」は、弘前市伝建地区内に現存する最古の武家住宅。建築当初は地区内の東部にあったが、市が部材を解体保存し、2012年に現在地に移築復元したものなのだそうだ。東隣には大きくて新しい高齢者住宅が立っていて、やや情緒に乏しい感じがする。「南嶋探険」を記した探検家の笹森儀助は弘前藩士の子だが、この家と何らかの関係があるのだろうか。
 「旧伊東家住宅」は、元藩医を務めた家柄の住宅で、昭和50年代に市内元長町から伝建地区に移築されたもの。
 「旧梅田家住宅」は、江戸時代末期に建築された知行100石ほどの武士の家で、1985年に弘前市が在府町からこの場所に移築復元したもの。
 「旧岩田家住宅」は、1800年前後に建てられた、城下の中級武士の住宅。上記3軒についてはいずれも移築でやや鼻白むが、これについては移築ではないようだ。外見的にも最も立派そうだが、木曜日は休みで入れず。

1575.jpg
(旧伊東家住宅)

1580_20210725074719bd9.jpg
(旧梅田家住宅)

 次は、津軽三味線生演奏が聴けるのがウリの「津軽藩ねぷた村」へ。
 1時間に1回の間隔で行われる生演奏は、次の回が概ね40分後の11時半から。始まるまでの間、館内を見て歩く。生演奏の会場にもなる「ねぷたの館」には、高さ10m、幅8mの超大型ねぷたなどが展示されている。ヤーヤ堂では、弘前ねぷたなどに関するビデオを見ることができ、「蔵工房たくみ」では客が極端に少ない時期にもかかわらず津軽塗、津軽こぎん刺し、弘前こけし、津軽凧などの製作実演が行われていた
 お待ちかねの津軽三味線の生演奏は、この日の演者は葛西頼之(かさいよしゆき)で、彼は現在開催されている津軽三味線の全国大会・世界大会において全階級・全部門制覇を成し遂げた津軽三味線の超達人らしい。津軽三味線には従来の奏法とバチを叩きつける奏法があると言い、その2つの奏法で津軽じょんがら節を聴かせてくれた。とりわけ叩く演奏は音量が何段か上がってすごい迫力。それを目と鼻の先に見て聴くことができるので、鳥肌モノなのだった。

1590_20210725074741af5.jpg
(「津軽藩ねぷた村」のエントランス)

1600_20210725074742752.jpg
(「ねぷたの館」の超大型ねぷた)

1610_20210725074744ad9.jpg
(「ねぷたの館」では、津軽三味線の生演奏を聴くことができる)

1620_2021072507474525d.jpg
(この日の奏者は実力者葛西頼之)

 ここからは、市内中心部に点在する洋館を中心にいくつか見て歩く。
 「カトリック弘前教会」。
 1910年建造の、尖頭のあるロマネスク様式、木造モルタル造りの聖堂。祭壇は、アムステルダムにある聖トマス教会から特別に譲り受けたもので、ゴシック様式。幼稚園が併設されている。内部のステンドグラスも美しいらしい。

1630_20210725074747b5f.jpg
(カトリック弘前教会)

 「日本基督教団弘前教会教会堂」。
 1906年建設の、パリのノートルダム大聖堂がモデルになっているとのことで、2つの塔が印象的な白亜の教会だ。

1640_202107250747487bb.jpg
(日本基督教団弘前教会教会堂)

 「弘前市立百石町展示館」。
 1880年の弘前大火を教訓に「燃えない建物」をと、1883年に「角三呉服店」の店舗として新築されたもの。1917年、津軽銀行(1943年青森銀行に合併)がこれを買い受け、銀行本店として営業する。2001年に青森銀行から弘前市に寄贈され、市は保存活用のための整備を行った。現在は展覧会やイベント会場として使われている。

1650_202107250747507e2.jpg
(弘前市立百石町展示館)

2021.08.02 20210801 日
 6時15分起床。おお、今日から8月だ。
 午前中は陸上競技の女子3000m障害など。

 昼メシはごはんものがいいと思い、およそ1年ぶりに天童市貫津の王将ビジネスホテル内にある「定食屋王将」へ。
 ここの魅力は、列挙すれば、味がいい上にボリュームがしっかりしている、納豆か生卵のどちらかが無料で付けられる、フロア担当女性の「いらっしゃいませー」がすごくいい、ほとんどいつでも開いている、などなど。
 今回は焼肉定食900円にしてみた。生姜香があり味付けがしっかりしていて、厚みのある豚肉を使用したメインディッシュはもちろんおいしい。それに、よく味の染みた大根とがんもどきの煮物と、たっぷりのポテサラという、グレード感の高い小鉢が2品付いている。これにサービスの納豆。
 今回改めて気がついたが、一人用のお櫃にたっぷり入ったごはんがとても美味。ビジネスホテルとはいえ、県内有数の温泉地のホテルが供するごはんはさすがだ。ここは何を食べてもおいしいし、いつも満たされる。

teishokuya ohsho 202108
(「定食屋王将」の焼肉定食)

 午後は、この日から始まったレスリングから。レスリング女子76kg級の皆川博恵とクレコローマンスタイル男子60kg級の文田健一郎がともに夕刻の準決勝に進出。
 競泳は、男女50m自由形、男女1500m自由形、男女400mメドレーリレーの決勝。このうちメドレーリレーでは、女子は8位、男子は3分29秒91の日本新記録でつないだが6位。これで競泳は全競技が終了した。

women 400medley 20210801
(健闘をたたえ合う(左から)渡部香生子、池江璃花子、五十嵐千尋、小西杏奈)

men 400medley 20210801
(記録を見つめる(左から)武良竜也、入江陵介、水沼尚輝、中村克)

 その後は観たい種目が見つからなかったので、テレビを離れてしばらく昼寝をする。このところずっと深夜まで観戦しているので、こういう時間も必要なのだ。
 その間、男子ゴルフでは、松山英樹を含む7人によって銅メダルをかけたプレーオフが行われていて、松山は最初のホールでボギーを打ち脱落、8位タイに終わった。
 ボクシング女子の中継があり、フライ級の並木月海が準々決勝に勝ち残っている。ヘッドギアと大きなグローブを着けてぼかぼかとやっていて、ぼーっとして見ているだけではどちらが有利だったかなんてよくわからない。

matsuyaama hideki 20210801
(銅メダルをかけたプレーオフで敗退した松山英樹)

 夕方からは、レスリングの続き。準決勝で文田が勝って、明日の決勝へ。皆川は敗れて3位決定戦へ。
 卓球女子団体はハンガリー戦。初登場となる平野美宇と、今大会あまり活躍できなかった石川佳純ペアのダブルスからゲームが始まる。素直にがんばれと応援したくなる二人が勝利して、その後のシングルスでも伊藤、平野が連勝して勝ち上がる。

ishikawa hirano 20210801
(ハンガリー戦第1試合のダブルスに臨んだ石川佳純・平野美宇組)

 ナイトセッションの陸上競技。男子100mの準決勝では、9秒台でなければ決勝に進めない時代になっていることを実感し、女子100mハードルの準決勝では寺田の決勝進出はならず。
 男子走り高跳びは戸邊直人が2m27を跳べずに入賞に届かず。2m37で並んだカタールのバーシムとイタリアのタンべリがともにジャンプオフを望まず、2人が同着優勝となる。
 ほかに、男子800m準決勝、女子三段跳び決勝ではベネズエラのロハスが最後の試技で世界記録を出して優勝、男子400mハードル準決勝。
 そして、準決勝から時間ほどしか空けずに男子100m決勝。フライングで1人退場者が出て2度目のスタート、大方の予想を覆し、イタリアのジェイコブスがヨーロッパ記録を更新する9秒80で優勝。オリンピックは何が起こるかわからない。

jacobs 20210801
(男子100m決勝で、イタリアのジェイコブスが優勝)

jacobs2 20210801
(国旗を広げて喜ぶ(左から)銀のカーリー(米)、金のジェイコブス(伊)、銅のドグラス(加))

 今夜は比較的早めにテレビ画面から離れることができ、日が変わる前に眠ることができた。
 読書は、「漆の実のみのる国 上」を80ページ。

 時間は12時15分。そろそろ昼飯を食べておかなければと店を探す。
 下土手町の通りすがりの店では、ランチ営業開始記念としてランチセット通常1,000円のところ、この7、8月は500円で提供していた。むっ、半額? ではここにしてみよう。
 「個室居酒屋山善」という店。ランチセットは和と洋があり、「洋」をセレクト。若い女性店員が「お待たせしました」と運んできたものを見て仰天。これ、すげえゴージャスじゃん。
 五穀米にハンバーグ、生ハム添えのフレッシュサラダと大きなサイズの茹で野菜、フライドポテト、オムレツ、ツナマヨ、グラタン、ピクルス。これにコンソメスープとデザートの抹茶ムース、選べるドリンクが付いて、500円デアルと。
 これは普通、どう考えてもあり得ない。1,000円だって破格だろう。ワンコインで軽く食べるつもりが、大満足の昼食となった。こうなると、この店だけではなく弘前という街自体を好きになってしまいそうだ。

1660_202107250747511db.jpg
(「個室居酒屋山善」のランチセット“洋”は価格破壊の逸品だった)

 町歩きにもどって、「青森銀行記念館」。
 旧国立第五十九銀行本店本館。青森銀行弘前支店脇にあり、1904年に弘前在住の建築家によって建てられたルネッサンス風2階建の洋館だ。

1670_20210725074753bf6.jpg
(青森銀行記念館)

 ここから先は少し距離があるので、車を駐車場から出して向かう。
 その途中に見つけた「弘前れんが倉庫美術館」にも立ち寄る。
 もとは築約100年の歴史を持つ弘前市近代産業遺産の「吉野町煉瓦倉庫」で、これを去年7月、「記憶の継承」をコンセプトにした大規模なリノベーションを行って、アートの発信拠点として生まれ変わったものであるとのこと。
 展覧会により観覧料が異なり、しかもけっこうな値段がするので見学候補地から外していたが、通りかかったので外観だけはチェックしておく。

1680_2021072507475475d.jpg
(弘前れんが倉庫美術館)

 「日本聖公会弘前昇天教会」。
 1900年創建で、現在の建物は1920年建築。イギリス積の赤煉瓦が印象的で、全体はゴシック様式でまとめられている。周囲は市街地再開発の途上のようで、道路は新旧が入り乱れている。あいにくの逆光でいい写真が撮れず。

1690_20210725074756b17.jpg
(日本聖公会弘前昇天教会)

 弘前の中心部を離れる前に、秘密のケンミンSHOWで知った有名洋菓子店「アンジェリック弘前店(Angélique)」でアップルパイが買えたらいいなと思って寄ってみた。
 しかし、ちょうど焼き上がり前の時間帯だったかして、店内は大混雑。残念ながらダメだこりゃとあっさり諦めて退散のはこびに。日持ちがしないものなので、自分だけ1個食べるのならいいが、お土産には不向きなんだよナ。

 次は、市街地の西部に当たる「禅林街」へ。
 全国でも珍しい禅宗(曹洞宗)の寺院33ヶ寺が集合している地域で、老杉の参道の一番奥深くには津軽家累代の菩提寺「長勝寺」がある。その長勝寺まで続く長い並木道沿いに寺院が林のように並び建っていることから禅林街と呼ばれているとのこと。

1700_2021072507475757a.jpg
(禅林街)

 「長勝寺」は、1528年に種里(西郡鯵ヶ沢)に創建され、その後2代藩主信枚が弘前城築城とともに1610年に現在地に移建した寺院。とりわけ立派だったのは、信枚が建立した「三門」だった。

1710_2021072507475944a.jpg
(長勝寺の「三門」)

 禅林街のほぼ東端にあった「栄螺堂(さざえどう)」。
 俗称六角堂。1839年創建。内部は栄螺形の廻り階段になっている構造体で、鮮やかな朱色なのだがこれも逆光。栄螺堂で思い出すのは会津若松にある「会津さざえ堂」だが、大きさ、複雑性、歴史、マニアック度などのいずれをとっても、1796年創建の会津さざえ堂のほうが上だ。
 14時過ぎ、これにて弘前をあとにする。

1720_20210725074800b00.jpg
(栄螺堂)

 鶴田町へと進んで、「津軽富士見湖パーク」に寄る。
 津軽平野の中心に津軽富士見湖があり、その湖上に1994年に木製橋「鶴の舞橋」が架けられている。青森県産の「ひば」を使った全長300mもある優雅な形の橋で、木造の三連太鼓橋としては日本一の長さなのだとか。
 駐車場から数百メートルほど遊歩道を歩くと、周囲の囃子からは夏の蝉の声が聞こえ始めている。
 そろそろ青森県を離れる時が迫ってきたので、「鶴の舞橋観光施設ここにもあるじゃ」でお土産のお買い物。生しぼりりんごジュース、リンゴのお菓子、青森煮干しのカップ麺をゲットする。

1730_20210725074802787.jpg
(曲線が優雅な「鶴の舞橋」)

1740_202107250748038e1.jpg
(青森県産の「ひば」を使った木製橋だ)

 このついでにと、近くにあった「鶴の里ふるさと館」も見ておく。
 鶴田町の後中野集落にあった茅葺屋根の上層農家(川村家、築120年)を、1995年にこの地に移築復元したもの。中を見てから外に出るときに、低い入口に頭をぶつけてしまい、痛い。

1750_20210725074805215.jpg
(鶴の里ふるさと館)

1760_20210725074806eb1.jpg
(内部もご自由にご観覧くださいませ)

2021.08.03 20210802 月
 5時45分起床。暑いことには変わりはないが、比較的涼しく感じた夜だった。
 この日の予想最高気温は36℃と、久しぶりに猛暑が戻ってきた。

 午前中は陸上競技の女子1500m予選から。卜部蘭は自己記録を更新し、田中希美は中盤まで先頭を走り、急激にスピードが上がるラスト1周でも脱落することなく、4分2秒33の日本新記録の4着で準決勝へ。すばらしい。
 男子走り幅跳び決勝の橋岡優輝は、4本目以降に進める8人以内に残ったが、自己記録には及ばず、8m10で6位入賞。
 卓球男子団体戦の1回戦は、オーストラリアを相手に水谷隼、張本智和、丹羽孝稀の3選手で無難に通過。

tanaka nozomi 20210802
(女子1500m予選で、田中希美が日本新で準決勝へ)

harimoto tomokazu 20210802
(卓球男子団体1回戦、第2試合に勝利しガッツポーズの張本)

 昼食は、冷麺にしようと思ってとある店を目指したところ、まだ開いていず。開店時刻を30分繰り下げたようだった。なので、そのまま寒河江まで足を伸ばして、寒河江市内では「大盛り食堂わいわい亭」とともに双璧をなしている、本楯のR112沿いにある「定食屋つかさ亭」へ。
 とんかつよりもチキンカツ。メニューには甘酢だれやタルタルの南蛮などもあるが、この日はとんかつソースでいきたい気分だったので、チキンカツ定食830円をチョイス。
 さすが揚げ物得意の定食屋だけあって、衣がサクサクとしていい歯応え。ごはんは大盛りサービスなのでそうすればジャストフィットで、腹9.5分ぐらいまで満たされる。きちんとレモンやカラシが付き、オレンジも添えられ、ほかにフレンチドレッシングのキャベツとスパゲティ。満足、納得のいい定食屋だ。

tsukasatei 202108
(「定食屋つかさ亭」のチキンカツ定食)

 午後は、高飛び込みや体操の種目別などをやっているが、観たいものがそれほどないので、少し休む。というよりも、最高気温が35.4℃まで上がったので半ばブチクン状態。リビングで三方の窓を全開にして昼寝を決め込む。気温は我慢の限界点を超えているが、南よりから時折強めの風が吹き込んでくるのでまだ耐えられる。
 レスリングは、昨日からか勝ち残っていた文田健一郎が銀メダル。しかし、グレコローマン77kg級の屋比久将平は2回戦、女子フリー68kg級の土性沙羅は1回戦で、それぞれ敗退。柔道のようにメダルラッシュとはいかないか。

fumita kenichiro 20210802
(レスリング男子グレコ60kg級決勝で力闘する文田健一郎)

 夜は、バレーボール女子予選リーグのドミニカとの最終戦で、力的にはほぼ互角だろうか。これに勝てば決勝トーナメント進出なのだが、世界7位はなかなか強く、2セットを連取される。3セット目を取って一矢報いるが、反撃もここまで。あーあって感じ。

vs dominica 20210802
(バレーボール女子は予選敗退が決まる)

 卓球女子団体の台湾戦。ダブルスの石川・平野とシングルス1ゲーム目の伊藤で2-0とし、3ゲーム目は平野美宇がオリンピックのシングルスでは初めて登場して勝利し、準決勝へ。伊藤と平野はともに2000年生まれで、伊藤はすっかり勝負師の貌をしているが、平野はまだ少女のようで、試合できるのがうれしくてしょうがないような表情がいい。

 陸上競技は女子5000m決勝。廣中璃梨佳は序盤から果敢にレースを引っ張るが、徐々に後退。しかし最後までがんばり、福士加代子の記録を16年ぶりに更新する14分52秒84の日本新記録で9位に入る。
 また、見られなかったが、男子3000m障害で、三浦龍司が7位入賞を果たしたらしい。

hironaka rurika 20210802
(女子5000m決勝、廣中璃梨佳は日本新記録で9位)

 野球のアメリカ戦。先発は田中将大で必勝態勢の日本。田中の1回は3三振を奪う上々の立ち上がり。日本は1、2回に3塁まで走者を進めるが得点に至らず。
 3回裏に2点を先制するが4回、田中が崩れ、安打3、四死球2で3点を入れられ逆転。田中はこの回で降板となる。
 4回裏、四球のランナーをバントで送り、坂本のタイムリーで同点。
 5回表に3ランHRを浴びるも、その裏、鈴木誠也のソロHRなどで2点を取って、5-6に。
 このよくない流れを、6回に登板した千賀滉大が三者を三振に伐ってとり、点の取り合いは少し落ち着く。
 このまま9回の攻防となり、アメリカの攻撃を封じるため日本はエース大野雄大をマウンドに送るのだが、なんと、録画はここで終わってしまう。民放はCMがやたらと多い上に、平気でこういうことが起こるから嫌いだ。
 仕方がないのでネットで調べると、日本は延長10回、タイブレークの末7-6でサヨナラ勝ちし、準決勝進出を決めたという。長々と観てきていちばんいいところが見られなかったのは悔しい。

baseball vs america 20210802
(日本はタイブレークの末準決勝進出を決めた)

 ということで、今夜も日が変わる。就寝は25時。でもまあ、連日夜更かしをしたって翌朝決まった時間に出かけなければならないわけでもなし、全然平気なんだもんね。これはいわゆるひとつの無職の特権ですよ。
 読書は、「漆の実のみのる国 上」を50ページ。

 つがる市では、「木造駅」を見る。
 JR五能線の駅で、亀ヶ岡石器時代遺跡から出土した遮光器土偶「シャコちゃん」の形をした特徴ある駅として“東北の駅百選”にも選定されているのだそうだ。駅の手前から見えてきた像は異様にデカくて、コレハナンダ?という迫力がある。以前は土偶本体の目が点滅して電車の発着を知らせたのだそうだが、現在は点滅していないようだ。五能線は1日12便だった。

1770_20210725074808b66.jpg
(JR「木造駅」の大迫力な外観)

 ルートを五能線と同じ方向に進み始めて、鰺ヶ沢町では「海の駅わんど」に寄る。
 ここに寄った目的は、道の駅の2階に「鰺ヶ沢相撲館 舞の海ふるさと桟敷」があるからだ。
 化粧回しや貴重なトロフィーなど数多くの特別展示を始め、大相撲の歴史がよくわかるパネル展示、元小結舞の海の展示コーナーなどがあり、相撲ファンならずともとても楽しめるものになっている。
 白眉は、名場面を収録したビデオで、放映されていた「舞の海厳選20番」は見ていて思わず声が漏れてしまうほどに、技のデパート舞の海の全盛期の取り口を見ることができて感動モノ。全部観たいがそうもいかないのが悲しい。これが無料で楽しめるのはすごい。

1780_20210725074809038.jpg
(海の駅わんど)

1790_20210725074837ea9.jpg
(「鰺ヶ沢相撲館 舞の海ふるさと桟敷」のビデオ放映はとても楽しめた)

 また、敷地内には「「赤い靴」記念像」がある。
 鰺ヶ沢町は、童謡「赤い靴」のモデルきみちゃんの義父の出身地であるとのこと。歌の中では女の子が異人さんとともに外国に渡るが、実際にはきみちゃんは病のため渡航することなく、母、義父と離ればなれのまま9歳で亡くなっていると知る。

1800_202107250748389d1.jpg
(「海の駅わんど」には「「赤い靴」記念像」もあった)

 深浦町に入って、次の立ち寄り地は「千畳敷海岸」。
 1792年の地震で地盤隆起し、千畳敷と呼ばれる奇観を呈し、日本の夕陽百選・日本の水浴場55選に認定されているというのだが、それほどいい風景とは思えない。波も穏やかなためか、「汐吹岩」はちっとも汐を吹いていないのだった。

1810_202107250748409df.jpg
(「千畳敷海岸」はパッとせず)

 深浦野町内では、「太宰の宿ふかうら文学館」に寄る。
 太宰治が宿泊し、小説「津軽」にも登場する「旧秋田屋旅館」を改装したもの。太宰が宿泊した「太宰宿泊の間」が当時の雰囲気をそのままに残り、太宰のほか深浦にゆかりの深い文人たちの資料を展示しているというのだが、17時を過ぎているのですでに閉館している。
 「深浦町総合観光案内所(風待ち舘)」も同様で、すでに閉まっていた。

1820_202107250748417ea.jpg
(すでに閉まっていた「太宰の宿ふかうら文学館」)

 17時半に、本日の泊地となる深浦町の「黄金崎不老ふ死温泉」に到着。
 客室・大浴場から日本海が眺望でき、天気のよい日には夕陽や漁火が見られる。目の前に日本海が広がるパノラマ露天風呂が一番のウリだ。
 今回はここのシングルを、二食付きで税込10,450円で予約することができた。温泉旅館に泊まるなどということはこの数年なかったことなので、ちょっぴりうれしいし、期待もしている。

 部屋で荷を解いて一休みし、大相撲の結びの一番を見ずにすぐに、この温泉施設のウリになっている露天風呂へ赴く。だが、手続きが面倒だ。まずは内湯でかけ湯をし、その後体を拭いて浴衣を着、浜辺を50mほど歩き、浴槽脇の棚でまた脱いで入らなければならない。写真撮影も厳禁とのこと。
 濃い黄土色のにごり湯で、浴槽の底が見えないので恐る恐る入る。先客はアラサーぐらいのカップルが入っている。混浴だからそれでかまわないのだが、男性は誰もが丸裸で入るのに、一人の女性だけはワンピースのようなものを着ている、そういう仕組みのようだけれども、それでいいのかなあ。
 あまり居心地がよくないし、洗い場がなく石鹸類が使えないので早々に上がり、その足で室内の大浴場へと直行して体を洗うのだった。

1830_2021072507484374b.jpg
(「黄金崎不老ふ死温泉」のパノラマ露天風呂。撮影厳禁なので拝借画像にて)

 19時に食事処に向かい、沈む夕日を眺めながら夕食をとり始める。観光旅館の従業員が「いらっしゃいませ、お疲れさまでした」と笑顔で気遣いの言葉をかけてくれるのがうれしい。日の入りは19時10分。ひとかけらの雲もなし。したがって、それからの暮れていく夕空の色が赤から青へと変わっていくのを十分に堪能することができた。
 献立は数々の料理からなっていて、地元のものが多く使われている。火にかけた料理の三重連は見事。1時間半ほどしっかり飲んで、しっかり食べる。今回の旅を締めるのにふさわしい夕食となったと思う。

1840_20210725074844d61.jpg
(「黄金崎不老ふ死温泉」の夕食)

 今日は弘前でずいぶん歩いた。日射がきつかったので、両腕と、マスクをしているため顔の上半分の色が赤みを帯びている。鼻の頭が焼けないのはいいが、顔の上下の色が違うのは見栄えがいいものではない。
 23時過ぎ、就寝。
 この日の走行距離は151km。

2021.08.04 20210803 火
 扇風機の首振り常時運転で眠ったところなかなか快適で、6時45分まで眠る。
 山形の予想最高気温は37℃。まったくコノヤロ的な暑さだ。

 午前中、陸上の男子1500m、女子400m、男子200mの予選などを観て、卓球男子団体準々決勝のスウェーデン戦。スウェーデンは強豪らしく、水谷の調子が上がらず第二試合を落としてしまう。しかしなんとか第3、第4試合を獲って勝利する。

niwa harimoto 20210803
(第1試合のダブルスは、丹羽・張本が接戦を制する)

 昼は冷麺が食べたくて、未訪の店舗を2軒巡ってみたが、1軒目は駐車場が満杯、2軒目は定休日でいずれも不発。こうなったら無休のあそこだな。ということで、2か月ぶりに「韓丼山形あかねヶ丘店」に赴き、夏季だけ提供の、本気のビビン冷麺790円を。
 これ、おいしい。酸っぱ辛いタレがとてもよく、これを家庭でつくってもなかなかこうはいかない。どんぶりの底のほうに角氷が4~5個潜んでいて、きりりと冷えてびにゅーんと伸びる冷麺特有の食感が楽しめる。京都発祥の店らしく、トッピングには緑色の九条ネギ。ほかにスライスした大根、キャベツの千切り、茹で卵。これらをくにくにとかき混ぜてタレと混然一体にして食べれば、この暑い季節にはたまらない。
 ええんちゃう、これ。開店した当時の食券システムや急造店員の客あしらいはひどいものだったが、あれから2年近く経って客数も落ち着き店員の質も上がり、いい感じになってきたようだ。

kandon akngok 202108
(「韓丼山形あかねヶ丘店」のビビン冷麺)

 午後からは、ボクシングの男子フライ級準々決勝、田中亮明の試合。男子はヘッドガードを着けないで闘うようだ。際どい判定となったがかろうじて勝ち上がり、メダルが確定する。
 女子フェザー級では、入江聖奈がボクシング女子初となる金メダルを獲得。

 13時までに36.6℃。このまま自室でパソコンを前に活動したいが、この暴力的な暑さは尋常ではなくヤバい。熱中症緊急アラートは午前中から。こうなると、エアコンのない自室にいるのは諦めてリビングにニゲるしかない。
 14時過ぎから自主避難して、涼しい部屋でテレビと本で過ごす。いやぁ快適快適。リビングの中と外では冷蔵庫とそのドアの外ぐらいの温度差があるように思え、いったん涼しいところに馴染んでしまうと部屋の外にはもう出たくなくなる。でも体がなんか変だぞと言っているような気もする。結局この日は37.5℃まで上昇し、今年最高を記録した。
 バレーボール男子準々決勝のブラジル戦を観るが、パワーに圧倒されてストレートで敗戦。

 18時過ぎにバカ暑の自室に戻る。
 夕方からの五輪観戦は、体操男子種目別の鉄棒決勝から。8人中7番目に演技した橋本大輝が唯一15点台を出してトップに立ち、最終演技者が落下した段階で金メダルが決まる。

hashimoto daiki 20210803
(着地もピタリと止めて、橋本大輝が種目別鉄棒で金メダル)

 レスリングでは、男子グレコ77kg級で沖縄出身の屋比久翔平が銅。2回戦で屋比久を破ったレーリンツ(ハンガリー)が金。
 女子フリー68kg級の土性沙羅は、1回戦で敗れたものの敗者復活で救われ、3位決定戦まで来たが勝てず、メダルならず。ちなみに「土性」姓は、三重県津市に多い。
 女子フリー62kg級の川合友香子も明日の決勝にコマを進める。

yabiku shohei 20210803
(男子グレコ77kg級で、屋比久翔平が銅)

 女子卓球団体の準決勝は、香港が相手。石川・平野の第1試合ダブルスを勝って、第2試合から中継が始まる。その後伊藤と平野がシングルスを勝って3-0とし、中国とドイツの勝者と明後日、決勝で対戦する。
 当然だが、温泉卓球とはまったくベツモノのラリーになっている。平野の、足を動かしながら顎を上げる仕草がかわいい。

hirano miu 20210803
(シングルスでもしっかり闘った平野美宇)

 21時を回ってから、録画でサッカー準決勝のスペイン戦を観始める。悲願の頂点に立つにはこの一戦を勝たなければならない。先ごろの壮行試合で対戦して引き分けてはいるが、本戦ともなればスペインはさらに本気を出してくるだろう。勝てば、ブラジルとメキシコの勝者との決勝戦となる。まあ、ブラジルだろう。
 予選リーグと違って、ボールポゼッションは圧倒的にスペイン。こうなると、粘り強い守備とカウンター時の切れ味がポイントになってくる。実際日本はその点よくやっていて、前半はスペインの戦略的な攻撃を何とかしのぎつつ、マイボールになれば堂安、久保のコンビをはじめとしてきびきびと相手ゴールに迫る場面もあった。
 後半11分、DF吉田がいったん反則を取られてPKとなるが、VAR(ビデオアシスタントレフリー)で確認したところボールに行っていたとして反則なしとなり、救われる。
 気が抜けない緊迫した展開が続き、また、後半41分を過ぎたあたりからスペインの怒涛の攻撃が続くが、GK谷を中心に必死に耐える日本。なんとか0-0で90分を終える。
 延長戦に入ると、ほぼ自陣内で攻撃を受ける展開になる。延長後半、半ば頃に日本が波状的に攻め込む場面があってわくわくしたがものにできず、ついに延長後半9分頃にスペインの先制を許してしまう。
 またしても日本は、準決勝の壁を越えることはできなかった。3位決定戦は予選同組だったメキシコと再び闘うことになる。

douan kubo 20210803
(前半、久保と堂安の連携が光る)

yoshida maya20210803
(後半、DF吉田がPKの反則を取られるが、VARで判定が覆る)

tani kousei 20210803
(GK谷の好セーブが何度も日本を救う)

 24時を回ってから、陸上競技のナイトセッションを録画で。男子200mの準決勝、女子800m決勝、男子棒高跳び決勝、女子200m決勝など。
 女子ハンマー投げもやっていたが、アスリートの体型にはそぐわない太った女性たちが鉄の球をブン回してキャーとか叫んでいるのを見る気にはなれないので、そこはすっ飛ばす。投てき種目には興味が湧かないのだ。

 今日もぐったりとなるまでオリンピックを観戦して、25時に就寝。
 「漆の実のみのる国 上」を60ページ。