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2025.01.05 20250104 土
 ぐっすり眠れて、起床7時15分。夜中にトイレに起きる必要がないのがとてもよい。ブログ検索で1年前となる去年1月8日に尿管結石が再発していたことを確認するが、あれ以降は同様のことが起きていないし、前立腺の肥大も収まっているようで、ずっと調子は悪くない。このままずっとおとなしくしていてもらいたいものだ。
 今日は、昨日旅行記を1本仕上げたことだし、急ぎの用事もないので、朝の段階から「読む」ほうを主にして過ごすことにする。

 この日に食べたくなったのは、五目あんかけ焼きそばだ。それなら山形屈指の店でと、1年5か月ぶりに馬見ヶ崎の「中華料理桃李」で食べることに。
 五目焼きソバ900円。思い描いていたものが目の前にサーヴされ、期待した味がそのまま現実になるシアワセ。餡のテカリが唾液腺を刺激してくるし、香ばしい風味は麺の焼き具合がいいからなのだろう。魚介類もしっかり入っている五目あんの油はあまり強くなく、ほどよい。わが家のあんかけ焼きそば評論家のつれあいが言うには、ここは実力バッチリの「江南春」のそれよりもイケルかもしれないとのことだ。
 おいしかったな、これはまちがいなく名品。この店を選んでよかった。

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(「中華料理桃李」の五目焼きソバ)

 午後からは読書を本格化。新たに「誰も書かなかった玉城デニーの青春 もう一つの沖縄戦後史」(藤井誠二著、光文社、2022)を読み始める。伊江島出身の母と米軍関係者だった父を持つ玉城デニー沖縄県知事の青春時代が描かれている。カバー袖にある内容紹介文は、次のとおり。

 玉城デニーは、まさに戦後の沖縄の申し子である。
 何よりも彼は「痛み」を人一倍知る人間である。沖縄がアメリカ世であった時代に沖縄が等しく受けた「痛み」。その出自によってもたらされた理不尽な「痛み」。そしていまの時代に、沖縄が日本政府によって構造的な差別を受け、ネット世界ではデマやハラスメントを受けることの「痛み」。「痛み」を骨身で知っている人間は信頼するに値する、と私は思う。(「あとがき」より)
 故・翁長雄志前知事の遺志を引き継ぐ沖縄県知事・玉城デニー。彼が歩んできた道を辿ることは、沖縄と日本の未来を見つめる旅でもある。沖縄と東京で半移住生活を送るノンフィクション作家が記録した「語り」と「心」の物語。

tamaki denny 20250104  tamaki denny no
(玉城デニーと、「誰も書かなかった玉城デニーの青春」)

 期待していたとおりの読み応えがあり、この日はこれを100ページ。
 夜には寝床で、「飲むぞ今夜も、旅の空」も40ページ。

 ある程度ページ数を稼げたのはよかったが、読む本によってかくもページの進捗度合いは変わるものとも言える。今日読んだ2冊は、内容がわかりやすいし、文庫のページのつくりもゆったりしているので、わりと捗る。しかし、「民族の世界史」などの専門書は内容が難解で、同じセンテンスを3回ぐらい読まないと頭に入ってこないし(専門バカは書き手の文章構成力が低いのだ)、文庫本であっても司馬の「翔ぶが如く」のような古めのものだと文字のポイントがすごく小さい上に行間、文字間の間隔が狭く、現在の文庫本の1.5倍近くの文字が詰め込まれているように思える。

bunko 20250105
(「翔ぶが如く」(上)と「飲むぞ今夜も……」。文庫本でもフォントや行間幅が全く違う)

 今日の日中は昼寝なしだったし、テレビのチャンネルをひととおり見ても年内録り溜めの馬鹿笑い番組ばかりで報道系は一つもないので、早めに店仕舞いし、書を読みて眠らんとす。

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