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2024.12.29
翔ぶが如く(6) 司馬遼太郎
文春文庫 429円+税
1980年3月25日 第1刷
1998年1月10日 第28刷発行
台湾撤兵以後、全国的に慢性化している士族の反乱気分を、政府は抑えかねていた。鹿児島の私学校の潰滅を狙う政府は、その戦略として前原一誠を頭目とする長州人集団を潰そうとする。川路利良が放つ密偵は萩において前原を牽制した。しかし、士族の蜂起は熊本の方が早かった。明治9年、神風連ノ乱である。(カバー裏表紙から)
一般の文庫本よりも文字が一回り小さく、各ページがぎっしりで読みづらい印象がありますが、そのことには惑わされず、急がず着実に読み進めます。
萩の乱に至るまでの前原一誠に関わる人物評などに関する記述がずいぶん長く、このあたりの記述には司馬も書くのに苦労していたのではないかと察しますが、どうだったのでしょう。読む側にとってもなかなか集中してそんな内容に浸潤していくことができず、読むのに苦労した部分です。
神風連の乱の結末が記されて、第6巻は終わります。全10巻。先は長く、まだまだ楽しめます。
(2024.11.5 読)
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