サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

最近のエントリー (20記事)

　2025/01/16 　【J1：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：1名)
　2025/01/13 　【J2：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：56名)
　2025/01/14 　【J3：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【ガンバ大阪 vs 名古屋グランパス】吹田スタジアムのこけら落としに行ってきた。 (生観戦記・中) | | |　

　→　【G大阪×名古屋】吹田スタジアムのこけら落としに行ってきた。 (生観戦記・上) の続き。

■　試合前に行われたOB戦

吹田スタジアムのこけら落としとなるガンバ大阪 vs 名古屋グランパスのニューイヤーマッチのキックオフ予定は14時31分だったが試合に先駆けて2015年限りで現役を引退することになった元日本代表のDF山口智とアテネ五輪代表チームで活躍した「浪速のゴン」ことFW中山悟志の両名の引退記念マッチが行われた。DF山口智は昨シーズンは京都でプレーして、FW中山悟は昨シーズンはFC琉球でプレーした。

試合はガンバ大阪のOB同士の対戦となったが日本サッカー界のレジェンドで創生期のG大阪の監督である釜本邦茂さん、2度もW杯に出場している宮本恒靖さん、元日本代表でスピード溢れるプレーが魅力だった小島宏美さん、2015年はサガン鳥栖の監督を務めた森下仁志さん、G大阪のレジェンドである松波正信さん、創生期のG大阪でゲームメーカーとして活躍した礒貝洋光さんなど錚々たるメンバーが終結した。

お馴染みの暴れん坊将軍の曲に乗ってサプライズで登場したのは俳優の松平健さん。緑のキーパー用のユニフォームを着てゴールマウスを守った。御年62歳。「松平健さん=サッカー」というイメージは無かったので文字どおりのサプライズとなった。出身は愛知県豊橋市。「G大阪とどいうつながりがあるのか？」は分からないが新スタジアム建設のための寄付も行っており、場内にある寄付者一覧にも名前が刻まれている。

#16　引退試合 (山口智&中山悟志)

#17　キーパーの松平健さん

#18　サッカー界のレジェンドの釜本邦茂さん

■　元G大阪の明神智和に対しては大きな拍手

14時を少し回るとアウェイチームの名古屋グランパスの選手紹介が行われた。名古屋のシステムは「4-2-3-1」。GK西村。DF古林、大武、竹内彬、安田理。MF田口、イ・スンヒ、小川佳、矢田、永井謙。FWシモビッチというスタメンになった。GK楢崎とDFオーマンはコンディション不良で欠場。スウェーデン出身で199センチのFWシモビッチが1トップの位置で大卒3年目のMF矢田がトップ下に入った。

名古屋の選手紹介のときに一際大きな声援が送られたのは昨シーズンまでG大阪でプレーした元日本代表のMF明神の名前が呼ばれたときだった。MF明神は2006年から2015年までG大阪でプレーしていくつものタイトルを獲得している。一方で同じG大阪OBとなるDF安田理の名前が呼ばれたときは大音量のボリュームのブーイングが送られた。「愛情のこもったブーイング」という感じではなかったような気がする。

同様に名古屋の小倉新監督の名前が呼ばれるときも大ブーイングが起こるかと思われたがG大阪のサポーターからも拍手と声援が送られた。なにぶん知名度の高い監督なのでこの反応は少し意外だった。試合直前のコレオグラフィは青のエリア内と黒のエリアが交互にある「ガンバカラー」でスタジアムが染まった。この日のチケットはソールドアウト。複雑なコレオグラフィではないがキレイでいい雰囲気になった。

#19　ガンバ大阪のゴール裏

#20　試合直前のコレオグラフィ

■　国歌演奏を行ったのは吹田市出身の葉加瀬太郎さん

試合前の国家演奏を行ったのはバイオリニストの葉加瀬太郎さん。大阪市の吹田市出身なのでまさしく地元民となる。葉加瀬さんはプレミアリーグのアーセナルのサポーターとしても知られている。「東大卒」として知られているタレントの髙田万由子さんと結婚して婿養子に入ったので現在は「髙田太郎」が正式な名前となるが旧姓は葉加瀬。芸名ではなくて「葉加瀬」というのが本名だったのはちょっとした驚きである。

G大阪は「4-2-3-1」。GK東口。DF初瀬、丹羽大、金正也、藤春。MF遠藤、今野、藤本淳、アデミウソン、宇佐美。FWパトリック。注目の新戦力のMFアデミウソンとMF藤本淳の2人は揃ってスタメン出場。トップ下にMFアデミウソンが入って、MF藤本淳は右サイドハーフに入る。日本代表のMF宇佐美は今シーズンも左サイドハーフがメインポジションになりそうだ。大卒ルーキーのFW呉屋はベンチ入りを果たした。

守備的なポジションに怪我人が多数出ている影響もあってG大阪ユース出身でプロ1年目のDF初瀬が右SBでスタメン出場を果たした。左足のキックの精度が高くて左SBのイメージが強い選手であるが「本来の利き足は右」だという。選手名鑑を見ると『両利き』と記載されているので右SBでも左SBでもプレーできる。大きな強みと言える。G大阪ユースの先輩であるDF内田達がバックアッパーとしてベンチに控える。

#21　葉加瀬太郎さんの国歌演奏