■ ドイツ1部のフランクフルトへの移籍が濃厚東山高から鳥栖に進んだMF鎌田は「最も期待を集めている日本人の若手選手の1人」に挙げられる。プロ1年目の2015年は21試合で3ゴールを記録すると2016年は28試合で7ゴール。2016年にフィッカデンティ監督が就任すると大半の試合で「4-4-2」のトップ下の位置で起用されて攻撃の中心を担うようになった。惜しくも本大会のメンバーには選ばれなかったが手倉森JAPANでプレーした経験もある。
鳥栖というJ2時代からFW豊田がエースとして攻撃陣を引っ張ってきた。「FW豊田を抑えることが出来れば鳥栖に勝利することができる。」という時期が長かったがここ最近はFW豊田とMF鎌田の2枚看板になっている。今シーズンから「7番」を背負っているMF鎌田に対してブンデスリーガ1部のフランクフルトやブレーメンなどが関心を寄せており、今夏にフランクフルトに移籍するのが確実な情勢になっている。
すでに正式オファーが届いており、移籍金は2億円とも報じられている。フル代表でプレーした経験の無い選手としては破格の額と言えるだろう。オフ期間中は欧州を訪問して現地で欧州サッカーを観戦するなど海外サッカーに強い興味と関心を示していた選手であるが1つの夢が現実になろうとしている。日本代表のキャプテンのMF長谷部が在籍している点は欧州初挑戦のMF鎌田にとっては心強い限りである。