サガン鳥栖→ フィッカデンティ監督が就任して2年目の鳥栖は5勝5敗4分けで12位に位置する。3位のG大阪との差は「6」のみ。逆に16位の広島との差は「9」。今の時点で広島との差は大きいので降格ゾーンのことは意識する必要はない。すぐ下の13位に位置する清水との差も「5」。12位の鳥栖までの12チームが一つの塊で、清水よりも下の6チームがもう1つの塊になりつつある。鳥栖は「中位グループの一番下」とも言える。
14試合で16得点/17失点となる。得点数が12位タイ、失点数は11位タイ。得点数も失点数もどちらも真ん中よりもやや下になるが、オフにはGK権田やMF原川やMF小野裕などネームバリューのある選手の獲得に成功。開幕直後にはコロンビア代表経験のあるFWイバルボの獲得にも成功した。「メンツ的にはクラブ史上最高」と言える陣容だったことを考えると「12位という順位はやや物足りない。」と言えるだろう。
ホーム戦は5勝1敗。開幕の柏戦(H)こそ逆転負けを喫したが以降は5連勝中。今シーズンもホーム戦で強さを発揮しているが、逆にアウェイ戦は0勝4敗4分けと未勝利のまま。J1の18クラブの中で一番西にあるクラブなので他クラブと比較すると「移動が大変」というハンディを抱えている。ベアスタでは熱狂的な応援が期待できる点も1つの理由だと思うがホームとアウェイでこれほどの差が生じるのは不思議である。