FC東京→ 昨オフは日本代表クラスの実力を持つFW大久保、MF永井謙、MF高萩、DF太田宏、GK林彰洋を獲得。その上、開幕直後の3月1日(水)に2016年のJ1の得点王のFWピーター・ウタカの期限付き移籍での獲得に成功した。大型補強に成功したFC東京は当然のことながら「優勝候補の一角」に挙げられていたが14節を終えた時点で7勝4敗3分けで勝ち点「24」。首位の柏との差は「6」。好位置に付けている。
14試合で21得点/13失点。攻守のバランスはとれている。得点数は浦和→G大阪→C大阪→柏に次いで5番目、失点数はC大阪→G大阪に次いで3位タイ。得失点差「+8」も5番目なので数字的には優れている。「補強の目玉」だったFW大久保は何だかんだで13試合で6ゴール。J1の得点ランキングで3位タイに付けている。2016年は33試合で15ゴールだったのでゴールペース的には昨シーズンとほとんど変わらない。
チームの成績は良い部類と言えるが、『やや期待ハズレ』、『物足りない。』という声もある。FW大久保、MF永井謙、DF太田宏、FWピーター・ウタカと魅力的な選手が増えたことで期待度が高まっていた反動とも言えるが、内容で相手を圧倒する試合やすっきりした形の勝利が少ないのは確か。取りこぼしも少なくない。J1の18クラブの中で「もっとも評価の難しいクラブ」であることも間違いないところである。