ガンバ大阪G大阪はここまで7勝2敗4分けで勝ち点「25」を稼いでいる。ACLの日程の関係で1試合消化が少ない中、首位の柏との差は「5」、2位のC大阪との差は「3」。延期された試合が鹿島戦(H)なので『勝ち点「3」を計算しにくい相手』であることは間違いないが好位置に付けている。13試合で26得点/12失点。得点数も失点数もともにリーグ2位。得失点差「+14」もリーグ2位タイ。攻守のバランスが取れている。
吹田スタジアムが完成して2年目となる昨シーズンはホーム戦で苦戦を強いられた。17試合で8勝5敗4分けという成績だったが、今シーズンは7試合で3勝1敗3分け。1試合平均の勝ち点は2016年が1.65、2017年は1.71。今シーズンも同様で「G大阪にしては勝ち点ペースはやや低め」と言えるが、アウェイでは6試合で4勝1敗1分け。順調に勝ち点を積み上げている。14節の磐田戦(A)がアウェイでの初黒星だった。
6月の2連戦の日本代表メンバーにGK東口、DF三浦弦、MF井手口、MF今野、MF倉田の5人が選出されているが、「充実したシーズンを送っている選手が多いこと」を如実に示している。表1のとおり、開幕前の評価は必ずしも高くなかった。鹿島→浦和→川崎F→FC東京→神戸に次ぐ6番手評価だった。MF阿部浩(川崎F)とMF大森(神戸)の2人が流出した影響を心配する声は多かったが上手くやり繰りが出来ている。