※ 2022年10月1日(金)の時点。
サガン鳥栖→ オフにMF樋口雄(→鹿島)、DF大畑(→浦和)、DFエドゥアルド(→横浜FM)、MF仙頭(→名古屋)、FW山下敬(→FC東京)などたくさんの主力が流出した鳥栖だったが開幕から順調に勝ち点を積み上げた。30節を終えた時点では9勝7敗14分けで勝ち点「41」。8位と上位争いに絡んでいる。4位のC大阪との差は「7」なのでACLの出場権獲得は難しくなったが前評判はあまり高くなかったことを考えると称賛に値する。
「流出した選手の穴を埋めることを期待して獲得した選手の多くが活躍している。」というのがとにかく大きい。MF福田晃、FW宮代、MF堀米勇、DFジエゴ、DF原田亘の5人は主力として活躍しており、MF藤田直、FW垣田、MF小野裕なども貴重な戦力になった。若手はMF岩崎が飛躍してE-1 サッカー選手権の日本代表に選ばれた。5ゴールのMF本田風もU-21日本代表に召集されるなど飛躍の1年になった。
秋以降はパリ世代のFW西川潤の活躍も光っているが何と言っても川井監督である。愛媛FCでの3年間の成績は18位→19位→21位だった。当時の愛媛FCの戦力を考えると3年連続で下位に低迷しても「致し方なし」と言えるがJ2で結果を出せなかった監督である。川井監督の招聘に関しては賛否両論あったが「強い信念を持ってチーム作りが出来る点」を評価して川井監督に託してものの見事にハマった。