ヴィッセル神戸→ 2016年の2ndステージは2位と大躍進した神戸はオフにFW田中順(柏)、MF大森(G大阪)、MFウエスクレイ(セアラー)、MF高橋秀(FC東京)、DF渡部(仙台)など実力者を大量に補強した。注目を集めていた元ドイツ代表のFWポドルスキの加入は最終的には夏にずれ込んだが大半のポジションに有力選手を揃えることに成功した。開幕前の時点では「優勝候補の一角」と言われたが開幕4連勝。最高のスタートを切った。
6節を終えた時点では5勝1敗。首位に立っていたが7節以降は2勝4敗2分けと勝ち点が伸び悩んだ。2016年のJ1の得点王のFWレアンドロが開幕の清水戦(A)で負傷交代するアクシデントが発生。「左膝前十字靭帯損傷および外側半月板損傷で全治6か月」と長期離脱することになったのは大ダメージだった。開幕前の高い期待値を考えると「やや物足りない。」と言えるが、それでも7勝5敗2分けで8位に付けている。
14試合で17得点/14失点なので守備陣は頑張っている。韓国代表のGKキム・スンギュは絶対的な守護神として君臨しており、ともに186センチとサイズに恵まれているDF渡部とDF岩波のCBコンビを中心とした「中央の堅さ」はJ1屈指。セットプレーでの失点はわずか「2」のみ。C大阪・川崎Fと並んでリーグ最少となる。その一方でセットプレーから奪った得点は「4」のみ。リーグワースト4位タイなので意外と少ない。