浦和レッズ→ 開幕前の時点では「今シーズンのJ1は鹿島と浦和の2強の争い」と言われていた。2強の一角である浦和は開幕の横浜FM戦(A)こそ2対3で逆転負けを喫したが2節からの7試合は6勝1分け。8節を終えた時点では6勝1敗1分けで勝ち点「19」。2位のG大阪との差は「4」。頭1つ抜け出た状態で独走態勢に入りつつあったが9節以降は1勝3敗1分けと低調。14節を終えた時点では7勝4敗2分けで6位に位置する。
ACLの日程の関係で1試合消化は少ないが首位の柏との差は「7」。結構な差がついている。悲願のリーグタイトル獲得のためには負けられない試合が続いていくが、春先の爆発力は見事だった。6節の仙台戦(H)は7対0で大勝したが「3ゴールや4ゴールは当たり前」という時期もあった。アジアの舞台でも攻撃力を発揮して見事にGL首位で決勝トーナメント進出が決定。ラウンド16では済州Uを倒してベスト8入りを決めた。
とにかく今シーズンは攻撃陣の頑張りが目立つ。13試合で16失点というのは例年と比べるとやや多いが13試合で33ゴールというのはJ1で断トツの1位。2位のG大阪が26ゴール、3位のC大阪が25ゴールということを考えると1チームだけ異次元の数字である。その中でもFW興梠の活躍が目立ちに目立っている。13試合で11ゴール。シュートの正確さが今シーズンは際立っており、得点ランキングの首位を独走している。