■ 今シーズンの無冠が確定した。ルヴァン杯の準決勝は9月25日(日)に行われたが広島ならびにC大阪が決勝進出を果たした。広島はリーグ戦も好調、天皇杯もベスト4進出を果たしたので数字上は三冠の可能性もある。C大阪は2年連続の決勝進出となったが2021年度の大会は決勝戦で名古屋に0対2で敗れて2度目のルヴァン杯制覇を逃した。今シーズンは広島に対して3戦全敗。苦手にしているがリベンジを果たす絶好のチャンスがやって来た。
西日本のチーム同士の対決になるが「3年計画の3年目」となる浦和は準決勝でC大阪にトータル1対5で大敗して決勝進出を逃した。ACLは決勝進出を果たしたがリーグ戦はすでに2位以下が確定済み。天皇杯も敗れたので今シーズンの無冠が確定した。夏場に調子を上げてゴールラッシュの試合が続いた時期もあったがここに来て失速中。C大阪との対戦は今回の試合が4回目だったが0勝3敗1分けに終わった。
過去3試合は浦和もいい形を作った。C大阪に上手く守られてしまったが今回は「惨敗」と表現するしかない試合になった。1対1で1stレグを終えたので「初戦でアウェイゴールを獲得した浦和がやや有利」という声が多かったが決勝進出のためには最低でも1ゴールが必要なC大阪が過去の3試合とは打って変わってアグレッシブなサッカーを見せた。浦和が立ち上がりから慎重な試合運びを見せたのとは対照的だった。
浦和にとってはショッキングな敗退と言える。「1stレグの結果が1対1」というのはどちらにとっても悪くはない結果である。C大阪にとっても悲観するような結果ではなかったが、やはり、2ndレグをホームの埼玉スタジアムで戦うことが出来るというのは浦和にとってはプラスである。浦和の選手やサポーターは自信をもって2ndレグを迎えたと思うが立ち上がりからC大阪のハイプレスに合ってビルドアップで苦労した。