【名古屋×鳥栖】 得点感覚と勝負強さを持ったMF谷口博之 → 3勝5敗で勝ち点「9」の名古屋グランパス(15位)と、5勝3敗で勝ち点「15」のサガン鳥栖(5位)の試合は前半28分にMF金民友のクロスからFW豊田が決めてアウェーの鳥栖が先制する。8節終了時点でJ1の得点ランキングで首位に立つFW豊田は今シーズン7ゴール目となった。しかし、前半40分にMF枝村が得たPKをDF闘莉王が決めて名古屋が1対1の同点に追い付く。開幕戦以来のゴールとなったDF闘莉王は今シーズン2ゴール目となった。前半は1対1で終了する。
後半10分に鳥栖はDF闘莉王のハンドで得たPKをMF金民友が決めて2対1と勝ち越しに成功するが、後半39分に鳥栖のCBのDF坂井のバックパスをかっさらったFW永井が決めて名古屋が2対2の同点に追い付く。1トップで起用されたFW永井は今シーズン2ゴール目となった。2対2で迎えたロスタイムに鳥栖は右SBのDF丹羽のクロスを途中出場のMF谷口が合わせて3対2と勝ち越しに成功する。結局、後半48分のMF谷口がゴールが決勝点となって、鳥栖が3対2で競り勝った。
8節を終えた段階で5位と好調の鳥栖はこれで3連勝となった。シュート数は名古屋が14本で、鳥栖が17本。最後の最後に決勝ゴールが生まれたが、鳥栖が決定機を逃すシーンが多くて、鳥栖が大勝することもあり得る展開だった。後半39分に名古屋が同点に追いついていた場面も鳥栖のDF坂井のバックパスのミスがきっかけだったので、アウェー戦ではあったが、2対2の引き分けに終わっていたら、鳥栖は不十分に感じるところだった。MF谷口の決勝ゴールには価値がある。
その直前にFW豊田が決定機を迎えてシュートはクロスバーに直撃したが、セカンドボールを拾って波状攻撃を仕掛けた。攻撃のときに後ろから湧いてくる枚数に関しては、名古屋と鳥栖で大きな差があったと言える。MF谷口は開幕スタメンを飾って、開幕戦でゴールを決めたが、ここ最近はスタメンから外れている。波の激しいところは課題であるが、得点感覚と勝負強さを持っているので、こういう選手がベンチにいるのは心強い。MF谷口の力で勝ち点を2つ上積みすることができた。
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◆ まとめ #768 【J1】 名古屋 vs 鳥栖、清水 vs 仙台 (2014/4/29)
【名古屋×鳥栖】 得点感覚と勝負強さを持ったMF谷口博之
【清水×仙台】 FW長沢の代役は誰になるのか?
→ 4月26日(土)に行われたJ1の第9節の中から、名古屋と鳥栖の試合、清水と仙台の試合の2つをピックアップしました。ホームで勝利した清水はこれで4連勝となりましたが、エース格に成長したFW長沢が不在で、しっくり来ない部分も感じられました。代役を誰にするのか?というのは、今後の注目ポイントと言えます。
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