【讃岐×栃木SC】 期待の大型ストライカーのFW瀬沼優司→ 開幕5連敗と苦しいスタートを切った昇格初年度のカマタマーレ讃岐と、2勝1敗2分けとまずまずのスタートを切った栃木SCの試合はホームの讃岐ペースで進んでいく。3月30日(日)に行われた5節はホームで磐田に0対2で敗れて初黒星を喫した栃木SCは「4-1-4-1」から「4-2-3-1」に戻してきたが、なかなか攻撃が噛み合わなくて、ほとんどシュートチャンスを作れない。決定機もほとんど無かったが、後半41分に右SBのDF山形辰のクロスを185センチのFW瀬沼が頭で合わせてアウェーの栃木SCが先制に成功する。
結局、FW瀬沼の今シーズン5ゴール目が決勝点となって、1対0でアウェーの栃木SCが勝利した。これで栃木SCは3勝1敗2分けで勝ち点「11」となった。MFパウリーニョ、MFクリスティアーノなど主力の多くがチームを去っため、苦戦が予想されていたが、ここまでは予想に反して好成績を残している。一方の讃岐は試合を優位に進めて、何度か決定機を作ったが、またしても勝ち点を得ることはできなかった。これで開幕6連敗となったが、相手をシュート4本だけに抑えた点をポジティブに考えたいところである。
この試合は讃岐は11本のシュートを放ったが、栃木SCは4本だけ。先のとおり、栃木SCの決定機と呼べるシーンは、本当にFW瀬沼のゴールシーンくらい。栃木SCの出来はあまり良くなかった。イージーなミスが多くて、勝利に値するような内容ではなかったが、辛抱して0対0のスコアを維持できたことが勝ち点「3」につながった。ほとんどチャンスを作れなかったので、ゴールの匂いはあまり無かったが、FW瀬沼のような長身フォワードがいると、1つのクロスからゴールが生まれるので、大きな武器となる。
大卒2年目で清水からレンタル移籍のFW瀬沼はこれで6試合で5ゴールとなった。5節の磐田戦は日本代表のDF伊野波らに封じられてほとんど見せ場を作れなかったので、「まだまだ、発展途上の選手である。」と言えるが、185センチの高さだけが武器の選手ではない。動きはシャープで、運動量も多くて、しなやかさをもっている。点を獲るだけでなく、ポストプレーもしっかりとこなしており、1年間、栃木SCで出場機会を得て経験を積むことができたら、J1でも上位クラスのフォワードになれる力を持っている。
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◆ まとめ #751 【J2】 讃岐 vs 栃木SC、湘南 vs 岡山 (2014/4/8)
【讃岐×栃木SC】 期待の大型ストライカーのFW瀬沼優司
【湘南×岡山】 独走体勢に入りつつあるベルマーレ
→ 4月5日(土)に行われたJ2の全11試合の中から讃岐と栃木SCの試合と、湘南と岡山の試合をピックアップしました。開幕前は同じように昇格候補と言われた湘南と岡山の2チームですが、開幕6連勝の湘南に対して、岡山は1勝3敗2分けと苦しいスタートになりました。
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