【徳島×川崎F】 苦しいスタートとなったヴォルティス → 開幕5連敗と苦しいスタートとなった昇格組の徳島ヴォルティスと、2勝2敗1分けながらACLを含めると公式戦は3連勝中と調子が上がってきた川崎フロンターレ の対戦は、前半8分にアウェーの川崎Fが先制に成功する。左サイドでボールを受けたMFレナトの突破から相手のCBのDF福元のオウンゴールを誘ってあっさりと先制ゴールを奪うと、さらに前半11分にもFW大久保が距離のあるところから強烈なシュートを決めて2対0とリードを広げる。2013年のJ1の得点王のFW大久保は今シーズン5ゴール目となった。
2対0で迎えた後半も川崎Fペースは変わらない。後半15分に大卒ルーキーながら左SBでスタメン起用が続いているDF谷口のクロスからFW森島康が決めて3点目を挙げると、後半32分にはCKから元日本代表のMF稲本が決めて4点目を挙げる。MF稲本はリーグ戦では2011年以来のゴールとなった。結局、徳島が放ったシュートは後半ロスタイムのFWドウグラスのシュートの1本だけ。90分を通して完全に試合を支配したアウェーの川崎Fが4対0で圧勝して公式戦は4連勝となった。一方の徳島は開幕6連敗となった。
川崎Fはリーグ戦とACLを並行して戦うタフな日程になっているので、比較的、楽な形で勝ち点「3」を獲得できたのは大きいと言える。徳島は「3-4-2-1」を採用して、引いて守ってくることは十分に予想できたが、MFレナトの突破から前半8分という早い段階で先制できたのが大きかった。2点目のFW大久保のゴールはスーパーゴールで、2対0になったことで勝利の確率はグンと高まった。2対0になった後はなかなかチャンスを作れなかったが、特に慌てる様子もなくて、選手たちは落ち着いて戦うことができた。
初めて日本代表候補に選出された注目のFW小林悠はコンディション不良で欠場となったが、代わりにスタメン起用されたFW森島康が2点目のゴールの起点となって、3点目は自らの左足で決めて見せた。そこまでボールに絡むことは出来なかったので、トータルの出来はまずまずといったところで、特別、良かったわけではないが、高さと運動量とガムシャラさがあって、川崎Fにはいないタイプである。今後、膠着した展開を打破するときに必ず必要になってくる選手なので、彼に初ゴールが生まれたのは大きい。
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◆ まとめ #752 【J1】 徳島 vs 川崎F、大宮 vs 神戸 (2014/4/9)
【徳島×川崎F】 苦しいスタートとなったヴォルティス
【大宮×神戸】 躍動するFWペドロ・ジュニオール
→ 4月6日(日)に行われたJ1の全9試合の中から徳島と川崎Fの試合と、大宮と神戸の試合をピックアップしました。ともに攻撃陣が好調で開幕前の予想を上回る成績を残している大宮と神戸の試合はいい試合になるかと思われましたが、予想に反してアウェーの神戸が圧勝しました。神戸のカウンターは迫力があります。
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