■ 予想以上のヴィッセル神戸今年はW杯イヤーなので、J1は5月中旬から7月中旬まで約2ヶ月はW杯のため中断期間が設けられている。5月17日(土)と5月18日(日)に14節が行われて、15節は7月18日(土)に予定されているので、とりあえずとして14節までの14試合をどう戦うかがポイントになってくる。14節までを一区切りと考えると、4月11日(金)と4月12日(土)に行われるJ1の7節が前半戦の折り返し地点になるが、何だかんだで、今シーズンは前評判の高いチームの多くが上位に付けており、順当な順位に落ち着いているチームが多い。
もちろん、例外もいくつかある。5勝1敗で首位を走っている鹿島アントラーズも予想を上回る好成績を残しているチームと言えるが、昇格組のヴィッセル神戸も開幕前の予想を大きく上回る成績を残している。当然のことながら、昇格組の3チームの中では、たくさんのタイトルを獲得してきたG大阪の評価が最も高かったが、G大阪はエースのFW宇佐美を欠いていることもあって苦戦している。対して神戸は3勝1敗2分けで勝ち点「11」と上位争いに加わっており、サプライズを起こしているチームの1つと言える。
オフにFWマルキーニョス、FWペドロ・ジュニオール、MFシンプリシオ、MFチョン・ウヨンとJリーグで実績のある選手をたくさん獲得して、さらには守備の要になることを期待して名古屋からDF増川を獲得した。実績のある選手を獲得できたが、外国人選手は総入れ替えとなった。チームが出来上がるまでは時間が必要で、「ギャンブル性の高い補強」だと思われたが、ここまで上手くいくとは予想できなかった。6試合で勝ち点「11」というのは、昇格1年目ということを考えると申し分ない成績である。
結果が出ているだけでなく、ピッチ上で繰り広げているサッカーも魅力的である。元来、神戸というチームは堅守速攻をウリに戦ってきたが、FWマルキーニョスとFWペドロ・ジュニオールという単独で突破できる選手が加入して、カウンターの威力が増した。ボランチのMFシンプリシオも効果的に攻撃に絡んでくるので、外国人4人+FW小川+MF森岡の6人によるカウンターは迫力満点で、新加入選手はみんな神戸のスタイルに馴染んでいる。スタメンの半数以上が入れ替わったチームとは思えない完成度を誇っている。
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◆ まとめ #754 序盤のサプライズチームの1つはヴィッセル神戸 (2014/4/12)
・予想以上のヴィッセル神戸
・補強組がこれ以上ないほど活躍
・苦労するFW小川慶治朗
→ 6節が終了したJ1は前評判の戦ったチームが上位に付けているので、まずまず順当と言えますが、序盤で旋風を巻き起こしているのは3勝1敗2分けで勝ち点「11」を挙げているヴィッセル神戸です。結果もさることながら、FWマルキーニョス、FWペドロ・ジュニオール、MF森岡を中心とした攻撃陣は破壊力満点で、内容にも高く評価できます。不振のFW小川が絡めるようになると破壊力は増大するでしょう。
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