■ 判定に不服の森保監督4月1日(火)と4月2日(水)にACLの第4節が行われた。Jリーグ王者のサンフレッチェ広島はアウェーでKリーグのFCソウルと対戦したが、前半20分に左サイドのFKから1トップで起用されたFW石原が落としたボールをMF野津田が利き足ではない右足で決めて広島が先制する。その後、FCソウルに同点に追いつかれるが、後半25分に途中出場の韓国代表のMFファン・ソッコが決めて2対1と勝ち越しに成功する。
1点リードで終盤を迎えたが、不可解なジャッジが広島の勝利を奪った。まず、後半42分に相手のCKの場面でDF水本が相手選手のユニフォームを引っ張ったという判定でFCソウルにPKが与えられる。(※ これでDF水本は退場となった。)このPKはGK林卓がビッグセーブで防いだが、さらに後半48分にもペナルティエリア内でDF千葉が相手の動きを邪魔したという判定でFCソウルに2つ目のPKが与えられる。
結局、2本目のPKをFCソウルのFWラファエルが確実に決めて2対2の同点に追いついた。その直後に試合終了のホイッスルが鳴って2対2の引き分けに終わった。広島はこの試合で勝てば2勝1敗1分けとなってグループ首位に浮上するところだったが、あと少しのところで勝ち点「3」を逃した。試合後に森保監督は怒りを露にしていたが、エキサイトする気持ちがよく分かる何とも不可解なジャッジだった。
もちろん、FCソウルのホームゲームなので、FCソウル側に優位な笛が吹かれるのは仕方がない話であるが、この試合は度を越していた。後半8分のFCソウルの同点ゴールも「オフサイドだったのでは?」と思われるような抜け出しから生まれている。同じくらいの戦力のチームと戦うとき、1試合に何度も不可解なジャッジがあると勝てるチャンスは無くなってしまう。受け入れがたいジャッジが何度もあった。
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◆ まとめ #750 アジアサッカー界の問題点が凝縮された試合 (2014/4/7)
・判定に不服の森保監督
・不可解だった2つのPK
・アジアサッカー界の問題点
→ 4月1日と2日にACLの第4節が行われて、Jリーグ王者の広島はアウェーで韓国のFCソウルと対戦しましたが、終了間際に不可解な判定が続出して、2対2の引き分けに終わりました。アジアサッカーの問題点が噴出した後味の悪い試合でしたが、最後までフェアに戦った広島イレブンは称賛されるべきだと思います。
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