【京都×山形】 勝負強さは抜群のFW大黒将志
→ 西京極で行われた京都サンガとモンテディオ山形の試合は前半9分に山形のボランチのMF宮阪がグラウンダーで直接FKを決めて山形が先制する。MF宮阪は6節の愛媛FC戦(H)に続いて2試合連続でFK弾となった。なかなかチャンスを作れない京都だったが、前半39分に右SBのDF石櫃の鋭いクロスをFW大黒が合わせて1対1の同点に追い付く。6節の大分戦(A)でハットトリックを達成した元日本代表のFW大黒も2試合連続ゴールとなった。前半はともにあまりチャンスを作れなかったが1対1で終了する。
山形は後半17分にFW川西を投入すると、流れが良くなる。勝ち越しゴールが決まったのは後半34分で、MF宮阪が右足で放ったミドルシュートが相手DFに当たってコースが変わってゴールイン。MF宮阪の2ゴール目で2対1と勝ち越しに成功する。このまま試合が終わるかと思われたが、後半47分にペナルティエリア内でDFバヤリッツァのパスを受けたFW大黒が決めて土壇場で京都が2対2の同点に追い付く。この日も2ゴールを挙げたFW大黒はこれで7試合で6ゴールとなった。結局、試合は2対2の引き分けに終わった。
京都も、山形も、開幕前の評価はまずまず高かったが、J2は開幕6連勝の湘南が突っ走っている。ちょっと差が付き始めており、上位チームに離されたくないので、両チームともできれば勝ち点「3」の欲しい試合だったが、痛み分けとなった。最後の最後に同点ゴールを許した山形はもちろんのこと、1対1のスコアのとき、何度か決定機を作って先に2点目を挙げるチャンスがあった京都も勝ち点「3」を獲得できる可能性はあったので、両チームとも『勝ち点「2」を失った。』と表現するのが適切ではないか。
山形はこれで2勝2敗3分けとなった。7試合で勝ち点「9」というのはそこまで悪い成績ではないが、自動昇格あるいはPOを狙うチームとしては、やや控えめな数字である。どこかで連勝して勝ち点を積み上げたいが、攻撃に関しては、まだまだである。新加入のMFディエゴのコンディションはまずまずで、MF中島、MF山崎なども悪くないが、得点が期待されるFW萬代は1得点で、FW川西はノーゴールなので、最前線でプレーする選手が結果を出せておらず、連勝街道に突入しそうな雰囲気はまだ感じられない。
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◆ まとめ #757 【J2】 京都 vs 山形、大分 vs 札幌 (2014/4/16)
【京都×山形】 勝負強さは抜群のFW大黒将志
【大分×札幌】 新加入で存在感を発揮するMF末吉隼也
→ 4月13日(日)に行われたJ2の全11試合の中から、京都 vs 山形、大分 vs 札幌の2試合をピックアップしました。京都はなかなか攻撃が機能せずに終盤まで1点ビハインドと苦しい状況でしたが、土壇場で元日本代表のFW大黒が同点ゴールを決めてドローに持ち込みました。ここ2試合で5ゴールと爆発しているFW大黒は頼りになるストライカーで、勝負強さも、存在感も抜群です。
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