【福岡×長崎】 驚きいっぱいの前半の45分間 → 同じ3勝1敗2分けで勝ち点「11」同士のアビスパ福岡とV・ファーレン長崎の試合は予想外の展開となる。立ち上がりから長崎が素晴らしいサッカーを見せて攻守両面で相手を圧倒する。前半10分にCKの流れからMF奥埜が左足で芸術的なボレーシュートを決めて先制すると、前半12分にカウンターから攻撃参加したDF山口貴が決めて2点目を挙げる。さらに、直後の前半13分にはMF東の意表を突くミドルシュートが決まって3点目を挙げる。この場面は福岡のキーパーのGK神山のポジショニングもまずかった。
勢いの止まらない長崎は前半38分にMF古部のクロスからFW佐藤洸が決めて4点目を挙げると、前半48分にはセットプレーから福岡のGK神山がパンチングでクリアしようとしたボールがFW佐藤洸の体に当たってゴールイン。前半だけでアウェーの長崎が5ゴールを奪って5対0とリードしてハーフタイムに突入する。最終スコアはどうなるのかと思ったが、後半は福岡が盛り返して、後半6分と後半17分にゴールを決めて3点差に迫る。ただ、反撃はここまで。結局、5対2でアウェーの長崎が大勝した。
長崎の高木監督にとっては、良かった前半のことよりも、悪かった後半の方が頭に残って、試合後はモヤモヤした感じだったと思うが、前半の長崎の猛攻は凄まじかった。福岡はいつもどおり(必要以上に)ラインを高くして戦ったが、高い最終ラインの裏を突くシーンが続いた。長崎はこの試合は13回もオフサイドに引っ掛かったが、福岡がラインをきっちりとコントロールしていたわけではなかったので、紙一重のシーンが多かった。「福岡が狙ってオフサイドを取った。」という場面は少なかった。
この試合の福岡は「4-1-3-2」という攻撃的な布陣を採用したが、完全に裏目に出た。前目のポジションの人数は多くなるので、パスの出し手の方を封じる意図があったと思うが、長崎の攻撃はMF奥埜とMF東の2人が中心となる。運動量が多くて、隙間でボールを受けるのが上手な選手であるが、アンカーのMF中原1人で対応するのは無理な話である。大差が付いた後、MF城後のポジションを下げてWボランチ気味の布陣にしてから落ち着いたが、プシュニク監督が採用した「4-1-3-2」は大失敗だったと言わざる得ない。
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◆ まとめ #759 【J2】 福岡 vs 長崎、東京V vs 岡山 (2014/4/18)
【福岡×長崎】 驚きいっぱいの前半の45分間
【東京V×岡山】 MF上田康太が起爆剤になるのか?
→ レベルファイブスタジアムで行われた福岡と長崎の試合は前半だけでアウェーの長崎が5点を奪うという誰も予想することのできないショッキングな展開となりました。後半にダレてしまった点は反省材料と言えますが、前半に見せた長崎のサッカーは凄まじいものがありました。一方の福岡は「高すぎるDFライン」が気になるところです。
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