■ 危なげない試合を見せた川崎フロンターレ2014年のACLが開幕して25日(火)と26日(水)に第1節が行われたが、日本勢では川崎Fがホームで貴州人和に1対0で勝利して好スタートを切った。また、広島はホームで北京国安と対戦して1対1の引き分けで、C大阪はアウェーで浦項と対戦して1対1の引き分けだったが、横浜FMはアウェーで全北現代に0対3で敗れた。まだ1節を終えた段階であるが、川崎Fはもちろんのこと、アウェーでKリーグ王者の浦項と引き分けたC大阪もいいスタートを切ったと言えるが、0対3で敗れた横浜FMはかなり苦しくなったと言える。
まず、川崎Fは危なげない戦いを見せた。貴州人和の決定機はほとんど無くて、90分を通して川崎Fが試合をコントロールした。川崎Fは関東圏を襲った大雪の影響で「チーム作りが遅れている。」という話もあったが、全く問題は無かった。期待のMF大島、新加入のMFパウリーニョが存在感を発揮したことも収穫の1つで、昨年は19試合の出場にとどまったCBのDFジェシがいい感じでプレーしている点も好材料と言える。開幕節はホームで神戸と対戦するが、いい状態でJリーグの開幕を迎えることができた。
ちょっと残念だったのは、等々力に視察に訪れていたザッケローニ監督の前で代表復帰を狙うMF中村憲やFW大久保があまりいプレーができなかった点で、大きなアピールのチャンスを生かすことはできなかった。結局、3月5日(水)に行われるニュージーランド戦のメンバーには選出されなかったが、実力はすでに証明しているので、最終登録メンバー23人の中に入ってくる可能性はゼロではない。特にゴール数という分かりやすい数字でアピールできるFW大久保は燃えていると思うので、爆発に期待したい。
先のとおり、アウェーでKリーグ王者の浦項スティーラースと引き分けて勝ち点「1」を獲得したC大阪もいいスタートを切ったと言える。もちろん、前半の早い段階でFW柿谷のゴールが生まれてリードを奪ったので、そのまま逃げ切ることができたら最高だったが、「グループリーグの6試合の中でもっとも厳しい。」と考えられる浦項とのアウェー戦を乗り切ったことで、突破までの道のりが見えてきた。2節と3節はともに長居スタジアムでの試合となるので、ここで確実に勝ち点を積み上げたいところである。
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◆ まとめ #719 ACLのGLの第1節の雑感 (2014/2/28)
・危なげない試合を見せた川崎フロンターレ
・レフェリングに対応できなかったセレッソ大阪
・なかなかACLでは機能しない1トップ
→ ACLが開幕して日本勢は合計ですると1勝1敗2分けでした。ホームで勝利した川崎Fはもちろん、アウェーで最大のライバルである浦項と引き分けたC大阪も好スタートを切ったと言えますが、ホームで引き分けた広島はやや残念な結果で、アウェーで0対3で敗れた横浜FMはGL突破を悲観的にならざる得ない結果と内容だったと言わざる得ません。
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