MF イルファン (ヴァンフォーレ甲府) 1988年8月11日 (25歳)
→ ツイッターのフォロワー数は約427万。「ツイッター王子」というニックネームが付けられているが、インドネシア国籍を持つ選手としては初のJリーガーとなる。ただ、父親がインドネシア人で、母親がオランダ人で、アヤックスやユトレヒトの下部組織で育って、ユトレヒトのときエールディビジで試合に出場している。その後、父親の母国であるインドネシアに渡ってインドネシア代表に召集されたが、国際Aマッチは23試合で6ゴールという成績を残している。非常に国際経験が豊富な選手である。
172センチで66キロとアタッカーとしては小柄であるが、インドネシアリーグではかなりゴールを決めている。スピードやテクニックやシュート技術はかなり高そうだ。甲府では1.5列目でプレーすることになると思うが、決して層の厚いポジションではないのでチャンスはあるだろう。「ビジネスを優先した補強」と批判的な声もあるが、戦力になる可能性はあると思う。インドネシアのスター選手なので、プレッシャーは大きいと思うが、エールディビジでプレーした経験があるというのは大きな助けになるだろう。
MF ミッチ・ニコルス (セレッソ大阪) 1989年5月1日 (24歳)
→ オーストラリア代表で4試合に出場している。そのうちの3試合が昨年の7月末に韓国で行われた東アジアカップとなるので「フル代表の常連」というよりは「もう1ワンランク下の選手」だと思われるが、まだ24歳でロンドン世代に相当する。今後、フル代表で存在感を発揮する選手となる可能性を秘めている。動画を見ると右サイドでプレーしているケースが多いので、C大阪でも右サイドハーフで起用されるのではないか。MFエジノとMF枝村が退団して空いているポジションなのでチャンスはある。
テクニシャンではなさそうで「ゴール前に入っていくプレーが特徴で、得点感覚に優れた選手」と紹介されている。ゴール数が非常に多いので、選手としての系統はMF枝村に似ているかもしれない。ただ、181センチとサイズがあって、ヘディングでのゴールが多い点は異なる。テクニックはMF枝村の方が上だと思われるが、高さも武器になるだろう。MF南野、FW杉本、MF楠神、MFミッチ・ニコルスの4人で1つのポジションを争うことになると思われるが、ハイレベルな争いと言えるだろう。
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◆ まとめ #707 新外国人選手を動画でチェックする (上) (2014/2/13)
→ 今シーズンもたくさんの外国人選手がJリーグに加入しました。そこで、プレー動画で新外国人をチェックしてみました。もちろん、動画だけで能力を評価することはできませんが、プレースタイルに関して、何となくのイメージは湧いてきます。(上)では、甲府のMFイルファン、C大阪のMFミッチ・ニコルスとFWフォルラン、FC岐阜のFWナザリト、仙台のMFマグリンチィ、湘南のMFエデルの6人をピックアップしました。
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