コンサドーレ札幌MF 小野伸二 (シドニー・ワンダラーズ→札幌) A+
DF 薗田淳 (川崎F→札幌) C+
MF 菊岡拓朗 (栃木SC→札幌) B+
GK 金山隼樹 (長崎→札幌) A-
FW 石井謙伍 (愛媛FC→札幌) C+
→ 6月1日に合流予定の元日本代表のMF小野(シドニー)は攻撃を操る文字通りの司令塔役になることが期待されるが、それと同じくらい期待されるのはクラブのブランド力アップに貢献することである。札幌ドームという大きな箱を持っているが、近年は昇格やプレーオフがかかった試合を除くとなかなか席が埋まっておらず、厚別の試合も、札幌ドームの試合も、空席が目立っている。北海道民の誰もが知っているビッグネームを獲得して、スタジアムにお客さんが戻ってくるようなことがあると万々歳である。
J2では屈指のテクニシャンと言えるMF菊岡(栃木SC)の獲得も効果的である。1.5列目や2列目はどちらかというと自分で仕掛けるタイプが多いので、好パスでチャンスを演出できるMF菊岡はチームが不足していたキャラクターと言える。守備的なポジションの選手では、やはりGK金山(長崎)の加入が大きい。2013年のJ2で上位レベルの活躍をしたキーパーなので大きな戦力と言える。GK李昊乗が怪我をした後、ずっとキーパーで苦労していたので、彼がレギュラーに定着するようだとチームは落ち着くだろう。
モンテディオ山形FW 川西翔太 (G大阪→山形) C+
GK 兼田亜季重(愛媛FC→山形) C-
MF 舩津徹也(富山→山形) B+
DF 當間建文(栃木SC→山形) B+
MF 松岡亮輔(磐田→山形) B-
MF ディエゴ(アメリカ-RN→山形) A-
→ 柏や東京Vや京都で活躍したMFディエゴ(アメリカ-RN)は攻撃の軸になれる選手である。なので、話題はMFディエゴに集中しているが、その他の新加入選手も粒ぞろいである。所謂、ビッグネームはMFディエゴだけであるが、チームが不足していた部分を補う効果的な補強ができている。派手さはないが、理にかなった補強ができたと言える。守備的なポジションの選手では栃木SCでDFリーダーとして活躍していたDF當間に大きな期待がかかる。高さはないが、空中戦は強くて、安定感がある。
中盤はMF舩津(富山)とMF松岡(磐田)が加わって層が厚くなった。MFロメロ・フランク、MF宮阪、MF秋葉などはボランチもこなすが、どちらかというと攻撃が得意な選手である。新加入のMF舩津とMF松岡の2人は献身的なプレーができる選手なので、これまであまりいなかったタイプである。ストライカーのFW川西(G大阪)は大怪我で苦しんだ時期があったが、昨年は15試合に出場している。層の厚いG大阪のフォワード陣で結構チャンスを得ていたので、ブレークする可能性を秘めた若手の1人と言える。
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◆ まとめ #712 【J2】 個人別 移籍評価 (その1) (2014/2/19)
→ J2の全22クラブのオフの補強について「S+」から「E-」まで12段階で個人別に評価しました。新卒選手とJリーグ初参戦の外国人選手とJFLから加入した選手は除いています。単純に選手の能力を評価しているのではなくて、新チームに合いそうな選手、不足しているポジションを補うことができる選手を高く評価しています。その1は札幌・山形・水戸・栃木SC・群馬・千葉の6チームです。
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