スプリングバンク 21年 46% 1990年代流通 オフィシャル
SPRINGBANK
21 Years Old
1990's
46% 700ml
グラス:木村硝子 古酒
量:30ml
場所:個人宅(Whisky Link イベント)
時期:不明
暫定評価:★★★★★★★(7)
香り:こげたカラメルソースを思わせるシェリー香、ビターチョコレート、濃く香ばしい麦芽風味。徐々に甘みが開いてきてアップルタルト、ベリー感も漂う。
味:粘性のある濃い口当たり、甘酸っぱいシェリー樽由来の風味に焦がした麦芽の強い風味。ベリーチョコレート、バタークッキー、中盤から塩っぽさが強くなってくる。
余韻はドライでウッディー。ほろ苦くキャラメルの甘みが長く続く。
ダンピー時代のオフィシャルボトル。時期的には1990年代初頭の流通品で、ウエストハイランドとも共通するボトルデザインが採用されています。
モルトの香水とも呼ばれた時代で、木下商事による輸入もされてましたので、この辺りのバンクを飲んで、スプリングバンク党に入党された方も多いのかなと思います。
この21年はシェリー樽原酒の比率が高かったのか、同時期流通の25年よりも色が濃く、香味も明確にシェリー樽のニュアンスが感じられます。
原酒の蒸留時期としては1970年前後となり、バンクらしい麦の厚みのある酒質、後半にかけて塩っぽさがシェリー樽由来の甘みの奥から感じられるのが印象的です。そこまではチョコレートなどのフレーバーがある中で、塩スイーツのようでもありますね。
(以前飲んだ時はそこまで塩気を感じなかったので、体調の違いもあるのかもしれません。)
個人的にスプリングバンクで最強のシェリー系モルトはこのブログでもお馴染み、満点ボトルの通称サマバンク。
今回の21年ははどうかというと、サマバンクというよりはローカルバーレイ傾向のフレーバーであるため、オフィシャルが目指したところと、サマローリが目指したところの違いがあるのかなーと、あくまで推測の域を出ないコトを考えながら楽しんで飲み進める事が出来ました。
個人的にスプリングバンクで最強のシェリー系モルトはこのブログでもお馴染み、満点ボトルの通称サマバンク。
今回の21年ははどうかというと、サマバンクというよりはローカルバーレイ傾向のフレーバーであるため、オフィシャルが目指したところと、サマローリが目指したところの違いがあるのかなーと、あくまで推測の域を出ないコトを考えながら楽しんで飲み進める事が出来ました。
貴重なボトル、ありがとうございました!
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