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カテゴリ:ロッホナガー

ロイヤルロッホナガー トリプルマチュアード フレンズオブクラシック2013

カテゴリ:
 
ROYAL LOCHNAGAR
Triple Matured Edition
Bottled in 2013
Exclusive to the Friends of Classic Malts
700ml 48%

グラス:テイスティンググラス(名称不明)
量:ハーフショット
場所:BAR飲み (Y’s land IAN)
時期:開封直後
暫定評価:★★★★★★(6)(!)

香り:華やかで複雑なオーク香、ドライアプリコット、ほのかに梅酒、甘酸っぱくリッチなフルーティーさ。徐々に木の風味が強くなってきて、ドライな印象。

味:甘酸っぱくリッチな口当たり。アプリコットジャムやリンゴのコンポート、オレンジピールのほろ苦さに麦芽風味が下支えになっている。後半はスパイシーでオーキー、樽感が強くなっていく。
余韻は華やか、ややドライで長く続く。 


日本未入荷のロイヤルロッホナガー、フレンズオブクラシック向け。
3つの樽を使用して熟成が行われており、最初はリフィルオークで熟成され、次はチャーしたアメリカンホワイトオークのホグスヘッド、そして最後はスパニッシュオークという3回の詰替えが行われ、熟成された原酒がバッティングされています。正直、ディアジオ的には良くあるカスクマネジメントという印象ですが、このロッホナガーは良い意味で驚きがありました。

ロイヤルロッホナガーというと、オフィシャルハイエンドの印象はシェリー系ですが、スタンダードな酒質はトーンの高い甘さがメインと言う印象。リフィルオークをうまく使えばもっと良くなりそうな印象もありますが、スタンダードは少し苦労している気がします。
その点、このボトルはフルーティーで好ましいフレーバーが多数あり、古酒感も少し感じられる。バランスの良いレベルの高い仕上がりでした。
しいて弱点をあげるとすれば、あともう少し強く広がる香味だったらというところ。48%でバランスは良いのですが、突き抜けるような要素があったら完璧だったと思います。ただ、それにしたってオフィシャル12年のロッホナガーと比べたら天と地ほどの差を感じます。(っていうかオフィシャルもっとがんばれマジで!)

2013年末のボトリングで、実質的な流通は2014年からですが、現地ではまだ売れ残っているそうで、2016年現在でも普通に購入できるようです。はっきり言ってなぜ売れ残っているのかが分からない十分すぎるクオリティで、これが日本で買えるなら自宅飲み候補筆頭です。
WEBで調べると80ポンドという情報が出てくるのですが、購入者の話では45ポンドくらいだったそうな・・・。
どこか並行で引いてくれませんかねー。

備忘録:OMCロイヤルロッホナガー1973-2001(28年)

カテゴリ:
介錯強化週間のため、飲みきってしまったロイヤルロッホナガー。
OMC グリーントール 1973-2001 50%


評価:★★★★★★(6)

"和三盆、林檎、かすかなミネラル、灰っぽさ。アルコールのキック。
時間経過でオレンジピールのようなアロマ。
トーンの高い甘さというべきか、べたつきはなく爽やか。"


現行品オフィシャルボトルのスタイルから、個人的にロッホナガー=シェリー樽というイメージがあるものの、
ボトラーリリースはクリーンで樽香をあまり感じないものが多い気がします。
(そういえばオールドはそこまでシェリーというスタイルでもなかったか。)

リリースは少ないですが、近年モノもちょい前のモノも、
樽の影響が少ないからか、だいたい同系統。
良くも悪くも大きく外れることのない銘柄だと思います。


うん、いい味だ。

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