■ 絶妙なスルーパスでアシストを記録。今、Jリーグで最も注目を集めている選手というとやはりFWポドルスキ(神戸)である。「Jリーグ史上最高年俸」とも言われるFWポドルスキの一挙手一投足に注目が集まっているが、7月22日(土)に行われた仙台とのプレシーズンマッチに登場。神戸のFWポドルスキがようやくベールを脱いだ。スタメンで前半の45分間だけプレーして前半34分にFW渡邉千の2点目のゴールをアシスト。1アシストの活躍だった。
「もう1人の補強の目玉」と言えるFWハーフナー・マイクはコンディション不良のため欠場。FW渡邉千とFWポドルスキの2トップで、右にMF三原雅、左にMF小川慶、WボランチにMF田中英とMF松下佳が起用されたが、J1の再開初戦となる19節の大宮戦(H)まであと1週間。FWハーフナー・マイクのコンディションがここから急激に上がらない限りは、大宮戦(H)はFW渡邉千とFWポドルスキの2トップになりそうだ。
FWハーフナー・マイクはスーパーサブとしてベンチから出番を待つことになると思われるが、FWハーフナー・マイクの状態が上がって来たらFWハーフナー・マイクとFWポドルスキの2トップで、FW渡邉千が左に回って、MF小川慶が右に回る形がもっともスムーズである。神戸はここまでの18試合で20得点/22失点。攻撃力不足に泣いたがFWポドルスキとFWハーフナー・マイクが加入してメンツは揃った。
■ 目立ったのはプレーの正確さ仙台戦(A)のFWポドルスキは2トップの一角で起用されたが、下がり目の位置でプレーする機会が多かった。「2トップの一角ではなくてトップ下」と表現されても不思議はないほど低い位置でプレーする機会が多かったが、最初の試合とは思えないほどボールは集まってきており、1つの1つのプレーが正確だった。初ゴールはお預けとなったが、FW渡邉千のゴールを生み出したスルーパスは絶妙だった。
2014年にC大阪に加入したFWフォルランと比較されるケースが多いが、共通するのはプレーの正確さである。「日本人選手の技術は上がってきている。」と言われる機会が多いが、世界のトッププレーヤーはとにかくキックが正確。味方へのパスがずれることはほぼ無い。簡単に真似をすることはできないが、両者とも簡単なプレーでもおそろかにせずに味方がプレーしやすい環境を整えることができる。
違いを挙げると「守備での貢献度」や「献身性」になる。この点ではFWフォルランとは段違い。FWポドルスキの方が意識は高かった。FWポドルスキは世界のサッカー界をリードするドイツ代表で主力中の主力として活躍してきた選手なのでチームプレーが染みついている。加入初年度のFWフォルランは守備での貢献度が低すぎた。この点が期待外れに終わった最大の理由に挙げられるがその点では問題なさそうだ。
■ どのくらいのゴールを記録することができるか?J1は残り16試合なので最大で16試合に出場することができる。FWフォルランはJ1でプレーした2014年は26試合で7ゴール、J2でプレーした2015年は前半戦だけで16試合で10ゴールを挙げている。J2でプレーすることになった2年目のFWフォルランはFKだけで3つのゴールを記録するなど結構なペースでゴールを量産したが、FWポドルスキが16試合でどのくらいのゴールを決めることができるのか?は興味深い。
成績を観ていくとドイツ代表では130試合で49ゴールを記録している。アーセナルでの1年目となる12-13シーズンは33試合で11ゴール、2年目の13-14シーズンは20試合で8ゴール、3年目の14-15シーズンは7試合でノーゴール。インテルでプレーした14-15シーズンは17試合で1ゴールのみ。ガラタサライでは1年目の15-16シーズンは30試合で13ゴール、2年目の16-17シーズンは26試合で7ゴールを記録している。
最後にゴールを量産したシーズンはケルンでの最終年となった11-12シーズンの29試合で18ゴール。ここ数年はそこまで所属クラブでゴールを挙げることは出来ていないが、久々に日本にやって来た超・大物助っ人なのでFWポドルスキが期待通りにJ1の舞台でゴールを量産することができるとJリーグならびに日本サッカー界は盛り上がる。J1は残り16試合。残り試合数の半分となる8ゴール程度は期待したい。
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